今回は短いです。すいません
7階に着くと、人がいなくなってきた。
神栄と渚は素早く着替え、みんなは先へ進む。
ここからはVIPフロアとなり、ホテルの者だけに警備を任せずに、客が個人で雇った奴を見張りとして置いているらしい。
「………こっからどーすんだ?殺せんせー」
「こっから先の見張りたちを倒すには、寺坂君の持ってる武器が最適ですねぇ……ヌルフフフ」
寺坂だけはカルマのせいで荷物持ちとなっている。
中には悪習化合物(奥田さん特製)や爆竹、辛い系の物が入っている袋が入っている。
「チッ!お前は透視能力でもあんのかよ……おい木村、あいつらおびき出してこいや」
「俺が?どうやってだよ」
木村はE組の中で足が一番速い。だから寺坂は木村を指名したのだ。
「じゃあこう言ってみな木村…」
こういう時のカルマは怖いな……。
木村は指示通りに私兵の近くで立ち止まる。
そして、
「あっれェ〜〜?脳みそ君がいないなァ〜〜。こいつらは頭の中まで筋肉だし……。人の形してんじゃねぇよ、豚肉共が!」
と言いながら少しずつ離れて行く。
それを聞いた私兵は黙っていない、
ダッシュで木村を追う。
「おい、待てコラ」
そしてこちらに来た瞬間、
スタンガンでビリッ☆と殺った。
「タコに電気やったらどーなるのか気になって買ったのに、まさかこんな形でお披露目とは思わなかったぜ」
「いい武器ですが、その2人の胸元を探ってください」
寺坂が男の胸元から取り出したものは、
本物の拳銃だった。
「千葉君、速水さん、この2つの拳銃はあなたたちが持ちなさい。まだ烏間先生は精密な射撃ができるまではいっていません。現時点で一番それを使えるのは、あなたたちです。ただし、先生は殺すことは許しません。君たちの腕なら、殺さずに倒す方法はたくさんあるはずです」
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8階、コンサートホール。
そこに1人の男がいる。
男の名は、『ガストロ』
ガストロは口に拳銃を咥えて、目つきを変えた。
「14……?いや、15匹か、呼吸も若い、ほとんどが10代。驚いた、動ける全員で乗り込んできたのかよ」
ガストロは一発、撃ち放つ。
人間にではなく、照明の光に向かって。
「言っとくが、このホールは完全防音で、この銃はホンモノだ。すなわちお前ら全員殺すまでだーれも助けにこねぇってことさ」
ガストロは銃をクルクルしている。
その瞬間、速水がガストロの持っている銃に向けて一発撃つ。
しかし、大きく外れて照明にヒットした。
(実弾!?まさか手下のM60をパクったのか!?)
するとガストロは、照明をつけた。
神栄達のいる位置からは、照明のせいでガストロがよく見えない。
「ハハハッ!いーねぇ!意外と美味い仕事じゃねぇか!ハッハハハ!」
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明日は本編の更新はありません。
次回は、E組vsガストロですね。
明日(4/25)は今後の展開について語る予定