神栄 碧と暗殺教室   作:invisible

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今回は短いです。すいません


第56話 武器の時間

 

 

7階に着くと、人がいなくなってきた。

 

 

神栄と渚は素早く着替え、みんなは先へ進む。

 

 

 

ここからはVIPフロアとなり、ホテルの者だけに警備を任せずに、客が個人で雇った奴を見張りとして置いているらしい。

 

 

 

「………こっからどーすんだ?殺せんせー」

 

 

「こっから先の見張りたちを倒すには、寺坂君の持ってる武器が最適ですねぇ……ヌルフフフ」

 

 

 

寺坂だけはカルマのせいで荷物持ちとなっている。

 

 

中には悪習化合物(奥田さん特製)や爆竹、辛い系の物が入っている袋が入っている。

 

 

 

 

 

 

「チッ!お前は透視能力でもあんのかよ……おい木村、あいつらおびき出してこいや」

 

 

 

「俺が?どうやってだよ」

 

 

 

木村はE組の中で足が一番速い。だから寺坂は木村を指名したのだ。

 

 

 

 

「じゃあこう言ってみな木村…」

 

 

こういう時のカルマは怖いな……。

 

 

 

木村は指示通りに私兵の近くで立ち止まる。

 

 

 

そして、

 

 

「あっれェ〜〜?脳みそ君がいないなァ〜〜。こいつらは頭の中まで筋肉だし……。人の形してんじゃねぇよ、豚肉共が!」

 

 

 

と言いながら少しずつ離れて行く。

 

 

それを聞いた私兵は黙っていない、

 

 

 

ダッシュで木村を追う。

 

 

 

「おい、待てコラ」

 

 

 

 

そしてこちらに来た瞬間、

 

 

 

 

スタンガンでビリッ☆と殺った。

 

 

 

 

「タコに電気やったらどーなるのか気になって買ったのに、まさかこんな形でお披露目とは思わなかったぜ」

 

 

 

「いい武器ですが、その2人の胸元を探ってください」

 

 

 

寺坂が男の胸元から取り出したものは、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本物の拳銃だった。

 

 

 

「千葉君、速水さん、この2つの拳銃はあなたたちが持ちなさい。まだ烏間先生は精密な射撃ができるまではいっていません。現時点で一番それを使えるのは、あなたたちです。ただし、先生は殺すことは許しません。君たちの腕なら、殺さずに倒す方法はたくさんあるはずです」

 

 

 

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8階、コンサートホール。

 

 

 

そこに1人の男がいる。

 

 

 

男の名は、『ガストロ』

 

 

 

ガストロは口に拳銃を咥えて、目つきを変えた。

 

 

「14……?いや、15匹か、呼吸も若い、ほとんどが10代。驚いた、動ける全員で乗り込んできたのかよ」

 

 

 

ガストロは一発、撃ち放つ。

 

 

 

人間にではなく、照明の光に向かって。

 

 

 

「言っとくが、このホールは完全防音で、この銃はホンモノだ。すなわちお前ら全員殺すまでだーれも助けにこねぇってことさ」

 

 

 

 

 

ガストロは銃をクルクルしている。

 

 

 

その瞬間、速水がガストロの持っている銃に向けて一発撃つ。

 

 

 

しかし、大きく外れて照明にヒットした。

 

 

 

(実弾!?まさか手下のM60をパクったのか!?)

 

 

 

 

するとガストロは、照明をつけた。

 

 

 

神栄達のいる位置からは、照明のせいでガストロがよく見えない。

 

 

 

 

 

 

「ハハハッ!いーねぇ!意外と美味い仕事じゃねぇか!ハッハハハ!」

 

 

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明日は本編の更新はありません。


次回は、E組vsガストロですね。


明日(4/25)は今後の展開について語る予定



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