新キャラ登場!
暗殺旅行、3日前。
神栄の家にある人がやってきた。
「やぁ、碧。久しぶりじゃの」
神栄の父の方のじいちゃん、神栄 黒紀(かみさか くろき)である。
神栄の家の隣のやや大きい一軒家に住んでいる。
「……じいちゃん、何の用だ?」
「あれじゃ!授業参観したいんじゃ!お前がどんな授業を受けてるか気になっての!」
現在、夏休みです。
「じいちゃん……今夏休みなんだけど……」
「その辺は大丈夫じゃ、先生に給料あげればいいからの」
そういう問題じゃねぇよ。
とはいえ、じいちゃんの要望を聞かないと大変なことになるので、仕方なく引き受けた。
じいちゃんが去った後、神栄は素早く殺せんせーに電話した。
「殺せんせー!明日じいちゃんが授業参観したいって言い始めたんだ!どうすればいい!?」
「ヌルフフフ、簡単ですよ。烏間先生がやればいいじゃないですか」
「烏間先生は明日確か出張だってよ!」
「……わかりました。私がなんとかしましょう。みんなにも言っておきます。今日夜7時に教室に来てください………」
============================
夜、皆はE組の教室に集まった。
「どうしたんだよ……殺せんせー」
前原は疲れているのか、少し息が荒い。
「明日、制服を着ていつものように授業をします。明日なにやら神栄君のおじいさんが来るようなので」
「なんで授業させたいの?殺せんせー」
倉橋は首を傾げて言う。
当然の反応だ。
「先生に臨時の給料が入るらしいんですよ!」
「「「「それだけかよ!」」」」
そう、みんなは殺せんせーの給料の為と神栄の今後のために学校で授業をするのだ。
「つーか、人外の殺せんせーが授業出来ないじゃねーか、給料もらうのは普通の人間だと思う」
「にゅや!?そこは言わないでくださいよ!!」
「だったら、私の出番ね」
突然出てきたのは、ビッチだった。
「私は人間よ。もうその時点で勝ったようなものよ」
「そうだな……でも、俺のプライドがそれを許さないから却下」
「なんでよ!私は人間よ!に、ん、げ、ん!!!」
「お前に頼むと俺が死ぬ。いろんな意味で」
とりあえず、ビッチには絶対頼まない。
何故かって?さっき言ったように、ビッチのことが…………
大っっっっっっっ嫌いだからだ。
「っ」が何個あっても足りないほど嫌いだ。
「なんか解決策は無いのか……!」
「仕方ないじゃん。ビッチ先生にたのm…………」
「却下」
「でも、こうしないとダメだし、とりあえずボーッとしてるだけでもいいから……」
なにやら片岡さんは帰宅したいようですね。
だから早く解決しようとしている。
まぁ、逆らえばどうなるかは目に見えてるので仕方なくそれで行くことにした。
「じいちゃんには1時間目の授業みたら消えてくれ、と言っておく。すまんな、みんなを巻き込んじまって」
「大丈夫だよ。一度神栄のじいちゃん見ていたいし!」
こういう時の磯貝の優しさは本当ありがたい。
大好きだぞ!磯貝!
(決して恋とかではありません。性格などが好きなだけです)
============================
次の日、何気なく登校してきたE組生徒。
「神栄のじいちゃんってどんな人なんだろうね〜」
倉橋が興味深く話してくるが、至って普通の人だ。
60代にしては髪の毛がふさふさで、染めてもいないのに黒髪で、健康的なおじいさんだ。
「おはようございます。私が居ない授業ですが、しっかり受けてくださいね!」
「大丈夫デース」
そして、1時間目が始まる。
しかし、黒紀の姿はない。
「授業始めるわよ」
ビッチの声で授業が始まる。
今日は『ビッチ先生』は禁句である。
今日は嫌でも『イリーナ先生』と言わなければならない。
神栄にとっては地獄である。
ガラッとドアが開く。
ついにやって来た。神栄 黒紀の登場だ………!!!
父の方のじいちゃんばあちゃんの名前は
神栄 黒紀
神栄 柴(かみさか しば)です。
母の方のじいちゃんばあちゃんは、
東条 三郎(とうじょう さぶろう)
東条 彩子(とうじょう あやこ)でーす!
今日は遅れてすいません!今後多分この様なことが増えます……
飽きずに見てくれるとありがたいです。
指摘、感想コメント待ってます