めちゃくちゃ雑ですが、許してください………
シロの合図で暗殺が開始された。
瞬間、
殺せんせーの腕が落ちた。
この時、E組生徒は殺せんせーの腕ではなく、イトナの『ある場所』に釘付けになった。
「「「ウソだろ……!!!?触手だと!?」」」
(やっぱりか………。雨の中を一滴も濡れずに行くとか、普通無理だが、触手で弾けるのか………)
「…………どこで手に入れた!!!その触手を!!!!!!!」
殺せんせーの顔は、修学旅行で見たときよりも、数倍真っ黒だった。
「しかし、怖い顔をするもんだな、何か、思い出したのか……?」
「………あなたには、話を聞かなければなさそうだ」
殺せんせーの腕が、再生した。
「ふーん。じゃ、これでも喰らいな」
カッ!!!!とシロの服から、何かが光る。
「!!??」
「この光を見たら、殺せんせーの全身は一瞬硬直する。触手同士の戦いでは、その一瞬が命取りなのは、わかるよねぇ」
イトナの触手攻撃が、殺せんせーの体を貫く。
何発も、何発も。
「………殺ったのか…?」
村松が殺せんせーを探す。
「いや………上だ」
寺坂が少し、嫌そうに言っている。
彼は神栄が転校する前、殺せんせーのエスケープの隠し技を目の当たりにしたらしい。
「でも、その脱皮に弱点があるんだよ」
イトナの触手攻撃は、まだまだ続く。
「脱皮直後と腕の再生直後では、どちらも相当なエネルギーを消費する。そして、触手は精神状態に大きく左右される」
「くっ………!!!」
殺せんせーの触手でなんとか攻撃は防ぐが、こちらからの攻撃が全くできない。
そして、
再びシロの服から圧力光線によって、殺せんせーが一瞬硬直する。
ズガガガガガガガガ!!!と触手の竜巻が、殺せんせーを襲う。
殺せんせー自身にはダメージはないが、触手が2、3本斬られている。
「さて、触手が再生したところで、そろそろ死んでもらうよ。殺せんせー。殺れ!イトナ!」
………………なんでだろう。
殺せば地球が救われるのに、なんでこんなに悔しいんだ?
神栄は対先生用ナイフをギュッと握り、自分の無力さにナイフを持っていない方の手で顔を殴る。
「さて、とりあえず勝たなければ話てはくれなさそうだ。シロさん」
「殺れ、イトナ」
さっきとは段違いに威力のある攻撃が、殺せんせーを襲う。
しかし、
やられていたのは、イトナだった。
「おやおや」
床に、対先生用ナイフが……?
「あ?」
神栄の手には、何も持ってない。
(こいつ、いつの間にパクリやがった……!!!)
そして、バサッ!とイトナを脱皮した皮で包む、
「これで、終わりです」
イトナが入っている殺せんせーの皮(の様なもの)は、窓をぶち割り、外へ放り出された。
「先生の勝ちです。ルールに従えば、イトナ君は死刑です」
「がああああああああああああああああああああああああああ!!!」
敗北したことに腹が立ったのか、触手が暴走する。
さっきの攻撃が、可愛いくらいに思える程に。
スピードもあり、何より殺意が違う。
そんなイトナが、殺せんせーの方へ向かう。
「がああ!!!!!!」
「すいませんね、殺せんせー、彼はまだここにいてはいけないようだ」
プシュ!とイトナの首筋を何かが貫く。
その瞬間、イトナは倒れ、意識を失う。
「じゃあ、また会う日まで、死なずに待ってな」
そう言って、シロはイトナを担いで去っていった。
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「殺せんせーは、一体何が目的で、何をしにE組に来たんだ?」
神栄が問いかけると、教室がシンとする。
聞こえるのは、外で降っている雨音のみだ。
「………………残念ですが、ここで話したところで、何の意味もありません。地球を殺れば、何にもなくなりますし、あなた達が私を殺せば、私の過去を知ることなんていくらでもできる」
「一体何が言いたいんだよ」
「わかるでしょう。私を殺しなさい。そうすれば、答えが見つかるはずですから………」
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「烏間先生!!!!」
「………ん?どうした?大人数で」
磯貝が前に立ち、
「俺たちが殺して、俺たちが答えを見つけたいんです。そのために、もっと教えてください。暗殺の技術を」
今までは、誰が殺るかと他人事のように思っていたが、今は、自分達が殺りたい。そう思ってる。
「では早速、これをやろうか」
「!?!?!?」
こうして、転校生と雨が去り、地獄の訓練を受けることになった……。
「うわぁ………」
to be continued……………
毎日こうして投稿してますが、そろそろ貯めてたものが尽きてきました。
なので今後は不定期投稿となります。毎日楽しみにしてる方、申し訳ありません。
次回はオリジナルストーリー有りの球技大会です!
杉野が唯一目立つ回かもしれませんw
感想、指摘コメント待ってます!