神栄 碧と暗殺教室   作:invisible

41 / 182
後編です。

めちゃくちゃ雑ですが、許してください………


第27話 決闘の時間

 

 

シロの合図で暗殺が開始された。

 

 

 

瞬間、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

殺せんせーの腕が落ちた。

 

 

 

 

 

この時、E組生徒は殺せんせーの腕ではなく、イトナの『ある場所』に釘付けになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「ウソだろ……!!!?触手だと!?」」」

 

 

 

 

(やっぱりか………。雨の中を一滴も濡れずに行くとか、普通無理だが、触手で弾けるのか………)

 

 

「…………どこで手に入れた!!!その触手を!!!!!!!」

 

 

 

殺せんせーの顔は、修学旅行で見たときよりも、数倍真っ黒だった。

 

 

 

「しかし、怖い顔をするもんだな、何か、思い出したのか……?」

 

 

「………あなたには、話を聞かなければなさそうだ」

 

 

殺せんせーの腕が、再生した。

 

 

「ふーん。じゃ、これでも喰らいな」

 

 

 

 

 

 

 

 

カッ!!!!とシロの服から、何かが光る。

 

 

 

「!!??」

 

 

「この光を見たら、殺せんせーの全身は一瞬硬直する。触手同士の戦いでは、その一瞬が命取りなのは、わかるよねぇ」

 

 

 

 

 

イトナの触手攻撃が、殺せんせーの体を貫く。

 

 

 

 

何発も、何発も。

 

 

 

 

「………殺ったのか…?」

 

 

村松が殺せんせーを探す。

 

 

「いや………上だ」

 

 

 

寺坂が少し、嫌そうに言っている。

 

 

彼は神栄が転校する前、殺せんせーのエスケープの隠し技を目の当たりにしたらしい。

 

「でも、その脱皮に弱点があるんだよ」

 

 

イトナの触手攻撃は、まだまだ続く。

 

 

「脱皮直後と腕の再生直後では、どちらも相当なエネルギーを消費する。そして、触手は精神状態に大きく左右される」

 

 

「くっ………!!!」

 

 

殺せんせーの触手でなんとか攻撃は防ぐが、こちらからの攻撃が全くできない。

 

 

そして、

 

 

再びシロの服から圧力光線によって、殺せんせーが一瞬硬直する。

 

 

 

 

ズガガガガガガガガ!!!と触手の竜巻が、殺せんせーを襲う。

 

 

 

殺せんせー自身にはダメージはないが、触手が2、3本斬られている。

 

 

「さて、触手が再生したところで、そろそろ死んでもらうよ。殺せんせー。殺れ!イトナ!」

 

 

 

………………なんでだろう。

 

 

殺せば地球が救われるのに、なんでこんなに悔しいんだ?

 

 

 

神栄は対先生用ナイフをギュッと握り、自分の無力さにナイフを持っていない方の手で顔を殴る。

 

 

「さて、とりあえず勝たなければ話てはくれなさそうだ。シロさん」

 

 

 

「殺れ、イトナ」

 

 

 

さっきとは段違いに威力のある攻撃が、殺せんせーを襲う。

 

 

 

しかし、

 

 

 

 

 

 

 

やられていたのは、イトナだった。

 

 

 

 

「おやおや」

 

 

床に、対先生用ナイフが……?

 

 

 

「あ?」

 

 

神栄の手には、何も持ってない。

 

 

(こいつ、いつの間にパクリやがった……!!!)

 

 

 

そして、バサッ!とイトナを脱皮した皮で包む、

 

 

 

「これで、終わりです」

 

 

 

 

 

 

 

イトナが入っている殺せんせーの皮(の様なもの)は、窓をぶち割り、外へ放り出された。

 

 

 

「先生の勝ちです。ルールに従えば、イトナ君は死刑です」

 

 

 

 

 

 

 

 

「がああああああああああああああああああああああああああ!!!」

 

 

敗北したことに腹が立ったのか、触手が暴走する。

 

 

さっきの攻撃が、可愛いくらいに思える程に。

 

 

 

スピードもあり、何より殺意が違う。

 

 

 

そんなイトナが、殺せんせーの方へ向かう。

 

 

 

 

「がああ!!!!!!」

 

 

 

 

「すいませんね、殺せんせー、彼はまだここにいてはいけないようだ」

 

 

プシュ!とイトナの首筋を何かが貫く。

 

 

 

その瞬間、イトナは倒れ、意識を失う。

 

 

 

「じゃあ、また会う日まで、死なずに待ってな」

 

 

そう言って、シロはイトナを担いで去っていった。

 

 

 

 

============================

 

 

「殺せんせーは、一体何が目的で、何をしにE組に来たんだ?」

 

 

神栄が問いかけると、教室がシンとする。

 

 

 

聞こえるのは、外で降っている雨音のみだ。

 

 

「………………残念ですが、ここで話したところで、何の意味もありません。地球を殺れば、何にもなくなりますし、あなた達が私を殺せば、私の過去を知ることなんていくらでもできる」

 

 

 

 

「一体何が言いたいんだよ」

 

 

「わかるでしょう。私を殺しなさい。そうすれば、答えが見つかるはずですから………」

 

 

============================

 

 

「烏間先生!!!!」

 

 

「………ん?どうした?大人数で」

 

 

磯貝が前に立ち、

 

 

「俺たちが殺して、俺たちが答えを見つけたいんです。そのために、もっと教えてください。暗殺の技術を」

 

 

 

 

今までは、誰が殺るかと他人事のように思っていたが、今は、自分達が殺りたい。そう思ってる。

 

 

 

「では早速、これをやろうか」

 

 

 

「!?!?!?」

 

 

こうして、転校生と雨が去り、地獄の訓練を受けることになった……。

 

 

 

「うわぁ………」

 

 

 

 

 

to be continued……………





毎日こうして投稿してますが、そろそろ貯めてたものが尽きてきました。


なので今後は不定期投稿となります。毎日楽しみにしてる方、申し訳ありません。

次回はオリジナルストーリー有りの球技大会です!

杉野が唯一目立つ回かもしれませんw

感想、指摘コメント待ってます!


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。