神栄 碧と暗殺教室   作:invisible

32 / 182

超急いで書いたので、いつも通りですが、駄文注意です。




今回の話では倉橋さんか超空気読みません。





第18話 転校生の時間

 

 

修学旅行が終わり、男子会も終わり、とりあえず楽しいイベントが終わった日、烏間先生からE組全員に一斉メールが届いた。

 

 

 

昨日教室で言われた通り、転校生が来るらしい。

 

 

 

写真まで添付されていたので見てみると女子だった。

 

 

 

「ねぇ、神栄君。彼女、見た感じだとかわいいよね」

 

 

 

 

「至って普通の女子中学生に見えるのは、俺だけか?」

 

 

 

 

 

「殺し屋という時点で普通じゃないよ」

 

 

 

 

まぁ、それは大体合ってる。

 

 

 

教室に着いた瞬間、原 寿美鈴(はら すみれ)の席の後ろに、黒い物体がある。

 

 

 

「ま、まさか………あれが転校生なわけないよな」

 

 

 

 

============================

 

 

 

「えー、ノルウェーから来た自立思考固定砲台さんだ」

 

 

 

ついにここE組にも、人外転校生が現れた。

 

 

 

教師も合わせると、2人だが。

 

 

 

「プー!クスクスクス!」

 

 

 

「お前が笑うんじゃない。同じイロモノだろうが。あと、言っておくが、彼女は思考能力と顔を持ち、れっきとした生徒として登録されている。お前は彼女に攻撃できないのは言うまでもないか」

 

 

 

契約を逆手に取ったこの転校生は、

一体どんな暗殺をするのだろうか…………。

 

 

 

============================

 

1時間目、国語。

 

 

 

「…………ですので、この登場人物たちの相関図をまとめると……」

 

 

 

くるりと背中を見せる殺せんせー。

 

 

 

この時、自立思考固定砲台は何丁あるかわからないほどの銃を出してきた。

 

 

 

「まじかよ……!!」

 

 

 

そして、発砲。

 

 

 

しかし、それを軽くかわす殺せんせー。

 

 

 

「こんくらいなら、うちの生徒もやっていることですよ?」

 

 

 

自立思考固定砲台の本当のチカラは、ここから始まる。

 

 

 

避けられた弾全てを分析し、殺せんせーの逃げ方を調べる。

 

 

 

 

すなわち、彼女は進化する。

 

 

 

AIも構造も自分の手で。

 

 

 

だんだんアップデートが入る。

 

 

再び弾が飛び交う。

 

 

 

以前と変わらない感じもするが…

 

 

 

 

 

 

 

 

ブシャッ!

 

 

 

触手に球がヒットした。

 

 

 

神栄が見た限り、殺せんせーは確実に弾をチョークではじいた。

 

 

 

だが、弾が殺せんせーに当たった。

 

 

 

「一体、何しやがった!あの機械!」

 

 

 

隠し弾。全く同じ射撃の後に、見えないように一発だけ追加していたのだ。

 

 

 

『右指先破壊、増設した副砲の効果を確認しました』

 

 

 

なにやら自立思考固定砲台は、ブツブツと独り言を言いはじめる。

 

 

 

「………まだ進化すんのかよ……」

 

 

 

その度その度進化していっている。

 

 

 

このままだと、殺せんせーを殺すのも、時間の問題だ。

 

 

 

「おい……!1時間ずっとあの機械撃ち続けていたが、これを掃除してくれる機能はついてないのか?」

 

 

 

 

何千、何万という数の対先生用BB弾が、床一面に広がっている。

 

 

 

当選ながら、自立思考固定砲台に掃除機能などない。

 

「俺らが掃除かよ………」

 

 

 

 

千葉は嘆くが、機械は動かない。

 

 

 

 

仕方なく、掃除を始めるE組生徒。

 

 

 

そして、2時間目、3時間目……と発砲してはみんなで片して、また発砲してはみんなで片付ける。

 

「やってられっかよ…!こんなの」

 

 

 

 

村松がそんなことをいっても、自立思考固定砲台は聞こえない。というか聞かない。

 

 

 

 

なんとか6時間目まで耐えたが、E組の自立思考固定砲台の評価は限りなく底辺に近かった。

 

 

 

 

このことについて話し合いたかったのだが、口で言うと殺せんせーが「転校生には仲良くしなさい!」というかもしれないので、最近中学生の間でよく使われているスマホの無料トークアプリで話すことにした。

 

 

 

 

神栄が家に帰っていた時には、すでに話し合いは始まっていた。

 

 

 

片岡『さて、固定砲台さんについてどうする?』

 

 

さて、ということは、さっきまでは雑談してたのか。

 

 

よく見ると、岡島の下衆話から始まっている。

 

 

しかも、岡島は塾だとかなんとかで退出している。

 

神栄『お前らさっきまで何話してたんだよ。早く進めよーぜ』

 

片岡『まともな人がやっと来たよ………(~_~;)』

 

 

 

 

今までどんだけまともな人いなかったんだよ。

 

神栄『他にはまともな人いなかったのか?』

 

片岡『速水さんとか、矢田さんとかかな』

 

神栄『全員女子かよ』

 

 

 

 

もう、個人トークになっている。

 

矢田『早く進めよーよー^o^』

 

 

 

そう言われたので、片岡もそうだね、と言い、やっと話し合いが始まる。

 

 

 

神栄『どうにかしてあいつの攻撃を止めらんないかね……』

 

片岡『そこなんだよねー(ー ー;)』

 

あれか、最近の女子ってのは、毎回絵文字つけてくるのか。

 

友達がいなかった神栄は、女子と話すことなど皆無に等しかった。

 

だから、キリッとしてはいるが心の中では緊張もしている。

 

 

 

 

一つだけ言わせてもらおう。興奮ではない。絶対、絶対だ。

 

 

 

 

神栄『なにすんの?結局』

 

速水『………彼女って機械なんだから、ウイルスでも入れればなんとかなるんじゃない?』

 

神栄『速水、それは酷いぞ』

 

 

 

 

そういった瞬間、片岡も同じことを言った。

 

 

 

片岡『………というか、既読してる人出てきてよ!(♯`∧´)』

 

全くその通りだ。

 

 

 

既読が7程あるのに、まともに話してるのが3人(神栄除く)しかいないのはおかしい。

 

 

 

だが、そんなことを言えば言うほど来なくなるのは、まともにメールをしない神栄でもわかった。

 

 

 

来いと言われたら行きたくなくなる気持ちもわかる。

 

 

 

逆に来るなと言われたら来たくなってしまう。そんな感じで出てこいと言われたら、何か言われると思ったのだろう、だから、誰もこなかった。

 

 

 

神栄『まぁ、俺らで話せばいいじゃん。聞いてはいるんだから、俺らが勝手なこと言っても無視ってる奴らは反抗できないんだし』

 

 

 

すると、

 

 

前原『ごめん!寝ながらケータイ開いてたみたいで、既読無視してたよ!悪いな!』

 

 

 

これはわざと言ってるのか?それとも本気で言ってんのか?

 

 

 

でも、来ても前原ただ一人だ。

 

 

 

神栄的には男が1人欲しかったのでよかったが、

 

 

倉橋『おはー!』

 

 

 

うん………あのな?

 

 

 

倉橋 陽菜乃(くらはし ひなの)はどこかふわふわとしていて、のほほーんとしているので、神栄の中ではふわふわガールと命名されている。

 

 

 

神栄『今10時なんだが…………』

 

倉橋『気にしなーい!で、何話してんの?』

 

片岡『自律思考固定砲台さんについて話してるの』

 

倉橋『へぇーそうなんだー、でさ!駅前に美味しいケーキ屋さん出来たらしいよ!今度行こーよ!σ(^_^;)』

 

片岡『倉橋さん……』

 

 

 

 

きっとこういうことが原因で、話し合いが進まないんだな、と思っていた神栄であった…………。

 

 

 

 

to be continued……………

 





最近、すげー面白いストーリー考えたけど、それを入れるための前フリができない……!!


面白いストーリー(?)は、多分5〜10話位までかかりそうな長いストーリーです。


でも、安定の駄文かと思われる。

次回、神栄悲劇………かもしれない。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。