神栄 碧と暗殺教室   作:invisible

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今回は全部オリジナルストーリー。


そして、修学旅行編終了


第15話 修学旅行の時間、7時間目

旅館に帰ると、男子がゴロゴロしている。

 

 

「また事件に巻き込まれた。残念な修学旅行だぜ」

 

 

「どんまい」

 

 

磯貝はバラエティー番組を見て笑っている。

 

 

「ってか、そろそろ飯の時間じゃん。早くいこーぜ」

 

 

「おーう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

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食事が終わり、自由時間となる。

 

 

恋話も終わったので、みんなはテレビを見たり、ゲームをしたりしている。

 

 

 

 

 

 

 

「神栄君……」

 

 

 

 

 

「ん?なんだ?神崎」

 

 

 

 

神崎から話しかけてくるのはとても珍しい。一体何があったのかはわからないので、とりあえず聞いてみた。

 

 

 

 

「何か用か?」

 

 

 

 

「神栄君ってさ、ゲーム得意?得意なら、私と戦わない………?」

 

 

 

 

 

「杉野との話、聞いてたのか?」

 

 

 

 

 

「うん……だから、『コレ』で勝負したいなーって………」

 

 

 

 

 

 

 

よろしい……………なら勝負だ。

 

 

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旅館には、数台のゲーム機がある。

 

 

 

どれもこれもレトロなゲームだが、一つだけ最新のゲームがあった。

 

 

 

そこでは、大迫力のバトルが繰り広げられている。

 

 

 

 

スタタタタン!パチッ!カシュッ!

と常人ではできない手の動き。

 

 

神崎 有希子はそれを可能にする。

 

 

 

しかし、ゲーム機の奥にはもう1人、神崎と同じくらいの動きをする奴がいる。

 

 

 

 

 

 

神栄 碧。彼はゲームを嗜む(普通の人からしたら異常)程度の遊びはする。

 

そのゲームを少しやっただけで敵はいなくなる。

 

 

 

 

だが、今は違う。

 

 

 

 

今までで最高の相手がいる。

 

 

 

 

それが神崎だ。

 

 

2人は現在、通信対戦ゲームで戦っている。

 

 

 

3回戦まで勝負があり、今は1対1。

 

 

 

「強い………!!神崎!」

 

 

 

「うふふ、神栄君もよ」

 

そんなことを言ってはいるが、手の動きは普通じゃない。

 

 

 

「すげぇ!どっちが勝つんだ!?まぁ、神崎さんだよな!神崎さん、頑張れー!!」

 

 

 

「うるせぇ黙れ引っ込んでろ杉野」

 

 

 

杉野の適当解説が神栄を邪魔する。

 

 

 

そして、決着。

 

 

 

 

 

 

勝者、神崎 有希子。

 

 

 

 

「わーい!神崎さんが勝ったー!」

 

 

 

「ありがとう、杉野君」

 

 

 

 

負けた神栄は、

 

 

 

 

「人間は見ためじゃないよなぁ…。それと、杉野後でぶっ飛ばす」

 

 

 

 

この勝負には、女子全員分のジュースを賭けていた。

 

 

 

 

もちろん、神崎が負けたら男子全員分のだが、

 

 

 

 

 

神栄は女子全員分のジュースを買うハメとなる………………。

 

 

 

「負ける………か、案外いいな」

 

 

偶然その場にいた中村。

 

 

 

中村は、勝負の話は聞いていた。

 

 

 

 

それを知った上で、中村の一言は、

 

 

 

 

 

 

 

 

「え!?神栄君って…………M!?」

 

 

 

 

 

「……何言ってんだ?お前」

 

 

 

突然出てきた、神栄ドM疑惑。

 

 

それを言われてから、通る人に変な目で見られる。

 

 

 

噂というのは、すぐに広がるのか…と感じた。

 

 

 

「俺はドSだっつーの」

 

自分で言うのもなんだが、神栄はMではなくどちらかといえばSだ。

 

 

 

そろそろ怒りも出てきた。

 

 

 

 

再び中村にあったので、とりあえずそう言った。

 

 

 

 

 

「えー………だって、もっと負けたい………とか言ってたじゃん」

 

 

 

 

「馬鹿かお前は、俺は負けたいなんて一言も言ってねーし、てか、勝手な解釈で俺を変人扱いするんじゃねーよ」

 

 

 

 

 

「へぇ………」

 

 

 

関心している中村だが、神栄が消して欲しい事がまだ残っている。

 

 

 

「そんな訳で、ドM疑惑を消せ」

 

 

「はいはいわかりましたよ」

 

 

 

「全く……」

 

 

 

この修学旅行を通して、神栄はほんの少しだが、成長した気がする。

 

 

 

仲間の大切さ。これが一番神栄に足りない事だ。

 

 

今まで1人で居たということもあり、友達を作れなかったのだが、E組に来てからはそんなのはなかった。

 

 

目を見ればわかる。みんな、以前の奴らのような人間ではない。

 

 

「俺、絶対にあいつを殺す。3月までに」

 

「…………何言ってんの神栄。気でも狂った?」

 

 

 

 

 

「その、『何真面目になってんの?』的なのやめてくんないか?」

 

 

こうして、3日間の(暗殺)修学旅行は幕を閉じたのであった…………。

 

 

to be continued……………

 






次回、ついに神栄の好きな人公開………?


指摘、感想コメント、推薦(こんな駄文ですが)待ってまーす!!

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