神栄 碧と暗殺教室   作:invisible

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お久しぶりです。invisibleです。


あーあ、来週からテストか……めんどくさ……

今回短いし、神栄が中学生の時の過去描写なんて皆無に近いです。


次回から長くしますすいません


第127話 過去の時間(神栄編Ⅳ)

 

確か……あの人は……。

 

 

 

 

「おじい……ちゃん?」

 

 

 

俺の父の方のおじいちゃん、神栄 黒紀だ。

 

 

 

なにがあったかは知らないが、ようやく俺を引き取ってくれるのだろう。

 

 

 

 

「……?おー!碧じゃないか!久しぶりだなー!」

 

 

「どうも…」

 

 

 

「わっはは!固くなるなって!一応血は繋がってるんだから!」

 

「そうですね……あはは」

 

 

 

 

ついに………終わるんだ。

 

 

 

この地獄から、抜け出せるのか……。

 

 

 

 

俺は内心嬉しかった。でも、ここで顔に出したら何か誤解を生んでしまうかもしれない。

 

 

俺は嬉しさを顔に出さないよう、なんとか堪えている。

 

 

 

「………」

 

 

 

 

「碧や、お前は明日からわしの家の近くに住むことになった」

 

 

突然おじいちゃんにそう言われた。

 

 

 

「………え?」

 

 

「茜音は東条家の方で世話になる。お前はわしの所で世話になるのじゃ」

 

 

「そう………ならよかった」

 

 

 

何なんだろうこの嬉しさ。最高だ。

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

そして、俺はこの家から去ることになった。

 

 

当然、『お世話になりました。今までありがとうございました』などの一言は無い。

 

 

荷物を持ち、笑顔でいなくなった。

 

 

 

今まで耐えてきて………よかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日、俺は新しい家に着いた。

 

 

それなりに大きい家で、前より数十倍綺麗だ。

 

 

 

 

「どうだ!前の生活よりこっちの方が断然良いだろ!わーはっはっは!」

 

 

 

「そうだね」

 

 

 

 

俺は自分の部屋に入り、とりあえず布団に潜り込んだ。

 

 

 

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短い春休みが終わり、俺は中学生になった。

 

 

 

前いた奴らはいない、新しい環境での中学生活に、俺は期待していた。

 

 

友達とか、出来るのかな?

彼女とか、出来ちゃうのかな?

 

 

などなど……。

 

 

 

 

 

 

その期待は、どこか合っていて、どこか間違っていた。

 

 

 

中学1、2年ではそれなりに楽しい生活が出来た。

 

 

でも、この時から俺はクラスの人からハブられていた。当時このことには気づかなかったが……。

 

 

そして、中3になってあの出来事(本編第1話参考)が起こって、今に至る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は現在に戻る。

 

 

 

「これが、俺の話せる全てです」

 

 

 

「…………」

 

 

 

殺せんせーは黙り込んだ。

 

 

 

「…………どうしたんすか?」

 

 

 

「いやぁ、まだ気づかないのかな?と思っただけです」

 

 

 

 

「……?」

 

 

 

 

その瞬間、俺の頭の中に電流が走った。

 

 

 

 

「よく考えてみてください。あなたは何故茜音さんのことを嫌っていたのですか?」

 

 

 

 

「あ…………あぁ………」

 

 

思いついた一言は。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『誤解』だった。

 

 

 

 

 

 

 

俺は何年間もの間、ずっと『誤解』をしていた。

 

 

 

 

茜音はただ、その『誤解』を解こうと必死になっていただけなのか?

 

 

 

今考えれば、茜音は間違ったことをしていない。

 

 

 

俺に好かれるために、いろいろしてくれたのか。

 

 

 

 

間違っていたのは……俺だったのか?

 

 

 

 

 

 

「……ははっ、流石殺せんせーだ。全部わかってたのか………」

 

 

 

 

「ええ、先生ですもの」

 

 

 

「そっか……」

 

 

 

 

神栄は全身の力が抜け、倒れてしまう。

 

 

 

「神栄君!大丈夫ですか!?」

 

 

「大丈夫………。もう……大丈夫だから………」

 

 

 

 

神栄はガラでもなく泣いた。

 

 

 

きっと、涙の中には過去が入っている。

 

 

 

それを出そうとして、涙が溢れてきてしまったのだろう。

 

 

 

 

 

「過去に縋り付く人は成長しません。ですから神栄君はまだ成長しきってない。まだ間に合います。神栄君。茜音さんと共に……成長、してくださいね」

 

 

 

 

 

 

 

 

「………はい」

 

 

 

 

 

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自宅に戻り、神栄は茜音に初めてメールをした。

 

 

 

 

 

 

 

『お前本当に明日からE組に来るのか?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

待つこと数分、返信が返ってきた。

 

 

 

 

 

『もちろん!(≧∇≦)』

 

 

 

 

『あっそ……なら別に良いけど』

 

 

 

 

これから普通の姉弟として、生活していくのか……。

 

 

 

多分最初はわからないことだらけだと思う。でもそれで良い。

 

 

 

少しづつ変わっていけば、きっと…………殺せんせーだって殺せる。

 

 

 

 

 

そう思いながら、神栄は布団に入って寝る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さーて、次の日、一体何があるのやら……。

 

 

 

 

 

 





最近、パズドラ始めました。


昔やってたけど、ほぼ変わっててよくわからないまま始めたら、クシナダが出たのでそれで始めました。

ランクはまだ低いですが、フレンドになってくれると嬉しいです。

359 418 464です。

確かパズドラはメール機能あるんですよね。それで話したりしてみたいなーと思いつつ、今から勉強してきます。


次回、茜音がE組に降臨。どうする神崎!



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