3話くらいで終わると思ってたら、全然でした。
とりあえずタイトルはこの後変えるつもりです。
余談ですが、暗殺教室最新巻での、
『触手細胞はあります!』に大爆笑しました。
ただそれだけです
そして、また文がッ………!雑です。
学校から逃げてからしばらく経った。
見たことのない道、見慣れない景色が多く、よくわからないことだらけだった。
俺は走るのをやめて、立ち止まった。
「……ハァ…ハァ…ハァ…!ここまで行けば……大丈夫だろ……」
俺は膝に手を乗せ、ゼーハーゼーハーと息を吸っては吐き、また息を吸っては吐き、を繰り返す。
何メートル……いや、何キロ走ったのだろう。
辺りを見回し、状況の確認をする。
誰かが追って来てることはなく、何もない。
「これじゃあ帰れないな……どーしようか……?」
一応財布を持って来てるので、夜ご飯なら食べることはできる。
が、そこからどうすればいいのかわからない。
「………はぁ」
俺は仕方なく自宅へ向かい、歩き始めた。
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夜、12時。
「…………鍵かかってる……」
当然と言えば当然なのか、鍵がかかっている。
電気もついてないし、もう全員寝たのだろう。
「………ここで待ってるか…」
俺は家の前で座り込み、朝まで待った。
◇◇◇
朝の6時、いつもならまだ寝ている時間だが、今日は少し違う。
「ん………?」
悪い目覚めだった。
いつもと寝ている場所が違うからなのか、腰が痛い。
今日は土曜日、みんなにとってはいい日だろう。が、俺にとっては最悪の日だ。
自宅から外に出ることを原則禁止されている俺は、1日中おじさんの監視の下生活しなければならない。
部屋に籠もればいいじゃないか、と思うが、俺は朝、昼、夜のご飯の度にリビングに行き、「来い」と言われたら行かなければいけない。
もし無視をすれば暴力。無視しなくても暴力と、俺にはハッピーな道が無い。
………あぁ、また家に戻れば地獄のような日々が戻るのか。
ため息を吐き、俺は立ち上がる。
すると、おじさんが玄関のドアを開けた。
……最悪のタイミングだ。よりによっておじさんが新聞を取りに行く時間と被ってしまった。
「…………」
目の前に来ると、おじさんは何も言わずに新聞を取った。
そして、ドアを閉めた。
何もされなかったのは良かったが、俺は完全にいない者とされた。
認識されず、ただ存在するだけの人間と化した。
……一体何がいけなかったのか。
人には得意不得意がある。不得意な物が無い人間など存在しない。
それがたまたま、はっきりとわかってしまっただけで、何故こんなにも差別されなければならない?
確かに俺は算数が苦手だった。だが社会のテストは毎回100点だ。
何故おじさんは得意な物を見ようとしない?何故苦手なところしか見ない?
………なぁ教えてくれよ。
教えろよ………。
なんで………俺だけがこんな目に…………。
◇◇◇
時間が少し経ち、午前9時。
3時間待っても開けてくれないので、俺は強引に入ることにした。
壁をよじのぼろうとしたその時。
窓から誰かが見えた。
大体予想はついているが……茜音だった。
また俺を助けるフリをしてどこかへいなくなるのだろう。
いちいち俺を見てから消えるので余計タチが悪い。
俺は茜音を睨みつけながら壁の前で立ち止まる。
「…………!」
茜音が口を開けて、何かを言っている。
遠くて全く聞こえなかったが、おそらくバカにしているのだろう。
すると、
茜音はチェーンの付いた謎の物体を投げてきた。
なんとかキャッチして、見てみると………。
家の鍵だった。
「…………?」
なんだ?突然優しくなりやがって。
そう思いながらも、俺は鍵を使って玄関に入った。
戻って来たが、嬉しくはない。
俺は再びため息を吐きながら自分の部屋に向かった。
部屋に着くと意外にも、何も手を加えられてないそのままの状態だった。
てっきりほとんどの物が捨てられてると思ったが、そんなことはなかった。
いや………冷静に考えたら、俺の持っているものすべてに触れたくなかったのだろう。
俺は自分の部屋から出て、さっきもらった鍵を茜音の部屋に投げてまた部屋に戻った。
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それから、俺は特に何もされなくなった。
暴力は減り、ごはんもちゃんと食べれるようになった。
叱られることなんか、あれから一度も無かった。
すごくおかしいが、また何か言えばいつものクソみたいな日常に戻ってしまうと思い、言えなかった。
………何かが……おかしいのに…。
何もされなくなって数ヶ月。俺は小学校を卒業する日になった。
おじさんからの暴力は無くなったが、学校でのいじめは終わることは無かったので、卒業はとても嬉しい。
とっとと卒業して、一人で生きていこうと思った。
卒業式が終わり、学校を後にしようとすると、そこにはおじさんがいた。
ペコペコとしながら媚を売っている。
「…………で、どうだね、碧と茜音の奴は!」
「はい……仲良く生活していますよ」
……何を言ってるんだこいつは。
そして、何故俺の名前を知っている?
「…………?おー、碧じゃないか!久しぶりだな!」
………この人は……確か……?
文化祭があったせいか、理数系の科目の要点をほぼ忘れました。
なんとか赤点回避&高得点を狙いたいです。
文系の科目は油断しなきゃ大丈夫だしょ!前回だって90点台だったし。なんとかなるよね!
そんなわけで次回、おじさんがしばらく何もしてこなかった理由が明らかに……?そして、中学に入って神栄はどうなるのか………?
そろそろ過去編も終わります。過去編終われば茜音のE組転入、そして文化祭ですよ。
それでは、おやすみなさい。