神栄 碧と暗殺教室   作:invisible

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お久しぶりです、invisibleです。


いろいろ学校関連で忙しかったため更新が出来ず、そして風邪をひく。

LINEとかだとめちゃくちゃタイムラインに書きまくってたんですが、いろいろありました。


とりあえず神栄過去編、中編どうぞ。
(久しぶりに書いたから雑で変な文だし、時間の流れが変です)










第125話 過去の時間(神栄編Ⅱ)

おじさんはきっと完璧主義者なんだ。

 

 

だから完璧じゃない俺に暴力をしようとしたんだ。

 

 

しかも、女に負けているという事もあり、イライラが止まらないという事か。

 

 

 

 

 

 

………ふざけるなよ………。

 

 

 

俺は……お前のおもちゃじゃない。

 

 

 

「…………」

 

 

 

俺はそう思いながら、反抗する事なく殴られた。

 

 

悔しかった。復讐したかった。

 

 

 

でもその想いは叶わず、俺はおじさんに暴力をされ続けた。

 

 

 

ごはんだってまともにくれなかった。

 

 

小さい皿に少しだけ盛られた白米を食べていた。

 

 

そして、おじさんは俺と茜音を隔離させた。

 

 

俺をウイルスの様に扱い始めたのもこの頃だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから茜音と喋る機会も少なくなり、俺は独りで勉強をしていた。

 

 

 

とはいえ、できない物をやっていても楽しくない。

 

 

自分なりに理解しようとしてもやっぱりわからない。

 

 

茜音に聞きたいが、現状それは無理だ。

 

 

俺は考えるのをやめ、机に突っ伏した。

 

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

この頃からおじさんを避けるようになった。

 

 

ごはんは昼の給食を多めに貰ってタッパーに詰め込み、それを食べていた。

 

 

家では姉に対して優しく、おじさんは俺に対して厳しかった。

 

 

 

 

 

俺は何のために生きて、何のために学校なんか行ってるんだろう。

 

 

その事を今でも答える事は出来ない。

 

 

多分、一生無理だろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

苦しい生活を送り始めて何ヶ月か経ったある日、俺は学校で「ある噂」をされるようになった。

 

 

 

 

 

「神栄君の双子のお姉ちゃんは凄い頭いいけど、弟の方は頭悪いからいじめられてるらしいよ」と。

 

 

 

 

俺はもう、どうでもよくなった。

 

 

人に好かれるくらいなら、嫌われる方が楽だと思った。

 

 

 

 

 

 

その噂が広がると、クラスの友達も俺から距離を置き始めた。

 

 

 

 

 

完全に孤立した。一人ぼっちになった。

 

 

 

 

誰にも話しかけられず、誰にも心配されない。

 

 

むしろ茜音の方が心配されている。俺は何もしてないというのに、悪い噂しか広まらない。

 

 

 

俺は何処にも居場所なんか無い。そう常に思って生活していた。

 

 

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何年間つらい思いをしてきたのだろうか。思い出したくもない。

 

 

 

年月を重ねるごとに親から受ける暴力も増して、痣を隠すのも難しくなってきた。

 

 

それに、それを黙認する茜音にもそろそろ腹が立ってきた。

 

 

普通止めるだろ。大好きな弟が暴力を受けてるんだぞ。なのに何故何年間も止めない。

 

 

…………俺は茜音を嫌うようになった。

 

 

 

珍しく学校で話しかけてきても、俺は無視してきた。

 

 

すると、クラスの人からは

 

「うわー、茜音ちゃんの事無視してるよ……」

 

 

「茜音ちゃんかわいそー」

 

 

 

 

 

こう言われた。

 

 

 

だが、気にしない。

 

 

 

気にするとすれば、ちょっかい出してくる男子がちょっとうざったいくらいだ。

 

 

 

 

 

それでも俺は耐えてきた。何日も、何年間も。

 

 

 

 

 

 

しかし、その耐えてきたものが、小学校6年生の時、爆発する。

 

 

教室で一人、読書をしていると、男子の中でも特に人気なヤツが俺の席まで来た。

 

 

何だ?"どうせ俺の読んでる本よこせ"とか言うのか?と思っていると。

 

 

 

「おい、誰にも心配されない気持ちってどーなんだ?アハハハハ!」

 

 

 

続けて何人もの男子が笑う。

 

 

 

 

……………プツン。

 

 

今まで何とか繋がれていた糸が、真っ二つに切れた。

 

 

「……………す」

 

 

 

 

 

 

「あ?なんだよ」

 

 

 

 

 

「お前ら………全員ぶっ殺してやるよ」

 

 

 

 

 

その瞬間、俺は立ち上がり、男子を殴る。

 

 

 

一人やられると、また男子がやってくる。

 

 

それを殴る。

 

 

またやってくると、また殴る。

 

 

 

 

 

 

 

────しばらくすると、俺は正気に戻った。

 

 

 

 

そこには、何十人もの男子が倒れている。

 

 

ある者は泣いていて、ある者は血が出ている。

 

 

 

 

 

……やりすぎた。

 

 

 

「……………」

 

 

 

下を見ながら立っていると、先生が数人走って来た。

 

 

 

「神栄君!?何をやってるんだね!」

 

 

 

「……………知りませんよ」

 

 

 

 

「とりあえず職員室に来なさい!」

 

 

 

手を掴まれ、俺は職員室に連れてかれた。

 

 

 

「神栄君!何でこんな事をしたんだ!」

 

 

 

 

「…………あんたが一番わかってんだろ」

 

「…!?」

 

 

 

 

「いじめられてるからやり返した。それだけだよ」

 

 

 

「だからと言ってだな……!」

 

 

 

「は?お前も同罪だろ。お前だって俺がいじめられてんの知ってんだろ?わかってんのに止めない、止めたらなんかあるかもしれない。だからそうしたくなかった。大方そんなもんだろ。…………ふざけんなよ!俺はそーゆー奴らが一番嫌いだ!自分さえよければ他なんてどうでもいい?だからって何で俺だけが被害受けなきゃいけねーんだよ!何でだよ!おい!教えろよ!!!!」

 

 

 

 

血がついた手で、先生の胸ぐらを掴み、今まで溜め込んでいた嫌味を全て吐き出した。

 

 

 

「………今すぐその手を離しなさい」

 

 

言われた通り手を離す。

 

 

 

 

「神栄君、そのことについては謝る。が、やりすぎだ。親とじっくり話してみたらどうだ?」

 

 

 

何を言ってるんだこいつは。親に話す?話したらまた俺は暴力を受ける。

 

 

…………まさか!

 

 

 

 

 

「親に引き取ってもらおうか。電話番号は?」

 

 

 

「………さぁ、俺は知りません」

 

 

 

「まぁいいか……緊急連絡先名簿で調べればいいし………」

 

 

 

 

 

「………あの!!!」

 

 

 

背を向けている先生を呼ぶと、先生はくるりと俺を見ようと振り返った。

 

 

 

俺はタイミングよく飛び込み、先生の顔面を殴った。

 

 

うずくまる先生を見て、俺は学校から逃げた。

 

 

 

 

おじさんに連絡されることはもう止めることは出来ない。だったら、もう逃げるしかない。こんな家放っておいて、どこか……遠くへ逃げよう。

 

 

 

 

 

ふと、小学1年生の時のことを思い出した。

 

 

 

親の事故の前、あの人に会った思い出を。

 

 

黒い髪、かわいい笑顔。どれを取っても素晴らしいあの人に、俺は会いたいと思った。

 

 

だが、もうあの人は転校してしまった。

 

 

 

どこにいるかもわからない。

 

 

 

か……ざきさん……だっけな…?

 

 

思い出がだんだん曖昧になってきた。

 

 

誰だか忘れたくないのに、誰だったか思い出せない。

 

 

 

 

 

 

 

また………会えるのかな……あの人に。

 

 

 

 

 




えー、9月の最後の方に高校の文化祭があります。


そしてうちのクラスでは、映画をやるのです。

更新が遅れた理由①は、映画のシナリオ製作です。
(これはどこかで言った気がする)
そして理由②は前書きで言った風邪です。
理由③は…………ですね。








ポケモン(エメラルド)にハマってそれに自由な時間を注ぎ込んでました。すいません。
僕の近況は大抵LINEで言ってます。友達登録して、なんか変な事してたら、叱ってください
(別にMとかじゃなくて)

IDとかは感想で教える(予定)です


では次回、神栄の過去も終盤。中学1年〜2年の過去についてですかね。


いつ更新するかわかりませんが、待っててくださいね!


では、おやすみなさい………(笑)
(今日は寝てない)







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