いろいろ学校関連で忙しかったため更新が出来ず、そして風邪をひく。
LINEとかだとめちゃくちゃタイムラインに書きまくってたんですが、いろいろありました。
とりあえず神栄過去編、中編どうぞ。
(久しぶりに書いたから雑で変な文だし、時間の流れが変です)
おじさんはきっと完璧主義者なんだ。
だから完璧じゃない俺に暴力をしようとしたんだ。
しかも、女に負けているという事もあり、イライラが止まらないという事か。
………ふざけるなよ………。
俺は……お前のおもちゃじゃない。
「…………」
俺はそう思いながら、反抗する事なく殴られた。
悔しかった。復讐したかった。
でもその想いは叶わず、俺はおじさんに暴力をされ続けた。
ごはんだってまともにくれなかった。
小さい皿に少しだけ盛られた白米を食べていた。
そして、おじさんは俺と茜音を隔離させた。
俺をウイルスの様に扱い始めたのもこの頃だった。
あれから茜音と喋る機会も少なくなり、俺は独りで勉強をしていた。
とはいえ、できない物をやっていても楽しくない。
自分なりに理解しようとしてもやっぱりわからない。
茜音に聞きたいが、現状それは無理だ。
俺は考えるのをやめ、机に突っ伏した。
◇◇◇
この頃からおじさんを避けるようになった。
ごはんは昼の給食を多めに貰ってタッパーに詰め込み、それを食べていた。
家では姉に対して優しく、おじさんは俺に対して厳しかった。
俺は何のために生きて、何のために学校なんか行ってるんだろう。
その事を今でも答える事は出来ない。
多分、一生無理だろう。
苦しい生活を送り始めて何ヶ月か経ったある日、俺は学校で「ある噂」をされるようになった。
「神栄君の双子のお姉ちゃんは凄い頭いいけど、弟の方は頭悪いからいじめられてるらしいよ」と。
俺はもう、どうでもよくなった。
人に好かれるくらいなら、嫌われる方が楽だと思った。
その噂が広がると、クラスの友達も俺から距離を置き始めた。
完全に孤立した。一人ぼっちになった。
誰にも話しかけられず、誰にも心配されない。
むしろ茜音の方が心配されている。俺は何もしてないというのに、悪い噂しか広まらない。
俺は何処にも居場所なんか無い。そう常に思って生活していた。
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何年間つらい思いをしてきたのだろうか。思い出したくもない。
年月を重ねるごとに親から受ける暴力も増して、痣を隠すのも難しくなってきた。
それに、それを黙認する茜音にもそろそろ腹が立ってきた。
普通止めるだろ。大好きな弟が暴力を受けてるんだぞ。なのに何故何年間も止めない。
…………俺は茜音を嫌うようになった。
珍しく学校で話しかけてきても、俺は無視してきた。
すると、クラスの人からは
「うわー、茜音ちゃんの事無視してるよ……」
「茜音ちゃんかわいそー」
こう言われた。
だが、気にしない。
気にするとすれば、ちょっかい出してくる男子がちょっとうざったいくらいだ。
それでも俺は耐えてきた。何日も、何年間も。
しかし、その耐えてきたものが、小学校6年生の時、爆発する。
教室で一人、読書をしていると、男子の中でも特に人気なヤツが俺の席まで来た。
何だ?"どうせ俺の読んでる本よこせ"とか言うのか?と思っていると。
「おい、誰にも心配されない気持ちってどーなんだ?アハハハハ!」
続けて何人もの男子が笑う。
……………プツン。
今まで何とか繋がれていた糸が、真っ二つに切れた。
「……………す」
「あ?なんだよ」
「お前ら………全員ぶっ殺してやるよ」
その瞬間、俺は立ち上がり、男子を殴る。
一人やられると、また男子がやってくる。
それを殴る。
またやってくると、また殴る。
────しばらくすると、俺は正気に戻った。
そこには、何十人もの男子が倒れている。
ある者は泣いていて、ある者は血が出ている。
……やりすぎた。
「……………」
下を見ながら立っていると、先生が数人走って来た。
「神栄君!?何をやってるんだね!」
「……………知りませんよ」
「とりあえず職員室に来なさい!」
手を掴まれ、俺は職員室に連れてかれた。
「神栄君!何でこんな事をしたんだ!」
「…………あんたが一番わかってんだろ」
「…!?」
「いじめられてるからやり返した。それだけだよ」
「だからと言ってだな……!」
「は?お前も同罪だろ。お前だって俺がいじめられてんの知ってんだろ?わかってんのに止めない、止めたらなんかあるかもしれない。だからそうしたくなかった。大方そんなもんだろ。…………ふざけんなよ!俺はそーゆー奴らが一番嫌いだ!自分さえよければ他なんてどうでもいい?だからって何で俺だけが被害受けなきゃいけねーんだよ!何でだよ!おい!教えろよ!!!!」
血がついた手で、先生の胸ぐらを掴み、今まで溜め込んでいた嫌味を全て吐き出した。
「………今すぐその手を離しなさい」
言われた通り手を離す。
「神栄君、そのことについては謝る。が、やりすぎだ。親とじっくり話してみたらどうだ?」
何を言ってるんだこいつは。親に話す?話したらまた俺は暴力を受ける。
…………まさか!
「親に引き取ってもらおうか。電話番号は?」
「………さぁ、俺は知りません」
「まぁいいか……緊急連絡先名簿で調べればいいし………」
「………あの!!!」
背を向けている先生を呼ぶと、先生はくるりと俺を見ようと振り返った。
俺はタイミングよく飛び込み、先生の顔面を殴った。
うずくまる先生を見て、俺は学校から逃げた。
おじさんに連絡されることはもう止めることは出来ない。だったら、もう逃げるしかない。こんな家放っておいて、どこか……遠くへ逃げよう。
ふと、小学1年生の時のことを思い出した。
親の事故の前、あの人に会った思い出を。
黒い髪、かわいい笑顔。どれを取っても素晴らしいあの人に、俺は会いたいと思った。
だが、もうあの人は転校してしまった。
どこにいるかもわからない。
か……ざきさん……だっけな…?
思い出がだんだん曖昧になってきた。
誰だか忘れたくないのに、誰だったか思い出せない。
また………会えるのかな……あの人に。
えー、9月の最後の方に高校の文化祭があります。
そしてうちのクラスでは、映画をやるのです。
更新が遅れた理由①は、映画のシナリオ製作です。
(これはどこかで言った気がする)
そして理由②は前書きで言った風邪です。
理由③は…………ですね。
ポケモン(エメラルド)にハマってそれに自由な時間を注ぎ込んでました。すいません。
僕の近況は大抵LINEで言ってます。友達登録して、なんか変な事してたら、叱ってください
(別にMとかじゃなくて)
IDとかは感想で教える(予定)です
では次回、神栄の過去も終盤。中学1年〜2年の過去についてですかね。
いつ更新するかわかりませんが、待っててくださいね!
では、おやすみなさい………(笑)
(今日は寝てない)