あと10体でサガット運極だああい!
がんばろ。
あ、あとがきはスーパー愚痴タイムです
「さて皆さん!2週間後は中間テストですよ!熱くいきましょう!熱く!」
「暑いわ!」
「あ、こら!寝るんじゃありませんカルマ君!神栄君!」
「だりぃ」
勉強めんどくせぇ、俺にゲームをよこせ。
……残り5ヶ月。
先ほど言った通り、テスト2週間前になったのだが、ぶっちゃけ勉強なんかしてる暇はない。
最大の目的である、暗殺をしなければならない。
「お?チャイムが鳴りましたね、今日はここまでです」
放課後、
「残り5ヶ月………か」
「うん。正直勉強より暗殺のスキル高める方が優先じゃない?」
神栄がボソッと呟いた言葉を聞いた矢田は帰ろうとするみんなを止めた。
そのことを言われると、みんなは険しい表情を浮かべた。
しかし、
「ふふふ、難しく考えんなよお前ら。俺に任せろよ」
岡島は親指を立てドヤ顔で言ってきた、
「は?お前なんか信用出来ねーよ」
「いやいや、来てみればわかるって!」
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岡島に言われるがまま来させられたのは、森だった。
しかし、岡島は椚ヶ丘の住宅地を指差した。
「新しい通学路を見つけたんだ、それがここさ」
「それがここって……住宅地じゃねーか」
「フリーランニングで建物の屋根を伝っていけば、ほとんど地面に降りずに隣駅の前まで行けんだよ」
「あー……なるほど。でも、事故ると怖いから俺は帰るわ」
「ちょっと待てよヘタレ」
「あ?」
「これやってくれたら、ヘタレの名前を消してあげるよう、みんなに話してやるよ」
どんだけ来て欲しいんだよ。それでも俺は行かないけどな。
「あー、じゃあゴールに連れてってくれよ、そこで安全なら明日からやってやる」
「今からそこまで行けんのか?」
「………チッ、なら一緒に行くわ」
渋々神栄も行くことになり、岡島が先頭に立って移動し始めた。
「うっはー!気持ちいー!」
「確かにすげぇな……高いけど」
実のところ、神栄は高所恐怖症なのである。
とは言ってもそこまで酷いものではなく、10〜20メートルくらいの高さまでならギリ大丈夫らしい。
「俺らはすげぇんだよ!体育祭でわかったろ?他の生徒とは大違いだってな!」
「まぁ……間違ってないな」
そうそうしているうちに、ゴール近辺まで着いた。
あとは道路に降りるだけなのだが、木村と岡島二人が一番最初にゴールした。
それに続いて神栄も飛び降りるのだが。
真下には自転車に乗っているおじいさんが見えた。
「やばっ……!岡島ぁ!」
神栄がスクールバッグを岡島の腹目掛けて投げつけ、岡島を自転車に乗っているおじいさんから離した。
しかし、
木村とおじいさんがぶつかった。
おじいさんはとても痛そうにしていた。
おそらく足だろう。
「…………」
「とりあえず救急車だろ……」
神栄はケータイを取り出し、救急車を呼んだ。
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病院の外では、誰一人話そうとはしていなかった。
ただ黙って下を向いていた。
当然神栄もぼーっとしている。
そこに、烏間先生がやってきた。
「右大腿骨の亀裂骨折だそうだ。君らに驚きバランスを崩し、ぶつかってヒビが入った。低度は軽いので二週間ほどで歩けるそうだが……」
「俺らはやばい事をしてしまったな」とやっと自覚した時、殺せんせーが来た。
いつもの顔とは違い、真っ黒、怒っている時の顔である。
「………まさかあんなところにチャリこいでるじーさんがいるとは思わなかった」
「確かに悪い事したとは思ってるけど……」
「地球を救う重圧と焦りが……てめーにわかんのかよ」
皆言い訳を言っていると、
殺せんせーは容赦なくみんなの頬を叩いた。
そりゃ死ぬ低度の一撃ではないが、とても痛かった。
「……君たちは強くなりすぎたのかもしれない、身につけた力に酔い、弱いものの立場に立って考える事を忘れてしまった。それでは本校舎の生徒と変わりません」
殺せんせーは顔にバツのマークを付けて怒った。
これが、間違うという事なのだと痛感した。
「で、話は変わります。今日からテストまで二週間、クラス全員のテスト勉強を禁止します」
「……は?」
「罰ではない、テストより優先すべき勉強をするだけです」
………と言って殺せんせーはマッハでどこかへ行ってしまった。
「……………あ、そういえば」
神栄は何かを思い出すと、病室のある方へと歩いて行った。
「神栄?どうしたの?」
「ちょっと用がある。お前ら先帰っていいぞ」
そう言って、みんなと別れた。
神栄はとある病室へと到着し、ノックをした。
「………入りなさい」
「あ、失礼します」
「……………また何かやらかしたようだねぇ、あのおじいさん、亀裂骨折してるよ?」
そう、神栄は例の薬をくれた病院の先生の元へ行っていたのだ。
「知ってますよ。それより、薬の件ですけど………」
病院の先生はカーテンを閉め、パソコンの電源を切った。
「なんだい?」
「まだ使ってないですけど、『強』より上の薬をください。いつか使う時が来ると思ったんで」
「君はバカかい?確かに『強』より上の薬は実在する。しかし、生存確率が限りなく低い。並みの人間なら即死レベルだ」
「バカは貴方ですよ……俺は並みの人間じゃない、最高の人間だ。仮に0.1%しか生きてられる確率が無いとしても、俺はその0.1%の中に入るんだよ。絶対にな」
「………副作用は酷いぞ?」
「一応教えてください」
「最悪死ぬ。そして、2〜3時間前の記憶が吹っ飛ぶ可能性がある。そして、君がなってしまった"狂気"状態と同じ、もしくはそれ以上の力を手に入れることになる。その分、自身の治癒能力がほぼ0になる。要は、怪我をしてもそれが治らないということだ」
それでも、神栄の意思は変わらなかった。
神栄は薬を貰うと、薬をじっと見つめていた。
(誰かを守る為なら、死んでも構わない………か。死ぬ訳にはいかねーけど、薬が必要な時が必ず来る。特に…………)
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神栄は病院から出ると、何やらもめ事を起こしている人が見えた。
明らかに暴力を振るわれていて、一方的だった。
神栄はそこへ向かう。
それに気づいた不良は、神栄に言い放つ、
「てめぇ……何見てんだよコラァ!」
と言った瞬間。
「………なんか言った?」
神栄は大きく目を開き、少し笑顔で不良に言った。
すると不良は逃げ出した。
「あ、大丈夫ですか?」
とやられていた一般人を見ると、
「ひぃ!」
と言って逃げ出してしまった。
「………顔になんかついてんのかな……?」
この時、神栄は気づいていなかった。
神栄の目は……少しづつ黒くなっていくことを……………。
(僕の口調がいつもと異なるし、汚い言葉連発の可能性アリなので、嫌な方は下の方の次回予告まで飛ばした方がいいです)
ああああああなんだよこらあああああ!
(文化祭で)劇やるっつったよな?やるって言ったよな?
なんでやらねぇんだよおおおお!ふざけるなあああああ
ここに来て映画だと?死ね!
しかも、シナリオ俺かよ!だりぃよ!やりたくねぇよ!
久しぶりに人ぶっ倒そうとしたよ!
あああああああああああああやってらんねええええ!
シナリオ書くのだりぃよ!めんどくせぇよ!俺にこの小説書く時間よこしやがれええええええ!
……はぁ、はぁ、はぁ、言いたいことは言った。
んな訳で次回、大改造劇的ピフォーアフターです
(ビをピにしたのは『あえて』です)