ねぇいなくなったかと思った?いなくなったかと思った?
残念!います!あーはははははははは!
あ、テンション高いです今、なぜなら、『とある魔術と禁書目録と学ぶ数学A.I』と『とある科学の超電磁砲とやり直す中学数学』を手にして嬉しいからです。
でも、こっちの方は駄文だよん。
「……………」
「……………」
まさか、また神崎の家に行くとは思ってなかった。
そう、全ては神崎のお父さんが悪い。
真面目そうなあの人が結構酔ってたせいで、半ば強引に神崎の家に連れてかれた。
そして、今に至る。
「…………」
「…………」
時計の音だけが部屋中に響く。
何事もないまま、時間は過ぎる。
(マジで何しろってんだよ!)
(何をすればいいんだろう……)
「………なぁ……」
「!?」
突然のことにびっくりしたのか、神崎はビクッ!として神栄を見た。
「え……?どうしたの?」
「……眠いから寝させてくれないか……?」
「え?あ、いいよ」
そう言って布団を出してくれた。
「ああ……ありがと」
……布団に入ると、
「私も………眠い」
もぞもぞと布団に入ってきた神崎、
いや、おかしいだろ。
突然ですが、問題です。
Q、ベッド一つと、布団一つがあり、人数は二人います。さて、あなたならどうしますか?
普通の人なら、
A、ベッドと布団別々に入る。
なのだが、これは明らかにおかしい。
「ねぇ碧君……私も……眠いの…」
ほぼゼロ距離の二人、神栄は頭がポーッとしている。
「……そそそそうだな」
「おやすみ……碧君♥︎」
と言って…………。
本日2度目のキスをしてきた。
しかも、ベロチューだ。
「〜〜〜〜ッ!?!?!?」
神栄はクタァ……としてしまい、無防備な状態だ。
今なら誰でも殺せそうである。
目の焦点は合ってないし、ポーッとしているし、思考は停止してるし、現実逃避してるし……と簡単に言えばヘタレモードに入っている。
「………………」
神栄はそのまま気絶したかのように目を瞑る。
7HITくらいすると、本当に眠ってしまい、神崎は悲しそうに唇を離した。
「…………寝ちゃった……」
「…………んなわけないだろ……あんなことされたら現実逃避するに決まってんだろ……」
神栄は背を向けながらボソッと喋っている。
「今さらだけどさ……神崎」
「…………?どうしたの?」
「なんで……俺のことを好きになったんだ?」
「……………惚れ」
とても小さい声で言った神崎は、顔を赤くした。
「……え?なんて?」
「一目惚れ……」
一目惚れか………。まぁ、俺もそんな感じだったな………。
初めて会ったとき、まだ椚ヶ丘に来て一週間も経ってなかった。
そんな時声をかけてくれたのが神崎だった。
俺は、その時のことは今になっても忘れない。
だから、俺も……す……
「そうだったんだ……」
「うん………」
また黙り込んでしまった。
「……碧君……さっきまで何してたの……?」
「…………病院だよ。いろいろ……な?」
「そう……じゃあ……おやすみ」
「お……おう」
◇◇◇
あれから何時間経っただろう。
起きた時には、部屋は明るかった。
「ん………あ……何時だ……?」
「11時だよ!あーおくん!」
バサッ!と布団を取り、暖かかったのが一瞬にして寒くなった。
「寒い……寒い……布団…」
「フフフ……私を喜ばしてくれたら布団を返してあげよう」
神栄はメガネを付け、考える。
「………え」
「………フフフ」
「………あ、あそこにUFOが!」
「え?」
神栄は力ずくで布団を奪おうとすると、神崎が抵抗した。
「うおりゃああ!」
布団を手に入れると神栄はすぐに寝る体勢をとった。
「………ずるい」
「これも作戦のうちd「神栄くーん。昼ごはん出来たよー」
なんて不幸なんだ……。
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「昼から豪華な食事ですね」
「そう?いつもこんなのだよー」
神崎のお母さんが食事を置きながらそう言うと、ニヤニヤしながらこちらに話しかけてきた。
「………で?お二人さんはどうなの?夜を共にしたわけだけど…」
(まさかだと思うけどあの人夜に部屋覗いてたな……?)
「え?ああ、普通でしたよ。普通」
「へー……ほー……」
そんなこんなで食事も終わり、神栄が帰る用意をしていた。
「ねぇ碧君……」
「ん?どーした?」
「今度…遊園地行かない?」
今度か、特に予定もないし、大丈夫だろ。
「おう、いいぞ」
すると神崎は少し照れながら……。
「じゃあね!碧君!!」
「………うん、また学校でな」
神栄は笑顔で神崎の家を後にした。
「………遊園地………か」
てか、今日なんかコンビニ行ったら暗殺教室最新巻があったんですけど……。
立ち読みしたら、殺せんせーの過去の話の前で終わってる!
ふざけるなああああ!!!
あ、次回コードネームのやつです。