神栄 碧と暗殺教室   作:invisible

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デート回だよ!読者全員集合!!!


あ、E組生徒はお帰りください。




第101話 デートの時間

 

 

土曜日、神栄は自宅でテレビを見ている。

 

 

 

 

「暇だなー、することないなー」

 

 

 

とか言いつつ、P○Pでゲームをしている。

 

 

 

「うわっ!負けた………。最悪だ…もう一度やんなきゃ」

 

 

 

バトルゲームをやってるらしく、最難関のクエスト中だ。

 

 

2分後、

 

 

『K.O!!』

 

 

 

「よっしゃ!全クリだぜ!」

 

 

 

神栄はこれまでたくさんのゲームで全クリをしてきた。

 

 

 

その回数、なんと100回!!!

 

 

 

 

「俺にかかれば、24時間以内でゲームのストーリーはクリアできる。全クリは1週間くらいかかるけどな」

 

 

 

独りで自慢気に話していると、テレビでは天気予報をやっていた。

 

 

 

『本日は昼頃から土砂降りの可能性が高いです。外出は少し控えた方がいいでしょう!』

 

 

……と言っているが、神栄には聞こえていない。

 

 

 

「このゲーム、エンディングいいな……続編出たら買おう。あ、そうだ、外行ってなんか買おうかな……」

 

 

 

 

 

 

……と外へ出ようとドアを開けた瞬間、ケータイがブルブルと震え始めた。

 

 

 

「……ったく誰だよ…。もしもしー?」

 

『も…もしもし…神崎…です」

 

 

 

 

「!?!?」

 

 

 

最近神崎から電話してくることが増えてきたな……。

 

 

「……どうした?」

 

 

 

『その…碧君とデートしたいなー』

 

 

 

突然電話してきて、突然デートしたいと!?

 

 

まぁ、暇だから構わないけど、でもなぁ……馬鹿ども(カルマとか中村とかその他諸々)にバレると面倒だしなぁ…。

 

 

 

「まぁ……いいけど、どこ行くんだ?」

 

 

 

『服を買いたいから……一緒に来てほしいな………』

 

 

 

 

「おう、いいぞ。じゃあ椚ヶ丘駅で待ってるわ」

 

 

 

 

『うん!!』

 

 

============================

 

 

30分後、

 

 

 

 

 

 

「………?」

 

 

 

あれ?いない。

 

 

 

確かに椚ヶ丘駅集合だよな?間違ってないよな?

 

 

 

神崎はどこ行ったんだろう……。

 

 

 

神栄はウロウロしていると、突然前が見えなくなった。

 

 

 

 

 

 

 

「だーれだ?」

 

 

 

 

「………」

 

 

「だーれだ?」

 

 

 

 

「………はぁ、そこにいたのかよ神崎。まぁいいか、じゃあ行こうか」

 

 

 

「あ、うん」

 

 

(なんか反応が薄いなぁ……碧君)

 

 

(反応薄いかな……でも、何て言えばいいんだろう……)

 

◇◇◇

 

 

 

 

神崎と神栄が歩いていると、周りの人たちから羨ましそうに見られている。

 

 

※ちなみに手は繋いでません!残念ながら!

 

 

 

 

 

 

「うわ!あの人かっこよくない!?」

(ヘタレの神栄ですけどね)

 

 

「本当だー!彼氏さんイケメンー!彼女さんも可愛いね!」

(神崎は可愛いけど、男の方はヘタレです)

 

 

 

「………なんか、見られてんな」

 

 

 

 

「そうだね……」

 

 

 

しばらく歩くと、最近出来たばかりの服屋に着いた。

 

 

 

出来たばかりにしては客が少ない。どうしてだろう…。

 

 

 

 

 

「いらっしゃいませー」

 

 

 

 

店員を華麗にスルーした後、神崎は服を探し始めた。

 

 

 

「………碧君、これどう?」

 

 

 

うむ、なかなか良いではないか。

 

 

 

素晴らしい。

 

 

 

「おう、いいじゃん。似合ってるぞ」

 

 

 

「じゃあこれは?」

 

 

 

 

「うーん、もうちょいなんか欲しいな。これとかどうだ?」

 

 

 

あーだこーだしてるうちに、神崎は何回服を着ただろう……。

 

 

 

結局決まったのだが、予算は見事にオーバーした。

 

 

 

しかし!しかしだ!

 

 

 

ここは彼氏が買ってあげるのが一番だ。(と思っているだけ)

 

 

 

だから……。

 

 

 

「……ん。それ、ちょうだい」

 

 

 

そう言って、神栄は手を服の前に出した。

 

 

「え?」

 

 

 

「それ、俺が払うから、ちょうだい」

 

 

 

 

「………うん、ありがと」

 

 

 

 

「お会計、3250円でーす」

 

 

 

 

「はい」

 

 

 

神栄はカッコよく5000円札を渡し、会計を済ませた。

 

 

 

買い物が終わったが、時間はまだまだある。

 

 

 

 

現在、午前10時。

 

 

 

 

「なんかねぇかな……することねぇぞこりゃ……」

 

 

 

「そうだね……何しよっか……」

 

 

 

 

 

 

 

 

と、2人が考えていると、ポツポツ……と雨が降ってきた。

 

 

 

 

「うわ……雨かよ……とりあえずどっかで雨宿りするか」

 

 

 

神栄は神崎の手を握り、走っていった。

 

 

 

この時、神崎は嬉しくて言葉も出なかった。

 

 

 

「………」

 

 

最初は小雨だった雨が、だんだん強くなってきた。

 

 

 

「………やべぇな、どしゃ降りになってきた………。神崎、家に入れてくれ………」

 

 

 

「え?」

 

 

「近くにあるだろ?俺風邪ひいちゃうよ。だから案内してくんないか?」

 

 

 

「わかった!じゃあ、行こうか!」

 

 

 

今度は神崎が神栄の手を引っ張った。

 

 

 

ヘタレの神栄は恥ずかしくて声が出なかった。

 

 

 

(……うわぁ、これは恥ずかしい。でも、雨に感謝だわ…)

 

 

 

 

2、3分すると、神崎の家に着いた。

 

 

 

「………お…お邪魔します」

 

 

 

 

ずぶ濡れの2人を見て、神崎母は驚いていた。

 

 

 

「ど、どうしたの!?2人とも」

 

 

 

「見ての通りですよ……濡れました」

 

 

 

 

「と、とりあえずシャワー浴びてきたら?」

 

 

 

「はい……すいません」

 

 

 

============================

 

 

 

風呂場に着き、神栄はシャワーを浴びる。

 

 

 

「へっくし!」

 

 

 

地味に可愛いくしゃみをした神栄。

 

 

 

それほど寒かったのだろう。

 

 

 

神栄は風呂場にあった椅子のようなものに座り、頭を洗っている。

 

 

 

「暖かいなぁ……風呂って素晴らしいよな……」

 

 

 

ワシャワシャと洗っていると、ガラ!とドアが開いた。

 

 

 

クルッ、と後ろを振り返ると、そこには、

 

 

 

 

 

 

(タオルはしていたが)裸の神崎がいた。

 

 

 

 

「…………へ?」

 

 

 





もうこれR18だろ(笑)


まぁ、小学生でも読める健全な小説にしたいですけどね。
(暗殺の時点で健全ではないですが気にしたら負けです)


次回、ヘタレのとる行動は………?



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