インフィニタスポテンシア~無限の可能性~   作:北欧狐

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どうも、この間映画を観に行って『リリカルなのは』の新作の予告で地味に驚いてた北欧狐です。

なのはの装備が変わってるのはいいよ?新作だし。ただ、アレは何さ。腰構えのなのは2倍くらいあるレイジングハートは。バリアジャケットもゴツくなってMG5(マジでガンダム5秒前)だったし。まぁ、観に行くけど。魔法科も見る。

お気に入り件数100件超えたーーーーーーーーーーーー!!!

今回はシャルロッツの問題解決とデュノア夫人ざまぁ回です。


それではどうぞ。(=゚ω゚)ノ



威風堂々と因果応報(ちょいょいネタ入ります)

シャルロッツside

 

僕はあの電話の人に言われた通りフランスに来ている。空港で待っていると1台の黒いベンツが停まった。どうやら会社からの迎えのようだ。私が乗ると車は走り出した。運転手は帽子を深く被っていて顔がよくわからないが見えてる範囲から判断するに20代だろう。

 

「あの〜、あなたは?」

 

「ついこの間送迎担当になったセバスチャンです。」

 

「それはセバス・チャン?苗字か名前がセバスチャン?それとも名前がセバスで親しみを込めてちゃん付け?」

 

「フルネームはセバスチャン・セバスチャン・セバスチャンですよ。」

 

「そんなゴリラの学名みたいな!?」

 

そこから僕と運転手さんは雑談を続けた。学校のことや友達のこと、そしてやがて家族の話しになり上手くいってないことやどうしたら良いかを話した。

 

「あなたは今までのことから少し周りを信じられなくなっていると思います。もう少し周りを信じても良いかもしれません。少なくともあなたは周りの人たちに愛されてると思いますよ。それと1度自分の思いをぶつけてみるのも良いと思います。とにかく1番大事なのは自分から行動する事です。自分から行動に出れば周りもそれに応えてくれるかもしれませんよ。」

 

少し気持ちが楽になった気がした。

色々話しているうちに会社に着いた。

 

 

「一緒に来てはもらえませんか?」

 

「それはできません。私はあくまで運転手です。それに不安になることはありませんよ。あなたはただ義母に会って報告と話しをするだけです。あなたは何も悪いことはしていない。なら、胸をはりなさい。」

 

「また会えますか?」

 

僕がそう聞くとセバスさん(長いから)は少し笑った。

 

「ええ、会えますよ。もしかしたらあなたが思っている以上に早く。」

 

「さぁ行きなさい。シャルロットデュノア!行って自分の未来を掴みなさい!」

 

そう言ってセバスさんは背中を押してくれた。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

僕は今社長室の前にいる。今から僕は義母でありデュノア社社長夫人であるアントワネット・デュノアにか会う。そして僕の思いをぶつける。

 

「最後にエリザさんに会いたかったな。」

 

エリザさんは秘書であり僕の面倒をよく見てくれた優しい人だ。たくさん話したし、相談にものってくれた。僕も母親のように思っていた。

 

「行くか。」

 

そして僕は社長室に入って行った。

 

目の前の社長席にはアントワネット・デュノアが座っていた。苗字より名前の方が長いこれいかに。あっ、僕もだ。

 

そして、僕はIS学園でのことを報告した。

 

「それとお願いがあります。」

 

「何かしら?」

 

「僕を自由にしてください!正直今までのここでの生活は楽しくありませんでした。IS学園では楽しいことがたくさんあります。でもその楽しい時間は3年しかありません。3年が過ぎればまた地獄に逆戻りです。そんなの嫌です!僕を僕として見てくれる人たちといたいです!だから僕を自由にしてください!」

 

「あなた何ふざけたことを言ってるの?あなたは私の姉、ジャンヌが産んだ子よ。ただでさえ嫌いだったあの女の娘でも私は必死に我慢して育ててきたのよ?あなたはその恩を仇で返すの!?」

 

僕はこの言い方に今まで怯えて何もできなかった。でも今は違う。セバスさんに背中を押して貰った。エリザさんがいた。IS学園にも友達がいる。だからもう何も怖くない!言ってやる!今までずっと言いたかったことを!

 

「僕はあなたの娘じゃない!私の母親はジャンヌだけだ!!」

 

言ってやった。思い残すことは沢山あるけどそれでもずっと言いたかったことを言えたからスッキリした。アントワネットに殴られることを覚悟して目を瞑った時にドアが開いた。

 

「よく言えましたね。シャルロットデュノア。」

 

「セバ「お前は送迎係のジョナサン!?」ス・・・えっ?」

 

名前ジョナサンじゃん。セバスチャン違うじゃん。

 

「ジョナサン?違うな!」

 

ジョナサンも違うんかい。じゃあ誰やねん。

 

「ある時は送迎係。またある時は・・・・・・。」

 

「「・・・・・・」」

 

「してその正体は!」

 

送迎係しかないんかい。

 

「白夜の黒十字が1人!白銀の輝!ここに参上!」

 

白銀の輝!?世界中のテロに介入して解決しているあの!?

 

「アントワネット・デュノア。あんたは終わりだ。シャルロットデュノアとの関係も含めて全てな。」

 

「何を言ってるの!?私とシャルロットの関係はここに書類で」

 

「そんなのどこにあるんだ?」

 

「そんなのここに」

 

そう言ってアントワネットは鍵のついた引き出しを開け書類を出した。その瞬間書類はボロボロと崩れていった。まるで何十年、何百年と経って劣化したかのように。

 

「嘘!?何で!?」

 

「もう1度聞くぜアントワネット・デュノア。()()()()()()()()()()?」

 

「そんな・・・・・・なんで・・・・・・。」

 

「『こんなことができたか』か?そうだな。そろそろ入ってきたらどうだ?」

 

白銀の輝がそう言うとドアから誰かが入ってきた。

 

「エリザ!?」

 

そう。私の面倒をよく見てくれたエリザさんだった。

 

「こいつが手伝ってくれたからだよ。」

 

「そんな!?エリザ!!あなたは私の秘書でしょ!?何でこんなことを!?」

 

アントワネットがそう言うとエリザさんは大きくため息をついた。

 

「はぁ〜、いくら10年近く会わなかったとはいえ髪型を少し変えて眼鏡を掛けただけなのに気づかないものかしら?」

 

そう言ってエリザさんは三つ編みを解いて眼鏡を外した。

 

・・・・・・って・・・・・・嘘・・・・・・どうして・・・・・・あなたが・・・・・・。

 

「あなたは・・・・・・ジャンヌ・デュノア!?生きていたの!?」

 

・・・・・・お母さん!!

 

「ええ、彼や彼の仲間のおかげでね。そして、シャルロットとの関係に関する書類やバックアップは役所のも含めて全部抹消したからもうあなたとシャルロットは何の関係もないわ。それとあなたに今までの不正や汚職も警察にリークしておいたからあなたは終わりよ。」

 

「くっ、どうりで可笑しいと思った。『エリザベート・ハナコ』で通称『スティーブ』って履歴書に書いてあった時に気づくべきだったわ。」

 

いや、気付こうよ。明らかに偽名じゃん。何で採用したのさ。いや、そのおかげで助かったんだけどね。

 

「さぁ、ジャンヌ。シャルロット。帰るぞ。」

 

そう言って白銀の輝は踵を返し歩き出した。口笛を吹きながら歩く姿は今白銀の輝が吹いている曲『威風堂々』そのものだった。

 

シャルロッツside end

 

 

 

輝side

 

俺たちは今アイリスの花畑に来ている。ジャンヌが生前(死んでないけど)シャルロッツと来た思い出の場所らしい。

 

「本当にお母さんだよね。嘘じゃないよね。」

 

「ええ、あなたのお母さんのジャンヌ・デュノアよ。ごめんね。来るのがおそくなって。みんなと連携するのに手間取っちゃった。」

 

「えっ?みんな?どういうこと?」

 

「どういうことも何も本社にあんな簡単に潜入できる訳ないじゃない。それに私は10年近く潜入してたのよ?そんなに潜入してたら普通はバレるわよ。それなのに何故今までバレなかったか。それはみんなが協力してくれたからよ。」

 

「えっ?えっ?」

 

シャルロッツ混乱してるな。それもそうだ。今まで1人だと思ってたらみんなが協力してるって言われたらな。

 

「私を黙認してたのはみんな。彼がこの間書類抹消のために潜入する際に社長とアントワネットが揃って不在だったのは秘書だった私と人事部のおかげ。そして何よりこの計画を立てたのはあなたの父『エリック』なの。」

 

「だから車の中で言ったろ?『あなたは周りの人たちに愛されている』と。」

 

自分が愛されているという事実にシャルロッツは泣き出した。

 

「いいのよシャルロット。今までよく我慢したわね。さぁ、今まで我慢してた分思う存分泣きなさい。」

 

ジャンヌはシャルロッツを優しく抱き締めた。その温もりにシャルロッツはさらに泣き出した。

まぁ、今このままにしておくか。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

しばらく泣いてシャルロッツも落ち着いてきた。

 

「ほら、これで拭け。かわいい顔が台無しだぜ。」

 

俺はシャルロッツにハンカチを渡した。

 

「ありがとうございます。」

 

フキフキ

チーン

 

「おいコラ。」

 

こいつ人のハンカチで涙拭いた後に鼻かみやがった。

 

「ありがとうございました。」

 

「いや、いらんがな。」

 

返してくんな。色んなことがあった直後にアレだけどこいついっぺんシバいたろか?

 

「あらあら、誰に似たのやら。」

 

「お前だよ。お前。」

 

こいつの場合涙すら拭かずに直鼻かみにいったからな。

 

「そういえば協力してくれた社員はみんなラビット社に再就職できるようにしておいたぜ。」

 

「何から何までありがとうございます。」

 

「さぁ、これでお前は晴れて自由だ。学園生活を謳歌しろ。」

 

「はい!」

 

シャルロッツはとびっきりの笑顔で返事を返してきた。

 

 

 

 

 

 

 

「ただし、アベル。テメェはダメだ。」

 

「何でや!!」

 

冗談だよ。つうか、いたのかよ。お前。

 




どうでしたか?ちょいょいネタぶち込んだので『お前何してんの?雰囲気ブチ壊しじゃん』と思う方もいると思いますが堪忍して下さい。
文才が無いからです。文才が欲しい。もっと上手く感動話を書きたい。ちなみにアベルは今回限りの予定ですが皆様次第でまた出るかもしれません。

それと活動報告で次回作についてのアンケートを取ります。ぜひご解答よろしくお願いします。解答は活動報告の方にお願いします。

それではまた。感想、質問、アンケート解答待ってます。

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