僕たちは天使になれなかった   作:GT(EW版)

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裏設定の捏造

 

 あの時、ピッコロが駆けつけてくれて良かった。

 もし彼が来るのが少しでも遅れていれば、私は家族と暮らした地球をこの手で破壊していたかもしれない。そう考えると、今でも身が震える。

 

 

 

 

 

 

 

 

「悟飯、仙豆だ!」

 

 黒い鎧を睨む双眸はそのまま、ピッコロが手のひらに収まる大きさの小袋を地上の悟飯へと投げ渡す。

 一口で複雑骨折すら完治させることが出来る、悟飯も何度も世話になっている仙豆だ。袋の中身を見ると、それが二粒だけ入っているのがわかった。

 

「ちぇりおォォッ!!」

 

 悟飯がその内の一粒を噛み砕いている間、修行用の重りであるターバンとマントを外したピッコロが果敢に黒い鎧へと向かっていく。

 強くなっている――と、彼の全身から解放された気に悟飯は未だ健在の師の戦闘力に喜ぶ。勉強の為に近頃は修行が疎かになっていた自分とは違い、あれからも地道に修行を続けていたピッコロはセルゲームの時よりも明らかに強くなっていたのだ。

 しかし、それでも超サイヤ人の悟飯よりはまだ大きく劣っている。そしてそんな悟飯すら直接の対決で破っている黒い鎧が相手では、さしものピッコロと言えど分が悪かった。

 

「ぐあっ!」

「ピッコロさん!」

 

 初撃のパンチを左手で受け止められたピッコロが、黒い鎧の右手から繰り出されたカウンターの鉄拳に吹っ飛ばされていく。

 そして彼に体勢を立て直す隙すら与えないまま、突き出された黒い鎧の右手から無慈悲な追撃が放たれた。

 この世の闇が凝縮されたような禍々しい色で輝くエネルギー弾――仙豆によって体力が全快した悟飯が、即座に地を蹴ってその間に割り込んでいく。

 

「くっ……!」

 

 両手に力を込め、ピッコロに襲い掛かろうとしたエネルギー弾を明後日の方向へと弾き飛ばす。

 しかし想像以上の威力を前に悟飯は回復早々両手の感覚をしばらく失うことになり、これがもしピッコロに直撃したらと思うとぞっとしなかった。

 

「……へっ、この俺がお前に守られるようになるとはな」

「ピッコロさん?」

 

 体勢を立て直したピッコロが悟飯の横に戻り、苦々しげに呟く。

 今に始まったことではないとは言え、ついこの間まで恐竜相手に逃げ回るだけだった弟子にその身を助けられたことが、彼には複雑な心境だったのだ。幼子だった弟子が自分の手を離れてこれほどにまで成長したことが嬉しい半面、そんな弟子から完全に置いていかれてしまった自分自身に対して情けない思いがあるのだと後に彼は語る。

 誤解を招くようだがピッコロが弱いということでは断じてない。神との同化によって本来の力を取り戻し、厳しい修行と実戦で培った今の戦闘力はかつて全宇宙を支配していたあのフリーザすらも一撃で倒すことが出来るほどだ。

 ただ、そんな彼が一対一の戦闘では全く役に立てないほど、今の悟飯達の戦いは高次元なのである。

 

「二人で戦うぞ、悟飯」

「はい!」

 

 だがそれは、あくまでも一対一で戦った場合だ。悟飯のサポートに回り足を引っ張ることなく戦おうとするならば、ピッコロという戦士は今でも十分すぎるほどに優秀だった。

 二人同時にフルパワーを解放し、黒い鎧の動きを窺う。黒い鎧もまた静かに二人の動きを窺い、不気味にもその場から一歩も動かなかった。

 

 向かい合うこと数秒――最初に沈黙を破ったのは、黒い鎧だった。

 

「――ッ、ァァ……!」

 

 突如として頭を押さえ、苦悶の声を漏らす。

 それはこれまで常に機械的に動いていた黒い鎧が見せた、初めての生物らしい反応だった。

 

「なんだ?」

「……気をつけろ、悟飯」

 

 何やら突然の頭痛に苛まされている様子だが、悟飯との戦いのダメージが今更になって来たとは考えられない。

 頭を抱えて空中でうずくまる黒い鎧の姿は隙だらけであったが、あまりにも唐突な異変に対して悟飯とピッコロは迂闊に手を出すのは逆に危険だと警戒し、戦闘の構えを維持したまま様子見に徹した。

 その時である。

 

「うああああああああああっっ!!」

 

 黒い鎧が、吠えた。

 はっきりと感情が込められたその声色は少女のように高く、また、悟飯にとって聴き覚えのある声だった。

 その声にハッと意識を揺さぶられ、悟飯は思わず戦闘の構えを解いてしまう。

 一方でピッコロは、悟飯とは異なる視線から黒い鎧が見せたある一点の変化に驚きの表情を浮かべた。

 

「気だ! コイツ、気があるのか!?」

 

 その時まで戦闘中も無機物のように「気」を感じることが出来なかった黒い鎧から、確かな「気」を感じたのだ。

 それも、ただの気ではない。とてつもないほどに強大な気だ。

 

「な、なんて気だ! 化け物めっ……!」

 

 あの完全体セルと同等か、それ以上の気だとピッコロは戦慄する。

 超サイヤ人の黄金色のオーラと対を成すような、白銀色のオーラが黒い鎧の身体を覆う。黒い鎧が放つ途方も無い大きさの気は尚も上昇を続けていき、周辺の雲を吹き飛ばし、地球の大地や海を激震させる。

 しかし悟飯は単純な気の大きさ以上に、自分が知っているその気の種類に驚愕した。

 

「この気は……まさかっ!?」

 

 大きさは比べ物にならないが、その根本にある性質は彼女(・・)と全く同じだったのだ。

 現れたタイミングと言い、声と言い、そしてその気の性質と言い――それだけの要因があれば、悟飯が黒い鎧の正体に気付くまで時間は要らなかった。

 

「ネオンさん……なんですか?」

 

 自分が気の使い方を教えた、初めての弟子――ネオン。

 目の前に居る黒い鎧がこの数日間自分達と心を通わせた少女と同一人物であることを確信し、悟飯はその名を問い掛ける。

 その瞬間、地球を震わせた黒い鎧の気が急速で鎮まっていき、やがて元のように何も感じられなくなった。

 数拍の間を置き、ようやく頭痛が収まったのか頭から両手を離した黒い鎧が、酷く疲労した声で言う。

 

「……ゴ……ハ……ン……?」

 

 真っ直ぐに悟飯の方を向き、彼がそこに居ることを確かめるような口調だった。

 鎧で隠れている為に素顔は見えないが、やはりその声は紛れもなくネオンのものだった。

 

「やっぱり、ネオンさんなんだ。これは一体、どういうことなんですか……?」

 

 何故彼女が自分の元に襲い掛かってきたのか、何故あのような黒い鎧の姿になっているのか、そして何故、これほどの戦闘力を持っているのか。今現在の状況を理解しかねる悟飯は、相手がネオンであることを知って、その全てに対して説明を求めた。

 しかし、この時の悟飯にそれを知ることは出来なかった。

 

「……ごめんね」

 

 申し訳なさそうに放たれた少女の言葉の直後、黒い鎧――ネオンの姿が一瞬にしてその場から消え去った。

 

 

 

 

「消えた?」

 

 超スピードから攻撃を仕掛けてくるつもりかと身構える悟飯とピッコロだが、空気の流れを読んでも彼女の存在を感じ取ることは出来なかった。

 それは、彼女が朧のようにこの場から立ち去ったことを意味していた。

 一瞬にして遠くの場所へと移動するその技を、悟飯とピッコロはよく知っている。

 悟飯の父孫悟空が使っていた技の一つ――瞬間移動である。

 

「くそっ、奴は瞬間移動も出来るのか!」

 

 この場から敵が立ち去ったことでピッコロも戦闘の構えを解き、しかしその口からは苦々しげな言葉が飛び出てくる。

 超サイヤ人の悟飯を相手に優勢に立つ戦闘能力に、完全体セルに匹敵する気。そして今見せた瞬間移動に加え、他にもまだ能力を隠している可能性もある。

 つくづく厄介という一言では済まされない相手だ、というのがこの時抱いた二人の共通認識である。しかしそれ以上に、悟飯には何が何だかわからないと混乱する思いが心の大半を占めていた。

 

「ネオンさん……貴方は一体……」

 

 ネオンという少女の人となりは、それなりに知っているつもりだった。

 自分と同じで正義感が強く、優しくて穏やかな人間だと思っていた。母のチチが認め、弟の悟天が懐くぐらい人当たりや面倒見も良く、筋斗雲に乗れるほど清い心を持っていた少女だ。

 そんな彼女があのように、明確な殺意を持って自分に挑んできたことが悟飯には俄かには信じられなかった。

 

「ネオン……まさかあの娘が、あの鎧の正体だったとはな」

「ピッコロさん、ネオンさんのことを知っているんですか?」

「……宮殿からお前達の様子を見ていたんだ。お前に気の使い方を教わっていたところ、妙な人間だとは思ったが」

「あっ、そっか。ピッコロさん、前の神様の能力も使えるんでしたね」

「尤も、あの娘が何者なのかまでは俺にもまだわからんが」

 

 ネオンのことを知っている口ぶりのピッコロに一瞬だけ疑問が沸く悟飯だが、彼の説明を聞いてすぐに納得する。

 ピッコロには先代の神様と同化したことによって、天界の宮殿から下界の様子を眺めることが出来る能力がある。それを使えば、宮殿に居ながらも悟飯の近況を把握することは容易なのだ。

 ただ、悟飯と同じく彼女のことを詳細に知っているわけではなかった。

 

「奴が姿を現したのは数日前のことだ。突如としてベジータに襲い掛かり、その力でベジータを倒した」

「ベジータさんを、ですか?」

「とどめは刺し損ねたようだがな。しかしそれ以来、今日までは何の音沙汰も無かったが……奴の目的はなんなのだ? 今のところセルやドクター・ゲロのように町の人間を襲ったりはしていないが、奴にはわからないことが多すぎる。悟飯、お前はあの娘のことをどこまで知っている?」

 

 ネオンがベジータを倒した、という言葉に悟飯は驚きに目を見開く。だが、思い当たる節はある。彼女と出会うよりも前、悟飯は自宅に居ながらベジータの気が急激に減ったことを感知していたのだ。尤もその時は彼の周りに他の気の存在が無かった為、彼がいつものように無茶な修行を行った結果瀕死になったのではないかと思い、それほど気には止めていなかった。

 あの時、ベジータは彼女と戦っていたのだ。そして敗北した。

 しかしとどめは刺し損ねたというピッコロの言葉通り、ベジータの気は今も健在なところを見ると、命までは奪っていないらしい。そのことに、悟飯は安堵した。

 

「僕もネオンさんのことを何でも知っているわけじゃないですけど……少なくても、優しい人だと思います」

 

 心を通わせた少女が仲間を殺すようなことがなくて安心したと言うところか。尤もベジータにそれを言えばいつから貴様の仲間になったと怒るだろうが、それでも悟飯には今の彼に死んでほしくなかった。昔こそ許しておけない悪党だったが、今のベジータはそうではない。ブルマという妻を持ち、トランクスという息子を持ち、地球という環境の中で徐々に穏やかになっているのだ。

 ……だがそんなベジータも、彼女の立場からしてみれば永遠に許せない悪党に変わりないのかもしれない。

 

「ただ、昔、家族がナッパとベジータさんに殺されたみたいで……」

「……なるほど、あの時の町の人間か」

 

 彼がナッパというもう一人のサイヤ人と共に初めて地球を訪れた時、一つの町が消し飛んだ。その中に彼女の家族が居たということを、悟飯は彼女から直接聞いている。

 そしてそのことはピッコロにも思うところがあるのだろう。俯いてから数秒後、雲一つない空を見上げながら呟いた。

 

「……あの時の願いを「サイヤ人が地球に来てから死んだ人間を悪人を除いて生き返らせてくれ」にでもしていれば、あそこに居た人間も全員生き返れたのだろうに。神め、状況が状況だったとは言え……くそったれ!」

 

 後悔に苛まれたような、苦々しい言葉だった。

 それも無理も無い。何故ならば彼女の家族を含むナッパに殺された人間達を結果的に見捨てるような願いを神龍にしたのは、他でもないピッコロの中に居る地球の神なのだから。

 提案したのは神の上位神である界王の方だが、あの時はどちらもナッパの被害者のことを失念していた。それも孫悟空とフリーザの戦いでナメック星が爆発する五分以下まで差し迫っていた状況であった為に、如何に神の身分である二人とてそこまで考えを回せる余裕が無かったのだ。ナメック星でベジータが殺したナメック星人達も含む願いの範囲から外れて生き返れなかった者達にとっては、あまりに気の毒な話であるが。

 余裕のある今だからこそ当時よりも気の利いた願い方は幾らでも思いつくが、ドラゴンボールで死人を蘇らせられる期限が切れてしまった今となっては既にどうしようもないことだった。

 悟飯もまた、そんな神や界王のことを責める気には微塵もなかった。切迫したあの状況で行った願い事としては、これ以上無いほどに完璧だったからだ。

 だが、どうにも悟飯には腑に落ちない。

 ネオンの目的が、サイヤ人全員に対する復讐だとは思えなかったのだ。

 

「……僕もサイヤ人の血を引いていますから、ネオンさんから恨まれる理由はあると思うんです。けど、あの人はサイヤ人だからってみんな許さないとか、そういう人じゃないと思います。それに何だか、さっきのネオンさんは様子がおかしかった」

 

 数日間の触れ合いでわかったことだが、彼女はサイヤ人だからと悪人以外にまで手を出そうとする狂気めいた人格の持ち主ではない。でなければサイヤ人の血を引く悟飯に対して好意的に近づいてはこなかっただろうし、弟の悟天に対しても優しく接してくれなかった筈だ。それが無害を装って騙し討ちを仕掛ける為の策だとすれば筋斗雲はそんな人間の悪意に反応して彼女を乗せることはない筈であり、そもそも超サイヤ人以上の力を持っている者がそんな回りくどい真似をしてまで悟飯に近づこうとする意味が無い。

 何より、彼女は悟天に電話で「逃げろ」と言ったらしいのだ。それを考えると、ベジータはともかくとしても彼女が全サイヤ人の抹殺を謀っているようには思えなかった。

 

「それは俺も感じた。あれはまるで、何者かに操られているようだった。俺には、あの娘の裏にも何か居るように思えてならない」

「……はい」

「奴のことは、俺とデンデが調べておく。お前の力が必要になれば呼ぶつもりだが、それまでお前は弟のところで待っているといい」

「悟天のところで、ですか?」

「奴の目的がサイヤ人の抹殺なら、お前の弟も危ない。それと、チビのトランクスもな」

「……そうですね。丁度良いです。さっき家が壊れちゃったんで、しばらくお母さんにお願いしてブルマさんのところでお世話になろうと思います。もしもの時は、僕が悟天とトランクス君を守れるように」

「それがいい」

 

 彼女の目的が定かでない以上、こちらも動き辛い。

 なまじ闇雲に動いた結果痛い目に遭った人造人間の時の経験がある以上、悟飯達は慎重に動かざるを得なかった。被害が出てからでは遅いのは確かだが、もっと情報を集めてから戦うべきだと。

 ピッコロがマントとターバンを生成し、その身に纏い直す。悟飯に翻した背中には、どこか哀愁が漂っていた。

 

「……お前にばかり頼るしかないとはな。俺の中のピッコロ大魔王も泣いているぜ」

「ピッコロさん……」

 

 セルや銀河戦士のボージャックと続き、今度は黒い鎧のネオン。

 次々と地球に現れる強敵を前に、サイヤ人とは違うナメック星人としての限界に苦悩しているのだ。

 悟飯にとってのピッコロはいつでも頼りになる「もう一人のお父さん」だが、戦士として広がってしまった悟飯との力の差に、ピッコロ自身は大いに思い悩んでいた。

 なまじ彼も宇宙において敵う者がほとんど居ない強力な戦士であるが故に、宇宙最強に並び立つことに対して諦めがつかなかったのだ。

 それは悟飯にとっては今までに見たことのない、彼の「らしくない」姿だった。

 同情というわけではないが、悟飯はそんな彼を元気づけたくなった。そしてふと自分の姿を見下ろした時、ネオンとの戦いでボロボロになった私服の姿が目に入った。

 

「ピッコロさん、服くれませんか? セルゲームの時に着ていた道着、小さくなっちゃって」

 

 あはは、と超サイヤ人化を解いた黒い髪を掻きながら、悟飯はピッコロに頼む。

 本格的な戦闘からしばらく遠ざかっていた為に、悟飯には今の自分のサイズに合う道着が無かったのだ。

 普通の服でも戦えないことはないが、全力で戦うにはやはり丈夫かつ動きやすく慣れた服の方が良い。極めて重要で普通の理由だった。

 ピッコロは久しく聞いていなかった弟子からの頼みごとに気を良くしたのか、二つ返事で了承した。

 

「お前も随分でかくなったからな、確かにあの時の道着ではもう合わんか」

「多分、ベジータさんの身長は超えたと思います。お父さんぐらいまで大きくなりたいですね」

「よし、いいだろう。はあっ!」

 

 ピッコロの緑色の腕が悟飯の胸に向かって伸ばされた次の瞬間、悟飯の纏う服装が光に包まれ、ボロボロの私服から新品の道着へと早変わりした。

 しかしその格好は、悟飯の思っていた物とはやや異なっていた。

 

「ピッコロさん、この道着……」

「お前はもう、一人の戦士だ。俺を超え、父親をも超え、宇宙で最強の男になった。そんな男がいつまでも俺と同じ服を着ていては拙かろう」

 

 ピッコロの作った道着――それは色こそピッコロの物と同じ紫色だが、所々形状が変わっていた。

 リストバンドや靴のデザインも異なり、似ているようで全く新しいデザインである。父悟空の着ていた道着とピッコロの道着を足して二で割ったようなデザインに、悟飯はおおっと感激の声を漏らす。

 

「俺と悟空の道着を参考にして作ったが、そのどちらでもない道着だ。勿論、強度は今まで通り、並大抵の攻撃は跳ね返せる。……気に入ったか?」

「はいっ! 気に入りました! わぁ~、格好良いですねこれ!」

 

 セルゲームの時のようにピッコロと同じ道着を作って貰えることを期待していた悟飯だが、その期待を良い意味で裏切られた瞬間だった。

 新調された道着はしっかりと成長した身体に馴染み、悟飯は興奮のあまり超サイヤ人に変身してしまうほどだった。

 

 和やかな空気に浸りながら、ピッコロは舞空術でその場を離れていく。瞬間移動で消えたネオンを捜しに行ったのだ。おそらく神の宮殿では、地球の神であるデンデも彼女を捜している最中であろう。

 悟飯もまた、悟天とチチの居るパオズ山へと戻っていく。

 

 彼らに心配事は尽きない。

 

 この地球に再び、ハチャメチャが押し寄せてきたのだから。

 

 

 

 

 


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