俺の事が好きなのであろう人形使いが毎回付きまとってくるのだが一体どうすればいいのだろうか?   作:エノコノトラバサミ

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 こんなのをやりたかっただけ。
 クッソ短いしつまんないです。


おばあちゃん……見ててね。

「……ここ、ですか?」

「あぁ」

 

 新太郎のおばあちゃんの霊と共に彼の元を訪れた妖夢と妹紅。これから二人で、どう彼におばあちゃんと会わせるか相談する事に。あ、今回の地の文は変態こと作者視点でお送りします。前と違ってそんなボケる事無いんで真面目に書きますね。

 お兄さん? 冥界に置いて行かれました。

 

「いきなり会っても驚かせる事になりますし……」

「どんな風に会っても驚くと思うけどな」

「私の霊力をおばあちゃんに分け与えて、死んでませんでした~見たいに振る舞わせるのはどうです?」

「もう死体埋葬してる筈だぞ、ゾンビじゃねぇか」

「あ、今思ったんですけど、幽霊って服着てるんですかね? もしかして全裸!? 興奮します!」

「しねぇよ」

 

 話が進みません。

 

「もうアレだ、夢みたいに夜中に枕元に現れる的な感じでいいだろ」

「じゃあ、そうしますか」

 

 変態の前ではまともな妹紅です。

 

 

 

 皆が寝静まった深夜、二人は家に忍び込みました。そういえば、妹紅まだ死んだまんまなんで実質妖夢一人です。

 

「夜這いみたいですね」

「死ね」

 

 死者が死ねって言うと気味悪いですね。

 

「ここが新太郎の部屋だ」

「それじゃ、今からおばあちゃんに霊力を分け与えてます」

 

 妖夢が手を翳すと、一つの幽霊がみるみる光り輝き、一人のおばあちゃんへと姿を変えました。

 

「それでは、彼に会ってあげて下さい」

「……ふたりとも、ありがとうね」

 

 そう言って、おばあちゃんは襖の奥に消えて行きました。

 

 

 

 ──新太郎や。

 

「……ぅ、ん」

 

 ──新太郎や。

 

「……誰?」

 

──いい子にしてたかい、新太郎や。

 

「……おばあ、ちゃん?」

 

 ──そうだよ、おばあちゃんだよ。

 

「うん……僕、いい子にしてたよ……」

 

 ──そうかい、偉いね。いい子にはプレゼントをあげよう。

 

「これ……何?」

 

 ──ニンテンドー3○Sだよ。

 

 何故そんなもの持ってるんだ、おばあちゃんよ。

 

「ありがとう……おばあちゃん」

 

 ──他人に良いことをしてあげれば、きっといつか自分に返ってくる。それを忘れず、立派に生きて行きなさい。

 

「うん、分かったよ……」

 

 ──それじゃ、おばあちゃんはそろそろ行くよ。まあ、会おうね。

 

「うん、またね……」

 

 こうして、おばあちゃんは消えて行きました。残ったのはおばあちゃんのくれたニンテンドー3○Sのみ。中にはなんと、ポケットモ○スターZが入っていました。

 俺も欲しい。

 

 

 

 翌日、彼は幻想郷から姿を消しました。

 彼は決めたのです。

 おばあちゃんの想いを継いで、ポケモ○マスターになると!

 

「おばあちゃん……見ててね。僕、絶対ポケモ○マスターになるから……」

 

 彼の冒険はまだまだ終わらない!!




 結核? 何の話かね。

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