IS ~THE BLUE DESTINY~   作:ライスバーガー

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第93話 サイレントラン

篠ノ之 箒や織斑 千冬のように昔からの束を知る人物であるなら、今の他人を認識している束の変化を驚くと同時に良い傾向だと思だろう。

ユウ・カジマやくーとの出会い、短い期間に起きた出来事は失われていた束の人間性を刺激するのに十分だった。

その束は亡国機業に売られた喧嘩を買うと明言している。ISを用いる以上、規模は戦争と言って過言ではないが、相手が小細工を散りばめてこようが、正面から叩き潰す所存、必要なら地盤からひっくり返すのが天災と呼ばれる所以だ。

だが、同時に賢すぎる頭脳は亡国機業がやろうとしている手を見抜けてしまっていた。不本意ながらそれが有用な手であると認めるしかないと分かってしまっていた。

 

「挑発してくれれば乗って上げるのにね」

「正面からは来ないか」

「うん、挑発の意味もあるんだろうけど、まずは注目を集めるつもりだろうね」

 

喧嘩の招待状を送って来るなら出向いて戦う心算が束にはある。隣に控えるユウも同じだ。

その準備も整っているが亡国機業が仕掛ける小細工は厄介極まりない手だ。

以前の束であれば無視も厭わなかっただろうが、今となってはその選択肢は選べない。

 

「何が何でも私と戦う舞台を作り上げて、世界中が注目する場所で私を殺したいらしいよ。まぁ、分からなくもないけどね。箒ちゃんには理解できるかい?」

「……姉さんの首を取ったとアピールする為、ですか」

「そうそう、私の生首を掲げて、取ったどーってやつね」

「それを世界中に?」

 

勿論、それをさせるつもりはないが、生々しい光景を想像して箒が表情を陰らせる。

 

「連中が今仕掛けようとしてるのはその為の準備、ようするに篠ノ之 束に喧嘩を売りますよーって世界中に発表して、私が戦いを拒めない状況を作ろうとしてるんだよ。そんな事しなくても断らないのにね。まぁ、向こうからすれば必要な手順なんだろうけどさ」

「あまり良い趣味とは言えませんね」

「他人の事は言えないからねぇ」

 

空気中に投影されたディスプレイの中央にIS学園を中心とした地形図、距離はかなりあるが囲むように現れた赤い光点が映し出されている。

鳴り響いているWARNINGサインの中、隠れ家の中で慌ただしく動き回っているのは吾輩は猫である(ナツメ)の機械アームである。

 

「まだ明確に宣戦布告された訳じゃないけど」

 

束の言葉の通り、現段階で言うならば亡国機業と篠ノ之 束の間に表立った戦争の意思表示は出ていない。

孤島にあった拠点を潰したのが亡国機業であると分かっていると言っても、あくまで秘密裏に行われている。

 

「黙って見過ごしてやる理由はない、ですか?」

「んふふ、箒ちゃんも大分こっち側の思考が出来るようになってきたね」

「喜んでいいか複雑です。それと姉さん悪い顔をしてますよ」

「おっと、失礼」

 

亡国機業は束を殺し世界最強を証明したい。しかしそれは秘密裏に束を暗殺したのでは意味がない。世界中が注目する中で束を殺してこそ意味を持つ。

束は亡国機業を叩き潰すと既に心は決めている。しかしそれも秘密裏に終わらせては第二、第三の亡霊を作ってしまう可能性を孕んでいる。

互いに主義主張が異なり、歩み寄るつもりはない。対話は意味を成さず、考えてもいない両者は戦争の火種と言える存在だ。

意見をぶつけたわけではなく、闘争の意思を表明したわけではなもない。まだ開戦の狼煙は上がっていないにも関わらず、両者の激突は避けては通れない。

 

「私は我儘だね、世界を狂わせた元凶なのに今更介入しようとしている」

 

かつて天才と呼ばれた少女はどこまでも知識を貪り続けた。知る喜び、まだ見ぬものへの探求は少女を何処までも突き動かした。他人の全てを置き去りにしてでも最果てを求めた。

結果的に少女が到達したのは前人未到にして未知の塊である宇宙への欲求。そこへ到達する為の手段。それこそが世界を歪めた元凶であるISと言う存在。

 

「良いじゃないですか我儘でも、その方が姉さんらしいです。篠ノ之 束が世界を引っ掻き回すのは今更ですよ」

「酷い事言われた気がする! でも、そうかもね。よし、それじゃ箒ちゃん、一つ約束するよ」

 

小首を傾げる箒に束は向き直る。

 

「私はもう逃げない。世界からも家族からも、だから、この戦いが終わったら隠れずに堂々と一緒に暮らそう。もしかしたらたまに雲隠れするかもしれないけど、もう離れ離れは嫌だよ」

 

それは決して立ててはいけない旗ではない。

世界から逃げ、愛すべき家族を守る為に逃亡した姉の姿はそこにはない。箒の手を握るのは遥か昔に失われたはずの優しい姉の姿、まだ天災ではなく天才と呼ばれていた頃の少女の笑み。

 

「全て包み隠さず話すのは時間が足りないけど、アレが私の敵で、ISの敵。世界の敵が誰なのかは私が判断する事じゃないけど、私が許すつもりのない存在で私の存在を許すつもりのない連中」

「分かっています、姉さんを信じますよ」

「うん、ありがとう」

 

元を正せば束に正義感などあるはずがない。ISを悪用する輩が気に入らないと言う思いが燻っていても、箒や千冬達に関係なければ無関係と切って捨てていたのがかつての束だ。

しかし、我儘だと言われようとも成し遂げたい願い。白騎士事件が決定づけたISの在り方に変革を促す為に、このままISが悪意の兵器に落ちてしまわない為に。汚名を被り続けたのは本当の悪意と対峙するこの時の為。

 

「束さま、準備できました」

「ありがと、くーちゃん」

 

くーの呼び掛けに答えた束が改めてユウと箒に視線を向ける。

 

「これは前哨戦で無理する必要は本当はないんだけど……」

「らしくないな、博士」

「えぇ、姉さんは姉さんらしく、堂々と言ってくれればいいんです」

「……そっか、なら二人にお願い、出撃してくれるかい?」

「了解」

「勿論です」

 

もしかしたら必要ないかもしれない、もしかしたら手遅れかもしれない。

その思いを誰もが胸に抱きながら、戦いの火蓋は望む望まないに関わらず切って落とされる。

 

「ブルーディスティニー、ユウ・カジマ、出るぞ」

「紅椿、篠ノ之 箒、行きます」

 

混迷を告げる空へ、蒼と紅は飛翔する。

 

 

 

 

時間は遡る。

非常事態にのみ使用されるIS学園上層部にある指令室にいる千冬は苦虫を噛み潰したと揶揄される表情を変えようともせず乱暴にコーヒーを胃に流し込んでいる。

沁み渡るブラックの苦味でもキリキリと痛む千冬の精神を安定させるのは至らない。

 

「山田先生、専用機持ち達は?」

「ま、間もなく集まるかと」

 

当然のように千冬とワンセットで扱われる山田先生は非常事態だと言うのに低音で響き渡る怒気に押され返事が上ずってしまうが、無理もないと言うものだ。

何せこの部屋は本来の用途として考えれば使用される機会は限りなくゼロに近く、通常であれば整備に部屋を訪れる回数の方が多いはずなのだ。

今年に入ってこの部屋の世話になっている回数を考えれば一夏や束の件で色々と精神的に忙しくしている千冬の胃がストレスで限界を突破してもおかしくはない。

巻き込まれる山田先生には申し訳ないが、諦めて貰うしかない。

 

「お待たせしました織斑先生、専用機持ち全員揃いました」

 

指令室に足を運んだのは生徒会長、更識 楯無を中心としたIS学園に在学中の専用機持ち達。

本来は一学年に一人か二人専用機持ちがいれば豊作と言われる中で、今年は一年生だけで六人。楯無を含め全員で九人だと言うのだからその異例さが良く分かるだろう。

専用機持ちが集められたのだから詳細はともかくとして事態が緊迫していると言うのは皆が感じ取っている。

成長著しいとはいえ、代表候補生でもなく一年生でもある一夏も召集されているのだから明白だ。

 

「で、何だい先生、まだ眠いんだけど。ミサイルでも来たってのか?」

「縁起でもない事言わないでくださいッスよ先輩」

 

口悪く千冬に悪態をつくのが三年生唯一の専用機持ちであるダリル・ケイシー。その相棒とされるのが二年生の専用機持ちであるフォルテ・サファイアだ。

一年生達は面識は少ないが二人とも凄腕として名を馳せており、一対一では楯無に及ばなくともタッグであれば他を寄せ付けない実力者だ。

二人はミサイル襲撃時には帰国しており当事者ではないが、二人がいればもっと楽だったと楯無が豪語するのは誇張ではなく事実だろう。

そんな実力者であるダリルの指摘した「ミサイル」の言葉に一夏と簪の顔色に緊張が混ざるのを千冬は見逃さなかったが、だからと言って甘やかせる状況ではないと表情を引き締める。

 

「ミサイル、であればまだマシだったのかもしれないのだがな」

 

山田先生への目配せの後、指令室に備え付けられている小型モニターを多数連結して作られた大型モニターにIS学園を中心とした日本地図が映し出される。

そこに重なる赤い光点が何を意味するのか察しの良い面々はすぐに気付ける。

 

「本日早朝、突如として日本周辺に確認された未確認エネルギー反応だ。現場周辺は電波が嵐となって乱れており詳細な情報は掴めていないが衛星からの超遠距離望遠により先日オルコットが交戦した無人機と同型の機影が確認された」

 

青の部隊、ブルーティアーズとブルーディスティニーが共闘の末に打倒した二機の無人機はセシリアの交戦情報を元にIS学園や日本政府は元より世界にデータが公開されている。

生憎と二機とも爆散してしまっておりスペックデータはブルーティアーズの情報を元に構築されたもので詳細とは言い難いが、当時の状況を鑑みれば致し方ないと言える。

ただ固く、強いと言う単純なコンセプトの上で成り立った無人機は専用機に負けていない性能だと言うのだから脅威と呼ぶ他ないだろう。

開発者については当然ながら束を推測する声も上がったが、ブルーディスティニーが無人機を破壊に尽力していた事からも可能性は低いとの見方が国際IS委員会の考えだ。

それは間違っていないのだが、当の束が名言していないのだから怪しむなと言うのは土台無理な話である。

 

「反応は四ヶ所だが電磁嵐が激しく確認出来たのは一瞬、数や武装に至っては分かっていない。無人機と言うのもあくまで可能性レベルの話で確証はない。が、速度こそ遅いものの、何れも進路はIS学園を目指していると想定される」

 

単純な地形の話であれば日本は四方を海に囲まれた島国であり、東には太平洋が広がり西にはユーラシア大陸が広がっているのは言うまでもない。

陸続きではないにしても西側には大国が控え、東側には様々な国が群雄割拠する大海原が広がっているのだから情報において孤立した島国とは言い難い。

その日本に対し他国に知られずに日本の諜報さえだまし通し接近したと言うのであれば敵の技術力は侮れるものではない。

同時に考えるのは出現した四ヶ所の位置に違和感を感じると言うものだ。

相手に気付かれずに接近出来るのであればIS学園をいきなり襲えば済む話でありながら、四ヶ所の反応は何れも学園から距離がある。

 

「これに対し日本政府、並びに国際IS委員会は静観の姿勢を取っている。IS学園に常駐してくれている打鉄乗り達にも前線には出るなと指示が出されている」

「なっ!!」

 

これに思わず声を上げたのは一夏であるが、隣の鈴音から脇腹に肘を撃ち込まれ苦悶の表情で沈黙を続ける事に成功する。

国際IS委員会の判断は無慈悲と取れなくもないが、軍事経験のある人間やISの与える影響力を理解している二年、三年生は当然だろうと理解の色を示している。

鍵になるのは電波の乱れと無人機に繋がりがあると言う事。ミサイル襲撃時も世界的な通信障害があり、今回も局地的にではあるが同様の影響を受けている。

二つの事件が共通に語られるのであれば警戒するなと言うのが無理な話。これは弱腰ではなく慎重であり自然な判断だと取るべきだ。

打鉄乗り達が参戦できないのは苦しいが、前線に出れないだけで最終防衛ラインとして機能するなら戦力としては期待出来るとも言える。

 

「それに伴い我々はIS学園の戦力でこれに対処する。これは強制ではないので拒否権は存在するが、各国に承認は得ているので悪いが代表候補生達には本国から協力要請が来るはずだ。織斑、お前はどうする?」

「やるさ」

 

即決であるが、ラウラが口の端を持ちあげただけで誰からも反論は出てこない。

本来であれば実戦、それも敵が未知数であるこの状況下に素人を連れて行くべきではないが、蒼い死神や銀の福音との戦闘経験を加味すれば一夏の経験値が不足しているとは言い訳に出来ない。

何よりこの状況で足踏みする男ではないのは千冬も一年生の面々も承知の上だ。

ダリルとフォルテは元々興味がないのか一夏の処遇に関して突っ込みを入れるでもなく、意に関する様子はない。二人が気にしているのは表示されている光点の位置と地形だけだ。

 

「分かった、ただし危険だと思えば即座に撤退しろ。後で説明するがこれは織斑に限らず全員だ。いいな」

 

返事を待たず千冬は山田先生に再度視線を送り、画面表示が再び切り替わる。

それは現在四ヶ所で確認されている無人機に対抗する為の戦力表だ。

 

「先程も言ったが、敵は現在四ヶ所に展開しているが数は不明だ。そこで我々はチームを四つに分ける」

 

チームA、更識 楯無。

チームB、ダリル・ケイシー、フォルテ・サファイア。

チームC、セシリア・オルコット、凰 鈴音、更識 簪、織斑 一夏。

チームD、シャルロット・デュノア、ラウラ・ボーデヴィッヒ。

 

「専用機以外は防衛と予備部隊として学園に残す。何か質問は?」

 

専用機とそれ以外の機体の性能差は言うに及ばず、敵がどれだけの戦力を有しているのか分からない以上、予備戦力を残すのは定石。

国際IS委員会の打鉄乗りを最終防衛戦力として加算するとしても、現状では仕方ないと言えるだろう。

 

「あ、あの」

 

おずおずと手を上げたのはやはりと言うべきか一夏だ。

 

「何だ織斑」

「チームCに偏ってる気がするのは何でかなって、俺が半人前なのは置いておいて、チームDと三機ずつじゃダメなのか?」

「ふむ、最もな質問だ。では戦力分けについて順番に説明しよう。まずチームAだが、言うまでもなく更識二年生は強い。機体性能的にも敵が複数いたとしても対処出来るだろう。最悪の場合逃げに徹すればミステリアス・レイディに追いつける奴はそうはいまい」

「お褒めのお言葉、素直に受け取っておきます」

「次にチームBだが、お前達に理由付けは改めていらんだろう。勝てないと踏んだら逃げろ、が、勝てると判断したらなら遠慮はいらん」

「めんどくせーなぁ」

「先輩そういうのは思っても口に出しちゃダメッス」

「で、織斑の言う通りバラつきのあるチームCとDだが、お前達に向かってもらうポイントは比較的近い。敵の数が分からない以上後手に回らざる得ないが、チームCは可能な限り敵を早急に撃破、あるいは離脱しチームDと合流しろ。チームDをこの二人にしたのは戦闘の継続能力の高い二機だからだ。ここに他の機体を混ぜてしまえば戦闘の長期化についてこれなくなる。チームDはチームCが合流するまで無理をする必要はない」

 

機体数を平均化したからと言って戦力の平均化にはならず、千冬が練ったチーム分けの基準は十分に理解できるものだ。

特にラウラとシャルロットは実戦経験の意味でも判断力に優れ、先輩チームには劣るにしても時間稼ぎを念頭に置けば最適の組み合わせと言えるだろう。

 

「それから先程、危険だと判断した場合は即座に撤退しろと言ったな、これは全員必ず厳守しろ」

「逃げて良いんッスか?」

「良くはないが、お前達はあくまで威力偵察だと考えろ。連中がIS学園を目指しているなら戦力を学園に集中させ防衛に専念する事も出来るのだ。だが、これは学園を背に戦う諸刃の剣だ」

「あー、つまり失敗しても本土決戦があるから、一先ずは逃げる事も考えろって事で?」

 

フォルテに続くダリルの問い掛けに千冬は頷きを返す。

 

「国際IS委員会にも連中の戦力は動かさない代わりにそれは認めさせた」

 

これは千冬に出来る最大限の譲歩を引き出したと言うべきだろう。

本来であれば真っ先に切り込み戦いに赴くべきは世界最強の名を持つ千冬なのだ。

だが、世界最強の立場が邪魔をし指揮官として残るしかない。その上で最も勝率が高い戦法が専用機乗りによる少数編成の威力偵察だ。

可能なら撃破、不可能なら撤退し本土決戦、勝利を求める傍らで危険性を可能な限り少なくする戦略。

編成に量産機を組み込めば戦力も戦略も幅は広がるが、敵に増援があった場合に対処が追い付かず、何処か一ヵ所でも抜かれた場合にも手が回らなくなる。

 

「織斑これで分かったな。なら出撃だ、いつまでも敵の速度が遅いとは限らんぞ」

 

生徒を見送る事しかできない現状を歯痒いと思っていないと言えば嘘になる。

姉としての想い、教師としての気持ち、指揮官としての立場、世界最強の在り方、自分で選んだ道とはいえ織斑 千冬を雁字搦めにする鎖は余りにも多すぎる。

 

「……織斑先生」

「分かっています、これが今出来る最前だと言う事は」

 

敵戦力は未知数、敵組織は正体不明、国際IS委員会も親友も戦力として当てに出来るとは限らない。自分の手で動かせる手札の中で最前を選択したつもりだ。

それでも自分の命令で子供達を実戦に送り出す責任が放つ重圧は消えてくれない。万が一にも誰かが命を落とそうものなら批判だけでは済まないだろう。

 

「我々がやらねばならないんだ、IS学園はその為に存在しているのだから」

 

戦わない選択肢もあったはずだ。生徒を逃がし世論を味方につけ国際IS委員会に戦わせるよう仕向ける事も不可能ではなかった。

しかし、IS学園の存在理由がそれを許さない。

ISの発展と未来、現代兵器を寄せ付けない戦力を扱う責任ある若者の育成、ISに関わる全てを学ぶ教育機関は表向きのIS学園の顔。

安全神話が崩壊したと言っても束が手掛けた防衛システムと千冬と言う武力を持つIS学園は世界で最高峰の戦力であるに違いはない。

もし、戦争が起ころうものなら中立の立場を使って抑止力として存在する。非常時に戦う学園となる事を義務付けられたもう一つの顔。

束を巡る戦いに巻き込まれる形であったとしても、この戦いは避けては通れない。


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