IS ~THE BLUE DESTINY~   作:ライスバーガー

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第89話 学園の攻防

空気の層を貫き、大型の弾丸が飛翔する。咲いた血の花が死の匂いを振り撒いた。

 

「……あ?」

 

一拍遅れてオータムはソレに気付くが既に手遅れ、力無く崩れ落ちたのは自分のすぐ隣にいた男だ。

即座に二つ「何処から攻撃されたのか」「何を使い攻撃されたのか」思考する辺りは流石と表するに値するだろう。

キャノンボール・ファストで賑わうこの日、人知れずIS学園に踏み込んだのは世界の裏側に潜むと揶揄され世界規模で暗躍する武器商人にして武装テロリスト、亡国機業。

侵入を果たしたのは幹部の一人であるスコールの右腕にして凄腕のIS乗りであるオータム。引き連れて来たのは防弾チョッキにフルフェイスの防弾バイザー、自動小銃で武装した男達三十名。

監視カメラの映像はダミーに差し替えられており、電子機器を用いたセンサー類の防衛装置も一時的に人を認識できないよう機能不全に陥らせてある。

警戒の強い正面ゲートの警備員をガスで眠らせてしまえばIS学園に残る警備は最低限の部類しか残らない。

最大の戦力であるISも国営アリーナに出張っており、残っていたとしてもオータムで十分無力化出来る。

その推測に間違いはなく、事実正面ゲートを潜るまで抵抗らしい抵抗に遭遇しなかった。

しかし、今起こった出来事は黙認は出来ない。

 

「全員アラクネの後ろに入れぇ!」

 

声を張り上げると共に多関節を持つ蜘蛛型の愛機の複数ある手を引き伸ばし、自分の左右に展開していた男達を背中に庇う。

侵入が目的であるが対人戦闘を考慮し武装した部下を連れ立ったが、その一人が倒れる事で開戦の狼煙が立ち昇った。

アラクネのセンサーは倒れた男の頭部に突き刺さった徹甲弾を検知している。頭部全体を覆う防弾バイザーを貫いた攻撃はISによる物ではなく通常兵器だ。

バイザーの内側で破裂した人間の頭部は見るに堪えないものであるが、狙撃されたと理解するのに時間は必要とせず、撃ち込まれた角度から狙撃ポイントの距離を逆算、ハイパーセンサーは敵を発見して離していない。

即座に反撃に転じる事も出来るが、ハイパーセンサーが伝えるそれ以外の情報から身動き出来ず、行動を封じられていた。

 

「ふざけやがってっ!」

 

 

 

 

普段であれば昼食を持参した生徒達で彩られる学園の屋上に今は日常生活からかけ離れた異質な存在が鎮座していた。

一人は伏せた姿勢で大型のアンチマテリアルライフル、対戦車用とも呼ばれる大型の狙撃銃のスコープを覗き込んでいる壮年の男。その隣では双眼鏡を覗く若い男がオータムの行動の素早さに舌を打っている。

双眼鏡を手にした観測手である男はアラクネの影に入った男達の配置から狙撃出来る穴を探すが、ピンポイントで射抜くのは難しいと結論付ける。

 

「やりますね、隙間が見当たりません。実戦慣れしてますよ」

「分かってる、目を離すなよ、あの小娘もこっちに気付いてる」

「えぇ、確かに機体性能以上に乗り手が厄介な腕前です」

「やりようは幾らでもある、正面からぶつかるだけが戦争じゃない」

 

狙撃姿勢から寸分も狂わずスコープを覗き続ける狙撃手である男は引き金に指を掛けたまま微動だにしない。

穿つ場所次第で戦車の装甲さえ抜ける貫通に特化した弾丸である徹甲弾はIS相手に効果はないがその影に隠れる男達を弾くには十分な殺傷力を有している。

防弾装備は通常弾丸であれば効果を期待出来るが、相手が頑強な装甲を強引に貫き内側の破砕を目的とした徹甲弾であるなら話は別だ。

 

「さぁて、狩りに来たつもりだろうが、狩られる気持ちと言うのを教えてやろうか」

 

彼等は、名も無き兵たち(アンネイムド)。アメリカの特殊部隊にして、轡木 十蔵が張り巡らせた罠の一つ。

 

戦闘状態で展開されたISを相手に通常兵器では目くらましや時間稼ぎはともかくダメージを与えるに至らない。

広域に及ぶセンサーと物理シールドに不可視のシールドエネルギー、戦場で相対するISは言ってみれば高速で動く要塞と変わらない。

軍事利用が禁止されていると言う表向きの建前があるとはいえ、世界最強の単一武力を各国が放置するはずがなく、最優先で取り組まれたのがISを探知するレーダーの開発だ。

もしISを主力にした戦争が起きた場合、高速で接近してくるISを如何に早く見つけるかが鍵になるからだ。

逆もしかり、ISに如何に見つからないようにするかは各国軍事技術が取り組むべき課題である。

ISは紛れもなく歴史を変えた超兵器である。

しかし、忘れてはいないだろうか、火を得て、鉄を得て、刃物を得て、銃器を得て、人間は確実に進化をし続けてきた。人間と科学の関係は常に前進を繰り返している。

ISが日々進化発展しているのは紛れもない事実であるが、だからと言って通常兵器が足踏みをしているはずがない。

亡国機業の武装集団の装備は実戦仕様の代物であるが、迎え撃つ者達も負けてはいない。大国アメリカが自信をもって送り出す最新鋭の特殊部隊なのだから。

狙撃手と観測手、二人の全身を包んでいる特殊な迷彩服は周囲の風景を光学的に取り込み視認を誤魔化すだけではなく、体温や匂い、人間の発する微弱な電波さえも低減する効果がある。

更に二人は口を殆ど動かさずに会話しており、身動き一つせず、呼吸さえ限りなく抑え、敵意さえ限界まで薄く引き延ばし気配を希薄にしてみせている。

名も無き兵たちは軍人としても異質であり、超がつく程一流の殺しのプロであればそこにいながらもいる事を気付かせない。これはISの利便性とは対極に位置する技術の領域だ。

最先端の科学と最高峰の技術、彼等が用いた狙撃はその完成形の一つと言える。

もしオータムが学園上空から全域をセンサーで確認しつつ強襲してきたのであれば対抗手段はなかったかもしれないが、警備がザルだと胡坐をかいて正面から乗り込んできたのであれば話は別だ。

正面からISを相手取って勝ち目は無いが、奇襲を使った時間稼ぎは不可能ではない。相手にISではない兵士がいるなら尚の事である。

発砲すれば当然気付かれるが、身を隠し最初に一撃を与える機会があるなら十分な効果が得られる。戦い方は正面からの打ち合いだけではないのだから。

 

 

 

 

正面ゲート、オータムは狙撃手を認識しているが身動きを取れなくなっていた。

アラクネの後ろに控える部下を見殺しにする選択肢はあるが、動かない理由はそれだけではない。

油断の消えたオータムは周囲をハイパーセンサーで探り、自分達が罠に嵌められたのだと理解していた。

自分達に照準を合わせている狙撃手は一つや二つではない。初撃で狙ってきた学園屋上以外、周辺の茂みや学園校舎、あらゆる箇所に二人一組が潜みこちらの様子を窺っている。

ISの攻撃力と機動力に物を言わせば突破は可能だが、それを許さない厄介な相手が堂々と正面から現れていた。

 

「やれやれ、まさかこうも上手く行くとは思わなかったぜ」

「全くね、学園長には頭が下がるわ」

 

現れたのは打鉄を纏う二人の女。

筋肉質な女戦士と理知的な女戦士は銀の福音の捕縛を試みたが束に追い返された国際IS委員会所属の打鉄乗り。

 

「お前達は国営アリーナにいるんじゃなかったのかよ」

 

鋭く睨むオータムの視線を正面から受け止めながら筋肉質な女が口元を歪める。

 

「古いぜ、その情報」

「貴女だってもう気付いているんでしょう?」

 

打鉄を纏った二人と対峙したオータムは舌打ちしたくなる衝動を抑えながらも周囲の索敵を緩めていない。

 

「あっちは囮って訳かい」

 

キャノンボール・ファストの会場に固められた戦力はIS学園や国際IS委員会だけでなく協力体制にある軍隊も動員している。

巧妙に隠されているとはいえ、裏方に関しては亡国機業も負けてはおらず情報戦になれば引けを取るものではない。

スコールやオータムも大本命であるキャノンボール・ファストの会場そのものが囮である可能性を考慮しなかった訳ではないが、IS学園にISを含む防衛線を用意し待ち構えていようがオータムが相手をしている間に歩兵で学園を制圧出来ると踏んだのだ。

その考えは間違っていないが、名も無き兵たちの存在は完全に想定外だ。歩兵が無力化されてしまえば作戦は成り立たない。

国営アリーナ周辺の軍隊と国際IS委員会、更にアメリカの特殊部隊とくれば一体どれだけの資金と権力を使えば可能になると言うのか。オータムは戦略家と言う訳ではないが裏事情を想像すれば頭が痛くなる程に考えたくない話だ。

 

「ハッ、それで? 二人でアラクネの相手をしてくれるってのか?」

 

最も、キャノンボール・ファストを囮としてまでIS学園に罠を敷き亡国機業を誘い込んだのだとしてもオータムは未だ自分達の勝利を疑っていない。

相手が謎に包まれた特殊部隊と歴戦のIS乗りだとしても少数に違いはない。

作戦の要は単純な力だけでは成し得ず、部下の生存が必須ではあるが、最大戦力であるISを打破出来れば作戦は継続は不可能ではない。

何よりもIS学園に攻め込んだ亡国機業にはまだ手札は残されている。

 

「一応言っておくけど、援軍なら手遅れだと思うわよ?」

「あ?」

 

否、その手札は既に破り捨てられ、潰されている。

目の前の女から発せられた挑発的な言葉にオータムは眉を顰めるが、次の瞬間に届いた悲鳴に自分の耳を疑わざる得なかった。

 

≪オータム様! ダメです、我々はもう!!≫

≪うぁああ! 来るな、来るなぁ!!≫

≪ば、化物めっ!≫

 

通信機を通して後ろの部下達にも悲鳴が届く。それはIS学園の裏手から侵入を試みていた別働隊の断末魔だ。

予備部隊であり万が一の増援であった彼等の発する声は死に怯え、任務どころの騒ぎではないと物語る。

 

「これもお前達の仕業か?」

「おいおい、何でもかんでも俺達の仕業にするんじゃねーよ。国際IS委員会も万能じゃねーぜ? 裏にいるのは……。そうだな、何て言うのが分かりやすいか、ジャパニーズNINJAってとこか」

 

オータムだけでなく、名も無き兵たちや国際IS委員会の面々も裏で何が起こっているのか詳細には把握していないが、裏口に配備されている人間達については知っている。

国営アリーナとIS学園と言う要所を囮にすると言う国家の威信を賭けた大胆な手腕を用いたIS学園の学園長が信頼し、ロシアの国家代表が秘密裏に手配した人間離れした人間達。

命令を忠実に実行すると言う意味ではこの場の兵達と変わりはないが、容姿と腕前は一線を画す。

近代兵器に頼るでもなく、用いるのは受け継がれてきた純粋な体術と地の利を活かした戦術、人知れず人を斬る様はさながら死の旋風隊である。

各々の立場を重んじれば指示された防衛範囲を飛び出すつもりはなく、裏口を守る部隊の実力に疑いを持つ必要がないからこそ援軍も出さなければ様子見に踏み込みさえしないのは暗黙の了解。

故に、彼女達も知らない。

学園の裏手に広がる林の中を行軍してきた完全武装の亡国機業の兵士達を、忍び装束に短刀と言う軽装の男達が一人残らず駆逐していると言う事を。

彼等は更識、日本を守る生きた伝説、暗部に対する暗部衆である。

 

「貴方達の敗因は簡単よ、出し惜しみをしたから、これに尽きるわ」

「亡国機業の全力が相手ならこうはいかなかっただろうけどな、悪いが抵抗するならぶっ飛ばすぜ」

 

既に勝敗は決している。

轡木 十蔵の張り巡らせた罠は国営アリーナとIS学園だけに留まらず、アメリカや欧州各国、ロシアやオーストラリア、アジア全域に渡るまで可能な限り警笛を鳴らしているのだ。

キャノンボール・ファスト開幕に合わせて勃発する可能性のあるテロ行為を持てる権力を行使し彼は警戒を促して見せた。

仮にオータムがIS学園以外に現れていたとしても簡単に出し抜かれる事は無かっただろう。

ISの強奪や孤児の拉致、既に世界は苦汁を飲まされている。これはこれ以上好き勝手にはやらせないと言う国際IS委員会とIS学園からの布告と言って良いだろう。

もっと多くのISや戦闘部隊を導入していれば結果は変わっていたかもしれないが、現状では手遅れ以外に言いようがない。

 

≪オータム、撤退よ≫

「スコール?」

≪彼女達の言う通り、私達の負けよ、ここで貴女を失う訳にはいかない。撤退しなさい≫

「……それがどういう意味か分かってんのか?」

 

送られてくるスコールの命令にオータムが応じる。

本来の目的であるIS学園への侵入は最早不可能だ。オータム単機では任務は達成出来ない。

打鉄二機を相手にするだけならオータムは力尽くで突破、或いは離脱も可能だろう。

しかし、その命令に従う事が意味するものは、自分以外の全滅である。

 

≪何度も言わせないで、貴方を失う訳にはいかないの≫

「…………」

 

戦場を渡り歩いたオータムは決して義理人情に厚い訳ではない。

必要とあらば味方を裏切ってでも生き残ってきた人間だ、部下を切り捨てる選択は容易に出来るが、目覚めが良い物とは言えないだろう。

更に問題なのは自分のプライドだ、目の前の打鉄乗り二人に負けると思ってはいないが、逃げてしまえば敗北を認めるのと同意だ。

作戦は失敗だとしても部下を見捨てて打鉄二機を撃破しろと言われる方が彼女としては満足の行く答えだろう。伊達に戦闘狂の部類にいる人間ではないのだ。

 

「オータム様、ご武運を」

「組織にはまだ貴女が必要です」

「なに?」

 

オータムの短い逡巡の意味をどう捉えたかはともかくとして男達は各々が武器の安全装置を外し前に踏み出る。

打鉄乗りが警戒レベルを引き上げるが、アラクネの影から出た直後、数発の銃声と共に男達が膝から崩れ落ち血の海に沈む。

 

「何のつもり?」

 

自殺行為に打鉄乗りが表情を歪めるが、男達が浮かべるのは正反対の歪んだ笑み。

 

「青き清浄なる世界を破壊するのは我々だ」

 

手にした自動小銃の引き金を躊躇う事なく引き絞るが、一斉に放たれた弾丸は打鉄を捉えるが当然の如くシールドに阻まれダメージには至らない。

 

「馬鹿な真似をっ! 大人しく投降しなさい!」

 

こうなってしまえば打鉄乗りは彼等を庇う事は出来ず、停戦を呼びかけるしかない。

攻撃しながらも次々と狙撃されながら倒れる男達は銃撃を止めず、最後尾にいた男を残りの面々が守るように囲み前に歩み出た瞬間「チッ、馬鹿共が!」と罵声を上げながらオータムが急浮上を開始する。

 

「逃がすかっ!」

 

打鉄乗りの一人が同じく浮上し追いかけようとするが、最後尾の男が浮かべた笑みに思わず足を止めてしまう。

 

「な、なんだ、こいつ!?」

 

それは決して人間が意図して浮かべる事の出来る表情ではない。歪みに歪んだ笑みは狂ったとしか思えない恍惚感が溢れ出している。

 

「お前らは満足かもしれないがな、こんな世界、俺は嫌だね!」

 

──カチン。

男は取り出した小さなスイッチを押し込む。

周囲を囲み肉壁となっていた他の男達が次々に倒れ、最後に残った男も狙撃されバイザーの内側が血と肉で溢れかえる。

 

「アラクネが逃げるわ、追い掛けるわよ!」

「何だ、こいつは今何をした!!」

「え?」

 

二人の打鉄乗りの目の前、倒れた男の数は三十人、それぞれの肉体が急激に膨れ上がり、愛機である打鉄が警告を促す。

次の瞬間には視界を光が包み、熱量が溢れかえる。ISのシールドが無ければ高温が身を焼き、皮膚を焦がしていたに違いない。

離れた場所で戦局を見極めていた狙撃手と観測手達が眩い光に目を覆い、何が起こったのかを想像してしまい再度スコープを覗くのに躊躇いを覚える。

彼等は特殊な環境での任務を実行する兵士であり感情は二の次に出来るが、血の通った人間に他ならない。

彼等のような軍人であってもIS学園正面ゲートで起こった出来事は直視に絶えない凄惨な状況だった。

 

「……何なのよ、何でこんな事が出来るのよ!」

 

光が溢れたのは僅かに数秒。逃げ出したオータムを追うには致命的なロスであるが、二人の打鉄乗りはとてもそんな気分にはなれなかった。

目の前の出来事を無視して追撃に入れば亡国機業の凄腕を捕縛、或いは撃破出来たかもしれないが、それを判断するのは余りにも酷な光景だった。

正面ゲートの地面に出来たクレーターの数は三十個、血の海に沈んでいたはずの死体は一つ残らず弾け飛んでいた。

僅かに残った残骸はソレが誰のものであったのかも定かではない血肉と骨と臓物の残りカス、死の匂い等と生易しいものではなく、充満しているのは死そのものだ。

生身の人間い爆薬を仕込む、それは最早正気の沙汰ではない。

 

後に、今回IS学園へ進攻してきた亡国機業の兵達の多くはISの登場により職を失った男達である事が判明する。

彼等は自分達の仕事に誇りを持っていたが、ISと言う異端により誇りが汚され、国や家族からの信頼さえが奪われた者達。

無論、それが免罪符になるはずもないが、華やかなISの歴史の影に隠れ、翻弄された人生を歩んでいたに違いない。

 

 

 

 

「……やはり決め手が足りないか、仕方ないわね。少し早い気もするけれど、老人達に退場願いましょう。行くわよ、エム」

 

キャノンボール・ファストの裏側で巻き起こった事件はテロリスト側に死者こそ出したが防衛の目的は達成される。

しかし、悪意はより巨大な悪意を飲み込み、更なる肥大を目論んでいた。




亡国機業の目的についてはまた後日。
今回の結果だけ見れば学園側の無双になってしまったが、学園関係者はほぼいないと言う状況は果たして学園無双と呼べるのだろうか。

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