IS ~THE BLUE DESTINY~   作:ライスバーガー

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第115話 最後の勝利者

戦局は大きく分けて三つ。

亡国機業の空母に突貫し白兵戦に雪崩れ込んでいるであろうEOS部隊、ミサイルが飛び交う海上と海中の艦隊戦。

そして、最大の戦力が集中しているのが氷上で行われているISとゴーレムの戦いだ。

 

「……もしかすると、もしかしますの?」

 

二丁のスナイパーライフルによる牽制射撃を繰り返していたセシリアの頭上に浮かんだ疑問符。

エムとオータムを失った戦局は最早決定的に傾いており、その中でも予断を許さないのはゴーレムと言う厄介極まりない無人機がいるからだ。

だが、上空から眼の役割を果たしていた彼女はいち早く、それに気付いた。

 

「ね、ねぇセシリア」

「シャルロットさんも気付かれましたか?」

「やっぱり僕の見間違いじゃないよね!?」

「えぇ、ゴーレムの数が増えていません!」

「それって、つまり!」

「終わりが見えて来ましたわ!」

 

無尽蔵に思える程、空母から排出され続けていたゴーレムの増援が止んだのだ。

空母内で行われているEOS部隊の行動の結果なのか、艦隊の攻撃が射出口を破壊したのか、単純に数が底を尽いたのかは分からない。

手札を失った故の傾きではない、現実に見えて来た戦争の終わり、勝利の光が射し込んだ瞬間だった。

 

「二時方向、砲撃が来ます」

「やらせないよっ!」

 

全方位を警戒しつつ戦闘空域全体に対し援護射撃を繰り返すセシリアとその周囲で遊撃に入っているシャルロット。

ゴーレムの放ったビーム砲に対しエネルギーの防御壁を展開、長時間受ければ砕けてしまうが一時的に防ぐだけの防御力は有しているガーデン・カーテンで盾としての役割を果たす。

反撃すべく引き絞ったトリガーは甲高い音を立てるだけで弾丸を吐き出さない。戦場の空気に当てられ昂ぶり熱くなった感情の中でも冷静に五九口径重機関銃デザート・フォックスを一瞬で格納しアサルトライフル ヴェントを取り出す。

格納領域を山嵐の弾丸で埋め尽くしている打鉄弐式とは異なりラファール・リヴァイヴ・カスタムⅡはフル充填状態の銃器そのものを多数格納している。

弾を装填する手間よりも持ち返る方が実戦の中では隙が少ないからの判断で予備容量の大きいラファール・リヴァイヴ・カスタムⅡの相性と非常に良い戦法とも言える。

それでも今の所は弾丸も銃器も尽きていないのは長期戦における戦い方だ。

篝火 ヒカルノが選び抜いた技師達の手によって詰めるだけの弾薬を積み込んでいるのは他の機体も同様だ。

量産機とは異なり専用機はある程度武装が固定化されており、その武装の為だけに容量を確保し、今回のように限界まで詰め込んだのであれば総火力は並大抵ではない。

その中でもラファール・リヴァイヴの汎用性を色濃く受け継いでいるシャルロットのカスタムⅡに詰めるだけの銃器となれば物騒極まりないと言えるだろう。

無論、戦闘の長期化に伴い弾切れの可能性は出て来るが、手数を稼ぐ手段を持ち合わせていない面々ではない。

基本は弾幕を張り巡らせるトリガーハッピー思考である事は否定できないが、接近戦ではブレードを使い、セシリアと行動を共にする場合はガーデン・カーテンによる護衛も忘れていない。

何よりも大きいのは紅椿の放つ黄金の光によるエネルギー回復効果だ。

搭載している武装がほぼ実弾であるラファール・リヴァイヴ・カスタムⅡであるが、ブルーティアーズのスターライトMkⅢや打鉄弐式の春雷などはエネルギーを用いるもので絢爛舞踏が発動している限りは心配がない。

武装としてではないが、ガーデン・カーテンのエネルギー壁はエネルギーが回復するのであれば例え破壊されても即座に盾が元通りに復帰しておりこれ以上ない程に盾としての本懐を遂げていると言えるだろう。

万能型として定評のあるシャルロットは自分自身が攻撃に回るだけでなく、防衛と攪乱に動く事で長期戦における手札を確立して見せていた。

それは同じ第二世代型を駆る簪も同様だ。三種類しか武装を持ち合わせておらず、薙刀の夢現とエネルギー兵器の春雷、実弾兵器であり最大の火力にして特徴である山嵐の弾薬は残った容量全てに突っ込んでいる。

弾切れの危険性がないとは言わないが、一対一のアリーナではないのだから立ち回る方法は如何様にでも作り上げる事が出来る。

 

「ラウラ達は?」

「空軍と一緒に大暴れしていますわ」

「あの二人ならノリノリで暴れそうだ」

 

苦笑を浮かべるのは援護が必要な緊急事態ではないと理解したから。

本来、絢爛舞踏は白式にエネルギーを与えれば十分と束は考えていたが、類似品とはいえEXMAに触れた事でコアネットワークの深層領域に足を踏み込み、味方機全体に影響を及ぼす強化型に発展した。

限界もあるはずだが、束が関与しているのだから、常識で語れるものではないだろう。

今はこのエネルギーの回復する恩恵を活かし全力で戦い続けるだけだ。

 

「もうひと踏ん張りかな」

「えぇ、行きますわよ」

 

戦局に変化を促した要因は様々だ。艦隊戦の影響で射出口が潰れたのも事実だろう、内部に突入したEOS部隊が亡国機業の白兵部隊を蹴散らしているのも影響しているだろう、ブルーや白式がゴーレムを叩き続け数が減ったのも原因の一つだろう。

変化はそれだけではない。来れるはずのない日本から現れた自衛隊の参戦も少なからず影響を与えている。

ISならいざ知らず、数隻の戦力が加わった所で今更大きな変化にはならないが、注目すべきは彼等が護衛してきた一機の報道ヘリだ。

良くも悪くも報道の力とは大きなもので編集や話し手でいかようにも調理できるのが情報の塊だ。

今尚も通信障害の影響で生放送とはいかないが、記録は残せるだろう。軍やISの記録ではなく第三者視点での客観的な記録はこの戦いの真実を浮き彫りにするはずだ。

それは武力に対する恐怖とISの孕む危険性、女尊男卑の時代が見てこなかった歴史の在り方が問われるはずだ。

最強の力を使い最悪の行為を行うテロリストの行動は結果として何も知らずに時代を謳歌している愚者達の心に刻み込まれるはずだ。

 

「EOS部隊、第二から第三格納庫制圧完了」

「第六艦、これ以上の戦闘は不可能です!」

「主砲被弾! 以降は副砲にて対処します」

「第二甲板小破!」

「もう少し持たせろ!」

 

飛び交う怒号は勝利を目前にしながらも一切の妥協を許していない緊張感溢れるもの。

見出した希望に一層の奮起を促し、今自分達に出来る全力を尽くしているのは軍人もIS乗りも報道マンも同じだ。

ヘリから身を乗り出しカメラを掲げる男と懸命に状況を見定めようとしているのは黛渚子。

視線の先では妹と同年代の少女達が戦場を駆け回っている。

銃弾が飛び交い、死が当たり前のように闊歩する戦場にも関わらず、渚子は心に留める。

忘れられそうにない、恐ろしいはずなのにどうしようもなく美しいその光景を。

 

紅が切り裂き、白が貫き、蒼が粉砕する。、

頭上では銀色に輝く天使達が鐘の音を鳴らし無法者を断罪し、爆発と共に戦場を蹂躙する武神が高らかに誇りを掲げる。

空を駆け昇る小龍、星の雫と橙色の疾風が見守る中を、黒い白兎と次の時代を担う侍が駆け抜けている。

そこにはISとIS乗り達の未来が詰まっていた。

 

 

 

「……認めない、まだ私は敗者になってはいない!」

 

勝者を渇望する亡霊が憎悪を撒き散らす。

約束されていた勝利の身分から亡霊に落ちた少女の成れの果て。

その身を支配するのは勝利への願いと、自分自身が勝者になる為の怨念。

金色のISを通じて湧き出る負の念を感じ取れるNTがいなかった事がスコールに取って不幸か否かは難しい所だ。

 

「篠ノ之 束、お前さえ殺せば!」

 

最早、束一人の命で戦場の天秤が傾かない事は明白だが、それ以外に一発逆転の手は残されていない。

エムとオータムが動けず、空母が制圧されゴーレムが殲滅されるのも時間の問題となれば、残されているのはスコール単機による行動しかない。

勝てる勝てないではなく、殺るしかない。戦争の仕掛け人として勝利以外に道は残されていないのだから。

一歩、輝きを帯びた脚が踏み出され金色のボディが銀世界の光を曲げて反射する。

亡国機業は世界の裏に潜む武器商人として厄介なテロリストであるが、束と直接戦争をするよう仕向けたこの戦いの元凶はスコール・ミューゼルに他ならない。

捩子曲がった思考回路はISの時代の産物かもしれない程の危険思想に溢れかえっている。それでも彼女を時代の被害者だと言うには既に手遅れの領域だろう。

 

「行くわよ、ゴールデンドーン」

 

ゴールデンドーン、コアナンバー百を記念して作られた機体はどちらかと言えば祭事向けだ。

滲み出る殺意とは裏腹に防御に特化した性能を持ち、黄金に輝く機体は要人警護と呼ぶには派手過ぎて、襲撃するには目立ちすぎる。

見た目は金色のラファール・リヴァイヴであるが装甲は防御力を上げる特殊コーティングが施され、展開された実体シールドはガーデン・カーテンのプロトタイプ。ここまでは記念用にとデュノア社が持てる技術を作り上げた一点物だ。

 

「第三世代型特殊兵装、展開」

「えっ!?」

 

ここから先はデュノア社では辿り着けなかった亡霊の境地、まだ名づけられていない装備が起動する。

ブルーティアーズのビット、シュヴァルツェア・レーゲンの停止結界、甲龍の非固定浮遊部位、第三世代機を名乗る為に必要な次世代への第一歩。

それを実現できていないからラファール・リヴァイヴは第二世代の枠から抜けらていない。

デュノア社の所属として特殊性こそあるものの同系統の機体に乗っているシャルロットが驚愕を浮かべるのも当然と言えた。

 

「シールドエネルギー?」

 

ゴールデンドーンの周囲に張り巡らされたのは僅かに光こそ反射しているが不可視のシールドエネルギーを使用して作られたバリア。

ISの安全神話にして最大の防御能力、全ての通常兵器を過去にした絶対無敵の盾の代名詞。

本来機体に張り付くように展開されるシールドエネルギーが機体とその周辺を守るように広がり絶対防御圏が形成されている。

その意味する所の分からない戦士達ではないが、更に一歩を踏み出したスコールの意志に呼応するようにゴーレム達が一斉に動き出す。

暴力を振るう事を主としていたゴーレム達の動きの異変はより機械的な方向へのシフトだった。

並び立ち巨大な壁となったゴーレム達は攻める訳ではなく主人を守る為に整列し、進行方向を妨害する為だけの存在になる。

 

「これで最後にしましょう」

 

氷の大地に巨大な盾を突き立てたEOS部隊に囲まれた束と狂気に取り付かれたスコールとの間に道が出来る。

歪んだ口元から覗く鋭い歯を隠そうともせず、土砂降りが牙を剥く。

 

「あぁ、そうだな」

 

それを阻み応える者はゴーレムの壁を力尽くで突破してきた宿命の名を持つ蒼。

 

「貴方が何者かは結局分からなかったわね。でもまぁ、それも関係がない」

 

受け答えこそしているが問答をするつもりは毛頭ないのは両者共同じだ。

ふわりと数センチだけ浮かび上がり、目標である束を目指し金色の疾風が加速する。

ゴーレムの群れを突破しつつこの場を目指しているのは千冬や箒も同じであるが、直線距離で見れば相対するブルーと激突する方が早い。

 

「止めるっ!」

 

明確な意思を持った敵であればEXAMはより鮮明に敵意を感知する。

意思疎通を目的としている訳ではないが、スコールから溢れ上がった殺意を前に引き下がる事は出来ない。

二本のビームサーベルを交差させ正面から不可視のシールドエネルギーを纏い体当たりを慣行するゴールデンドーンを受け止める。

ISの周囲に広がったシールドエネルギーと強烈な光を放つ桃色の剣がぶつかり、衝撃が空気を揺らしISや戦艦から見守る視線が一点に集中する。

 

「無駄よ! これはただシールドエネルギーを広げるだけの機能じゃない!」

「くっ!」

 

単純な馬力の問題でも出力の問題でもない。

本来ラファール・リヴァイヴに搭載されていない第三世代機の証明である特殊武装は守る為だけの機能。

ただのシールドエネルギーであるならばブルーの規格外な攻撃力を持って破壊は可能であるが、それが幾つも重なり、砕いた先からシールドが復活するとなれば話は別だ。

一枚のシールドを砕けば内側から更にシールドが現れ防御の連鎖反応はブルーの攻撃と衝突して尚も譲る気配はない。その姿は正に絶対防御、領域への侵入者を許さない鉄壁である。

攻撃武器を全て捨て去り、一発の弾丸さえも持たない代わりに全てのエネルギーを防御に回す。ブルーとは正反対の完全防御特化型は体当たり一つで容易に人間を磨り潰す事が出来る。生身が相手であれば当てるだけ勝敗は決するのだ。

ラファール・リヴァイヴ、甲龍、打鉄、サイレント・ゼフィルス、テンペスタ、アラクネ、国籍を無視した多種多様のISを奪い、自分達のモノとしてきた亡霊が作り上げた金の錬金術師はデュノア社の作り上げた当初の記念式典用の機体とは訳が違う。

 

「確かにこのままでは難しいか、しかし……」

 

誰にも聞こえていないはずのユウの声に束が口角を上げる。

ブルーと紅椿、ALICEシステム、レーダーの掌握、手札は出し尽くしたと言って良いにも関わらず、その笑みには確信が浮かんでいる。

 

「うぉぉおおおお!!」

 

深く前傾姿勢で身を屈めてゴールデンドーンの視界からブルーが消える。

その背後から大上段に光り輝く剣と翼を広げた純白の騎士が現れる。

唯一、ゴールデンドーンが恐れる存在、故にスコールは白式を欲した。

貴重な剥離剤を使ってでも奪おうと試み、ゴーレム襲撃時は最優先の目標に定めていた。

IS学園の心臓部に眠る暮桜を求め、最大の敵である最強の刃を探し続けていた。

 

「織斑 一夏ッ!!」

 

一夏に白式が与えられたのは不条理な世の中に対抗する力を得る為。

千冬の庇護、束の友人、それは本人が望む望まないに関わらず織斑 一夏と言う人間に付き纏う問題。

この時代、一夏は保護プログラムに組み込まれずに生きていく事すら困難な立場にいる。

力を持たねば平穏だったかもしれない、千冬と束の権力を最大限利用すれば自由だったかもしれない。

理由は如何様にも重ねる事は出来るが、一夏には白式と言う選択肢が与えられた。

ブルーと言う理不尽な暴力を受け、友人に出会い、強敵と戦い、彼は守られるだけでは終わらない道を、その手で掴み取った。

 

「くっ、素人の剣で!」

 

光り輝く刃は背後に飛んだゴールデンドーンに避けられ空を切る。

が、その動きはオータムに比べ緩慢で、鈴音に比べ大振りで、千冬に比べれば精細の欠片も感じない。

無論、スコールとて分かっている。箒と二人がかりとはいえオータムを破った相手を素人と侮辱出来るものではない。その上で認める訳にはいかないのだ。

 

「行くぜ、白式!」

 

一度は離した剣を再び手にし、足りない知識を懸命に求め、経験の差を、不足している腕前を、必至になって学び続けた。

友人が、教師が、敵であり忌むべき死神が見詰める視線の先で騎士の刃は銀世界を染め上げこれ以上ない程に光り輝く。

 

「いけっ! 一夏ァ!!」

「しっかり決めなさいよ!」

「見せて下さいませ、織斑さん」

「やっちゃえ一夏!」

「……今回は譲ってあげる」

「だな、今だけは認めてやるさ」

「お前は自慢の弟だよ、本当にな」

 

崩れた姿勢の中、掛けられた言葉が背中を押して引き上げてくれる。

 

「胴ォォオオ!!」

 

全てを零に落とし込む、白の一撃は夜さえも切り裂いて見せる。

横貫に振り抜かれた最強の刃が不可視の盾を音を立てて打ち砕く。

 

「くっ!!」

 

刃は何層にも重なったシールドを次々と切り開き、装甲までは届かなくとも金色の輝きまでの道筋が完成する。

 

「あと、宜しく」

 

無理な姿勢を保ちきれず、氷の大地に白式が倒れ込む。

 

「あぁ、そうか、私が見たかったのはこの光景だ」

 

ゴーレムの群れを突破した箒の視界に飛び込んで来る。白と蒼。

白式の背から再びブルーが姿を見せる。この瞬間を、この光景を待ちわびていた。

尚も内側から新しいシールドを構築しようとするゴールデンドーンではあるが、既に手遅れだ。死神の息遣いが歩み寄る方が早い。

 

「ひっ!?」

 

視界一杯に迫った無機質な赤い光を放つ双眼を前にスコールが短く悲鳴を上げる。

不可視のシールドの内側、近距離にてビームサーベルを振り上げた姿、桃色に輝くエネルギーの刃は断罪する死神の鎌、全てに平等に降り掛かる暴虐な力の塊。

 

「わ、私は勝者にっ!」

「その傲慢さを償え、亡国機業!」

 

金色の装甲が砕け散った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大気圏を抜けた暗黒の宇宙空間に一基に人工衛星が漂っている。

それは人工衛星と呼ぶには余りに歪な非公開の技術の結晶。

ISの影響で多少なりとも宇宙開発に目は向けられているが現状においてISの宇宙運営を試みている企業はないに等しい。

デュノア社の試作型大気圏対応ブースターもあくまで高出力のブースターの域を出ておらず完成品とは言い難く、宇宙での活用を論じる段階には到達していない。

その上で宇宙で武器庫としての役割を果たし、状況に応じて地上への攻撃も可能にしているソレは時代を先取りし禁断に手を伸ばした戦略衛星。

 

 

──ゴールデンドーン信号途絶。

 

──ゴーレム全機、エネルギーパイパス停止。

 

──システム切替完了。

 

──ファイナルシークエンス、開始。

 

 

最後の悪意が目覚める時、宇宙(そら)が落ちてくる。

それは亡霊の最後の灯火、メギドの火が放たれた。




2015年最初の投稿。
今年も宜しくお願い致します。

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