魔法少女リリカルなのは 召喚せし者の軌跡   作:月宮如月

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サブタイトル決めるの難しい
だからと言ってかかないのはなんかね・・・


第4話 先生!幻聴で授業に集中できません!

 

「これがジュエルシードです。レイジングハートで触れて」

 

言われたとおりにすると、ジュエルシードはレイジングハートに吸い込まれていった。

 

「さて、小動物君 君には聞きたいことがいくつもあるのだが・・・ とりあえず移動しようか」

 

「えっ?」

 

聞こえるのはサイレンの音。しかもこっちに近付いてくる。

 

「もしかして、警察?」

 

「当然だろう これだけ騒ぎになれば 早くここから離れるよ 翠屋の近くの公園で話を聞こう」

 

「うん、分かったの」

 

「分かりました」

 

そうして、僕たちはすぐその場を離れ、公園に向かった。

 

 

 

公園についた僕はさっそく小動物の話を聞いた。小動物(ユーノ)はロストロギアとジュエルシードの説明をした。

 

ロストロギア、超古代文明の遺産。

ジュエルシードはそのロストロギアの一つで、一つ一つが強大な「魔力」の結晶体で、周囲の生物が抱いた願望(自覚の有る無しにかかわらず)を叶える特性を持っていて、全部で21個あるらしい。

 

「それで、僕はジュエルシードを発掘しちゃって、輸送していたんだけど運んでた次元船―次元世界を行き来する船が事故にあって、この地球、海鳴の街に落ちたんだ。僕は見つけたものとして見つけて封印しようと思ってここに来たんだ」

 

「なるほど、異世界の魔法に超古代文明遺産か・・・ まさか異世界なんてあるとは、興味深いな」

 

「それよりも貴方の先ほどの力は一体何なのですか? この世界には魔法文明は存在しないはずでは・・・」

 

「そうなの! 説明してほしいの 魔術師(マジシャン)がどうとか言っていたし、魔法について知っていたの?」

 

「まぁ 答えてやってもいいが なのは、君はちゃんと親に許可をとって外に出たかい? 直ぐそこに君の父親がいるのだが」

 

「えっ?」

 

そういってなのはが振り返ると士郎がこちらに走ってくるのが見えた。

 

「なのは!」

 

「お父さん!?」

 

「なのは、どこ行ってたんだ! 心配したんだぞ!」

 

「ごめんなさい この子が心配で・・・」

 

そういって、なのはは士郎にフェレットを見せ、今日助けたこの子のことが心配で様子を見に行ったと話した。

 

「そうだったのか だが内緒ででるのは感心しないな」

 

「ごめんなさい・・・」

 

「ところでどうして聖君も一緒に?」

 

「僕は鍛錬のために外を走っていたら、なのはの姿を見かけたんで追いかけたんですよ こんな時間に女の子一人では危ないですからね」

 

僕は適当にごまかしておいた。それでも「子供がこんな夜中に出歩かない」と注意を受け、家の近くまで士郎さんに送られた。

 

 

 

「異世界の魔法に、ジュエルシードか・・・」

 

家に戻った僕は、先ほどのことを思い出していた。

魔導士 本来人間は魔力を生み出すことはできないはずの魔力を扱う存在

 

「面白そうだな 魔導という異世界の魔法に失われた遺産、ロストロギア・・・ 明日ユーノとゆっくり話すか」

 

そういって僕は眠りについた。

 

 

 

 

そして翌朝

「おはよー」

 

教室に入るとこっちに気づいたすずかとアリサが話しかけてきて、昨日フェレットを助け、診療所に届けたが、夜中に診療所で事故があり壁が壊れたとのことで、フェレットが心配だとの話を聞いた。

 

「それなら心配いらないよ 昨日なのはが逃げ出したところを拾ってたから」

 

そういうとタイミングよくなのはが教室に入ってきた。

 

「おはよー! 何の話しているの?」

 

「おはよ フェレットの話をしてたところだよ あれからどうなった?」

 

先生が来るまで僕たちはフェレットのことで話し続けていた。

 

 

 

 

(うるさい・・・ 授業に集中できない・・・」

 

授業中、なのはとユーノが会話しているのが聞こえる。あの頭に直接聞こえる念話とかいうやつだ。僕は注意しようにもやり方がわからないため、会話に介入できない。

 

(まぁ いいか この程度の授業なら問題ないし)

 

なのはが念話で僕のことを呼んでいたが無視していたらこちらを睨んできた。しかたないじゃん、やり方わからないんだから・・・

 

 

 

放課後、アリサとすずかは習い事があるとかで先に帰っていったので、なのはと帰ることになったが・・・

 

「どうして無視したの!?」

 

なんか怒っているな・・・

 

「私とユーノ君がジュエルシードのことを話していたのに会話に入ってこないし、ずっと呼びかけも無視してたし!」

 

「しかたないじゃん、君たちの念話?だっけか、やり方がわからないんだから話しようがないだろ」

 

「えっ? でも聖君は昨日魔法をつかっていたよね?」

 

「まぁ その説明とかもまとめてしないとな とりあえずユーノを呼んで来い 僕の家で話そう」

 

そういってなのはにユーノを呼んでもらい二人を連れて帰宅しようとしたとき、彼女が何かに気づいたようにハッとする。魔力反応があった。

 

「ジュエルシードか」

 

僕たちは走り出し、途中でユーノと合流した。そして魔力の反応を追うと神社だった。そこには巨大な犬のような生き物の姿と倒れている女性。おそらく飼い犬に寄生したのだろ。

 

「よし、なのは やれ! 僕はサポートに徹する!!」

 

「そんな!? 手伝ってほしいの!!」

 

「僕がやると寄生した犬が死ぬと思うけどいいの? 手加減できないよ?」

 

「・・・私がやるの」

 

僕は魔導を視たいため、嘘をついた。そしてなのはは危なげだがジュエルシードを封印し、僕たちは話をするために僕の家に向かった。

 

(説明めんどいな・・・ カメリアに任せよう)

 

 

 

 




研究室に誰も来ない・・・

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