もう不定期になりつつあります。どうしてこうなったかというとまぁやる気の問題ですね。
えっ?タイトル?思い付かなかった。空白期だから空白にしたわけではないよ。そのうち入れると思う。多分……。
そんなわけで今回はGOD編へのつなぎです。
「ところでクロノさん。この人たちの処遇は?」
闇の書事件が解決して数日後、僕はクロノとアースラの一室にて今後の処遇について話していた。
「まあ、人命がかかっていた事もあるから、そう重い処遇にはならないだろう。守護騎士達はある程度の保護観察で手が打てる」
「そうか」
「問題は……君だ」
「……」
「君の
だが、召喚せし者については隠しておくことができた。そのことを知れば管理局は
「まぁ、僕のことは仕方ないとして召喚せし者のことを報告しないでくれてありがとうございます。地球が荒らされるのは嫌ですし、そもそも発掘された超金属はもうありませんし」
「そうか、ところで君に聞きたいことがあるのだがコレについて何か知っているか?」
そういいクロノさんが取り出したのは黒い正方形の物体。
「カメリア。これってもしかして」
「はい、
それはプレシアとの戦闘で使われていた機械仕掛けの戦闘空間だった。
「知っているのか?」
「はい。これは地球に存在していたマホウの研究機関。
「マホウの研究機関だと! そんなものがあったのか!?」
「えぇ、予言の巫女はマホウを研究してその力を人工的に再現しようとした機関です。
そこで開発されたものの一部がこの機械仕掛けの戦闘空間。簡単に言うと人工的な仮想空間魔を生み出す装置です。
世界を崩壊させるほどのを持つマホウツカイたちから地球を守るためにあらゆる魔力による破壊行動を無力化する空間として作られたのがこれです」
「なるほど、魔力による破壊を無力化する人工的な仮想空間か……。
本局の方に持ち帰って調べてみたのだが全く構造が不明でね。利用方法も全くわからなかったから僕の方に回ってきたんだが」
「カメリア、これ修復できると思う?」
机の上に置いた物体を手に持ってカメリアに解析させてみた。もし修復できるのなら修復するべきだ。いずれくるオーディンとの戦いに備えて。
「解析完了しました。私の中のデータを使えば修復は可能です、マスター」
「そうか、クロノさんこれ、僕が預かってもいいですか?」
「あぁ、どうせ僕が持っていても使い道はないからな。君が持っていてくれ」
機械仕掛けの戦闘空間の一部を受け取った僕は、次に報酬についての話をした。
今回の事件はかなり危険だったもので全ての要件を呑んでくれた。
半壊したデバイスの修復と機械仕掛けの戦闘空間の修復。その二つの修復費と研究費をそれなりに貰って、技術部屋も用意してもらった。
「よし!そうと決まればさっそく作業に取り込むぞー!」
「いや、君はそろそろ地球に戻れ!学校はどうした!!」
「いえいえ、そんなことよりこれらの修復の方が大事ですよ! 今年は学校には行きません!!」
「何を言ってるんだ君は!? 確か地球では年が明けたばかりなのに今年はいかないとはどういうことだ!!
なのはとフェイトが聖はまだ帰ってこないか心配してるぞ! いい加減帰れ!!」
クロノさんに説教されつつそれらを聞き流していたが、そこにユーノがやってきて地球に帰るよ、と言ってバインドで拘束されて無理やり転送された。
「ユーノ……。君ってやつは」
「仕方ないでしょ。聖がいつまでたっても帰ってこないからなのは達が心配してたんだよ。こうでもしないと戻らないでしょ?」
「まぁそうだけど」
無理やり帰らされたのは仕方ないか。でも今は冬休みの最中だからもう少しいたかったなと思った。
とりあえず1月、2月は学校に少し顔を出してしばらくしたら連れて行ってもらおう。そう思い、ずっとアースラにいたから使わなかった携帯を取り出し電源を入れてみるといくつものメールと着信履歴が残っていた。
それを横から眺めていたユーノは、帰ってきて良かったでしょ、といった。
うん。とりあえずみんなに連絡しておこうか。
帰ってきたことをなのはに連絡してみると心配されるとともに周りが何やら騒がしかった。
話によるとすずかの家でお茶会をしているらしく、いつものメンバーに八神はやてがいるそうだ。八神って誰だっけ?
みんなと少し話し、アリサからアンタ今暇よね?今すぐこっちに来なさい、と言われたので小動物となったユーノを肩に乗せすずかの家に行ってみた。
「アンタも魔法使いなの?」
「……頭撃ったか?」
そんな冗談を言ってみるとアリサがいきなり殴りかかってきた。当然躱したが。
いきなり呼び出しておいていきなりコレとは。まさかと思いなのはとフェイトを見る。すると二人はすぐさま目をそらした。おそらくこの二人が話したのだろう。
「どうして君たちは僕のことまで話すのかな……」
僕は溜息を着くとアリサに説明した。だけど魔導師と同じと思われるのはなんとなくいやなので僕は魔導師ではなく召喚せし者だと補足しつつ説明した。後これまで帰ってこなかった理由も。
「ふ~ん、そんなことがあったの」
「そうゆうわけでしばらくしたらまたいなくなると思う。ところで……。この子、誰?」
そういって茶髪の少女を指さした。
「ちょっ!忘れたんか!?八神はやてや!夜天の書の主や!!」
「あれ? 夜天の主って白髪に蒼眼じゃなかったけ?」
どうやら髪と眼の色が違ったのはの管理人格とユニゾンという融合のようなものをしていたからだそうだ。
「なるほど。よろしく八神」
「はやてでええよ。私も聖って呼ぶし」
魔法に関しての話はほどほどにして学校であった事などを聞いて日が落ち始めるまで雑談をしていた。
Side???
とある世界で巨大な氷塊が内側から砕け散り一人の男が中から出てきた
「はぁはぁっ。私をここまで追い込むとはさすがだったな。ここから出るのに随分時間がかかってしまったようだな」
男は膝を付き、そこの転がっていた青く光る小さい宝石の欠片を手に取った。そうすると宝石は輝き、男の中に入っていた。
「力の一部を分離されたようだったが、これで元通りだ。魔力と体力が回復し次第、最後の仕上げといこうか」
たった一人しかいない星々が輝く世界で男は呟く。
「あと少しだ。あと少しで至ることができる。待っていてくれ、桜」
次回からGOD編。その次にアレをやって……
今年中にはアレをやっておきたいな。