SAOでも僕は友達が少ない   作:sewashi

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前の話でも書きましたが理科はベータテスターと言う設定です。


アインクラッド

キャラメイクを終えて、ダイブ。するとそこには仮想世界とは思えないような世界が広がっていた。

ロマ佐賀の時とは違い、歩く感触も本物と区別がつかない。

俺はとりあえずみんなを探していると――

「星奈?」

「あ。あんなこだ――じゃなくてホーク?」

星奈を見つけた。姿はリアルのまんまだ。かろうじてキャラネームが『セナ』とカタカナだったが、一発でわかる。

「ぷぷ、あんた顔変えすぎ。それじゃあ、誰もあんただってわかんないわよ」

「いいだろゲームなんだし、他のみんなだってそんなもんだろ?」

「いや、そこまでは変えないだろう」

そう言って、何やら黒髪のイケメン男性が話しかけてきた。キャラネームは『ナイト』。

「お前、夜空か!?」

「そうだ」

「あんた、なに男性キャラになってんのよ!?」

「別にいいだろ」

「ま、まあ、とりあえず理科と幸村と小鳩とマリアを探すか……」

そう言って俺らは歩き出した。

「あっ、先輩方。私です! Σ(シグマ)です!」

理科を見つけた。こっちも本人とは似ても似つかない美少女になっていた。

「しかし、星奈先輩、本当に本人のまんまですね。こういうゲームだとリアルと似せるのはあまりよくないんですよ?」

「そうなの?」

「ええ、リアルを特定されるとゲーム内でPK(プレイヤーキル)されたことの逆恨みでリアルで殺られたりとか、そんな事件もありますし」

「あー、それは聞いたことあんな。星奈、ゲームだらかってPKすんなよ?」

「わ、わかってるわよ! それよりも早く小鳩ちゃんを探しましょう」

「幸村とマリアもな」

そう言って探すが見つからない。どこにいるのか……

すると――

「星奈のあねご? ということはあにきたちですか?」

「ゆきむ――じゃなくて真田か?」

「はい」

幸村はゴツい感じの大男になっていた。真の男を目指している(女だけど)幸村はするんじゃないかとは思ったが本当になっているとは……

というか、みんな星奈を見て俺らだって気づいてんな……

「ふうぇぇん、あんちゃーん。どこばーい?」

しばらく歩いているとそんな声が聞こえた。恐らく小鳩だろう。

「あっはっは! 吸血鬼が泣いとるげー! でもお兄ちゃん、どこなのだ!?」

金髪の見た目は大人の女の子と見た目もそのままマリアの女の子が二人いた。

「えっと小鳩とマリアか?」

「あんちゃーん!」

「ふおぉ! お兄ちゃん!」

小鳩は見た目を大人の女の子にしているから抱きつかれると回りから目立つ。

何だかんだで、俺らは全員、見つけることができたのだった。

 




キャラが多いと展開も難しいですね。
キャラの最初の見た目は読者のご想像にお任せします。

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