星の扉目指して   作:膝にモバコイン

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第四話 花園に集いし者たち 前編

記念すべき入寮生活初日の真昼。自分こと、湯島悠陽は駅構内に設けられたチェーン店な喫茶で、早めの昼食を摂っていた。忙しない雰囲気漂う関東一帯に幅を利かす喫茶店でのランチをカウンターで独り……親兄妹や友だちも不在なせいか目立っているものの、待ち合わせまでの避難所の側面を持ち合わせていたので、所謂コラテラル・ダメージにすぎない。

 

3月も後半戦で、暦じゃ春に突入して近々花見の算段を建てる時期だというのに最高気温が10℃を下回っているとか巫山戯てた。最低気温は一桁前半……おかげで桜の開花も例年より遅延気味である。目上を待たせないのは礼儀上当然としても、寒空の下で待機は誰得なのだ。忠犬ハチ公みたいに冷えきるのも顧みずお出迎えとか重すぎて相手も対処に困るだろう。微妙な居心地の悪さの言い訳に原因を内心つらつらと垂れ流していた。

 

さて、待ち人たる猫のさらなる布教を目指すみくさんとは、同じ境遇なため休日の上京レッスンとは別にメールでの遣り取りを経て仲を進展させてたりする。態々寮入りを一緒にと誘われたのも踏まえれば一方的な思い込みじゃないはずだった。

 

(コーヒーは香りを楽しむは純粋に好きだけど……お子様舌じゃブラックは進んで飲みたい種類じゃなかったり)

 

風味が薄れるのは残念だけど、ミルクと砂糖を加え、使い捨てティースプーンで掻き混ぜ喉に運ぶ。見栄で完全武装するのも限界がある……敢えての隙を作って親しみやすさも醸しださなきゃ、集団から弾かれ孤立一直線だ。孤高でもふとしたことで転落する可能性を孕むもの……無理に大人ぶるだけが正解じゃない。マイルドな味わいを楽しみつつ備え付けの時計盤を見やる。だいぶ不毛な一人遊びに費やしたので頃合いだ。立つ鳥跡を濁さず、ナプキンでトレーを拭い返却してロータリーを目指した。

 

 

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シンデレラガールズ『星の扉目指して』 第四話 花園に集いし者たち 前編

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

寝耳に水の候補生合格から今日まで目まぐるしい生活である。過去形じゃなく現在進行形で穏やかじゃないが、間に卒業式にお別れ会と地元での交友を一旦後腐れないよう清算と挟み。アイドル関連以外にも労力を支払わないとならなかったので、心体どちらも磨り減ってたのだ。中学受験も無事済んで入学を待つだけの身分。春休みはまるまる下積みに向けての準備期間に充てられるので浮気せず頑張ろうと思う。因みにギャル娘さんも4月から同級生なのだが、巡り合わせが悪く推薦の日程も別々な上、発表後の手続きでも会う機会に恵まれなかった。幸いLINEでの交流は途切れておらず、頻繁に四方山話に付き合わされていたりと関係は続いて、再開の口約束が果たされる日はそう遠くない。

 

胸の内ポケットに入れたスマホから振動、着信ありで待ち人来たれり。向かい側の停留所に停まったバスから、吐出される人影の中にお目当てのみくさんを発見した。みっともなくならない程度に抑えて駆け寄る。

 

「こんにちはみくさん。今日は一段と冷えますね」

 

「ふ~あぁぁっ―――こうも寒いと炬燵の中でぬくぬくと丸まってたくなっちゃうよね」

 

あどけない欠伸から覗く八重歯が眩しい。足取りが微妙に覚束ず、気の抜けた登場風景。これからの新生活で学校以外の多くをともに暮らす間柄というのもあって、判明しているメンバーでは……熱心に近づきこっそりと調べ回ってた優先対象である。

結果、普段仕事以外では極々常識的な委員長気質の真面目さ持ちで、仕事の時だけ文字通り猫耳被って、猫被ってるのが判明した。垣間見えるのは……仕事モードに切り替えたらラフさを消して、作られた可愛さを全面に押し出して売り込むスタイルだった。素の自分を嫌ってるかどうか兎も角、好ましいとは感じていないのだろう。仲間内で一番アイドルを意識しているのもあるが、でなければ己を徹底してまでキャラで覆ったりはしない。確証はないものの、胸の内に劣等感渦巻いてそうな危うさがあった……不謹慎にも親近感を勝手に抱いてしまう。

 

「ん?みくのお顔になにかついてる?」

 

「いえ、随分と眠そうだなぁっと……昨日トラブルでもあったんですか?」

 

「違うの。寝床で寝ようとしたの自体はむしろ早いぐらいだったのに……寝付き悪くてこの様、分水嶺を前に緊張しちゃったのかも」

 

「わかります。私もあれこれ余計な気を回して、眠れたのは深夜で起きるのに苦労しましたから」

 

遠足や旅行を控えて高ぶるあまり寝れず、当日寝不足に嘆く羽目になるあれを揃って体験してしまったようだった。緊張してルーチンワークが著しく乱れるなぞ去年までは片手もなかったのに、今年だけでもう両手に達しそうだから情けない。動じぬ精神を謳い文句に出来る日はいつになることやら。

 

「へっくしっ!着込んでもくしゃみ出ちゃうとか春なのに詐欺だよ。息もハッキリと真っ白じゃん……活動でもないのに猫頑張りするだけ損だからいくよ悠陽チャン!」

 

猫のイメージは気紛れで犬のほうが、お似合いなんじゃとのたまいそうになるのを呑み込んで、歩き出したエルダーキャットの隣に並び往く。猫信者に犬を説くのは地雷原でコサックダンスするが如きである。喧嘩を売るより媚を売るのが世渡りの術だろう。

 

 

正午だけに、喧騒は鳴り止まない。景観保全のため以外の木々は伐採されて、虫の音は夏の風物詩が出回り始めなければ、深夜でも耳を澄ませねば聞こえはしなかった。都心の只中を田舎とは真逆に人で溢れかえった、大きい癖して縫うように進まねばならない歩道を一行は進む。本来の目的地からは外れた途中下車の旅だった。

 

「プロデューサーオススメのお花屋さんって……この近くだったよね?」

 

「地図と画像からして、目指していた通りがここです。見落としのないよう気を付けましょう」

 

「ネットのレヴューを指標にしても、近場で評判いいのここぐらいだったし……むむむ」

 

直行せずに花屋に道草食ってまで立ち寄ったのは、軽んじられぬようにするためだ。自室に彩り飾ろうと買い付けに来たわけじゃない。カーストで最下層に陥らぬよう先住民に貢物をするのである。着任のファーストインプレッションでお上りさん丸出しの間抜けな受け答えをし、礼儀知らずの烙印を押されたら一生風下扱いは免れまい。目を付けられ、面白半分にちょっかい出されると……それだけでアイドルどころじゃなくなる。

 

「入寮する他のメンバーとも合同で花束贈るつもりでしたが……結局は会えず仕舞い」

 

「シンデレラプロジェクトの仲間で、みくたちを除いて後二人いるみたいだけど……面識が一度もないまま当日を迎えるとは夢にも思わなかったの。困ったもんだにゃ」

 

既に合格してから一ヶ月は優に経ったのに、未だ書面だけの間柄な御方が複数名居る辺り運がない。予定していた人員に達していないせいで本格始動がもたついているのだろう。正式な面通しはチーム発足の日までお預けなのかもしれなかった。

 

「資料で名前だけは確認しましたけど、逆にそれだけで他は空欄でしたからね」

 

「ミーニャ ザヴート アーニャ?でアナスタシアと神崎蘭子って娘たちでしょ……でもどうしよ……アナスタシアって響き諸にヨーロッパ系じゃん。み、みくお喋りできる自信あんまないよ」

 

「義務教育から慣れ親しむ英語なら、辞書片手に片言でも意思疎通は苦労すれどもやれますよ……ただ北の大地、ロシア由来だった場合……最初はボディーランゲージからですね」

 

「だ、だめじゃん!?万が一に備えてロシア語辞書購入を検討すべき……かな?」

 

すまねぇロシア語はさっぱりなんだと眉をハの字にして葛藤してる姿は真剣そのもの。脅かしが効果覿面すぎていた。横顔を愛でるのも程々にして緩めるとしよう。

 

「恐らくは杞憂ですから気負う必要ありませんよ。美城のお眼鏡に適った外人さんですから、現地語をペラペラは無理でも会話を滞りなく行えるレベルかと」

 

「だよね~じゃないと足切りされちゃうもん」

 

「それにもし危惧してる通りだったとしても、神崎さんとも力を合わせて対処すれば意外となんとかなるもんです。三人寄れば文殊の知恵ですから」

 

「案ずるより産むが易しかにゃ。おっ……?フラワーショップってあれじゃない」

 

駅前のモールから少し外れた商店街にある花売り、看板にはローマ字読みのSHIBUYAとくれば求めていた下車先に相違なかった。首肯して背に続く、外国生まれのハーフさんよりよほど同郷の士が難解な言霊使いとは予想だにせぬまま……

 

 

室内に陳列されるプランターに植木鉢、多種多様な季節の花々。たくさんあるのにゴミゴミとした見苦しさを与えないのは、配置の妙というやつだろう。壁も茶味がかったベージュで主役と被らぬ色で主張を冴え渡らせていた。

 

「直接手渡せる花束も捨てがたいですが、そのまま飾れるアレンジメントもいいですね」

 

「甲乙つけ難いけど……問題は予算だよやっぱ」

 

花は嗜好品で極論余分なモノ、必需品ではないが故に総じて高くつく、一輪数百円は消費するのだ。立派な見栄えするブツとなればそれ相応の代価がいる……高くつくのに見合った成果が得られるのなら支払いも吝かではないが、徒労に終わりそう。金を溝に捨てる趣味は生憎なかった。

 

「四人なら許容できても……この頭数じゃ重すぎますし」

 

「無論相手がね。諭吉チャンもそんな使われ方じゃ報われないの」

 

頭数で割れれば単体の重みは減る……重量が同一でも一人あたりの想いは重くなってしまう。向けられた方はたまったもんじゃない、置き換えて想像してみるといい……面識ない野郎もとい女郎から高級品を献上されるのを……確実に気遣いじゃなく、生臭いまでの下心に直面したと悟るぞ。過ぎたるは及ばざるが如しを地で行く所業だ。

 

「なんとも痛手が尾を引きますね。ですがないものねだりするのも阿呆らしいですから、とりま餅は餅屋に任せてみるのはどうでしょう?」

 

「その案乗った。店内に赴き、専門家のご意見を頂戴するにゃっ!」

 

あれこれ語らっていたが、実はさっきまでの会話はガードレールが衣服に触れそうな距離で交わしてたのだったり……この手のお店の従業員って頼んでもいないのにセールストーク、ご用件を伺いに来るパターンが主流だから……ま、多少はね。

 

 

「ふふっ、これなんてどうかな悠陽チャン?」

 

唇を意地悪くなだらかなWの形にして、鮮度管理用の透明な大型冷蔵庫内に収納された黄色い薔薇を細めた流し目で提案してきた。試すにしても問題があからさますぎてもう……まっ、織り込んだ上でのジョークだろうけど。

 

「華やかでいいかと……あっ、但し黄薔薇にするなら別個でプレゼントにしますよ。爆死はノーサンキュです」

 

「うえっ!?みくだって嫌だよ……花言葉に嫉妬・ねたみを含んでるし」

 

「手の込んだ自殺は止めましょう。奇をてらわずに正道を進むが吉」

 

見た目だけで選ぶと痛い目にあうのが花である。過去の人物たちが厄介なことに次々固有の言葉が付加していったせいで、予備知識なしだとお話にもならない。知らずに連想してもまず合致しないのだ。

 

「店員さん、すみません適当な品を探しているのですが」

 

「どういった用向きでしょうか?どなたかに贈り物で?」

 

「えぇ、新しく住むことになった先の同居人な方々に失礼のないようにと……お花を」

 

「じゃあ、これとこれなんてどうです?」

 

純白のガーベラに紫の薔薇を薦められる。花言葉はたしか……

 

「定番ですが、ガーベラに薔薇。え~と、それぞれホワイトのガーベラに希望と律儀、一方は誇り、気品、上品、王座、尊敬」

 

「希望に尊敬……思い描いてたのとピッタリです。色合いも及第点、お任せしますので何本か包んでギフト用の花束にラッピングして貰えます」

 

やはり直接出向いて正解だった。家電や書籍なら店舗で実物を吟味してから後日、ネット通販で注文するのも賢い手だが……生鮮品は工業品と違ってバラつきが激しいのは否めない。直に触れずに配送じゃ不安がつき纏う。イメージとのズレも誤差で済んだから僥倖だろう。

 

「そんな感じかと思ったから……よかった」

 

「みくさんもそれで構わないですよね?」

 

「文句ないよ……でも猫成分足りないかな?店員さん、猫に因んだお花ってないの?」

 

振れないエルダーキャット、熱い猫推しである。そんなピンポイントな需要を満たすのが個人向けにあるわけ―――

 

「ありますよ」

 

「やったにゃっ!」

 

あった……品揃えの豊富さを賞賛すべきだろうけど……この展開は流石にわからないわ。

 

 

 

ご来店感謝のセールストークを受け、相棒は胸に猫の髭と呼称される植物を抱えご満悦であった。まんまなネーミングセンスがいたく気に入ったらしい。

 

「花びらは地味でも、雌しべと雄しべが長く伸びて上向きにピンと反り返ってるところなんて正にお髭……みくの琴線にダイレクトアタックだよ!」

 

「運命の出会いを果たしたようでなによりですが……派手目のこちらとはコンセプトがまるで対極……水と油です」

 

異なるベクトルの美しさに優劣をつけたがるのは愚か者の証で、侘び寂びに分類される調和の取れた慎ましさと声高に格の違いを魅せる鮮烈さ……両者美しいことに変わりはない。しかし、通常同じ空間に両雄並び立てばポテンシャルの発揮どころか、共倒れを避けたとしても……どちらかは損なわれる。匠の技を持ってすれば共存も浮上するが、こちとらトーシロ到底望むべくもなかった。

 

「本命はキュートにリボンでデコレーションされたローズ&ガーベラだよ。こっちはあわよくばの布石で、無理そうなら自室で丹精込めて育てるし」

 

「差し出がましい真似してすいません。私、柄になく神経質になっていたようです……これじゃあ、先が思いやられますね」

 

「悠陽チャンはしっかりしてるから……気にしすぎ」

 

励ましを捻り出すも視線は明後日、そっぽを向いている……見えはしないものの刹那の翳りが生まれてたはずだった。態とネガって試してみればビンゴ……やはり心の奥底に潜んでいる。この娘は―――

 

「アンニュイなのはダメ!別のお話ししよう……そうそうショップのバイトさん凄かったよね。スカウトたちが放って置かないレベルで」

 

「はっとするような綺麗な方でした。女性らしいのに立ち居振る舞いが凛として、男っぽい服装まで着こなせるとか憧れちゃいます」

 

深入りは時期尚早故、話を合わせて盛り上げる。語りも偽りないのであざとさは薄いはず。

 

「ん?格好って……ジーパンにワイシャツ、その上から作業用エプロンだったよね?あんな洒落っ気ないのがいいの悠陽チャン!?」

 

「たっぱがないので無理に装うと服に着られてしまう私には……カジュアルなパンツスタイルに惹かれるものがあるんです」

 

格好いいというのは勿論建前で、パンツ系統なら防寒面以外にスカートであれば必須な座る時の皺がつかないような配慮に、突風等のアクシデントでチラやモロを公衆に晒すリスクとは無縁でいられる実利が狙い。大手を振って往来に繰り出せたら……どんなに楽か。成長期の今、睡眠食生活と気を払ってるのに伸び悩む背丈に臍を噛む。小数点を四捨五入してやっと150台に手が届く有様なのに、胸部はすくすくと縦に膨らむとか吸い取られているとしか考えられなかった。

 

「隣の芝はなにかと青く見えるものってヤツか……そのままでいいのに。紺のフレアスカートとダッフルコート、そこに白のイヤーマフラーがアクセントで上手なコーデじゃん」

 

「似合うモノと着たいモノの擦れ違いは往々にしてあるものです。カルシウムたっぷりのお魚摂取して地道に頑張ります……みくさんもどうです?簡易キッチン付きみたいなので、自炊の調整がてら旬の鰤を煮付けしたのを振る舞いますよ?」

 

「みっ、みくは結構にゃ!お、お魚には一家言あるからっ!!……あっ、ほら猫チャンでしょ私。差し入れとかされても魚だけは煩く文句つけちゃうの……わかるでしょ?」

 

今でこそ取り繕ったが……このキャット毛を逆立て、目ん玉見開いて威嚇してきた。敵意込みの拒絶とは穏やかじゃない。手料理が産廃を錬金するメシマズだと見做されたのなら、遺憾である。折をみて改めさせねば……

 

「そう、お肉なら大歓迎なの!休日に一緒にハンバーグ捏ねて、焼いたのを交換するとかいいんじゃないかな?うん、我ながらいいアイデアにゃ!」

 

「早いうちに合い挽どこが安くて美味しいか探さないとですね。都会はお店も多いのでお得意先を開拓するのも一苦労ですから」

 

腕の心配ではないなら、もしや魚が嫌いなのか……キャラ元の好物なのに。いや決めつけはよくない、予想はよそう。

 

漫才モドキで持ち時間が多少差っ引かれたものの、定刻の10分前には間に合ったことには変わりない。終わりよければ全てよし。遠目に346プロダクション女子寮と刻まれた長方形の岩石があった……いよいよである。

 

「棲家までお城な外観とは、会社の一本気さが表れてますね。えぇ」

 

「塀は高いし、専属っぽいガードマンさんいるはで流石シンデレラのお膝元だにゃ」

 

門に併設された守衛室には巌のような男性。体格は熊みたいだったが、警備なので不安より頼もしさがあった。

 

「まず転入の報告がやるべきことですが、その前に服装に乱れがないかどうかチェックです」

 

服の乱れは人となりの表れ、歩き回ったせいで生じた皺を伸ばし、埃を払い落として襟元を正す。交互に死角をカバーしてもらい準備は完了……目線で言葉なく頷き一歩を踏み出したのだった。

 

「今日から入寮する方たちですよね。うふっ、気になることがあったらなんでも聞いてくださいね?私は佐久―――」

 

名乗る必要もない銀幕の向こう側の存在、まだ見ぬ仲間との出会いと暮らしは……己になにを齎すのだろう?

 

 

 




ようやくの寮生編です。
アニメ版蘭子CDのボーナスパートで142cmトリオが
恐らく全員寮住まいだろうと察せられる発言があったので一安心しました……
いや一名NOMAKEも本編でも寮に影も形もなかった方がいたので。

―――それでは次の話でまた。

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