とある幻想の異世界物語   作:キノ0421

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お久しぶりです

今回はなぜこんなにも時間かかったと言いますと
プロットを1から練り直し、クロスオーバーにつきオリジナル展開などを考えたりとしていたら何年もかかってしまいました、本当に申し訳ありません

ただその間も感想を下さった皆様
本当にありがとうございます
これからも亀ではありますがよろしくお願いいたします


22話

視線の先に広がるのは地平線と巨大な天幕に覆われた都市。

 

そう此処はまさに異世界だった。

 

「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!不幸だァァァァァ!!!!」

 

 

上空4000mから落下してるのは4人と2匹は落下地点に用意してある緩衝材のような水膜を通り湖に落ちてゆく。

 

「へぶっ!?」

 

ボチャンと湖に着水した、水膜で落下速度が衰えた為無傷ですんだが。

 

「…おい人間、早く引き上げろ。」

 

人形みたいな少女は冷静ながらも溺れそうに水上でもがいてる、ツンツン頭の少年は慌てて少女を引き上げるが平謝りをするも周囲の様子を見ると首を傾げ始める。

 

「あっ、すまんすまん!てか何でいきなり上空に居るんだよ!?あれ…オッレルスは?…もしかしてまた土御門!?」

 

「色々あったんだよ。落ち着いたら詳しく話すさ」

 

ツンツン頭の少年と小さい少女は話しながらも周りを見渡す、そこには3人の少年少年達がいた。

隣にたショートカットの少女が猫を引き上げてる。

 

「し、信じられないわ!まさか問答無用で引き摺り込んで空に放り出すなんて!!」

 

「右に同じだクソッタレ。場合によっちゃその場でゲームオーバだぞコレ。石の中に呼び出されて動けないほうがまだ親切だ」

 

「…?いえ、石の中に呼び出されては動けないでしょう?」

 

「俺は問題なんてない」

 

「そう。身勝手なのね」

 

金髪でヘッドホンがトレードマークの少年と黒発で髪が長くいかにもお嬢様って少女はフン、と互いに鼻を鳴らし岸に上がる。

 

「此処……どこだろう?」

 

先程猫を引き上げてた茶髪でショートヘアーの少女は服を絞りながら岸に上がる、ツンツン頭の少年もそれに続く。

 

「さぁな、世界の果てっぽいのが見えたし、どごぞの大亀の背中じゃねぇか?」

 

少女の呟きに金髪の少年が応える。

 

「まず間違いないだろうけど、確認しとくぞ。もしかしてお前達にも変な手紙がきたか?」

 

「そうだけど、まずはオマエって呼び方を訂正してよね、私は久遠飛鳥。以後気をつけて。そこの猫を抱えてる貴女は?」

 

上品な風貌と言葉遣いをする少女ー久遠飛鳥。

 

「…春日部耀。以下同文」

 

無口でタンクトップと不思議な少女ー春日部耀。

 

「そうよろしくね野蛮凶暴そうな貴方は?」

 

「高圧的な自己紹介をありがとよ。見た目のまんま野蛮で凶暴な逆廻十六夜です。粗野で凶悪で快楽主義と三拍子揃ったダメ人間なので、用法と用量を守った上で適切な態度でせっしてくれよな、お嬢様」

 

まさしく問題児に必要な要素を込めた、少年ー逆廻十六夜

 

「そう、じゃあ取扱説明書をくれたら考えるわ、十六夜君」

 

「ハハッ、マジかよ。今度作っとくから覚悟しとけ、お嬢様」

 

心からケラケラと笑う十六夜。

 

「やっぱり遠慮しとくわ。最後にいかがわしい人形と話してる幸薄そうな貴方は?」

 

「幸薄そうって…、いや合ってるけどさ。俺は上条当麻、何処にでもいる普通の高校生ですことよ。それといかがわしい人形っておいこら!それだと俺が変態みたいにみえるからやめて下さい!それに人形じゃなくて人間だっての生きてるし呼吸もしてるさ」

 

ツンツンヘアーと不幸オーラ全開の少年ー上条当麻

 

「全く心外だ、人形などと一緒にされるとはな。私はオティヌス、今はもうその名前だけだよ」

 

美しい金髪に帽子と露出度MAXの服を着た15㎝位の少女ーオティヌス。

 

 

 

 

 

 

 

魔術と異世界が交差するとき物語は始まる。

 

 

 

 


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