ダンガンロンパQQ   作:じゃん@論破

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Twitterネタまとめ4

 

『#リプきたうちの子に能力者漫画っぽい能力を与える』←結局全員来た

清水翔(能力:無能)

意図したことが「できなくなる」能力。どれだけ真剣に取り組もうと、あらゆる手を尽くしても、意図したこととは違う結果になってしまう。頭で考える結果ではなく本心で望む結果に働くため、本当に邪魔にしかならない能力。

「無能にも意地ってのがあるんだよ」←決め台詞

 

曽根崎弥一郎(能力:コトダマ)

紙に文字を書くことで、その力を紙に宿すことができる。元の紙の性質は完全に無視し、文字が持つ意味だけに忠実になるが、文字と関係のない大きさや厚みなどは変わらない。また、書き間違えに厳しい。

「ペンは剣より強し!ちょっと意味は違うけどね!」←決め台詞

 

穂谷円加(能力:歌う女王)

命令、または歌うことで、聴いた者に行動を強制することができる。行動のみを強制するものであり思考まで強制することはできないが、どんな理不尽な行動でも強いることができる。声が聞こえる範囲にしか効果がない。

「聴き惚れなさい、その身が尽きるまで」←決め台詞

 

アニー(能力:バリスタの指)

指を鳴らすことで、対象と定めたものに対して「炒る・砕く・絞る・泡立てる」の四つの力を行使することができる。それぞれの力はある程度の融通が利くが、生物に対しては効果が薄れる。

「いつでもどこでも最高のコーヒーを、バリスタですものね」←決め台詞

 

六浜童琉(能力:過ぎ去った未来)

十分後の相手の行動を完全に予知することができる。この予知は、未来を変えようとする行動の影響を含めた結果であるため、絶対に的中する。しかしそれまでの経緯は見えず、見える未来も十分後の数秒間だけという制限がある。

「予言ではない、予知だ」←決め台詞

 

古部来竜馬(能力:成)

危機に陥るほどに身体能力が強化される。些細なピンチから命の危険まであらゆる危機に自動的に反応し、危険度と強化具合は比例する。危機を凌ぐと途端に効果が消える。自傷でも効果はあるが治癒力も強化される。

「刀は敵に振るうものだ」←決め台詞

 

笹戸優真(能力:輝水)

水中でも陸上と同じように行動することができ、また身体を水に変えることができる。水の状態では凍結や流れに逆らえなくなるなどの危険はあるが、物理的な干渉はほとんどが意味をなさなくなる。

「水は命の源って言うからね。でも甘く見たら危ないよ」←決め台詞

 

晴柳院命(能力:魂魄繰符)

霊的な力を込めた護符を使い、物体を使い魔にしたり、結界を作って行動を制限したりできる。物が多い場所や入り組んだ場所では無敵に近いが、本人は一切強化されないのが弱点。能力の読み方は自由。

「晴柳院の護符はなーんでもできるんですよぉ!」←決め台詞

 

有栖川薔薇(能力:騎繰身)

自作したぬいぐるみに限り、自分の精神を乗り移らせて行動することができる。身体能力はぬいぐるみに依存するため人間時に劣るが、隠密行動には向いている。また生理現象はぬいぐるみ時にも継承される(髪が伸びる等)。

 

滝山大王(能力:無邪気バリア)

自分にかかる能力を全て無効化し、その影響を一切受けない。例外はなく本人による調節も不可能。自分が能力の対象にされている場合にしか効果がなく、他の対象への能力の影響は無効化できない。

「むつかしーことはわかんね!おれバカだから!」←決め台詞

 

明尾奈美(能力:生きた化石)

触れた化石を生物に戻す、触れた生物を化石に変えることができる。対象は生物に限られる上に、化石から戻した生物を必ずしも従えられるわけではない。半端な石化や蘇生で止めることも可能。

「目覚めよ古代!一億と二千年後も愛してるぞおおおおっ!!」←決め台詞

 

鳥木平助(能力:消失&出現)

手で握ることであらゆる物体を消失させることができ、また消した物体を出現させることもできる。手の平より大きなものでも握った部分から消失/出現させることができるためサイズに制限はない。読み方は「むすんでひらいて」。

「ほんの手慰みでございます」←決め台詞

 

石川彼方(能力:蒐集家の勘)

読み方はダウジング。自分が求める物がどこに存在しているかを察知することができる。直感的な理解であるが正確に目的の物までの距離や方向、目的の物の状態及び周囲の状況まで把握することができる。

「どこにあるかさえ分かればこっちのもんよ!」←決め台詞

 

屋良井照矢(能力:アイアムヒーロー)

背後で爆発が起きる、両側から火花が噴き出す、激しい効果音がするなど、主人公チックな演出を起こすことができる。ただし視覚的な演出はできず、変身などは自力でやるしかない。

「このオレにぴったりの能力!こりゃまさに運命だ!」←決め台詞

 

飯出条治(能力:鉄火熱血)

超高温に熱された血液により体温を上昇させ、身体を発火させることができる。また血液を精錬して鉄器を造ることもできる。感情の昂ぶりに左右される能力であり、テンションが下がると効果が切れる。

「俺のこの手が真っ赤に燃える!勝利を掴めと轟き叫ぶ!」←決め台詞

 

望月藍(能力:衛兵流星群)

自分の身体を中心としてエネルギー体をいくつも飛び回らせ、自在に操る。エネルギー体なのでどのようなエネルギーにも変換でき、自由度は高い。しかし常に身の回りにあるため日常生活には途轍もなく不便。

「地球の衛星は月ただ一つ。だが私の衛星は無限だ」←決め台詞

 

 

 

 

 

『#リプ来たうちの子を酔わせる』

穂谷編

穂「〜〜♫うふふふふ♫楽しいですね♫」

鳥「(あ、あの穂谷さんが鼻歌!?スキップ!?一体なにが・・・!?)」

穂「今日は良い日です。みなさん私の歌をチケットも買わずに聴けるのですから」

鳥「あのぅ、穂谷さんもしかして、酔ってらっしゃいますか?」

穂「そんなことないですよぉ♫」

 

鳥木編

鳥「私はねえ、固定観念を肯定するつもりはありませんがね、否定するつもりもないわけですよ。普通とは、つまり、一定に評価されているからこそ普通であってですね」

滝・明「はあ」

鳥「つまりぃ、あなたたちも高校生としての品格とか常識をですね」

滝・明「(こいつめんどくせえ)」

 

古部来編

古「馬鹿が。一気飲みなど己の体調管理も碌にできん馬鹿か、酒の飲み方を知らん馬鹿がやる馬鹿な行為だ。馬鹿馬鹿しい。酒ごときに呑まれる馬鹿も実に馬鹿げた奴らだ。百薬の長である酒を馬鹿な道楽に使うなど馬鹿のすることだ」

六「(こいつも呑まれているな)」

 

 

 

 

 

『#リプきたキャラ2人を無理矢理なにがなんでもCPにする』

Mr.Trickyと鳥木

T「いつもいつも穂谷さんや他の方々に構ってばかり!少しはマジックの練習もしないと鈍ってしまいますよ!」

鳥「そうは言っても今はそれ以上にすべきこともございます」

T「私にも構っていただきたい!暇だとお思いですか!?いいえ嫉妬です!」

鳥「私は貴方ですから嫉妬もなにもないでしょう」

 

 

 

 

 

『三人の男子』

屋良井「大変だ滝山!モノクマが妙なことしてオレとお前の身体が入れ替わっちまった上に心まで入れ替えられた!」

滝山「えええっ!?マジかよ!?」

屋良井「鏡みてみろ!オレの言うことがホントなら滝山が映るはずだぞ!」

滝山「う、うわあああ!!おれがうつってる!!?」

清水「(平和だ)」

 

 

 

 

 

『甘い話』

(望)「月がきれいだ」

(清)「あんなもん大したことねえよ」

(望)「なぜだ?夜空で最も輝く天体だぞ」

(清)「お前の方がよっぽど輝いてるからだよ」

曽「あまーーーーーーーーーーーーーーーーーーーいっ!!」

曽「っていうのを二人にしt」( っ・_・)≡⊃ ゜∀゜)・∵.

 

曽「あまーーーーーーーーーーーーーーいっ!!」

滝「あまーーーーーーーーーーーーーーいっ!!」

古「あまああああああああああああああいっ!!」

ア「みっつとも意味がちがうからジャパニーズはむずかしいわ」

 

 

 

 

 

『#兄の日だから下の子が兄を紹介する』

清水「なんの取り柄もねえ、ただの大学生だよ。努力もしねえ、“才能”もねえ、そのくせ気楽にギターなんか弾いてやがる。ま、ガキの頃はでっかく見えたけどな。今はちゃらんぽらんにしか見えねえ」

曽根崎「お兄ちゃん大好きじゃん」

清水「・・・」

 

「ごはんおいしーしねー」

「やさしくてかっこいーよ!」

「キラキラしてるー」

「まほうつかえるよね!」

「じまんのおにーちゃんだよ!」

「「トリッキーおにーちゃん!!」」

鳥木「・・・」

 

 

 

 

 

『#うちの子の花火大会』

ア「ねえカナタ、もういいんじゃない?ハナビはじまっちゃうわ」

石「景品全部獲るまで絶対やめない!みんな先に行ってていいから!」

曽「これはスイッチ入っちゃってるねー。ホントに全部獲るまで終わらないかも」

明「もっと腰を落として脇をしめろ!直感で撃つんじゃ!」

 

飯「祭りと言えば焼きそばに焼きもろこし!ホラ、俺のおごりだ!」

有「みこっちゃんの誕生日でくじ引いたら可愛い帽子当たったよ!あげる!」

晴「あわわっ・・・そ、そんなに持てませんよぉ」

笹「金魚掬いとヨーヨー釣りで無双してきたよ」

晴「もういいですってえ!!」

 

滝「ぴっかぴかだー!でけー!きれー!」

屋「(ちゃちいハジけ方だなぁ・・・オレならもっとド派手なの作るけどな)」

古「絢爛だな。夜に咲く繚乱の儚さがひと夜を幾星霜に渡らせるか」

六「お前がそんな詩的なことを言えるとはな」

古「・・・忘れても構わんぞ」

 

穂「綿菓子もなかなか侮れませんね」

鳥「口元が汚れていますよ、お手拭きを」

穂「ん・・・コホン、結構。他に何かありますか?」

鳥「りんごアメとチョコバナナ、かき氷もございます」

穂「全て花火が見える所まで持ってきなさい」

鳥「やはりそうなるのですね」

 

望「赤はLi、黄色はNa」

清「ぜってえその話すると思った」

望「花火はあまり好ましくない。光や煙が星の観測を困難にする」

清「ま、星バカのお前にとっちゃ邪魔だろうな」

望「そういうわけだ。花火が終わってからも、ここにいてくれないか?」

清「気が向いたらな」

 

 

 

 

 

『飯出がちっちゃくなっちゃった』

古部来「なぜ俺が飯出の子守など・・・」

六浜「なぜか一番懐かれているのだから適任だろう」

ちび飯出「リョー!かたぐるまして!かたぐるま!」

古部来「ええい!じゃれるな!歩かせるぞ!」

ちび飯出「ててつないであるく!」

古部来「・・・じっとしていろ」

六浜「押され気味だな」にやにや

 

 

 

 

 

『#うちの子とポケモン』

清水→ポチエナ

負け犬っぽいところがぴったり。「やつあたり」の威力高そう。

 

曽根崎→コンパン

オレンジ諸島編で偵察係みたいなイメージがついたから。曽根崎はむしタイプ使う。

 

穂谷→プクリン

歌つながりで。たぶん穂谷はプクリンの丸いデザインを気に入ってない。

 

アニー→ベイリーフ

癒しっぽいイメージで浮かんだポケモン。ハーブティーなんかも作れたりするのかな。

 

六浜→ネイティ

予言者だからエスパータイプ。肩の上にとまってたら賢そうだけど頭の上だとアホっぽいね。

 

古部来→テラキオン

いわタイプだしかくとうタイプだしゴツいから。伝説系だけど気にしない気にしない。

 

笹戸→ラプラス

釣り、海と言えばラプラス以外にいないでしょう。戦ってみると割と強い意外性も。

 

晴柳院→ユキメノコ

見た目似てるし、ゴーストタイプっていうのがぴったりだった。持ち物はきよめのおふだ固定。

 

有栖川→イーブイ

愛玩用でしょう。着せ替えで色んなポケモンのコスプレしやすそうなシンプルなデザインだし。

 

滝山→ルチャブル

滝山が既にポケモンみたいなところある。一緒にかっこいいポーズ決めてたり。

 

鳥木→ニャオニクス

二足歩行で見た目とタイプもマジシャンっぽい。オスかメスかはどっちがどっちか忘れたからどっちでもいい。

 

明尾→ズガイドス

やっぱ化石ポケモンだよね。めちゃくちゃ岩盤とか破壊してテンション上げてそう。

 

石川→ドードリオ

なんとなく走るイメージがあるので。細身な感じも石川に似合ってる。

 

屋良井→マルマイン

主に爆発するのが役目。ド派手に、ど迫力に、それが屋良井&マルマインのスタイル。

 

飯出→ダグトリオ

じめんタイプの渋さと汗臭さが飯出によく似合う。一匹一匹に名前つけたりするのかな。

 

望月→ルナトーンとソルロック

もはや他に浮かばないほどハマってる。ラスボス感がものすごい。

 

 

 

 

 

『#コピペネタ』

曽根崎「なめられると、たっちゃう体の部位ってな~んだ?wwwwww」

清水「中指」

 

有栖川:みこっちゃんは怖い映画を見た日の夜、お風呂のふたとかトイレのふたを開ける前に、「めぇつ!」って大声出してふたを叩いてから開けるんだ。

 

 

 

 

 

『#リプできた子に似合う曲を歌わせる』

古部来「何度ミスして落ち込んだとしても、諦めちゃダメだ。前を向こう。大切なもの守るこの使命をオオオオオオオッ!!思いっきり抱きしめて・・・真っ赤なァちかあいィ!!」

(真っ赤な誓い:福山芳樹)

 

明尾「さあ心の目見開いてしかと今を見極めろォ!!(イエエッ!!)失うものなんかないさ!いざ参ろう!We are fighting dreamers!!高みを目指してェ!!」

(GO!!:FLOW)

 

 

 

 

 

『アニーの誕生日を忘れていたQQメンバー』

石「ごめんアニー!忘れてたわけじゃないんだけど・・・」

ア「いいのよ、カナタ。バースデーなんて、今までいわってもらえることの方が少ないんだし・・・そもそも自分のバースデーを知ったのがこのあいだのことだし・・・」

石「ご、ごめんなさい・・・本当にごめんなさい。そ、それじゃ、アニーがいま欲しいものってなに?」

ア「欲しいもの?そうね・・・ものじゃないけど、家族っていうものは感じてみたわね」

石「(また重たい・・・)」

ア「ごめんなさい、ヘンなこと言って。やっぱりなにか・・・」

石「大丈夫!あたしがなんとかする!」

ア「え?」

 

明「聞いたぞアニー!祝い忘れとは済まんかった!」

ア「ナミは今日も明るいわね。何かくれるの?」

明「いつもはアニーの世話になっとるからの!今日はわしに甘えてよいぞ!こうして頭を撫でられることもないじゃろう」

ア「・・・うふふ、なんだかくすぐったいわ」

明「よしよし、良い子良い子」

 

笹「どうかな?アニーさん、生魚食べられないから、ニシンをパイにしてみたんだけど」

ア「ユーマが作ったの?すごいわね」

笹「きっとコーヒーに合うと思うんだ。ううん、アニーさんの“才能”ならこれに合うコーヒーだって作れるよ!僕にはこれくらいしかできな」

ア「OK、もう十分よユーマ」

 

有「ラテアートはちょっとやったことあるんだ。アニーが好きなものラテアートで描いてあげる」

ア「そうね・・・ワタシのためにがんばってくれるローズのことが一番好きよ」

有「えっ、な、なにそれ!アタシ似顔絵ラテアートなんてできないよ!ってかなにそれ!」

ア「ジョークよ、ちょっとだけね」

 

滝「アニーアニー!たんじょーびプレゼントやるよ!」

ア「ダイオもなにかくれるの?」

滝「アニーは花の色はなにがすきだ?あかか?きいろか?」チラッチラッ

ア「・・・ダイオのとってきてくれたお花なら、何色でも好きよ」

滝「えーっ!?なんで花って分かったんだ!?」

 

清「カップと皿、いらねえからやる」

ア「ありがとう、カケル。じゃあコーヒーはいかがかしら?」

清「砂糖と牛乳入れとけよ」

ア「カケルはスイーティが好きなのよね」

清「悪いか」

ア「そんなことないわ。でもちょっとシックな苦いのもためしてみる?」

清「・・・」

ア「うふふ、OK」

 

飯「アニー!!アフリカの奥地で飲まれてるコーヒーを知ってっか!?小せえクモを湯がいた汁を飲むんだ!!」

ア「それコーヒーなのかしら?まさかそのボトル・・・」

飯「いや、こいつは中国茶だ。たまにゃ茶も飲んだ方が舌が肥えるだろうと思ってな」

ア「ジョージの不器用さはひどすぎるわね」

 

ア「ラン、なにしてるの?」

望「石川彼方から、お前が家族を欲していると聞いた。厳密な家族の定義を調べている。血縁者が欲しいだけならば、簡単だろう」

ア「なにがイージーかはきかないでおくわ。だけど、ありがとう。うれしいわ」

望「私はまだ何もしていないぞ」

ア「気持ちがうれしいのよ」

 

六「アニーも髪型をいじってみてはどうだ?キレイな黒髪をしていて、羨ましいものだ」

ア「ドールだってステキなヘアーしてるわ。どうやってそめてるの?」

六「地毛だこれは・・・。髪留めを貸してやろう。なかなか印象が変わるぞ」

ア「せっかくだからドールのヘアーもセットしてあげるわ」

 

晴「あ、あのう・・・アニーさんお疲れやと思いますんで、晴柳院流の按摩祓術を」

ア「ここにねればいいのね」

晴「うんしょっ、うんしょっ」

ア「う〜〜ん、ミコトってマッサージも上手なのね」

晴「惰霊がおちて気の流れがようなるんです。全身コースもありますけど」

ア「おねがいするわ」

 

曽「アニーさんってあんまりオシャレしないけど、オシャレな感じ出てるよね」

ア「まあ、ムードにはこだわってるわね」

曽「伊達メガネでもかけて名実ともにオシャレになっちゃいなよ、you」

ア「グラスははじめてかけるわ・・・どうかしら?」

曽「(うん、すごくいいよ)うっわエロッ」

 

ア「あ、また負けたわ」

古「ふん、何度やろうと俺に勝とうなど百年早いわ」

ア「だけどリョーマ、さそったらことわらないわよね」

古「たまたまだ。暇よりはいい」

ア「それじゃあ、ワタシがかつまでやってもいいかしら?」

古「・・・遊びとは言え、手を抜く俺ではないぞ」

ア「うふふふ」

 

屋「おいアニー!そりゃ!」

ア「きゃっ!?」

屋「ぎゃははっ!紙クラッカーでビビってやんの!」スタコラサッサー

ア「び、びっくりしたわ・・・。もう、こんなにちらかして・・・あら?」

『いつもコーヒーうめえぜ、Sank you』

ア「・・・テルヤったら。スペルがちがうわよ」

 

穂「アニーさん、貴女のコーヒーを淹れる“才能”は認めます。私の毎朝のコーヒーを淹れることを許します」

ア「うれしいわ。マドカにのんでもらえるなんて・・・世界一の幸せものね」

穂「無論です」

ア「だって毎朝、世界一の声のおはようが聞けるのよ。幸せものだわ」

穂「幸せものですね」

 

ア「ねえヘースケ。ワタシ、チーズケーキが好きってあなたに言ったかしら?」

鳥「Mr.Trickyは、アニーさんの好みをテレパシーで知ることもできるのです」

ア「それじゃあ、ワタシがチーズケーキにあわせるドリンク、わかる?」

鳥「・・・コーヒー、でございますか?」

ア「そうよ♫」

 

石「ごめんアニー・・・色んな人に頼んでみたけど、やっぱ家族は・・・」

ア「あらカナタ。ステキなプレゼントありがとう。今日は一日とても楽しかったわ」

石「えっ、プレゼントってあたしは何も・・・」

ア「みんなにワタシの誕生日のこと言ってくれたんでしょう?それにちゃんと家族も感じたわ」

石「へ?」

ア「いつもいっしょで、楽しいことも苦しいこともシェアして。おこったり、すなおじゃなかったり・・・でも、何をしてても家族のことが好きなんだって分かる。ここのみんなが、ワタシの家族だわ」

石「アニー・・・!」

ア「だから、もうワタシのことわすれないでね?」

石「あ、うん」

 

 

 

 

 

『#あの子の瓶詰め』

「こちらが望月藍の瓶詰めになります。詰めたのは一週間ほど前になりますね。望月藍を傷めないよう綿を詰めています。」あなたがその分厚いガラスで出来た瓶を手に取ると、瓶の中の望月藍はあなたの手の上でうとうとと眠り始めた。

 

 

 

 

 

『がんばれ望月さんツンデレ編』

「なんだこりゃ」

「クッキーだ。ただ勘違いするな。たまたま余ったものを寄せ集めただけだ」

「マジで粉々の欠片しか入ってねえ・・・」

「なにホントに余りの寄せ集め渡してんの!?そこはちゃんと作ったのを余り物って誤魔化すからあべしっ!」

 

 

 

 

 

『恋人らしく振る舞おうと頑張るのってよくない?』

六「こ、こういう時は・・・てっ、手を繋いだ方がいい・・・の、だろうか・・・?」

穂「恋人同士になったのですから、下の名前で呼びあいませんか?」

望「周りはしているそうだ。明日から弁当を作ってくる。早起きは努力する」

 

 

 

 

 

『明日があるさ(QQメンバーVer)』

愛する気持ちまっすぐに

送り続けたラブコール

君が好きだ君が好きだ

届いてくれたかな

明日はない明日はない彼女の明日はない

 

大事な親友悩ませる

あいつにガツンと言ってやる

気がついたら気がついたら

悩みは消えていた

明日はない明日はない後ろに道はない

 

未来を夢みてひたすらに

自分の力を信じてる

私はできる私はできる

それしかできないよ

明日はない明日はない思わぬ落とし穴

 

責任果たして名に恥じず

それが私である理由

固い決意固い決意

固くて脆かった

明日はない明日はない明日は見えてない

 

誇りを高く胸を張る

負けたままでは終われない

俺に勝負しかけたことを

後悔させてやる

明日はない明日はない勝つのは俺じゃない

 

人よりできないことがある

人よりできることもある

できることだけできることだけ

いま何してたっけ?

明日はない明日はない明日もわからない

 

ようやく伝わるこの声が

生まれ変わった気がするな

これが本当のこれが本当の

俺の生き方か

明日はない明日はない今日だけあればいい

 

全力投球一直線

信じたものは揺るがない

疑わない考えない

ポジティブシンキング

明日はない明日はないこのミス命取り

 

スーパースターで人気者

愛する人には尽くします

自分じゃない自分じゃない

自分じゃなくていい

明日はない明日はない自分はもういない

 

信じる心は美しい

正義は勝つと決まってる

未来のため未来のため

すべてが許される

明日はない明日はない希望の明日のため

 

知らず知らずに背負ってた

親から友から期待大

がんばらなくちゃがんばらなくちゃ

潰されないように

明日はない明日はない安らぐ暇もない

 

酸いも甘いも思い出を

胸に抱いて生きていく

少しずつでも少しずつでも

進んでいればいい

明日はない明日はない自分で掴むんだ

 

 

 

 

 

『中身が入れ替わっちゃった』

清「あははっ、なんか分かんないけど清水クンの体になってた。目線が低くて姿勢悪くて落ち着かないや。アホ毛も」

曽「うるせえ、笑うな」

清「清水クンこそボクの顔でそんな怒らないでよ。ボクそんなキャラじゃないんだから」

曽「ああくそ、俺の声でテメエの言葉が聞こえんのがクソ気持ち悪い」

 

晴「実に不愉快です。なにがどうなったのかは分かりませんが、貴女、今すぐ私の身体から出て行きなさい」

穂「そ、そんなこと言われてもぉ・・・うちかて元に戻りたいですよぉ・・・」

晴「それは私の身体に不満があるということですか?この私の身体に?」

穂「ふええ・・・うぅ・・・」

 

屋「なんだこの軟弱な体はァ!!屋良井!お前身体鍛えてねェな!」

飯「お前こそ汗くせえしなんでシャツピッチピチなんだよ!つうか脚に重し巻くとか誰に対するハンデだ!」

屋「いや待てよ。俺は屋良井の身体を鍛える。屋良井は俺の身体を洗う、これで」

飯「テメエの裸なんか見たかねえんだよ!」

 

石「スタイルいいわねカナタ。肩がいたいけれど」

ア「こっちの身体だとちょっと楽になったかも。普段通りしてたらいいんじゃない?」

石「いつものカナタ・・・。ワタシ、石川カナタ。よろしくねっ」(投げキッス)

ア「一回もやったことないわよ!?やめてよ!」

石「うふふ、ジョークよ」

 

古「あり得ない・・・!マジあり得ない!最ッ低ッ!!こんな可愛さの欠片もないむさい奴になるなんて・・・!」

有「そのぬいぐるみを捨てろ。俺の身体で弱音を吐くな」

古「鬼かアンタ、!つうかアタシの体に変なことしたら殺すからな!」

有「ふん、この俺がそんな卑劣なことをするか」

 

六「なんかな、かしこくなった気がしてきたぞ!ぬ〜〜〜ん・・・にりつはいはーん!!」

滝「必殺技みたいに言うな!!そ、それより貴様!これはどういうことだ!!」

六「なにしゃがんでんだよ?おなかいたいのか?」

滝「ほぼ全裸ではないか・・・!こ、こんな格好・・・なんの辱めだ・・・!」

 

明「実に理解に苦しむ。いったい何が起きたのだろうか」

望「分からないのならば考えても仕方あるまい!今はできることだけしておればいいじゃろ!」

明「なぜ私は発掘などしているのだろうか・・・しかし身体が勝手に作業を・・・」

望「わしに流れる考古学者の血には誰も勝てんのじゃ!ははは!」

 

鳥「みんな入れ替わってたみたいだね」

笹「そのようでした。またモノクマの気紛れでしょう」

鳥「でも結局、僕らが入れ替わってること誰か気づいてたかな?」

笹「皆様冷静ではございませんでしたので、おそらく気付かれてはいないでしょう」

鳥「・・・ご飯作ろっか」

笹「お手伝いいたします」

 

 

 

 

 

『#みんなのポケモンGO』

石「コンプ?当然でしょ。あたしを誰だと思ってんの」

笹「(釣りシステムってないのかなあ)」

晴「お、お部屋にゴースがいて・・・それであの・・・お部屋泊めてくださいぃ」

屋「『タマタマゲットだぜ!』って叫んだら六浜に白い目で見られた。納得いかん」

 

 

 

 

 

『性転換しても結局同じ』

望月蒼「髪にいもけんぴがついているぞ」

清水つばさ「何のマネよ」

蒼「曽根崎弥子に、こうすれば清水つばさが胸キュンすると言われて」

曽「ちょっ、なんで言っちゃ」( ‘ ^‘c彡☆))Д´) パーン

 

 

 

 

 

『思いつきシリーズ』

穂「・・・」うつらうつら

明「風邪薬は眠くなると言うが、あの穂谷が寝落ちそうになるとは」

穂「う〜ん」

明「ひょあっ!?わしの膝を枕に!?」

穂「」スースー

明「(あっ、足が痺れてきたが・・・うごけんんんん!!)」

それで起きたら起きたで「忘れなさい」じゃぞ。ひどいとは思わんか

 

六「か、髪型を変えてみたのだが、どうだろうか?あ、有栖川たちに迫られてな!いや、私は髪型にこだわる質ではないのだが、気分が変わると言われたので」

古「黙れ。見てくれを整えても無駄口から底が漏れるぞ」

曽「意訳:どんな髪型でも似合うから照れるなよ」

屋「よそでやれ!爆破すっぞ!」

 

 

 

 

 

『#10年前の自分と話す』

「みらいのわたしはおうたが上手なんですね」

「無論です。貴女は貴女が私であることに感謝と誇りを持ちなさい」

「ふーん。ね、ね、それじゃあステキなおヨメさんにはなれた?好きな人としあわせになれた?」

「・・・それは、貴女自身が決めることです。私はただ、精々お幸せにとしか言えません」

 

「うわー!ちっちぇーおれだ!よしよし」

「ガルルル!」

「なんだこの!やんのか!フシャーーーッ!」

「ゥガア!!バウワウ!!」

「ちょこまかすんなよー!おとなしくしてろよー!」

「ガブ!ガブガブガブガブ!!」

「いでーーー!?おれこんなんだったのか!?こんにゃろ!」

「くぅん」

 

「懐かしいわね。これがあたしのスタート地点ってわけか」

「みんなやパパやママはヘンだっていうの。でも、あたしはすきだからやめたくない!」

「やめることないわ。好きなことは続ければいい。でも、気をつけてね。なによりも、自分自身を一番好きでいて。あなたなら、まだ間に合うから・・・」

 

「なあなあ!みらいのおれよぉ!!おはなししてよ!!おれがまだ知らねえ世界をさ!!」

「はっはっは!流石に元気いいな!だがリクエストにゃ応えられねえ!」

「えーっ!?」

「知らねえなら知りに行きな!お前自身の脚で!それが冒険家ってもんだろ?デケエんだぜ、世界は!!」

「うおお!!」

 

「か、かげうつしの怪ですかぁ!?」

「怖がらんといてください。うちにも貴女にも影があります」

「あ、ほんまや。てことはほんまにみらいのうち・・・?」

「そうですよぉ。顔がそっくりやないですか」

「でもなんか、それにしてはあんまりおっきく」

「それは言わんといてくださいぃ!」

 

「す、すごい・・・!こんなこと、ホントにぼくにできるの?」

「もちろんです。人は大切な人のためならば、奇跡だって起こせるのです。もちろん、これをするマジシャンにとっては奇跡ではなく、技でなければ困りますがね」

「むずかしそうだなぁ」

「ふふふ、待っていますよ。10年後の未来で」

 

「いやあ懐かしや。わしにもこんな時代があったのう」

「わし?」

「若かりし頃は遥か過去。さらば青春の光、といったところじゃな」

「じゃ?なんか、はなし方ヘンだよ?」

「細かいことは気にするな!笑えば分かり合える!がっはっは!」

「んー?ま、いっか!あっはっは!」

 

「なんだよおい!シケた面しやがって!目立たねえぞ!」

「だっておれ・・・めだたねーもん」

「そりゃ、お前がまだ何もしてねえからだよ!一発ド派手なことぶちかますんだよ!」

「そんなひっしなの、かっこわりい」

「必死に決まってんだろ、こちとら死ぬ覚悟してんだからよ!」

 

「すごいすごい!どんどんできてく!」

「ふふん、アタシを誰だと思ってんの?これでも“超高校級”なんだし、トーゼンっしょ」

「これでいつでもさびしくないね!アタシぬいぐるみ大好き!」

「アタシも好きだよ。でもやっぱり、ぬいぐるみよりも本当の友達の方が大事よ」

「そりゃそうでしょ?」

 

「いきものって、なんでこんなにふしぎでおもしろいんだろうね」

「命は希望そのものだからさ。何よりも大切で、何ものにも代えがたくて、だからこそ意味がある」

「な、なんかすごいんだね・・・」

「ああ、すごいよ。全てがひっくり返るくらいにね。キミにもいつか分かるさ」

 

「さすがに10年の力のさは大きいな。まるではが立たん」

「逆だ。10年でたったこれだけしか力の差がないのだ。貴様が勝ち筋に気付いていれば結果は分からなかった」

「・・・あえて見逃してやったのだ。未来の己にげんめつしたくないからな」

「可愛げのない奴だ。確かに俺そっくりだ」

 

「Wow...」

「ウフフ、おいしい?これは、あなたが淹れるコーヒーよ」

「?」

「これからまだ苦しいことはあるけども、いつかきっとかがやける日がくるから。だから・・・たえて。あなたの手には、人をハッピーにできる力があるの」

「Happy...?」

「大丈夫よね、ワタシだもの」

 

「宇宙は実に興味深い。無限と神秘を内包した絶対の真理がそこにある」

「なにいってるか分かんないけど、わたしは星が好きなんだ。うちゅうは・・・ちょっとむずかしすぎるかな。あはは」

「月日の経過で人格に大きな変化が起きることはあれど、ここまで変わるものか?」

「ホント、他の人みたい」

 

「なんでそんなにおこってんの?」

「気に入らねえからだよ」

「でもがんばったんでしょ?」

「頑張っただけだ。結果が出なきゃ意味ねえんだよ」

「ゆめがないなあ」

「くだらねえ。力がなきゃ夢なんてただの妄想だ」

「おれはそんなつまんない奴にはなんないぞ!」

「だといいな」

 

 

 

 

 

『鳥木とぷよぷよ』

鳥「モノモノマシーンからゲーム機が出て来ましたので、遊んでおります。それにしてもこのぷよぷよ、どことなく皆様に似ているような」

< ウププ!ゲームオーバー!

鳥「16種類もあっては揃うはずもありませんね」

モ「ダイジョーブ!隣に置くと殺し合うぷよの組合わせがあるから!」

 

 

 

 

 

『とりみこぶ肩車』

晴「うぅ・・・た、高いですぅ」

鳥「古部来君、二人も肩車して大丈夫ですか?」

古「いいからさっさとしろ。木に引っかかった風船など滝山にとらせればいいだろう」

鳥「彼だと割ってしまいそうで」

古「まだか晴柳院!」イライラ

晴「す、少し届かないです・・・」

古「滝山を呼んで来い!!」

 

 

 

 

 

『#1番目にリプきたキャラを幼児化させて2番目にリプきたキャラにだっこさせる』

ちび古部来「(`へ´)」

鳥「幼児なのに眼光が鋭いですね」

明「ちょっとは笑ってみい。可愛げがないのう」

古「(´ )」プイ

鳥「ダメですね」

明「しかしあれじゃな。こうしているとまるでわしらが夫婦のように映るかも知れんな」

穂「は?」

古「Σ(((°д°;)))」

 

ちび古部来「(`へ´)」

ちび鳥木「(・_・;)」

明「やれやれ、古部来も鳥木も小さくなってしもうた。ねんねんころりよ〜おころりよ〜」

古「(`へ´ #)」

鳥「(;・_・)/」ドオドオ

明「さ〜わるものみなきずつけた〜」

古「(°皿° #)」

鳥「(;°д°)」アワワ

 

 

 

 

 

『ちびらいとパパッキー』

ちびらい「おろせ!じぶんであるける!」

パパッキー「足が柔らかいうちから無理をするとよくないのですよ。ただでさえ下駄だというのに、歩きすぎです」

ち「おまえのしんちょうだとめだちすぎる!おれにハジをかかすな!」

パ「それは確かに・・・では、こうします」

おんぶで落ち着きました。

 

 

 

 

 

『性転換QQ』

望月蒼「お前は実に興味深い。俺はお前を研究することにした」

清水つばさ「な、なに言ってんのアンタ!?バカじゃねーの!?」

曽根崎弥子「つばさちゃん。たぶん興味とか研究とかそのままの意味だよ。ね、蒼クン」

蒼「他に何の意味がある?」

つ「バカにすんなァ!」スパーン!

 

石川奏太「なあアンディ、俺はカプチーノをくれって言ったよな?」

アンドリュー「コーヒーはブラックにかぎるぜ」

石「出せっつったもん出せよ!」

ア「オメーのガキ舌をトレーニングしてやるってんだよ!だまってありがたくのめ!」

石「汚え日本語ばっか覚えやがってんなろぉ!!」

 

鳥木花子「では選んだ証拠としてカードに、穂谷さんのサインを」

穂谷永吉「・・・なあ鳥木」

鳥「は、はい?」

穂「サインが欲しいだけならこんなまどろっこしい事する必要なくね?」

鳥「ギクッ」

穂「他の奴はどうでもいいが、俺はファンには優しいんだぜ?ほらよ」

鳥「だ、大事にします!」

 

滝山妃咲「くんくん、なんかおいしそうなニオイ」

屋良井照美「フルーツの香りがするシャンプー使ってみたんだ。妃咲も女子力高めないと男子ヒくよ?」

飯出愛亜李「鍛え上げられた身体の肉体に勝る美しさなんてないわ!さあ!」

屋「さあ、じゃない!汗臭い!」

妃「こっちのがたのしそうね」

 

笹戸優華「魚ってちゃんと飼えば可愛くなってくるの。明尾くんはどう?」

明尾悠人「シーラカンスなら飼ってみてえなあ」

笹「難易度高過ぎよ・・・」

明「海の底にも化石や遺跡はあるんだよなあ。なあ、釣りで発掘ってできねえか?」

笹「明尾くんって私の話聞いてるようで聞いてないよね」

 

晴柳院尊「あ、あのぅ・・・僕こういうんは」

有栖川桔梗「タケルはせっかくチビで可愛い顔してんだから、こういうの着て楽しまないと損だよ?」

晴「いやチビで可愛いってむしろマイナスやし・・・なんやこの猫っぽいパーカー」

有「あああやばあああ!!天使!!」

晴「オモチャにされとる・・・」

 

古部来香「今日は雨・・・ここまで言えば分かるな?」

六浜呂望「湿気が多く蒸し暑いからさっぱりしたものが食べたい。身体が冷えるから冷たいものはNG。だな」

古「分かるのか」

六「お前の考えていることならだいたい分かる」

古「盤の上では分からないくせに、生意気ね」

六「可愛くないな」

 

 

 

 

 

 

 

小話『ふしぎなアメ“ルモ”』

 

 これもあたしの“才能”の一部なんだろうなあ。この合宿場には、あちこちにメダルが隠されてて、あたしはそれがすごい目につく。たぶんみんなの中ではあたしが一番だと思う。モノクマの顔がデザインされた趣味の悪いメダルだけど、モノクマが言うには寄宿舎にあるモノモノマシーンってガチャガチャを回すのに使えるらしい。モノクマが用意したものだから、ろくなものは入ってないんだろうけど・・・。

 ガチャガチャと聞いちゃあ黙ってられないわね!だってあたしは“超高校級のコレクター”だから!通常シリーズフルコンプにシークレット制覇は当然!カプセルにモノクマメダルまでコレクションしてやるわ!

 

 「なあーいしかわー。おれにもがちゃがちゃさせてくれよー。ずりーぞ!」

 「あたしの見つけたメダルなんだからダメよ」

 「でも木の上のとかおれがとってあげたじゃん!おーれーもーやーるーーー!!やーりーたーいーやーりーたーいー!!」

 「子供か!分かったわよ、はい。これアンタが取ったやつ。これで回させてあげるわ」

 「わーい!」

 

 後ろでギャーギャー騒がれちゃうっとうしいから、滝山にとってもらったメダルだけは譲ってあげた。このガチャガチャのプレミアも分からないのにもったいないけど、しょうがないわね。

 滝山は受け取ったメダルをすぐマシーンに突っ込んで、ハンドルを思いっきり捻った。ちょっ、そんな強くやったら壊れちゃう・・・!

 

 「あっ」

 「おろ?」

 

 なんて馬鹿力・・・強くやっちゃうもんだから、ハンドルがもげちゃた。それだけじゃなくて、マシーンが急に煙をあげてブルンブルン言いだした。うそでしょ!?発車するの!?そんなガチャ聞いたことないわよ!

 

 「けほっけほっ。なんだよ、ハズレかよ」

 「違うわ!ゲッホォ!アンタ・・・ケホッ、なんてことしてくれてんのよ!さっさとこの機械ゴホゴホッ・・・捨ててきなさい!」

 「えー!?なんでだよ!げっふぁ!ハズレたんだからいまのナシ!もっかい!うげぇっへ!」

 「エフンッ!まだその次元の話してんのか!!」

 

 ダメだこいつ、早くなんとかしないと!っていうかどうすればいいのよ!とにかく逃げなきゃ!

 どこからともなくエンジン音とアラームが鳴り響く。煙は白く視界を覆って、アタシも滝山も咳き込んじゃって動けない。あたふたしてると、マシーンからまた違う音がしてきた。今度は、なんだかカプセルをかき混ぜてるような音。そして、何か重い物が落ちる音。

 え?ウソでしょ?まさかこんだけのエマージェンシーを起こしといて、普通にガチャガチャとして機能してんの?

 

 「なんかでてきたぜ!」

 「ちょっ!危ないわよ滝山!不用意に触っちゃダメだって!」

 「くいもんだー!」

 「人の話聞けェ!!」

 

 こいつ、野生で生きてきてなんでこんなに不用心なの!?本能で危険を回避することとかできないの!?あ、いや本能が平気だって言ってるなら平気とか・・・こいつがそこまで深いこと考えてるとは思えないけど。

 なんて油断してたら、吹きだした煙がセンサーに引っかかってスプリンクラーが作動した。あっという間に廊下が水浸しになる。

 

 「きゃあああああああああああッ!!?冷たい!!」

 「ぎゃーーーーーーーーーーーッ!!?みずだーーーーーーーーッ!!」

 

 

 

 「滝山も滝山だが、うっかり滝山を野放しにしちまった石川も不注意だったな」

 「あたしのせい・・・?」

 「全体的には滝山のせいだが現実的には石川のせい・・・究極的にはモノクマのせいだがな」

 「常識的じゃないね」

 「テキテキテキテキうるせえ!んなことより、モノモノマシーンからなんか出て来たんだろ。それなんだ?」

 「アメだ!うまうま」

 「もう食ってるううううううううッ!!?だからアンタ不用心過ぎるってば!!」

 「だいじょーぶだって。せーりゅーいんとかアニーにもあげたけどふつーにくってたもん」

 「もう巻き込まれてる人がいる!!滝山テメエ!!よりにもよって晴柳院を人柱にしやがったか!!」

 「毒の類じゃないみたいだから大丈夫じゃない?」

 

 なんでこういう時だけ行動早いのよこいつ!っていうか晴柳院ちゃんもアニーもこんな奴から受け取ったもん食べちゃダメ!お腹壊したらどうすんのよ!

 

 「ガチャから出て来たってことは、モノクマが用意したものだよね。名前は・・・ふしぎなアメ“ルモ”」

 「コングラッチュレィショオオオオオオオオン!!!」

 「どわあ!!どっから出て来てんだ!!?」

 

 曽根崎がアメの入ったビンのラベルを読み上げると、飯出のリュックサックの中からモノクマが飛び出してきた。ホントなんでもアリね。

 

 「うぷぷぷ!まさかこのアイテムを滝山くんが引き当てるとはねえ。喉から手が出るほど欲しくても手に入らない人がいる一方でさ。物欲センサーってやつ?人類の科学力はものすごい進化を遂げてるんだね!」

 「わざわざ出て来たってことは、なんかあるんだな!?このアメやっぱヤベえもんが仕込まれてるとか」

 「ヤバいってことはないよ。ただ、ボクが研究の末に完成させた、超オーバーテクノロジードロップってだけ!」

 「ラベルに、『奇跡の一粒!過去と未来が現在(いま)になる!』って書いてあるんだけど」

 「どういう意味だろうね〜。ま、このアメが直接死因になるってことはないから安心してよ!それじゃあボクが殺したみたいで後味悪いしね!アメだけに!」

 「帰んなさい」

 

 ホント何しにきたのかしら。でもま、このアメが死因になることがないっていうんなら、ひとまずそこは安心だわね。でもとにかく、このアメはもう人に配ったりしない方がいいわ。滝山にも吐き出させておいた方が得策・・・あれ?

 

 「ん?滝山はどこ行った?」

 「あれ!?」

 「アメ持って逃げたよ。モノクマに構ってたからね〜」

 「逃げたの知ってるなら捕まえとかねえか!なんで奴を逃がした!!大変なことになるぞ!!」

 「だってなんか面白そうな気配するじゃん?」

 

 次の瞬間、あたしの右膝が曽根崎のメガネをかち割ってた。

 

 

 

 「どこ行ったのかしらあいつ・・・いつもは勝手に視界に映るのに、こういう時に行方知れずになるんだからホントに!リモコンか!」

 

 取りあえず食堂を出て、あいつがよくいる山手の方に探しに来た。山の中に入られてたら手に負えないから、取りあえず手が付けられる湖周辺から探してみることにした。まずは、一番手近な資料館からよ!ホントにもう!

 資料館の空気は相変わらずひんやり涼しくて、勉強するのにも演奏するのにも快適な環境が整えられてた。だけど、そのとき漂ってた空気は明らかに何かが違った。

 

 「うん?なにこの空気感・・・?」

 「あっ!あっ!石川さんだ!」

 「あら、本当ですね。良いところに」

 「?」

 

 入ってきたあたしを、二階から笹戸と穂谷ちゃんが同時に見下ろした。穂谷ちゃんが鳥木以外の人と一緒にいるなんて珍しい。鳥木もいるのかな?

 

 「ねえ二人とも、滝山見なかった?」

 「滝山くん?ああ、それならさっきここに来たよ」

 「ホント!?捕まえた!?縛った!?」

 「なんで!?」

 「石川さんにはそのような趣味があるのですか。いえ、深くは伺いません」

 「ちがあう!!」

 

 もう説明めんどくさい!とにかく滝山が来たって言うんなら、どこ行ったかも知ってるわよね!詳しく事情を説明しようと思って、急いで二階に駆け上がった。だけど、そこであたしは思わず固まっちゃった。だって・・・。

 

 「おや、石川さん。どうされましたか、そんなに急がれたご様子で」

 「・・・は?」

 

 そこにいたのは・・・間違いなく声も顔も雰囲気も、あたしたちの知ってる鳥木だったんだけど・・・でも、でもその鳥木は・・・。

 

 「どうされましたか?口をぱくぱくさせて」

 「あ、あんたそれ・・・どういうこと?」

 「それ、とは?」

 

 そこにいた鳥木は、なんというか、いつもの鳥木よりなんとなく大人っぽくて、顔つきが普段よりも引き締まってて、背もちょっと伸びた感じになってた。そして何より・・・頭が。

 

 「私の顔になにか付いているでしょうか」

 

 顔というか頭なんだけど・・・なにか付いてるっていうか付いてるべきものが付いてないっていうか・・・。

 

 「うぷぷぷぷぷ!!なんだかおもしれーことになってきたね!!」

 「きゃっ!モ、モノクマ!」

 「お、お前の仕業か!鳥木くんに何をした!」

 「ボクは何もしてないよ。ただ、ちょっとした発明をね」

 「発明?」

 「なんのことでしょう?」

 「・・・鳥木、あんたもしかして、滝山からアメもらわなかった?」

 「ええ、いただきましたよ。青色の見たことがないアメでしたが、美味でした」

 「そ、それ!!」

 

 あちゃあ、やっぱりこうなった!もう3人目の被害者が・・・というか、原因が分かっても理由が分かんないんだけど!?なんで鳥木がなんかこう・・・こういう感じになってんの!?

 

 「それはボクが発明した『ふしぎなアメ“ルモ”』!!なんとこのアメは、一粒舐めると10年の時を自由に行き来することができる超優れもの!!まさに世紀の大発明!!これでボクは駄菓子業界を席巻して、小さな駄菓子屋を町から駆逐してやるんだ!!うぷぷぷぷぷ!!オッティモ!!」

 「意味が分かりません」

 「10年の時を行き来とは・・・では私がいるここは一体?」

 「違う違う、実際に時間を操作できるわけないでしょ。移動するのは、10年の時間を隔てたオマエ自身!!このアメは、青色を一つ食べると10年肉体が年をとって、赤色を一つ食べると10年肉体が若返るのさ!!」

 「説明を聞いても意味が分かりません」

 「ってことは・・・今の鳥木は10年後の姿ってこと?」

 「未成年だったのが一気に三十路前に!見た目は大人!頭脳は思春期真っ盛り!どうやら鳥木くんの場合はなかなかに絶望的な未来のようだけどね!主に頭部が!!」

 

 信じられない・・・身体が老けたり若返ったりするなんて。でもこの鳥木の状況を見るに、それも納得できちゃう。っていうかそうだとしたら鳥木って若干30歳でこの感じに・・・なんか、うん、もうなんかって感じ。

 

 「実に不思議なアメですね。いかがでしょうか、10年後の私は?どこかに鏡はありませんか?私も10年の時を過ごした自分というものを見てみたいです」

 「鳥木くん、それは止めとこう」

 「ええ、そうですね」

 「絶対鏡は見ない方がいいって!その・・・ヤバいから!」

 「なぜお三方とも私の頭を見ているのですか。お願いですから目を合わせてください」

 

 高笑いを残して消えるモノクマ。微妙な空気に捕まったあたしたち。資料館なんか寄らなきゃよかった。それよりも、モノクマの言ったことが本当だとしたら、鳥木だけじゃない。少なくともアニーと晴柳院ちゃんも同じようなことになってるはず。これ以上犠牲者を増やさないためにも、早く滝山を捕まえないと!笹戸が言うには、滝山は植物園の方に向かったって。ホントにもう手がかかるわね!じっとしとけ!

 

 

 

 倉庫横の山道から植物園に入ろうと、ドアを開いた。そしたら、ちょうど反対側から走ってきてたピンク色とぶつかった。危ない!

 

 「きゃっ!あ、あぶない!」

 「あうっ!あ・・・ご、ごめんかなっち!」

 

 ぶつかったのは有栖川ちゃんだった。なぜか手に針と糸を握って、ものすごい形相になってる。そんなのとぶつかったんだあたし・・・。というか、どういう状況?

 

 「こっちこそごめんね有栖川ちゃん。どうしたの?」

 「そうだかなっち!あのアホ猿みなかった!?あいつ、アニーに・・・!!」

 「えっ・・・?ア、アニーが・・・?」

 「ちょっとこっち来てよ!」

 

 そう言って有栖川ちゃんは、あたしの手を引いて植物園の奥まで走った。モノクマフラワーが咲いてる花壇の裏手に回ると、そこには六浜ちゃんもいた。花壇に座り込んで茫然としてる。それからその周りの雑草をとにかく引っこ抜いてる小さくて色黒で外国人みたいな顔つきの女の子・・・も、もしかして・・・。

 

 「見てよかなっち!この子!」

 「アニー・・・!」

 

 青いアメを一つで10年分年をとって・・・赤いアメ一つで10年分若返る・・・!!確かアニーも滝山からアメを貰ってた・・・!!っていうことはこの女の子は・・・!!

 

 「アニー!!?」

 「きゃっ!?あっ・・・カ、カナタ、どうしたの?そんなにあわてて」

 「慌てるわよ!あなた今の自分の状況分かってんの!?」

 「ええ。ダイオったら、おかしなドロップもってくるんだからびっくりしたわ。でもなんだかたのしいわ。まさかもう一回こどもになれるなんて」

 「ものすごいプラス思考・・・っていうかおかしくない!?なんでアニーが小さくなっちゃうの!?」

 「ええと・・・話すのめんどくさい。取りあえずかくかくしかじかで・・・」

 「やっぱあの猿の仕業か!!」

 

 正確にはモノクマの仕業なんだけど、熊と猿が手を組んだらめちゃくちゃヤバいってことだけははっきり分かった。滝山はきっと悪意はなくて、ただアメをみんなに配ってるだけのつもりなんだ。だからこうやって食べちゃう人がいる。

 

 「っていうかアニー、なんでずっと雑草抜いてんの?」

 「なんだかこの体になるとね、休まずはたらかなきゃって気になってくるのよね・・・」

 「重い!!重すぎるよアニー!!」

 「ところで六浜ちゃんはどうしたの?六浜ちゃんも滝山のアメ食べた?」

 「アメは食べてないみたいなんだけど、ちょっとパニクってるんだ」

 「?」

 「ア、アニー・・・アニーの・・・こども・・・・・・?たきやま・・・アニーの・・・・・・・・・たきやまとアニーの・・・こども・・・?へへっ・・・」

 「勘違いと飛躍と妄想がからんでまざってなじんでるうううううううッ!!!」

 

 なにこのカオスな空間!っていうかここにも滝山いないし!あと有栖川ちゃんは怒るの分かるけど、こんな状態の二人を放ってどっか行けないよ!特に六浜ちゃんがまずい!!

 

 「ダイオならオブザベイトリーの方に行ったわ」

 「展望台ね!ありがとう!有栖川ちゃん!悪いけどアニーと六浜ちゃんみてて!あいつはあたしが必ず!捕まえてやるから!」

 「・・・分かったよ。頼んだよかなっち!今度こそあいつの指を全部縫い付けて水陸両用モビルスーツみたいにしてやる!!」

 

 ここまで来るとわざと滝山を逃がした曽根崎にもう一発くらい蹴り入れとけばよかった!ホントにあの緑色は!!清水が怒る気持ちも分かるわ!!自然と強くなる歩調を早めて、展望台に走って行った。

 

 

 

 展望台には誰もいなくて、ここでは何も事件は起きてないみたいだった。ただ、この先の山道を下ると最初の寄宿舎前に戻るし、その途中には発掘場もある。脚には自信があるけどさすがに“超高校級の野生児”に身体能力で勝てるなんて思えないし、何か罠でも仕掛ける方が得策かしら・・・。ひとまず発掘場を探してみることにした。

 

 「たきやまぁぁああああああああああああああああああああああッ!!!」

 「ぎゃーっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!!」

 「わはははははははははははッ!!ケッサク!!」

 「ッ!?」

 

 あたしが叫ぶより先に、発掘場の方から聞いたことのあるようなないような、怒鳴り声が聞こえてきた。でもそれと一緒に、ゲスな笑い声と豪快な笑い声も聞こえてきた。なんなの?もしかしてここにもまた被害者が?みんな滝山からアメもらいすぎ!!

 

 「あっ・・・」

 「ん?おお石川www見てみろよこれwwwめちゃくちゃ面白えぞwwwwww」

 「ッ!!見るな馬鹿!!俺に近寄るな!!」

 「・・・ぷっ」

 「ッ!!き、貴様・・・!!」

 「どうどう。ほれ、そんなものを振り回すと危ないぞ」

 

 発掘場では、いつも通り明尾ちゃんがいて、よく外をぶらぶらしてる屋良井もいて、その二人に囲まれてちっこい・・・ちっこい古部来が顔を真っ赤にして怒ってた。あの古部来がこんな怒り方するの初めて見た。アメの効果で精神年齢も少し下がってるのかも知れないわね。

 普段とのギャップが大きすぎて、あたしも思わず噴き出しちゃった。それが余計に古部来のプライドに障ったみたい。

 

 「石川!!滝山を今すぐここに連れて来い!!あの大馬鹿者め!!目に物見せてくれる!!」

 「ぜんっぜんこわくねーーーーwwwガキが粋がっても迫がねーぜ?なあ、ちびらいwww」

 「古部来の名で遊ぶなァ!!!」

 「どわーっはっはっはっはっはっは!!」

 「ふふっ」

 

 あの古部来がこんな必死になって屋良井に殴りかかって、それを頭を抑えられて止められてる。笑うわよこんなのwww

 滝山に怒ってるし、やっぱり古部来も滝山からアメを貰ったんだ。古部来って案外甘いもの食べるし、まあなくはないけど・・・。でもやっぱりここにも滝山はいないみたい。

 

 「滝山なら山を下りて行ったのう。食堂に食べ物を探しにでも行ったのではないか?」

 「食堂には曽根崎が待ってるはずよ。あんだけやったから、見つけたら絶対捕まえてるはず」

 「何をしたんじゃ・・・。では部屋か、多目的ホールじゃろう。滝山のことじゃ、医務室には行くまい」

 「はあもう・・・頭痛い」

 「あ〜、おもしれェ。なあ、あのアメってもうねえのか?もっと遊べそうじゃね?」

 「やめろ!!」

 「貴様ら・・・屋良井に明尾に石川・・・!!この屈辱、決して忘れんぞ!!元の体に戻った時にどうなるか心しておけ!!」

 「スゴむなスゴむなwwwおもしれえからwww」

 「いつになれば元に戻れるのやらのうwww」

 

 屋良井と明尾ちゃんは笑ってたけど、あたしはそこではっとした。そうだ、もしこのまま元に戻れなかったらどうするんだろう・・・?そりゃアメを舐めれば体は元に戻るかも知れないけど、こんな得体の知れないものを二つも食べて、何の影響もないなんてことあり得るのかな?もし一回しか効果がないなんてことになったら、ずっとこのまま?

 

 「あ、あたしもう行くね!」

 「おうwwwまた後でなwww」

 

 

 

 山道を駆け下りて、食堂に一回寄ってみた。曽根崎が正座して滝山を待ってる。ここには来てないみたい。一応カマかけてみたけど、本当に来てないみたいだった。曽根崎にあたしのカマが通用したかは分かんないけど。あいつの行動パターン的に、そのまま部屋に戻るなんてこともないはず。そしたら逃げ場がなくなるし、何より他の人にアメをあげられない!っていうことはあいつが行くのは一つ!

 

 「ホールだ!」

 

 大急ぎで多目的ホールに向かった。一応医務室も覗いてみたけど、やっぱり誰もいないし誰かがいた形跡もない。ということは滝山は、ホールにいるんだ!急に滝山が飛び出してきてもいいように、しっかり身構えて重い扉を開いた。でも、何も出て来なかった。

 代わりにいたのは、舞台袖の階段で蹲ってる晴柳院ちゃんと、その横に飯出と望月ちゃんがいた。飯出は滝山探しに行ったんじゃなかったの?それはさておき、見たところ3人とも子供に戻ってないし、大人になったって感じもしない。いつも通りだ。

 

 「飯出!滝山はここに来た?」

 「おう、石川か。いいや、来てねえ。俺ァずっとここで晴柳院の相手してたから、ぜってえだ」

 「晴柳院ちゃん・・・どうしたの?」

 「滝山大王からアメ菓子をもらって食べたそうだ。モノクマが言うには、肉体が老化したり若返ったりするアメだそうだ」

 「ああ、そういえばそんなこと言ってた。でも・・・」

 「あっ、石川ちょっとま」

 「晴柳院ちゃん変わってなくない?」

 「ッ!!」

 

 もう喉まで出て来てる言葉を止めるのに、飯出の制止は遅すぎたみたい。だって絶対そう思うじゃん!10年若返ったにしても、10年年取ったにしても、晴柳院ちゃんはいつもの晴柳院ちゃん過ぎて、なんでって思うわよ!

 でも本人にとっては結構大きな問題だったみたい。悪いこと言っちゃった、と気付いた時にはもう遅かった。晴柳院ちゃんはまた、泣き出しちゃった。

 

 「ううぅ・・・そうなんです・・・変わってないんです。うちが食べたのは青いアメ・・・・・・せやから、今のうちは大人になりきったうちの姿なんです・・・。やのに、やのに背も伸びてへんし・・・」

 「あ・・・」

 「まだ成長期が来てないだけや思ってたのに・・・いつか石川さんとか有栖川さんみたいになれるってちょっと思うとったのに・・・」

 「気にするな、晴柳院命。そもそもその姿が真に10年後のお前の姿と確定したわけではない。実際に10年経たなければ確認のしようがない」

 「そうだぜ!それにくよくよする必要はねえぜ!!チビっこいのも俺は全然イケっからよ!!むしろ石川みてえに立派なもんよりお前くらい控えめな方がこうh」

 

 次の瞬間、あたしの右膝が飯出の顔面を陥没させた。

 

 「滝山大王はここには来ていない。アメを配るのが目的ならば、まだ会っていない人物がいるところに行くはずだろう」

 「そうね・・・鳥木、笹戸、穂谷ちゃん、アニー、有栖川ちゃん、六浜ちゃん、明尾ちゃん、古部来、屋良井、曽根崎、望月ちゃん、飯出、晴柳院ちゃん、それとあたしに会ったから、あとは・・・」

 

 

 

 その光景を見て、あたしは茫然とした。なんなのこの光景・・・。部屋中のものがひっくり返って、ベッドはしわくちゃになっちゃって、その真ん中には部屋の主であるはずの清水が、ぐったりと倒れてる。そして遂に見つけた。アメのビンを持った滝山が、部屋中を暴れ回ってる。しかもちっちゃな子供の姿で。

 

 「ナニコレ・・・」

 「ん?うひゃっ!いしかわ!」

 「あんた何してんのよ!清水これ・・・まさか」

 「・・・・・・ク、クソが・・・!!たきやまテメェ・・・!!」

 「あ、生きてた」 

 「わけわからねえ姿になってると思ったらなんなんだこいつ!!おい石川!!さっさとこいつ連れてけ!!」

 「偉そうに命令しないでよ!言われなくても連れてくっつうの!ほら滝山!観念しなさい!」

 「やだねー!」

 

 性格も見た目もまんま子供で、ベッドの上を跳びはねてたと思ったら床を転がってシャワー室に逃げ込む。追いかけると脚の間を這って通り抜けて、テーブルの下に潜り込んだ。捕まえようとしゃがんだら椅子を転がして目くらましをするし、壁に貼り付いてトカゲみたいに逃げ回る。いくらなんでも野生児のレベル超えてるでしょ!

 

 「しみずしみず!たすけてくれよー!アメやるから!」

 「いらねえし食ったらテメエみてえになるんだろうが!誰が食うかそんなもん!」

 「清水!こうなったら挟み撃ちよ!さっさと立ってそっちから!」

 「うるせえぞクソ女!人の部屋で暴れんな!滝山もろとも出てけ!!」

 「それができたら苦労しないってば!手伝ってよ!」

 

 どたんばたんと暴れ回るせいで部屋がどんどんめちゃくちゃになっていく。なのに全然滝山を追い詰められない。部屋のドアを閉めたから外には逃げないけど、狭い場所で動くから身体のあちこちが痛い。なんでビン持った子供一人、高校生二人いて捕まえられないのよ!

 

 「ッ!おい石川、そっち行け」

 「なによ!」

 「ガキ捕まえんだろ!いいからそっち行け!ベッドの反対側だ!」

 「つかまんねーよーだ!」

 「ッ!そういうことね!このッ!」

 

 急に何かを閃いたらしい清水に言われるがまま、あたしと清水はベッドを挟んで反対に回った。滝山の逃げ道を塞いで、跳びはねる滝山から道を奪っていく。そして、滝山がベッドに向かって飛び出した。その瞬間、あたしと清水は同時に、シーツの裾を思いっきり持ち上げた!

 

 「それっ!」

 「ぎゃっ!?な、なんだあ!?」

 「ふん縛れ石川!」

 「なんであたしが・・・普通こういう時は男がやるもんでしょ!」

 

 着地点であるベッドが滝山に覆い被さって、シーツの四隅を縛って滝山をその中に閉じ込めた。子供の大きさになってるせいで、ぎりぎりシーツに収まる。

 

 「んぎゃー!だせくぬやろー!ずりーぞおまえらふたりで!」

 「やっと捕まえた!」

 「さっさとそれ持って出てけ・・・クソが、どうしてくれんだこの部屋・・・」

 「こいつに片付けさせたらいいじゃない。まずは元の姿に戻すことだけど・・・」

 「戻んのか?」

 

 暴れても、動き回られなければ負けっこないわ。ようやく長い戦いが終わった・・・と安心してたら、なんかシーツがキツくなってきた。

 

 「ん?」

 「え?」

 「んんん・・・うぐぐぐっ・・・!!」

 

 縛ったシーツからたるみがなくなって、シワが細く鋭くなってくる。ミシミシギシギシと音をたてるシーツが、少しずつ膨らんでるような・・・そしてついに、持ち手の部分の繊維が高く短い音を立ててほどけた。

 

 「えっ!?えっ!?な、なにこれ!?」

 「・・・ま、まさか・・・!!そういやこいつさっき、またアメ舐めてたぞ・・・!!」

 「はあ!?うわっ!も、もう無理・・・!!」

 「んだああああああああああああああッ!!!」

 「「ぎゃああああああああああああああああああああッ!!?」」

 

 縛った持ち手の布が弾け飛ぶ。シーツは跡形もなく惨めに破かれて、中に閉じ込められてた滝山がタマゴの殻を破るみたいに飛び出してきた!しかも、普段の滝山よりも少し背も髪も伸びて、筋肉もさらに鍛えられた身体になってる!

 

 「おれはつかまんねーぞ!!とりゃーーー!!」

 「うおおおっ!!?壁を蹴破りやがったあ!!?」

 「また外に逃げる・・・もういやあああああああああああああッ!!!」

 

 あたしの叫びを無視して、滝山は風穴があいた壁から出て行った。

 

 

 

 一方、そのころ食堂では。

 

 「あのアメ、いくつか同時に食べるとどうなるの?」

 「うぷぷぷ!アメ一個の効果がそれぞれ発現する仕様だよ!つまり青色を10個食べれば一気に100歳年をとって、赤色を10個食べれば100歳若返る!オマエラだったら20年も戻ればオタマジャクシどころかこの世に影も形もなくなるだろうけどね!」

 「・・・あのアメは直接の死因にはならない、って言ったよね。つまりあのアメの効果によってヒトじゃない時間まで巻き戻されたり、老化現象を利用した場合は、あのアメを凶器に殺人を犯すことができるってことだよね?」

 「ぶひゃひゃひゃひゃひゃ!!さっすが曽根崎くん!!そうだよ!!あのアメを使えば、気になるあの娘を受精前に戻すこともできるし、意図的に老衰死を引き起こすこともできる!!スンバラシー発明しちゃったよねーーー!!!ボーノ!!あ、国間違えた!!」

 「受精前じゃ、死んだことが確認できても“死体”が発見されないじゃないか。影も形もなくなるんでしょ」

 「・・・・・・あッ!!」

 「老衰殺人っていうのは興味深いけど・・・もうこの合宿場のみんなが、あのアメは危険だって気付いてるよ。滝山クンのお陰でね」

 「え・・・え?じゃあ、ボクの大発明はどうなっちゃうの・・・?」

 「さあ?普通に捨てるんじゃない?」

 「ガーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!?」

 「残念だったね、キミの思うようにことは運ばないみたいだよ。解決策も分かったしね」

 「解決策ゥ?」

 「違う色のアメを食べればプラマイ0だよね。複数食べたらそれぞれの効果が同時に発現するんでしょ?」

 「・・・」

 「まあ取りあえず、面白いから今日のところは放置しておこうかな。キミにとってはツマラナイかも知れないけどね」

 

 

 

 結局その日は滝山を捕まえることができなくて、部屋に戻った滝山が寝たタイミングを見計らってビンを奪った。曽根崎から聞いたら、違う色のアメでプラマイ0にできるらしいから、朝一でアメを食べちゃったみんなに配ることにした。

 モノクマは曽根崎に言わなかったらしいけど、どうやらあのアメは一日経てば効果がなくなるらしくて、しかも身体の変化にエネルギーを使うからその日の記憶も曖昧になるみたい(詳しいことは分かんない、難しそうなんだもん)。

 

 「んが〜〜、なんかあさからかったりーなー。きのうなにしてあそんでたっけ?」

 「テメエぶっ飛ばすぞ」

 「なんで!?うえ〜ん!しみずがこええよ〜!」

 「こわがらせちゃダメよカケル。こどもはそういうの・・・すごくトラウマになっちゃうんだから」

 「説得力がマジで違うね。アニーのやみハンパないわ」

 「実に不愉快な夢を見た気がするな・・・おい屋良井、明尾。貴様ら昨日、俺に何かしたか?」

 「さ、さあな・・・何のことやら」

 「のう。ゆ、夢の話じゃろう?」

 「鳥木君、これからは毎日ワカメを一株食べなさい」

 「海藻にはすごく良い効果があるんだよ!特に鳥木くんにとっては!ボクが美味しく料理してあげるから!」

 「は、はあ・・・ありがとうございます。ですがなぜ海藻なのですか?」

 「晴柳院、俺は背伸びしねえ今のままのお前の方がいいと思うぜ!な!だから自分を卑下すんな!自信持てよ!」

 「現状維持だな」

 「なんでうちにそれを・・・?というか何の話ですかぁ?」

 「はて、昨日は大きな衝撃を受けたような気がするのだが、なんだっただろうか・・・。子供・・・?いや、まさかな」

 

 あの騒がしい一日がウソみたいに、今日は平和だった。今では、あのアメはゴミ箱の中。記憶のないみんなには、もちろん全部秘密。なぜなら、言っちゃうとまた特別騒がしい一日になりそうだから。




本編じゃありませんが、どうぞ。
今回も新しく書いた小話を載せております。あくまで本編とはパラレルとお考え下さい。

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