Zestiria×Wizard 〜瞳にうつる希望〜   作:フジ

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あけおめ!(大遅刻)

今更ですが、テイルズオブベルセリアがゼスティリアの過去話という事が判明しましたね! さては新手のサバトかな!?(錯乱)
開発時期的に、続編かなとは思ってましたがまさかの過去編です。設定を見るに聖隷と業魔が天族と憑魔に関係しているんでしょうが、そう考えるとゼスティリアより3000年以上前の神代の時代が舞台になるんすかね? ゼスティリア世界ってファンタジアとシンフォニアの関係みたいに文明リセットくらってるのだろうか?

まぁ、なんだかんだでプレイしてないものを叩く様な事はしたくないのでいつも通り発売日に買うだろうなぁ。戦闘時の挙動も修正されてたし、良ゲゲルになってる事を願いたいです。この流れでクソゲゲルをだしたらテイルズがマジで終わりかねないだけに……

では最新話をどうぞ


18話 疾・風・共・闘

薄暗い遺跡の通路。その中をアリーシャは警戒しつつも急ぎ足で進んでいた。

 

「(ハルト一人に戦わせはしない。早く追いつかなければ……)」

 

 

先程のザビーダとのやりとりで見せた晴人の反応を思い出しアリーシャは歩みをさらに速める。

 

 

 

『大勢の人達の為に死ぬ事を願った奴を俺は知っているんだ……』

 

 

『アイツとの『約束』を、誰かの命を諦める『言い訳』にはさせない……助けを求める声があるなら俺は手を伸ばす』

 

 

『あぁ、そうだ……俺が『最後の希望』だ』

 

 

 

「ハルト……君は……」

 

最後に振り向いた時に彼が見せたのは、何時もの飄々とした調子とも時折見せる相手を思いやる優しげな態度の時とも違う、何かを背負っているかの様な決意に満ちた表情だった。

 

それはアリーシャが彼と出会って初めてみる一面だった。

 

アリーシャは晴人の過去について何も知らない。だからと言って無理に聞き出すつもりはないし、それで彼に対する信頼が変わる事も無い。

 

だが……

 

 

 

「辛そうだったな……」

 

 

背を向け、過去に起きたであろう何かを語っていた時の晴人の表情が如何なるものだったか、アリーシャにはわからない。だが、彼の言葉には、どこか悲しみが滲んでいたようにアリーシャは感じていた。

 

そして、同時にそんな彼の姿になんとも言えない危うさを覚えたアリーシャは、その想いに突き動かされティンダジェル遺跡の奥へと踏み込んでいく。

 

 

そして……

 

 

「ッ!……いた!」

 

通路の先。道が左右と正面の3つに分かれた部屋に晴人の背中を見つけアリーシャは彼に駆け寄った。

 

 

「ハルト!! 」

 

彼の名を呼ぶアリーシャの声。それに反応し晴人が振り返る。

 

 

 

「ん? どうかしたかアリーシャ? そんなに慌てて」

 

 

 

振り向いた晴人の態度は、先程までとは違うアリーシャがよく知る、何時もの飄々としたものだった。

 

「あっ……いや…その……そうだ! 君が1人で先に行ってしまうから心配してだな!」

 

 

あまりにもいつも通りの返答をする晴人に一瞬、何と答えたら良いのか、答えに詰まったアリーシャだが、すぐに1人で先行した晴人に苦言を呈す。

 

「あぁ! 悪い悪い! 忘れてた訳じゃないんだけどちょっとな……」

 

 

軽い調子で謝る晴人。そんな彼にアリーシャは少しばかり呆れた様に溜息をつくとジト目で見つめる。

 

「はぁ……まぁ、先程はなんとも言えない空気にはなっていたとは思うが、1人で行くことはないだろう? 私だって多少は力になってみせるぞ?」

 

「いや、アリーシャの実力を疑ってる訳じゃないぜ? ……まぁ、1人で先に行ったのは悪かったさ」

 

「むぅ……ならいいんだが。それで? ここで何をしていたんだ?」

 

まだ、納得はできていないが、アリーシャは少しむくれながらも足を止めていた晴人に理由を問う。

 

「ん? ほら、道が3つに分かれてるだろ? どの道を選んだもんかなと思ってさ。よくよく考えると俺、遺跡とかあんまり詳しくないしさ……」

 

 

「ふむ……確かに。来る前にオイシ殿に確認しておくべきだっただ『ガアァァァァァア!』ッ!! この叫び声は!?」

 

突如、響き渡る声に二人は警戒する。

 

 

「間違いない、ドラゴニュートの咆哮だ」

 

「聞こえたのは真正面の通路の先からか……」

 

3つに分かれた道の内、真正面の道から聞き覚えのある咆哮が遺跡内部に木霊し、2人は警戒を強める。

 

「……道はハッキリしたな。行くぜアリーシャ」

 

「わかった……」

 

警戒を続けながらも臆することなく2人は正面の通路へと歩みを進める。

 

道の分岐した部屋を出て踏み込んだその先に広がっていたのは、幅の広い真っ直ぐな通路だった。そしてその両端には等間隔でズラリと並ぶ石像が置かれている。

 

「(これは、ドラゴンの石像……? この遺跡はドラゴンを祀っているのか?)」

 

通路に並べられた石像は全てドラゴンを模った物だった。最強クラスの憑魔であり、畏怖の象徴ともいえるドラゴンが祀られている事に、アリーシャは内心で疑問を覚えたものの、すぐに気持ちを切り替える。

 

遺跡の仕掛けにより、僅かに照らされた通路を2人は進んでいく。

 

 

 

そして……

 

 

 

 

『グルルル……』

 

 

「見つけたぜ……」

 

「サインド様……」

 

通路の奥で2人は再びドラゴニュートと化したサインドと相対した。

 

 

ガチャリ、とドラゴニュートは剣と盾を構え臨戦態勢へと移行する。緑色に輝くドラゴニュートの眼光からは、最早理性は感じられない。サインドの意思は完全に穢れに飲まれてしまっている。

 

外敵である2人に対し重苦しい威圧感を放つドラゴニュート。

 

だが、2人は怯まない。

 

 

【ドライバーオン!】

 

「行くぜアリーシャ」

 

ベルトを出現させ問いかける晴人。

 

「あぁ! 必ずサインド様を救おう!」

 

その言葉に応じながらアリーシャは槍を構える。

 

 

『ガァァォォァォ!』

 

 

開戦を告げるかの様に咆哮するドラゴニュート。対して2人は迷わず迎え撃つ様に駆け出す。

 

「変身!」

 

【フレイム! プリーズ! ヒー! ヒー! ヒーヒーヒー!】

 

真正面に展開された魔法陣に飛び込み姿を変えた2人は得物である剣と槍でドラゴニュートを迎え撃つ。

 

『ガァァ!』

 

「ッ!」

 

ドガァ!!

 

 

 

振り下ろされる巨大な剣。2人は凄まじい速度で振るわれたそれをギリギリで回避する。しかし、その強力な一撃は遺跡の床を軽々と砕き、凄まじい爆発の様な衝撃を発生させた。

 

砕かれた石が砂煙りとなりたち込める。

その煙に紛れてウィザードはウィザーソードガンで奇襲をかける。

 

 

「ハァ!」

 

『グゥ!!』

 

ガキィン!!

 

 

だがドラゴニュートの反応は速い。左手に持つ巨大な盾で斬撃を容易く受け止める。金属同士の激突により激しく火花が散った。しかし、その隙を突くように逆サイドから攻撃を仕掛ける。

 

「たぁっ! 」

 

大きく横に薙ぎはらう一閃でドラゴニュートの手に持つ大剣を弾き、ガラ空きになった胴へと攻撃を叩き込む為にアリーシャは踏み込む。

 

 

「一槍両断! 葬炎雅!」

 

なぎ払った一閃を返し強力な炎を噴出させた薙ぎ払いを再度放つアリーシャ。

 

その攻撃がドラゴニュートを捉えると思われたその時……

 

 

ゴォオッ!

 

「くっ!?」

 

「なっ!?」

 

突如、強力な風が吹き荒みアリーシャの攻撃が、虚しく空を切る。

 

目の前に居たはずのドラゴニュートは2人の間合いから大きく離れ一瞬で後退したのだ。

 

「風を纏った……?」

 

 

地下であるというのに遺跡の通路には強い風が、吹き始める。そして、その原因たる

ドラゴニュートは背の翼を広げ旋風を纏いながら宙に浮き上がり2人を見下ろしていた。

 

そんなドラゴニュートに対して、ウィザードは仮面の下で眉を顰める。

 

「(ハリケーンスタイルと似た様な事が出来るのか? ……不味い! だとしたらッ!)」

 

 

ドラゴニュートの姿を見て何かに勘づくウィザード。

 

だが、遅い。

 

 

『ガァァアァァァァァ!』

 

「チィッ!」

 

「なっ!? はやっ……!」

 

 

咆哮し、飛行した状態で一気に距離を詰めてくるドラゴニュート。その速さは先ほどまでの比では無い。

 

反射的に防御態勢を取る2人だが、ドラゴニュートはお構い無しに突撃と同時に剣を一閃する。

 

 

「ぐぅっ!?」

 

「うぁっ!!」

 

 

防御ごと弾かれ、2人は吹き飛ばされ後方の石像へと叩きつけられる。

 

 

「くっ!」

 

 

ダメージを負いながらもウィザードは得物をガンモードへと変形させ、空中に浮くドラゴニュートに向け銃撃する。

 

鳴り響く炸裂音と共に放たれた銃弾。ウィザードの意思により弾道をある程度操作可能な弾丸がドラゴニュートに向け一斉に遅いかかる。

 

だが……

 

 

「チッ! 速い!」

 

風を纏ったドラゴニュートは難なくその弾丸を回避する。天井が高く広さも十分な通路において縦横無尽に動き回るドラゴニュートは容易くは捉えられない。

 

「ならコイツだ!」

 

【バインド! プリーズ!】

 

『グゥ!?』

 

空中にドラゴニュートを囲む様に魔法陣が現れ、そこから飛び出した鎖がドラゴニュートを拘束する。

 

しかし……

 

ゴオオオオオオオ!

 

突如勢いを増したドラゴニュートの周囲の風が刃となり鎖を呆気なく切断する

 

「強力な風を操る変異種ねぇ……確かに一筋縄ではいかなそうだ」

 

ザビーダの言葉を思い出しながらウィザードは左手の指輪を交換する。

 

「だったらこっちも風だ」

 

【ハリケーン! プリーズ! フー! フー! フーフー、フーフー!】

 

頭上に展開した緑の魔法陣に飛び込みハリケーンスタイルへと姿を変えたウィザードはドラゴニュートと同様に風を纏うと飛行し、一気にドラゴニュートへと肉薄する。

 

ガキィン! ガキィン!

 

 

逆手持ちウィザーソードガンでドラゴニュートと空中で切り結ぶウィザード。

 

高速での空中戦を繰り広げる両者。

 

そこに風の力を纏ったアリーシャが戦線に加わる。

 

「星天裂花!」

 

力の制御に慣れておらず飛行は出来ないものの、風を纏い速度を上げて跳躍したアリーシャは同じく風を纏った高速の5連突きを放ちドラゴニュートを怯ませる。

 

「ハッ!」

 

『グゥウ!?』

 

其処にすかさず頭上から回転して勢いを付けた踵落としが叩き込まれドラゴニュートは地面へと墜落する。

 

「行けるぞハルト!」

 

「あぁ! 一気に決める!」

 

【ハリケーン! スラッシュストライク! フー! フー!】

 

勝負を決するべく2人の得物に風の魔力が収束する。

 

「ハァァア!」

 

「龍爪旋空破!」

 

振るわれた得物から発せられた小型の竜巻がドラゴニュートを飲み込み拘束する。そして無数に生まれる真空の刃がドラゴニュートに襲いかかる。

 

『ガァァォォァォア!』

 

「「ハァァア!」」

 

 

竜巻に拘束され苦悶の叫びをあげるドラゴニュート。そこに風の魔力を収束させた2人の斬撃が放たれた。

 

 

『グゥゥウアァァァア!!』

 

 

そして、2人の一閃によりX字に斬り裂かれドラゴニュートは絶叫し吹き飛んだ……かに思われた……

 

 

「よし! これで……なっ!?」

 

 

勝利を確信していたアリーシャの顔から喜びが消え驚愕に染まる。

 

 

『ガァァォォァォアァァァァァ!!』

 

 

2人の大技を受けてなおドラゴニュートは健在だった。

 

攻撃を受けた傷跡は不完全ながら治癒を始め、ドラゴニュートは再び戦闘態勢へと移る。

 

 

「(浄化しきれなかった!? まさか、ザビーダ様が仰っていた通り、此方の浄化の力が穢れに負けているのか!?)」

 

ザビーダの言葉を思い出し、アリーシャの顔が悔しさに歪む。

 

そして……

 

 

それが一瞬の隙を生んでしまった。

 

ドラゴニュートの足元に現れた緑色の魔法陣。魔法陣が現れてほぼ一瞬で魔法陣が更に強く輝き、そしてドラゴニュートの周囲の風が収束していく。

 

 

ゴウッ!!

 

そして、収束した風が不可視の槍となり一斉にアリーシャへ向け掃射された。

 

 

「ッ!! アリーシャ!!」

 

その攻撃に反応したウィザードは反応の遅れたアリーシャに全速力で肉薄する。だが、タイミングはギリギリ。防御の魔法を発動する隙は無く回避も不能だった。それ故にウィザードはアリーシャを庇う様に抱きしめその背で風の槍を受けた。

 

 

ズガガガガガッ!!

 

 

「ぐぁああ!!」

 

「っ!! ハルト!?」

 

 

鋭い風の槍の連射を受け、ウィザードのアーマーから火花が散る。

 

 

ダメージを受け、崩れ落ちるウィザード。アリーシャはそんな彼を支える様に抱きとめるがそれにより2人の足は完全に止まってしまった。

 

そして、アリーシャの視界に更に容赦の無い光景が飛び込んで来る。

 

ドラゴニュートが足元に再び緑色の魔法陣を浮き上がらせ天響術の発動態勢へと入っていたのだ。

 

 

「(不味い!! 今の攻撃は私達の足を止める為の牽制!! 次は更に強力な天響術が来る!! だが……)」

 

天響術の発動態勢へと移行したドラゴニュートを見てもアリーシャは不用意に動けなかった。

 

理由は一つ。アリーシャは風の天響術に関する知識が無いからだ。アリーシャが旅に同行していた頃のスレイの仲間の天族は、火・水・土を其々が司っていたが、風の天属は不在だった。故にアリーシャは風の天響術に関しての知識だけが欠けているのだ。

 

 

 

「(術の妨害はもう間に合わない……だとすれば躱すしかないがどうする!?)」

 

しかし、彼女の焦る内心を嘲笑うかの様にドラゴニュートの魔法陣が強い輝きを放ち始める。

 

「(ッ!! こうなれば一か八かに賭けるしかっ!!)」

 

ダメージが回復していない、ウィザードを支えながら、アリーシャは勘任せで一か八かの回避行動に出ようとする。

 

 

だが、そこに突如第三者の声が飛び込んできた。

 

 

 

「お嬢ちゃん。押して駄目な時は引いてみるってのが大人の駆け引きってもんだぜ?」

 

 

 

「ッ!!」

 

 

その声に従う様にアリーシャはウィザードを抱えて風の加速を使い一気に後方へと跳ぶ。

 

 

ゴォォォオォォォォッ!!!

 

 

そして次の瞬間、寸前までアリーシャ達がいた場所の頭上と足元から風で作られた巨大な牙が獲物を食い千切るかの様に襲い掛かった。間一髪で回避出来たが、もしも横や空中に回避していたら間違い無く風の牙の餌食になっていただろう。

 

 

魔術師(マジシャン)!」

 

 

響く掛け声と共に突如、6個の巨大な虹色の鉱石が弾丸の様に放たれドラゴニュートに炸裂する。

 

 

『グゥウ!?』

 

ダメージこそ大きくないものの、突然の奇襲にドラゴニュートは怯み後退する。

 

 

「活力、集中、上がってきたかい? コンセントレート!」

 

続いて妙な詠唱(?)と共にウィザードの体が緑色の光に包まれる。

 

 

「これは……ダメージが」

 

 

先程の風の槍によるダメージが消え回復したウィザードは立ち上がると声の主へと視線を向ける。そして、続く様にアリーシャも驚いた声をあげる。

 

「ザビーダ様!?」

 

 

「お前……なんで」

 

 

そう、アリーシャ達の窮地を救ったのは他でも無い、風の天族、ザビーダだった。

 

 

「ん? あー……何つったらいいのかね? まぁ、アレだ……お手伝いってやつさ」

 

 

「……どういう風の吹きまわしだ?」

 

 

「風ってのは気まぐれなもんだろ?」

 

 

晴人の問いかけに対してザビーダは戯けて返す。だが、ウィザードはそれに対して、もう一度、問い質した。

 

 

「茶化して誤魔化すなよ。なんで、今、協力しに来た?」

 

 

その声には、静かだが誤魔化しは許さないという力強さが込められていた。

 

「……ハァ〜。ま、そりゃそうだよな」

 

 

ウィザードの再度の問いにザビーダは一度大きく溜息を吐くと軽い調子を消してハッキリと答えた。

 

 

「お前さんと同じ理由……そう言ったら信じるかい?」

 

「……」

 

真剣な眼差しをまっすぐウィザードへと向けザビーダは答える。

 

その言葉を受けたウィザードは無言でドラゴニュートへと視線を戻した。

 

 

「……やっぱ、簡単に信用はできないわな」

 

その反応を拒絶と受け取りザビーダの声が沈む。

 

だが……

 

 

「わかった」

 

「……なに?」

 

ウィザードの言葉にザビーダは思わず聞き返す。

 

 

「ん? だから、一緒にサインドを助けようって事だけど?」

 

「は? 俺のいう事を信じるってのか?」

 

「なんだ? 今の言葉は嘘なのかよ?」

 

「いや、そうじゃねぇけどよ……」

 

 

あっさりと協力を受け入れたウィザードにザビーダは思わず拍子抜けした様な声を漏らす。

 

「確かに俺はアンタの事をよく知ってる訳じゃない。けど、少なくとも今の言葉に嘘は無い。そう思った。それで十分さ、今はな」

 

新手の登場に此方を警戒するドラゴニュートに視線を向けながらウィザードは言葉を続ける。

 

「で、アリーシャは、どうする?」

 

 

「俺は協力するのは構わないけど?」という意思を伝えつつ、ウィザードはアリーシャの意思を問う。

 

「え? わ、私か!?」

 

「そりゃそうでしょ。俺だけで決める訳にもいかないだろ?」

 

唐突なフリにアリーシャは驚き戸惑う。だが、気持ちを落ち着けアリーシャはザビーダに答える。

 

「私にも異論はありません。 サインド様を助けたいという思いが同じならば、今は共に戦いましょう、ザビーダ様」

 

 

疑惑の感情を一切感じさせないストレートな返答。

 

2人からの思わぬ返答にザビーダは少しばかり呆れた様に苦笑した。

 

 

「……ハッ! お人好しだねぇ」

 

「だってさ、アリーシャ」

 

「わ、私だけなのか!? 君だって相当のものだと思うぞ!?」

 

ザビーダの言葉を軽く受け流すウィザード。そして、受け流された言葉に直撃したアリーシャは慌てて反論する。

 

 

そんな2人を見つつザビーダはドラゴニュートへと視線を向ける。

 

 

「そんじゃあ、準備はいいか? 魔法使い殿、お嬢ちゃん」

 

 

そう告げたザビーダに対し、すぐさま2人から返答がとぶ。

 

 

「晴人でいい」

 

「アリーシャと呼んでください」

 

その言葉を聞きザビーダは、楽しそうに笑みを浮かべた。

 

「ハッハァ ! なら、いくぜ! ハルト! アリーシャ!」

 

「はい!」

 

「あぁ!」

 

三人は得物を構え、再び戦闘態勢へと移る。

 

 

「さぁ! ショータイムだ!」

 

 

ウィザードが告げたその言葉と共に三人はドラゴニュートに向けて駆け出した。

 

 

『グォォォォォォオ!!』

 

駆け出した三人に対して、ドラゴニュートもまた警戒を止め、飛び込んでくる。

 

ガキィン!!

 

 

ウィザードとドラゴニュートの持つ刃がぶつかり合い派手に火花を散らす。

 

「くっ!」

 

パワーでは劣るウィザードの剣はジリジリとドラゴニュートに押される。

 

「……なんてね♪」

 

『グゥッ!?』

 

突如つば競り合いを止め後退するウィザード。その動きにドラゴニュートは、突然力の拮抗が止んだことで、態勢を崩してしまう。

 

「四十雀!」

 

そこに、風の魔力を集中させたアリーシャが距離を詰め、薙ぎはらうように槍を回転させ叩きつける。

 

『グォ!?』

 

その勢いで右によろめいたドラゴニュートは通路端の石像へとぶつかってしまう。

 

【エクステンド! プリーズ!】

 

「ハァ!」

 

遅悔(リグレット)!」

 

 

ズガガガガガガガ!

 

 

そこに追撃とばかりに風を纏ったペンデュラムとエクステンドの魔法陣を通過させたウィザーソードガンが鞭の様に襲いかかる。

 

『グ……』

 

「まだまだぁ! 磁界、乱そう!ジルクラッカー!」

 

続けてザビーダの詠唱により、重力場を操る天響術がドラゴニュートの動きを阻害する。

 

【ハリケーン! シューティングストライク! フー!フー!】

 

「急襲、猛牙、噛み付くよ! アベンジャーバイト!」

 

そこにウィザードより放たれた風を収束させた魔力弾と、ザビーダが放った、先程、ドラゴニュートが使用した風の牙の天響術が叩き込まれる。

 

 

ゴオオオオオオオ!

 

 

吹き荒れる風。

 

 

だが……

 

 

「やっぱり、これじゃあ浄化仕切れないか」

 

『グォォォォォォオオオオオオオオオオオ!』

 

先程と同様、穢れは浄化仕切れず、ドラゴニュートは怒りの咆哮をあげる。

 

 

その姿を見て、ザビーダは顔を顰めた。

 

「……いや、全く効果が無いわけじゃなさそうだな」

 

「ザビーダ様。それはどういう事ですか?」

 

「攻撃を当てた時は穢れの弱まりを感じるのさ。全く効いてないわけじゃないが、風の攻撃は奴に効果が薄いってトコか」

 

「何か策があるのか?」

 

この中で最も憑魔の知識を持つザビーダにウィザードは対策を問う。

 

「……火の属性だ。本来、ドラゴニュートは地属性の力を振るい風の属性が有効な憑魔なんだが……奴は変異種。風を操っていやがる。四属性の相性を考えるなら火属性の攻撃が奴に最も有効な可能性が高い」

 

「こっちが持つ火属性の最大火力を叩き込めば、浄化出来る可能性はあるって事か」

 

「だが、ハルト。火の力では風を纏う奴のスピードに着いていけないぞ」

 

アリーシャの言う通り。先程の戦いで風を纏うドラゴニュートの機動力に二人は着いていけなかった。攻撃自体が有効なフレイムスタイルであっても攻撃が当てられなくては意味がない。加えて、最大火力の大技を使うにはそれなりの準備が必要だ。

大きなダメージを与えられないハリケーンスタイルではフレイムスタイルへのチェンジと大技の準備時間を作る事が出来ないのだ。

 

そのやりとりを見てザビーダは「何言ってんだ?」と疑問の表情を浮かべ問いかける。

 

「あん? なら片方が風の力を使って追い込んだトコにもう片方が火の力で準備した大技でトドメさせばいいんじゃねぇの?」

 

「え……いや、それは……私が力の制御が未熟で……ハルトと同じ属性の力になってしまって……」

 

自力で上手く属性を切り替えられないアリーシャはその作戦は無理だと申し訳なさそうに告げる。

 

「……ハルト!チョイと時間稼ぎを頼めるか!」

 

一瞬、何かを考え込んだザビーダはウィザードに対して時間稼ぎを頼み。

 

「何か考えがあるのか?」

 

「そんな所だ。ま、俺の言う事を信じられるならだけ「みなまで言うな! 任せたぜ!」……即答ときたか」

 

ザビーダの言葉を受け、ウィザードはすぐ様風を纏い浮き上がるとドラゴニュートへと突撃する。

 

 

「さて、そんじゃ時間も無いんで、簡潔に幾つか確認するぜアリーシャ」

 

「は、はい」

 

「お前さんはハルトから与えられた魔力で神衣と酷似した能力が使える。だが、上手くコントロールが出来ない。これであってるか?」

 

「はい……その通りです。力の制御が上手くいかないのは私が未熟だからでしょう。そして、何故か属性の切り替えもハルトに引っ張られる形で変わってしまって思い通りには……」

 

「なるほどね。恐らくだが、そいつはお前さんの中の魔力が元の持ち主のハルトに共鳴しちまってるからだ。制御技術さえしっかりすれば克服できるだろうが、お前さんは魔力を槍技に利用するのが手一杯で制御が覚束ないってところだろ……」

 

「申し訳ありません……」

 

再び曇るアリーシャの表情にザビーダは戯けて返答する。

 

「オイオイ、そんな顔するもんじゃないぜ。別に意地悪でこんな事言ってるわけじゃ無いんだ。言ったろ? 女の顔を曇らせる趣味は無いってな」

 

「ですが……」

 

「なぁに、問題がわかったのなら後はそこを取り除けば良いのさ」

 

その言葉にアリーシャは驚いた表情を浮かべる。

 

「手があるのですか!?」

 

「まぁな。陪神契約をしていない俺にはジークフリート以外に憑魔をなんとかする術は無い。だとすれば……この方法が一番手っ取り早いって訳さ!」

 

「ザビーダ様!? 何を!?」

 

突如、ザビーダの姿が消える。そして、そこには緑に輝く小さな光が浮かんでいた。

 

「ザビーダ様……まさか? 」

 

「察しがついたかい? 」

 

「その……ザビーダ様が……私を器に?」

 

アリーシャは頭に浮かんだ可能性を口にする。

 

「そうだ。お前さんの力は導師が使う神衣に近いもんだ。だが、お前さんはその力の制御をひとりでやらなけりゃならない結果、力を活かしきれない。逆に言えば制御を行う奴がいれば、お前さんの力は神衣と同等って訳だ」

 

「……ですが、そう簡単には」

 

「済まないだろうな。魔法使いの力とやらが、霊応力に近いとはいえ、上手く適応できる保証は無い。それに言い方が悪くなっちまうが、お前さん自体は元々、霊応力の適性が高くないからな。どんな反動が来るかもわからねぇ」

 

「……」

 

その言葉にアリーシャは黙り込む。

 

「……ま、無理になんて言うつもりはないさ。別にこの方法じゃなくても三人で掛かればなんとか「……いえ、やりましょう」……アリーシャ」

 

だが、彼女はザビーダの言葉を遮り、彼の作戦に同意した。

 

「命を賭ける覚悟なら、とうにできています。私はハルトや貴方の足手纏いになる為にこの場所にいる訳ではありません」

 

 

彼女はハッキリと力強く言い切った。

 

「(甘く見ていたのは俺の方だったか……)」

 

そんな彼女の覚悟を見てザビーダもまた決意する。

 

「了解だアリーシャ。そんじゃ、エスコートは任せな! 派手に決めてやろうじゃねぇの!」

 

「はい!」

 

そして、光となったザビーダはアリーシャの身体に吸い込まれていた。

 

「ん……これは……」

 

見た目では大きな変化は無い。だが、アリーシャは自身に起きた変化を確かに感じた。

 

「身体が軽い……それに魔力も今までよりもずっと……これなら!」

 

『いけそうかい?』

 

アリーシャの頭の中にザビーダの声が響く。

 

「問題ありません! いけます!」

 

『なら、一丁、ブチかましてやりな』

 

その言葉と同時にアリーシャは通路の奥でウィザードと斬り結ぶドラゴニュートに向けて一気に加速する。

 

轟っ!

 

 

力の制御が不完全だった今までとは異なり、完全に風の力で飛行するアリーシャはドラゴニュートへ肉薄する。

 

ガキィン!

 

槍の刃と大剣の刃が衝突する。

 

 

「アリーシャ!」

 

「待たせて済まないハルト! 此処は私が相手をする。君はドラゴニュートを倒す準備をしてくれ!」

 

そう言ってアリーシャは空中を高速で飛び回りドラゴニュートと斬り結ぶ。

 

 

「了解!」

 

【フレイム! プリーズ! ヒー!ヒー!ヒーヒーヒー!】

 

アリーシャの言葉を信じウィザードは左手の指輪を交換し、フレイムスタイルへと姿を戻す。

 

だが、それでもアリーシャはそれに引っ張られる事なく風の力を維持している。

 

「(属性に変化は無い! これならいける!)」

 

ザビーダの力の制御により、属性の切り替えを制御できるようになったアリーシャは一気に畳み掛ける。

 

「ハァ!」

 

渾身の一閃。だが、それはドラゴニュートの刃で止められる。しかし、それは想定内だ。

 

地上ではウィザードがトドメを決めるべく指輪をベルトにかざている。

 

【コピー! プリーズ!】

 

ベルトの音声と共に、ウィザードの横にもう一人のウィザードが現れる。

 

だが、まだ終わらない。

 

【コピー! プリーズ!】

 

本体と分身が再びベルトを操作し再び指輪を翳す。

 

さらにもう一度……

 

【コピー! プリーズ!】

 

現れた計8人のウィザード。真横に整列するのでは無く通路の先、一点を狙うかの様に扇状に並んだ彼らは準備万端とばかりに、その事をアリーシャへと告げる。

 

「いけるぞ! アリーシャ!」

 

その言葉を受けアリーシャが動く。

 

アリーシャの足元に緑の魔法陣が浮き上がった。

 

 

「「幻影空散! ウェザリング!」」

 

 

『グォォォォォォオ!』

 

二人の声が重なり、アリーシャを中心に展開された刃がドラゴニュートを切り裂いていく。

 

「今です! ザビーダ様!」

 

「任せなァ!」

 

その隙を突き、融合を解除したザビーダがドラゴニュートの頭上に現れ両手のペンデュラムを伸ばしドラゴニュートを拘束する。

 

「トドメは任せたぜハルト!」

 

 

ザビーダは扇状に整列したウィザード達の射線が衝突する一点にドラゴニュートを投げ飛ばす。

 

 

「あぁ! フィナーレだ!」

 

【チョーイイネ! キックストライク! サイコー!】

 

 

計8体のウィザードの右足に赤い魔法陣が展開され、分身が本体の動きをトレースしキックの構えをとる。

 

 

「ハァァァァァァア!!」

 

 

 

そして、慣れたようにローンダートで跳躍し、ウィザード全員の蹴りがドラゴニュートへと殺到した。

 

 

ドガァア!

 

 

『グアァァァァァァアァァァァア!!』

 

大絶叫を上げドラゴニュートは通路の先の部屋へと吹き飛んでいく。

 

そして……

 

 

 

ドゴオオオオオオオオオン!!

 

 

赤い魔法陣を浮かび上がらせ、爆発したドラゴニュートは今度こそ復活しなかった。

 

 

「穢れの気配が消えた……どうやらやったみたいだぜ?」

 

穢れの浄化を確信し、ザビーダは告げる。

 

「サインド様! ご無事ですか!」

 

「オイオイ、一人で先に行くのは……って、俺も人のこと言えないか」

 

 

サインドの身を案じ、アリーシャはドラゴニュートが吹き飛んだ先へと走る。それを追うようにウィザードとザビーダも後に続く。

 

「っ!?」

 

「うぉ、あぶね!」

 

 

ドラゴンの石像が並ぶ通路の先の部屋はかなり変わっていた。言ってしまえば先へと続く道が無いのだ。

 

奥の部屋に進むための道が途切れ、底の見え無い奈落が広がっている。

 

だが、よく見ると、壁の両端から柱が飛び出しており、強化された身体能力を持つアリーシャ達なら跳べる程度の足場になっている。

 

「サインド様は奥の部屋だ急ごう」

 

足場を跳び、向こうの部屋へとたどり着いたアリーシャ達はそこに倒れるサインドを発見する。

 

「サインド様!」

 

駆け寄るアリーシャ達。

 

「……生きてるな。大事も無ぇ。無事に浄化完了って奴だ」

 

「そうですか……良かった」

 

「ふぃ〜、なんとか解決だな」

 

サインドを診るザビーダの言葉に晴人達は安堵の息を零す。

 

無事、サインドを助け出し警戒を解いた晴人は、一瞬だけサインドをみて仮面の下で笑みを浮かべると、一息つくために変身を解除し、辺りを見回した。

 

 

「しっかし、今の道の無い通路と言い、凄い遺跡だな。仁藤あたりなら大喜びで調べそうだ」

 

自称ライバルであり、考古学を専行している戦友の事を思いだしながら周囲を見回す晴人。そんな彼の目にあるモノが飛び込んでくる。

 

 

「……コイツは?」

 

最奥の部屋の壁。そこには巨大な壁画が描かれていた。

 

「どうしたんだハルト?……これは、グリンウッド大陸の壁画か?」

 

壁画を見る晴人に気付いたアリーシャもまたその存在に気付いたと同時に、その壁画がグリンウッド大陸のものであることを理解した。

 

「あぁ、これ大陸の地図なのか……ん? なぁ、アリーシャ。地図にあるアレは何だ?」

 

壁画を見つめる晴人はある事が気になりアリーシャへと、問いかける。

 

それは、地図に描かれている紋様だ。デザインの異なる4つの紋章が大陸の地図の四箇所に分かれて描かれている。

 

「ふむ……ッ! これは……! 」

 

晴人の質問にその紋章をみたアリーシャは驚きの声を上げる。

 

「? あの紋章がどうかしたのか?」

 

「……アレは『五大神』の紋様だ」

 

「『五大神』?」

 

聞きなれ無い言葉に晴人は首をかしげる。

 

「この世界に広く加護を与えていると言われる五人の天族の総称だ。大陸そのものに影響する程の力を持つと語り継がれている」

 

そう言ってアリーシャは壁画の紋章を指差す。

 

「壁画で説明するなら、ハイランド領のレイクピロー高地にある紋章が水を司る『アメノチ』ローランス領の三つは大陸中央南端の二つが、火の『ムスヒ』と地の『ウマシア』そしてウェストロンホルドの裂け谷にあるのが風の『ハヤヒノ』だ」

 

「ん? 五大神なのに4つしかなくないか?」

 

「最後の一人は無を司る『マオテラス』だな、ローランスの皇都ペンドラゴに祀られてると聞いた事があるが……」

 

「へぇ……けど、この壁画の紋章は何の意味があるんだ?」

 

「む……それは……わからないな」

 

そんな事を話しながら、揃って壁画の前で首を傾げる二人。

 

そんや彼らにザビーダから声がかかる。

 

「そいつは恐らく導師の『試練神殿』の位置を示してんのさ」

 

「『試練神殿』?」

 

その言葉に二人は振り返りながらその意味を問う。

 

「導師ってのは、導師になった瞬間に強力な力を手に入れられるが、そこで終わりじゃ無ぇ。各地の試練神殿で与えられる試練を乗り越えて『秘力』を得る事で、さらなる力を手に入れられるのさ」

 

「!? では、この紋章が?」

 

「あぁ。俺も全部の神殿の場所を知ってる訳じゃないが、昔、旅をしていた頃、風と地の試練神殿を『アイフリードの狩場』と『ウェストロンホルドの裂け谷』の先で見つけたのさ。……火と水の試練神殿まではわからねぇけどな」

 

「五大神と導師の力にそのような関係が……」

 

「……」

 

ザビーダの言葉を聞き、新たに知った導師の知識にアリーシャが関心するなか、ザビーダの言葉を聞いた晴人は別の事を考えていた。

 

 

「(大陸に存在する四属性の『試練神殿』……)」

 

 

その言葉を聞いて晴人の脳裏に、自身の中に潜むドラゴンの言葉が蘇っていた。

 

 

 

『この世界にお前が跳ばされた時、4つの指輪に込められた力が、この大陸にある『何か』と共鳴し吸い寄せられる形で指輪から引き抜かれ、各地に散らばった。俺の力も巻き添えにしてな』

 

 

 

ドラゴンが語った魔法石の力の消失の経緯。

 

魔法石と同様の属性を持つ試練神殿の存在。

 

それらのピースが晴人の中に一つの推測を生む。

 

 

「(ドラゴンが言った。魔法石と共鳴したナニカってのは……まさか)」

 

 

そして、その答えが出ようとしたその時……

 

 

 

ドサッ……

 

 

 

 

 

晴人の隣で何かが倒れるような音が響く。

 

その音に反応し壁画から視線を移した晴人の瞳に……

 

 

 

 

「ッ!! アリーシャ!?」

 

 

 

 

 

意識を失い倒れ伏したアリーシャの姿が写った。

 




今回、ドラゴニュート君が所々、空気読んでるのは勘弁な!

ドラゴニュート……D2……アクアラビリンス……ディバインセイバー……うっ!頭が!

以下Movie大戦プチ感想
・ドライブサイドの扱いが雑ゥ!
・タケルの父ちゃん強杉内?
・今は亡き不知火殿
・「二代ヒーローの御帰還だな!」(爆)
・アカリ以外のゴースト勢は結婚式の服装選び舐めすぎ問題

まぁ、ゴーストwithドライブとして見るなら面白かったと思います。カノン蘇生前に見に行った所為でマコトにいちゃんの台詞は「みんなよけろ! おうじゃだけは、ゆるせない!」を思い出すレベルの違和感でジンジャエール吹きそうになりましたw

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