ISー(変態)紳士が逝く   作:丸城成年

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第34話 幕間 ヒトカタ完成 楯無歓喜の発狂

 その日、楯無は盟友である太郎から突然のメールで呼び出された。メールの内容は「とにかく直ぐに来て欲しい」とのことだった。呼び出し場所は整備室だった。

 

 整備室に着くと、そこには楯無より少し小さい何かがあった。それは白い布で覆われており中身が何かは分からなかった。

 

 

「楯無さん、布を取って見てください」

 

 

 太郎は満面の笑みで楯無に言った。楯無がそっと白い布を取るとそこには・・・・。

 

 

 

 

 

 天使がいた。

 

 

 

 

 

 白い布に覆われていたのは楯無の最愛の妹・簪だった。

 

 

「かっ、簪ちゃん!?」

 

 

 楯無は驚きの声を上げるが目の前の簪が何の反応も見せない事を不審に思った。楯無の驚く姿を満足そうに見ていた太郎が仰々しく告げる。

 

 

「ついに完成したんですよ。楯無さんから依頼を受けていた等身大フィギュアが!!!」

 

「こ、こ、これが・・・・・フィギュア?」

 

 

 あまりの出来の良さに楯無は戦慄すら覚えた。簪の家族である楯無ですら一見しただけではフィギュアと分からなかった。フィギュアのはずなのに生きている様だ。顔も造形としては無表情な状態に作られているのに見つめているとまるで表情がある様に感じてしまう、そんな不思議な魔力を秘めた逸品だった。

 

 楯無はそっとフィギュアに触れてみた。

 

 

 

 髪に触れてみる。その感触は本物としか言い様がなかった。

 

 頬に触れてみる。温かくはないがすべすべで気持ちが良かった。

 

 体を見た。フィギュアにはIS学園の制服が着せられている。

 

 この制服は楯無が太郎に頼まれて渡していた物で正規品だった。

 

 胸に触れる。掌にすっぽりと収まるサイズで揉み心地は筆舌に尽くしがたいものだった。

 

 そして、満を持してスカートをめくった。

 

 

「楯無さん、待ってください」

 

 

 太郎がいきなり楯無を制止した。

 

 

「何で邪魔をするんですか!?」

 

 

 良いところを邪魔されて怒鳴る楯無に太郎はそっとティッシュを差し出した。

 

 

「鼻血が出ていますよ。折角のフィギュアと制服が血で汚れてしまいます」

 

 

 楯無は太郎に言われて初めて自分の鼻から血が出ている事に気付いた。あまりの興奮で出てしまったのだろう。

 

 

「フィギュアを移動させませんか。ここだと落ち着けないでしょう?」

 

 

 楯無がティッシュを鼻に詰めていると太郎がフィギュアを落ち着ける場所に移動する事を提案した。

 

 

 

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 寮の楯無の部屋にフィギュアを運び込むと太郎は気を利かせて直ぐに帰っていった。楯無は暗部の仕事もあるので部屋は1人で使っていた。これでこの部屋には楯無を妨げるものは何も無くなった。

 

 

「簪ちゃ~ん」

 

 

 甘ったるい声を上げながら楯無は簪ドールに抱きついた。顔に何度もキスをしながら色々な部分を触りまくった。腕、胸、脇腹、背中、尻、足と触れていった。そして、太ももの内側に指を這わせる。

 

 

「すべすべね~。ここはどうなって、い、る、か、な~」

 

 

 楯無の指は簪ドールの内ももを這い上がり、ついにはスカートの中へと侵入した。下着の奥に凹凸を感じ楯無は下卑た笑みを浮かべた。もし、この時の楯無の表情を見たら誰もが彼女の事を性犯罪者か精神異常者と判断しただろう。

 

 

「それじゃ~、そろそろ脱ぎ脱ぎしよっか~。お姉ちゃんが脱がしてあげるよ~」

 

 

 まずは上から脱がしていくと可愛らしい小さな花柄があしらわれたブラ〇ャーが現れた。実際に簪が使った物を新品とすり替えて手に入れた物だ。それをゆっくりと外すと慎ましい〇がその姿を見せる。

 

 

「はあー、はあー、じゅる・・・ごくり」

 

 

 楯無は唾を飲み込み飢えた獣の様な息遣いで、簪ドールにむしゃぶりついた。べろ~、べちゃ~と舐め後にチューチューと吸い付く。

 

 

「可愛い〇っぱ〇でしゅね~。でもお姉ちゃんは大ちゅきでちゅよ~」

 

 

 楯無は次に簪ドールのおなかを撫で回し、へそに〇と差し込んだ。ぺろぺろ、シュコシュコほじくるように弄ぶ。数分間そうしていたが、いよいよ昂ぶりが最高潮に達そうとしているのか本丸へと手をかけた。ス〇ートを脱がし・・・・・・・・ついに〇〇〇も下ろした。

 

 そこには薄い〇と〇レ〇があった。花園・・・・そうそれは小春日の花園だった。羽虫が蜜に吸い寄せられるように楯無は自然と顔をそこに埋めた。

 

 

「ありがたやぁ、ありがたやぁ~。簪ちゃんはこの狂った世に舞い降りた観音さまよ~」

 

 

 楯無は多幸感に包まれていた。

 

 

 

 

 苦しい人生だった。

 

 生まれた家が暗部の家系だった。それだけで人生の大半が決まってしまった。

 

 しかし、自分が不幸だとは思わなかった。

 

 自分には上手くやれる才能があった。

 

 その才能で大切な妹も守れると思った。

 

 そして、妹が暗部に関わらないようにする事は上手くやれた。

 

 しかし、妹との関係までは上手く守れなかった。

 

 今、この時だけはそんな事を忘れられた。

 

 

 

 

「かーざしちゃうーんんん!!お姉ちゃん頑張るからねええええ!!!!!!

 

 

 楯無は痙攣しながら絶叫していた。しかし、楯無の部屋は暗部仕様の防音が施されているので、外に楯無の絶叫がもれる事は無かった。

 

 楯無は全〇になり簪ドールに抱きつき、全身を〇り〇け始めた。

 

 

「ぶひゅー、ぶひゅー。簪ちゃんのか、か、からだ温かくなああてえきたねえ」

 

 

 楯無は簪ドールの足を開き、自身の〇〇〇を簪ドールのそれに〇わせて〇を激しく動かした。

 

 

「すっごおおいいいい、簪ちゃあああんんのに触れると電気が発し強いししいrっるっるっるるううrみたいいいい!!!!」

 

 

 楯無はあまりの快〇に〇禁してしまった。涎を垂れ流し奇声を発しながら〇を撒き散らすその姿は完全に〇〇ガイのそれであった。

 

 

「・・・・・太郎さん、流石です。貴方の・・・言う通り・・・・最高の出来です。やは・・・り・・・貴方こそ・・・わたしの・・」

 

 

 楯無は息も絶え絶えに呟いていたが途中で力尽き眠りへと落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

 




こ、これは気持ちが悪い・・・・。

楯無さん、これきついっすわー。でも好きです。結婚してください。

今回は上手くR-15に抑えれていると思います。やったね!



一応23話の無修正版の次話として伏せ字無し版も投稿してます。




読んでいただきありがとうございます。

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