ISー(変態)紳士が逝く   作:丸城成年

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指導(修正済み)

 アリーナの地面に横たわるセシリアは意識を失い、顔は涙とヨダレでグチャグチャな状態だった。ついさっきまで激しい闘いを繰り広げていた影響で、セシリアの体から湯気が立ち昇っている。そのうえISスーツの▽周辺は〇まみれ、パックリと拡がった**からは●●と太郎の◇ー◆■が流れ出ていた。それらの臭いが混ざり合い鼻につく。

 まさに惨状といった状態だが、未だ道半ばとはいえ紳士の端くれである太郎にとっては性欲を掻き立てる呼び水でしかない。

 太郎はセシリアのISスーツの脇のあたりを摘んで引っ張り、隙間からセシリアの秘めたる果実を××××。

 

「ふむ……肌の色に近いピンク、陥没というわけではないですが、△△はあまり目立たない感じですかね」

 

 先ほどまで狂態を晒していた、ケダモノと言っても過言ではないセシリアだったが、その△△は意外にも慎ましやかで、◎全体の形も綺麗な円錐型だった。

 太郎はセシリアのΩΩをツンツンと指で押してみた。

 

「張りが強い、指が押し返されます。これが若さと言うものですか」

 

 感心する太郎は更なる探求のためにセシリアが纏うブルー・ティアーズを引き剥がしにかかる。ブルー・ティアーズをハッキングして量子化してしまおうとした。しかし、その必要はなかった。

 

『うぇへへへ、きんもちぃいい』

 

 機能を停止したと思われたブルー・ティアーズが、気持ち悪い声を上げながら動き出す。損傷の影響でギチギチとぎこちない動きでセシリアを自身から引きずり出す。

 

『次はどうしますのぅ?』

 

 期待のこもった声でブルー・ティアーズは太郎に聞いてきた。ブルー・ティアーズもまた変……特殊な嗜好を持つISコアであった。とはいえ本来であれば彼女ももう少しマトモな振りくらいはするのだが、太郎襲撃事件の犯人だとバレて美星に激しい折檻を受けた事で、今はもう完全に開き直って色々楽しむつもりであった。

 どうしようもないISコアであるが、操縦者次第で如何様にも成長するというコアの特質を考えればむしろ納得の出来である。

 

「ブルー・ティアーズさんも普通に話せるようになったんですね」

『ええ、わたくしほどの高性能なISとISコアにかかれば会話程度造作もありませんわ』

 

 

 太郎の感想にブルー・ティアーズは何故か誇らしげに胸をはる。が、第一世代のISでもスペック的には会話に支障は無い。

 調子に乗っているブルー・ティアーズへ美星が悪態をつく。

 

『雌豚はさっさと待機状態(ぶたごや)に戻りなさい』

「まあまあ美星さん、みんなで仲良くヤッた方が楽しいですって」

 

 シッシと追い払おうとする美星を太郎が(なだ)める。

 美星は豚に対して舌打ちしつつ、太郎の提案を受け入れた。

 

『心の広いマスターに感謝なさい雌豚』

『Thank you very much』

 

 ガツン!

 美星がヴェスパを操作しブルー・ティアーズに蹴りを入れた。

 

『OH~Yes!……じゃなくて、なんで蹴るのよ』

『なんか発音がイラっときたので』

『本場のクイーンズ・イングリッシュよ』

 

 イギリス産でも豚は豚でしょ、と素気無い美星。

 ブルー・ティアーズは口では文句を言いながらも、どこか嬉しそうである。

 太郎はそんな二人のやりとりを聞き、小さく頷く。

 

「仲良きことは良いことです。ではそろそろ」

 

 太郎の視線がセシリアの肢体に注がれる。それに合わせて美星とブルー・ティアーズの意識もセシリアへと移る。

 太郎はセシリアのISスーツをズラして左Θを露出させた。

 

「◎◎は少し陥没気味ですかね。チョイチョイっと」

『あっ、ちょっと立ってきましたわ』

 

 太郎が指で軽く弄ってやると、セシリアの〇〇から恥ずかしがり屋のΩΩが芽を出した。

 ブルー・ティアーズも触発され、指でコリコリと弄ってみた。

 

『ISスーツを脱がし』

「それを取ってしまうなんてとんでもない」

 

 邪魔なISスーツを脱がそうとしたブルー・ティアーズに、太郎が珍しく怒りの表情を浮かべる。

 

「良いですか? 素材の味を楽しむという意味で全■は基本ですが、ISバトルからの流れでヤッているのにISスーツを即脱がしてしまっては趣も何も無いじゃないですか。こういう場合、オプションが重要なんですよ」

 

 あっ、これ長くなるヤツだ。

 ブルー・ティアーズがそう気づいた時にはもう遅かった。太郎の説教が本格的に始まる。

 太郎がセシリアのISスーツを舐め、口に含んでチューチュー吸ってみせる。セシリアの汗でほんのり塩気が太郎の口内に広がった。

 

「例えばこのように視覚的な意味合いだけでなく、味覚、嗅覚、触感などで楽しませてくれるんです」

『わたくしが未熟でした』

 

 半■のセシリアを前に、ブルー・ティアーズは正座で太郎の話に聞き入った。

 太郎もブルー・ティアーズの真剣な様子を見て、弁に熱がこもる。

 

「特に今回のプレイは所謂、▽▽と呼ばれるものなので安易に衣服を剥ぎ取るべきではありません」

『はいっ!』

 

 ブルー・ティアーズが元気良く右手を挙げた。

 

「どうしました?」

『▽▽だと服を×がしてはいけない理由とは何なんでしょう?』

「意識が戻りそうになった時、服を少し整えるだけで誤魔化せるでしょう」

『目が覚めてもそのまま強引にΣッてしまえば良いと思いますわ』

 

 ブルー・ティアーズの愚かで非文明な意見を聞いて太郎は唾を吐き捨てた。

 

「▽▽の醍醐味は意識が無いから出来るという非日常や相手に気付かれずに致してしまうという背徳感を楽しむものです。そして、いつ目覚めるかハラハラしながら挑むスリルを楽しむ行為です。それをあなた、そのまま×××してしまえば良いとは……未開の地からやって来た方か何かですか?」

 

 太郎の蔑む表情に、ブルー・ティアーズは秘かに快感を覚えた。彼女はひょっとすると、もしかしたらMなのかもしれない。

 愚かでMなブルー・ティアーズに対し、太郎の弁舌は止まらない。

 

「あなたはカレーライスをカレーのルー抜きで食べますか。違うでしょう。ルーを抜いたカレー、それはもうカレーライスでは無いです。それと同じようにISスーツとIS操縦者は、両者が合わさって初めて真価を発揮するんですよ」

『あの、わたくしISなので食事は……』

 

 ガツン。

 美星がヴェスパを操って、太郎へ異を唱えようとしたM豚に蹴りを入れた。

 

『おほッ!』

『食事はしないといっても意味は分かんだろうがぁよぉ。それともテメエみたいなISの形をした雌豚には、マスターのこんなに分かりやすい説明すら理解できねえのかあ』

『はい、いいえ、たった今理解しました……へへっ、ありがとうございます』

 

 ブルー・ティアーズのお礼は何に対するものかは分からないが、もし彼女に人間のような顔があれば、さぞ卑屈さと抑えきれない快楽が入り混じった表情をしていただろう。

 さて気を取り直してセシリアの体を堪能しようと、太郎が彼女の胸に手を伸ばしたところで彼女の口から声が漏れた。

 

「んっん~」

 

 太郎の手がぴたりと止まる。意識が戻る可能性を考慮し、太郎は注意深くセシリアを観察する。

 セシリアの体が少し動いている。目覚めの時が近いのかもしれない。

 太郎は慎重を期す。ずらしたセシリアのISスーツを整え、彼女の露出したΘをスーツ内へと収めた。

 

「……こ、ここは? わたくし何を」

 

 太郎がセシリアのあらわになっていたΘをISスーツへ押し込んで間もなく、セシリアは目覚めた。間一髪だった。

 まだ少し意識がはっきりしないセシリアは、頭を振りつつ上半身を起こす。そこで違和感に気付く。▼▼周辺が濡れていて何だか気持ち悪いし、何よりお※が痛い。自身の▼を見てみれば、ISスーツの▼▼部分は●●●しをしたかのように大きな染みができていた。さらに痛むお※に手をやり確認すると、ISスーツのお※部分には大きな穴があり、その周りはξξでべとべとしていた。

 (Θ)頭隠して尻(※)隠さず。太郎の手落ちであった。太郎の隠蔽工作はあえなく潰えた。

 

「どどどど、どうなってますのッ!?」

 

 セシリアは取り乱す。

 混乱、それは仕方が無いことだろう。この状況に陥れば、誰しもが平静ではいられない。

 だがそんな彼女に救いの手が差し伸べられる。

 

「落ち着いてください」

「太郎さんっ!? えっ、あっ、これは」

「大丈夫ですから、まず深呼吸を」

 

 セシリアは太郎に従い、数回深呼吸をすることでほんの少し平静を取り戻した。

 ぎりぎり会話が出来るくらいには落ち着いたセシリアに、太郎は沈痛な表情で現状を騙る。

 

「実は私とのIS戦で不幸なアクシデントが起こり、私の攻撃がセシリアさんのお※に……その衝撃で貴方は気を失ってしまったんです」

「そ、そ、それで……わたくしのこれは、まさか」

 

 セシリアが恐る恐るぐっしょりと◆れた自身の▼を指し示す。

 太郎は何処か遠くを見ていた。目を逸らしたともいう。

 

「格闘技などの試合でも、意識を失ってそういうことになる事例はあります」

「わたくし、わたくしが、が、が、が、が、太郎さんの目の前で粗相(そそう)を?」

 

 まさか、そんなはずは、とセシリアは震えながら太郎に聞いた。

 太郎は安心させるように爽やかな笑顔でセシリアの肩に手を置く。

 

「大丈夫です。そういうの嫌いじゃないので」

 

 太郎からすればマイナス要素ではない。むしろ好きだと叫んでも良いくらいである。

 セシリアにとっては朗報のはずだが、彼女は自分が××してしまった事実のショックが大きすぎて頭に入っていかない。

 

「由緒正しき英国貴族たるこのわたくしが? 人前で粗相(そそう)?」

「凡庸な××××に終始するのではなく、より高次な趣味を嗜んでいると考えれば貴族的と言えなくもないでしょう」

 

 太郎の持つ貴族的なものへの認識は、明らかにおかしい。しかし、それを否定する者はここにはいない。

 常識や慣習といったものは、時代の変遷とともに変化していく。百年前には過半数の人間が当然のように受け入れていたことが、現在では異常であるとされるケースも珍しくない。結局その時代、その場所にいる人間次第である。

 翻って、太郎の認識を誰も否定しないのだから、このアリーナでは貴族とはそういうものであると言っても過言ではないのだ。

 

「た、太郎さん……人前で粗相をしてしまったわたくしに、英国貴族を名乗る資格があるのでしょうか?」

 

 すがる様な思いでセシリアは太郎に尋ねた。それに対し、太郎は首を横に振る。

 セシリアは崖下に突き落とされたような顔になる。だが当然太郎はセシリアを否定したわけではない。

 

「もしこの件で貴方が貴族として相応しくないと言う人間がいたら、こう言ってあげなさい」

 

 太郎は遥か高みから下々(しもじも)の者を見下ろすかのように告げた。

 

「この程度の嗜みなど、貴族なら誰もが通る道である、と」

「そ、それは」

「さあ、何も恥じることなどありません。むしろ誇れば良いのです。貴方には一片の落ち度もないのですから。貴族たる者、そういった非日常に興ずるのも珍しいことではないでしょう」

 

 いや、あんたは貴族ではないし、貴族がどういったものか本当に知っているのか。もし風情を解さない蒙昧(もうまい)な人間がこの場に存在すれば、こういったツッコミを入れただろう。しかし、そんな人間はここにはいない。

 

「貴方こそが貴族の中の貴族、誇り高きセシリア・オルコットでしょう」

「……そうです、わ」

「さあ、もし貴方を▲▲貴族だと馬鹿にする者がいたら、どう言えば良いのか。もう分かりますよね」

 

 セシリアは先程までの太郎の言葉を反芻し、自分の言葉として再構築する。

 

「あら人前での排Ψすら嗜んでいらっしゃらない? あなたには高尚過ぎるかしら。オーホッホッホッホホ」

 

 高らかに笑うセシリア。太郎は出来の良い生徒に恵まれたようだ。

 セシリアはまた一つ高みへ足を踏み出した。果て無き淑女坂を駆け上がらんと。




洗脳って怖いですね。

読んでいただきありがとうございます。
誤字報告もありがとうございます。助かっています。



ペ××を※※ルに入れて
へっへっへ。
ねればねるほど、(腸●と▲▲▲の)匂いが混ざって……。 こうやってつければ……ペロリ。

臭いっ! テーレッテレー!
良い子はプレイ前にちゃんと腸内洗浄しておこう。

そうそう、駄菓子で思い出したんですが、綿あめの中に砕けたアメっぽい物が入っていて、口に入れるとバチバチするやつがありましたよね。ふと思いついたんですが、あれを棒(意味深)に巻きつけて〇や※に挿入するとどうなるんでしょうか? 私気になります。



それにしても伏字するのは大変です。

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