まっまっマグロ!短編集   作:まっまっマグロ!

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簡単な解説

まずこの作品は漫画的な区切りを意識して書いた作品です。なので、小説としては区切りに違和感があると思います。

 

タイトルの174.999999というのは言うまでもなく主人公の女子高生の(鯖をよんだ)身長です。

 

そして今回は「夢見る乙女は救われない」という少し残酷な話をコメディタッチで描いたつもりの作品になります

 

主人公は少し背の高い女子高生。まぁ、女で180近くあるというのは一般的にはモデルとかならいますが、普通の高校ではあまり見ることができません。

 

そんな女子が自分よりも大きな相手に恋をする話です。

 

作中にも書いた通り主人公は外見はあまり派手ではなく、イメージとして阿部共実先生の「空が灰色だから」の第9話「夏がはじまる」に出てくる右澤さん(背の高い子)のイメージ、内面に関しては同じく「空が灰色だから」の高校生トリオのひとり、星畑珠姫(金髪の子)がもっと中身を曝し出さないようになったイメージです。

 

「空が灰色だから」がわからない人はアニメ「あいうら」の岩沢彩生(金髪の子)が黒髪になって中身で実は色々妄想していると考えてください。

 

今回の話は「クール系の女の子が滅茶苦茶甘えたら10倍くらい可愛い」という持論のもと作成しました。(クール系の女の子が胸板に顔を埋めてすりすりしたら滅茶苦茶可愛いですよね!!)

 

小さくなりたい、可愛くなりたいというコンプレックスを持つ女の子が色々悩むという話になっております。

 

話の流れにのって説明すると、

 

「末は大林か木村か」の大林と木村は言わずと知れた日本女子バレーの代表選手です。身長は182、185とそこら辺の男よりも大きく知名度もあるので採用しました。それとこの二人の選出には明記していませんが「日本女子バレーを背負うような逸材になるのでは……」という周りからの期待も込められています。

 

次にジュージャイジャコに関してです。アンデス山脈にある世界一高い活火山で、過去に三度の噴火を記録しています(なので主人公には四度目の噴火もしてもらいました)。

 

当初の予定ではジュージャイジャコではなく富士山を採用し、「私は富士山になりたい!!」と某世界的に有名なテニスプレイヤーのパロディがしたかったのですが高さから考えてエベレストと富士山を比較するのは二人の身長の差を表現することができないと判断しジュージャイジャコを採用しました。

 

そして男にばれたところで「彼には届くのだろうか」というところは「君に届け」というから考えました。男も少し風早をイメージしたのでこのようにしました。

 

 

そして一番考えたのが実はあらすじです。

 

「二人の身長の5㎝もしくは2109000㎝」

 

これは身長の差を表現したものですが、もうひとつの意味として「恋に対する願望は同じだが、同じであるがために離れてしまっている」ということを表現したかったのでこのあらすじに決定しました。

 

最後に、主人公の台詞にもある通り身長180㎝以上ある男は日本に4%しかいません。そこから、高学歴→高収入→イケメンと絞っていくと1%も残らないのではないかと思います。

 

高校生ならまだ「若いな」で済まされますが、アラサーやアラフォーでそんなことを言っていたら目も当てられないので、たまには妥協も必要ですよ。

 

主人公の「一生童貞してろ」の台詞がブーメランにならないよう祈ります。


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