暗殺教室でも俺の青春はまちがっている。   作:sewashi

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本編を投稿します。
番外編が俺ガイルのなぞり見たいに為ってしまいそうなので、本編を進めます。


九十二時間目 決戦の時間

いよいよ迎えた二学期期末試験。

俺らは本校舎のE組テスト教室へ向かおうとすると……

『……E組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺す』

A組の前を通るとA組連中がそう連呼してきた……

怖えーよ、由比ヶ浜もあんな感じになってんのか?

と思ったら本人が向こう側から歩いてきた。

『E組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すヒッキー殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺すE組殺す……』

……なんだろう……途中で一回だけ違う言葉が聞こえたような……気のせいだな。うん、気のせいだ……

俺らは教室へ行った。教室につくと、既ににせ律が座っていた。

「話は本物の律さんから聞いてるダス」

うぉ!? 喋った……って『ダス』?

「全員50位以内が目標だとか。本物の律さんの計算では私や他の成績下位組の頑張りにかかっているということダス」

いや、なんなの? その口調……まあ、いっていることはもっともだ。寺坂とか菅谷とか大丈夫か?

そして、テスト本番。最後の決戦が始まる。

 

「それまで!」

 

最初の英語のテストが終わった。最終問題までギリギリだった……届かなかったやつも多数。

「難しい上に問題量が多すぎるよ~」

「ヒアリングもエグかったな、ビッチ先生でもあんなにボキャブラリー豊富じゃねえよ」

たしかに、ビッチ先生なんて『Yes‼ って感じで、Do itよ! Fuck‼』なんて感じだもんな。

そして社会、理科も終わり、俺の自信の国語……難し過ぎませんかね? 俺は全問解けたけど……

問題を見た瞬間にペース配分決めねえと間に合わねぇ……

そして……俺の最大の難関である数学が来た。

数学はわからん奴にはわからん。だが今回は寺坂と共に赤羽にしっかりと仕込まれた。

えっと、サイコロの確率問題は片っ端から場合分けして解く。漸化式は特殊解に持っていく……

俺はとにかく問題を潰して最終問題を見た。

……うん、わからん。解こうとすれば、時間が足りないな。問題は……たぶん『箱の中のボッチな自分の自分のスペースを求めよ』的な問題だ。たぶん答えは?分のa3剰とかになるはずだ……

……俺はその状況を教室でイメージした。問題は原子だの分子だのだが、つまりは教室に自分を含めて9人居て俺一人だけボッチな状況だ。去年を思い出せ! いつもそんな状況だったハズだ!

だったら俺以外の8人はその場を染めているから、俺のスペースは9分の1? いや、違う!?

問題を見ると俺以外の奴等は教室の外にも繋がりがあり、別教室にも行くことになる!? つまり教室にいる奴等は一人は全員8分の1だ! それが8人……つまりは一人しかいない……つまり答えは……

 

『2分のa3剰』

 

俺はそう書き、調度テストが終わった。




次回はテスト結果。
由比ヶ浜の運命はいかに!?

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