暗殺教室でも俺の青春はまちがっている。   作:sewashi

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最近、八幡のキャラ崩壊してきた気がします。
殺せんせーの影響とでも思ってください(笑)
嘘です。自分が八幡のキャラを上手く表現できていないだけです。
それでも頑張ります。
投稿します。


四十一時間目 音楽の時間

崖を登った俺たちは、ホテルの裏口から律が電子ロックを開けて入るがエレベーターは特殊なICキーがなければ使えないので階段で行くしかないが、見張りが多く、階段へ見つからずに全員がいくことが出来ない。

どうするべきか烏間先生と考える……人数をしぼる?……誰かを囮に使う?……駄目だ。どれもいい案とは思えねぇ……

「何よ、普通に通ればいいじゃない」

ビッチ先生が言う。しかもすぐ近くにあった倉庫からワイン持ってきて飲んでやがるし……酒で状況判断も出来ねぇのかよ! するとビッチ先生は――

「だから普通によ」

ごく自然にロビーに入っていった。ビッチ先生の色っぽい動きに警備員の何人かが視線をくぎ付け。そして酔ったふりをして警備員の一人とぶつかる。

「あっ、ごめんなさい。部屋のお酒で悪酔いしちゃって」

「あ、お、お気になさらず。お客様」

おお、あの警備員。ビッチ先生を普通に宿泊客だと思ってる。

「来週そこでピアノを弾かせていただくものよ。早入りして観光してたの。酔い覚ましついでにね。ピアノの調律をチェックしておきたいの。ちょっとだけ弾かせてもらっていいかしら?」

「えっと、じゃあフロントに確認を」

「いいじゃない。あなたたちにも聞いてほしいの」

警備員は確認を一瞬取りに行こうとするが、ビッチ先生が引き止めて弾き始める。

 

 ♪~♭~♯~♪♪♪

 

め、メチャクチャうめぇ!

腕前はもちろん、弾いてる姿も大きく動きを加えて警備員はほとんどがビッチ先生に視線をくぎ付けにされた。

(20分稼いであげる。行きなさい)

ビッチ先生が指で合図して、俺らは難無くホテルに入ることが出来た。

「すげーや、ビッチ先生」

「ああ、ピアノ弾けるなんて一言も」

「あの腕なら、英会話じゃなくて音楽の先生の方が向いてんじゃねえか?」

「確かに、今度教えてもらおうかな?」

矢田や片岡が言う。

「普段の彼女から甘く見ないことだ。優れた殺し屋ほど万に通じる。彼女クラスになれば潜入暗殺に役立つ技能ならなんでも身に付けている」

そういえばそうだ。ビッチ先生は英語だけじゃなく、十ヵ国語を話せる世界でも一、二を争う色仕掛けの達人なんだよな……その上ピアノま弾けるってことは他にも色々と俺らに隠した技能があるのかもな……そんな相手と普通に毎日顔を会わせてる俺らも実はすごいのか?

なにはともあれ、俺らはビッチ先生のおかげで上の階へ行く。

俺らはここからさらに手強い相手に遭遇することになるかもしれん。




ビッチ先生は音楽の先生の方が向いてるんじゃないか?
と言うのは自分の願望です。なんかオペラ歌手っぽいし……
次回は“スモッグ”登場

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