暗殺教室でも俺の青春はまちがっている。   作:sewashi

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俺ガイルキャラは出さなくていいという声が多いですが、修学旅行編と沖縄離島編のとある都合上、もう一人は絶対に出します。
それが誰かはお楽しみに。とある都合もなんなのかお楽しみに。



六時間目 悪戯の時間

赤羽にちょろいと言われた次の時間の授業、数学。

小テストを行っている中、教室に『ブニョン、ブニョン』という音が響く。なんの音かと気になり音のする方を見ると、殺せんせーが壁に向かって触手を衝いていた。

……壁バンのつもりだろうか?

「先生、うるさい! 小テスト集中できないでしょ!」

「ヌニャ! す、すみません。つい」

クラスの最前列の女子、岡野が言う。

そしてその原因を作った当の本人である赤羽は何やら手にジェラートを持っていた。

……どこから持ってきたの?

「せんせー、俺テスト終わったからジェラート食いながら待っててもいい?」

「駄目です。というか、そんなものどこから……って、それは先生がおやつで楽しみにとっておいたジェラートじゃないですか!?」

あんたのかよ。というか、床に対先生用BB弾が大量に落ちているのだが? 先生はお構いなしに赤羽の席へ向かう。すると……

「ヌニャ!? 床にいつの間に!?」

アレ? 気づいてなかったの?

赤羽は驚いている隙をつき、殺せんせーを射つが惜しくもハズレ。そのあと、赤羽はと食べ掛けジェラートを殺せんせーに突き付けて言う。

「ムカついたんなら、俺の親でもなんでも殺せばいい。でも、それを行った瞬間、もう誰もあんたを先生としては見てくれない」

正論だ。しかも赤羽はマジで殺されても文句が無いように思える。

俺は小町をどうこうされたくないから、そんなことは言えないが。

そして赤羽は全問正解の小テストを殺せんせーに突き付けて教室を出ていった。そのあと、休み時間になり次第、殺せんせーはイタリアにジェラートを買い直しにいった。

 

翌日。教卓の上に対先生用ナイフで刺されたタコがいた。殺せんせーのことではなく本物のタコだ。

「なんだこりゃ?」

「カルマ君の先生を怒らせる作戦だって……」

潮田が言った。しかし、殺せんせーは前に校庭に穴を掘って自身が埋まり『蛸壺』なんてギャグをやったくらい自分をタコだと自覚しているのだが、この程度で怒るのか?

俺は席につく。同時に朝のホームルームが始まると……

先生も教卓のタコに気がついた。赤羽は言う。

「ごめーん、先生と間違えて殺しちゃったぁ。ちゃんと処分すっから持ってきてくんない?」

すると殺せんせーはタコを持って、赤羽の席へ向かう。すると……

「あつ!?」

なにが起きたのか、赤羽の口の中にたこやきが入った。

「マッハでたこ焼きを作りました。カルマ君の顔色を見る限り朝食をとっていませんね?」

赤羽は驚き、殺せんせーは赤羽に言う。

「カルマ君、君が先生を暗殺するのはいいです。そして先生の反撃は手入れです。先生はカルマ君が先生に暗殺を仕掛けるたびに君を手入れします!」

殺せんせーは赤羽に、そう宣言してホームルームを再開した。




同時に投稿している作品。『SAOでも僕は友達が少ない』も興味があれば読んでみて下さい。
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