いかん、本格的に広登がダークサイドに染まりつつある・・・
その内手から電撃でも撃ってきそうです
あ、私事ではございますが、仕事の都合で4月から東京に転勤になりました。
京都の片田舎出身のワイ、戦々恐々
初めてファフナーに乗った時、個人差があるらしいが、シナジェティック・コードの影響で体に変調をきたす場合があるらしい。
昔、一騎先輩に聞いた話では、遠見先輩は酒を飲んで泥酔しているような状態になったとか。
で、変調は人によって異なるようで、今珍しく俺が肩を貸している芹の場合は車酔いというか、目が回ったような症状に襲われていた。
医務室で休んでそこそこマシになったようだが、このまま帰すのも危なっかしいので、家まで送ることにした。
なんだが、俺がこいつに肩貸して家に送るなんて、凄い珍しいことしてる気がする。
「ご、ごめんシュウ……」
「いいよ……お前だって、よくこうして俺を送ってくれた。今回はたまたまそれが逆になっただけだ」
「それだけじゃ…なくて……模擬戦でも……私…あんまり上手に動けなくて……滅茶苦茶なことして」
「最後はちゃんと動けてたろ? それに、最後は剣司先輩ふっ飛ばしてたじゃないか」
目が回ったような状態で無理して喋っている所為か、弱々しい声しか出てこない芹は、不謹慎かもしれないが新鮮だった。
どうも、さっきの模擬戦で思うようにファフナーを動かす、ファフナーになることが出来なかったことが気になっているらしいが、シミュレーターと本物ではわけが違うということか。
俺もそこそこ動けてはいたかもしれないが、いつも体を自由に動かすことをイメージしていたことが、たまたま役に立っただけのことだ。
模擬戦の終盤辺りでは、芹達だってファフナーをかなり自由に動かしていたのだから、そこは心配不要だろう。
芹に至っては、変性意識の影響なのか剣司先輩に頭突きかまして悶絶させてたくらいだし。
「う~……ぎぼじわるい(気持ち悪い)……」
「ほら、しっかりしろ。それとも、お姫様抱っこで運んで欲しいか?」
「ば、バッカじゃないの……ていうか、シュウってばそんなことするだけの体力無いじゃん……」
「おま、病弱だからって舐めんなよ。俺がその気になれば、お前の一人や二人…………あ、うん、やっぱ無理だわ」
「誰が重いってー…?」
「言ってねぇよ、お前の被害妄想だ」
多分俺がそれをやると、芹の家に着く前に、今度は俺が貧血かなんかでぶっ倒れそうだ。
道端で共倒れとか、正直笑い話にもならないしなぁ……
あと……自分から言っといてなんだが、お姫様抱っことか恥ずかしい。
今でさえ、こんなに密着することになって、なんでか無駄に緊張してるってのに……あーもう、何でこいつこんないい匂いするんだよ…
「シュウくん!」
「姉ちゃん……」
「え、絵梨さん……?」
と、邪な感情が生まれないようにしながら芹を運んでいると、アルヴィスの入口の前に待っていたと言わんばかりの様子の姉ちゃんがいた。
アルヴィスの制服姿でキリッとした雰囲気ではあるが、その様子は悲しそうで、怒っているようでもあって。
いや、原因は言われなくても分かっているつもりだ、ファフナーのパイロットになることについてだろう。
この時既に、芹に対してのどこか浮かれたような感覚はどこかに消えてしまっていた。
きっと真壁司令から、自分からパイロットに使って欲しいと願い出た件は伝わっているはず。
その申し出は正式に受理されたのかは、俺の預かり知るところではないが。
「俺に……何か用?」
「用も何も、ファフナーのパイロットの事しかないでしょう? 一体どういうつもりなのか、お姉ちゃんに説明して」
「俺はただ選ばれただけ。それだけだよ」
「とぼけないで。真壁司令から、自分から志願してきたって聞いたわ。どうしてそんなこと……!」
まぁ、話の流れはおおよそ思っていた通りだ、驚くところは何もない。
ファフナーの開発に携わってる姉ちゃんからすれば、進んで乗ろうとしてる俺の姿はどうかしていると映ってるんだろう。
そんなこと、最初から俺だって分かってる。分かった上で、志願したんだ。
でも、こういう展開は予想していた。
だからこそ、昨日は家にも帰らずにアルヴィスの中で寝てたわけだし。
「ちょっとシュウ……? 自分から志願したってどういうこと……?」
「……模擬戦の前に芹にも言ったけど、俺も島の役に立ちたい。だから真壁司令にお願いした」
「ファフナーに乗ることがどういうことか、分かった上で? あれは……!」
「知ってるよ。乗れば乗るほど命を削る」
「それが分かっててどうして!」
そこまで言うと、姉ちゃんは俺に対して、もう最後はいつだった分からないほど激昂する。
あぁ、あれはそうだな……俺が無理して走ったりしてぶっ倒れた時だったか。
ファフナーがどういう兵器かなんて、今では実際に乗ってみて、なおのことよく分かっている。
アレは人の命を喰って動く兵器、自己犠牲を体現するような防衛手段だ。
でもーー
そこに救いを見出す愚かな人間だって居る。
「でも、それは芹達だった同じだ。同化現象はパイロット全員に振りかかる。姉ちゃんは、俺はダメだけど、芹達ならそうなってもいいって言うのか?」
「そういうことを言ってるんじゃないの!」
俺は、姉ちゃんに生まれて初めて卑怯で、最低の言い訳をしている。
こんな返し方、人として最低だと、最もやってはいけない手段だという事は分かっている。
でも、それくらいしないと姉ちゃんは振り切れない。
そこまでしなければ、姉ちゃんが俺を切り捨ててくれない。
「じゃあどうしてなんだ? 俺もファフナーに乗れば戦える、皆を守ることが出来る。守りたいもののために命を懸けるのは、人の為になることをするのは、そんなに悪いことなのか?」
「………シュウ、くん…」
「シュウ…もういい、もうやめて…お願いだから……!」
「ずっと助けてもらってきたこの島に、恩返ししたいって、どうして俺は考えちゃダメなんだ……? 教えてくれ、俺のやってることは悪なのか?」
言葉を失う姉ちゃんを見てか、芹が酔いによる不快感を堪えながらもそう呟く。
悪い芹、またお前に嫌な所を見せることになってしまった。
でも、ファフナーに乗ることを姉ちゃんに無理矢理にでも納得してもらわないといけない。
どんな結果になったとしても、俺にとって、ファフナーで戦うことだけが、島に、今まで助けてもらった人たちへ報いる手段なんだ。
だからここは、どんな手段を使ってでも押し通る。
「答えられないなら……そこを退いてくれ。……もう、俺の邪魔しないでよ、お願いだから…」
「………」
そこまで言った後、姉ちゃんが力なく壁に背をつくまでに時間は掛からなかった。
俺はその横を芹に肩を貸しながら、脇目もふらずに通り過ぎていった。
俺はこの日、初めて姉ちゃんに本気で逆らった。
最初で最後の、本気の反抗だった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
アルヴィスを出て少しした辺り、夕暮れが海の向こうに消えていく光景がよく見える海岸線。
子供の頃、この光景を見ると遊ぶ時間が終わりを告げたのだと、やや憎たらしく思ったこともあったが、今はその美しさに心が落ち着いていくのを感じる。
そんな綺麗な夕日の下でーー
パァンッ!!
と、乾いた、小気味の良い音が小さく響いた。
頬を駆けるジンとした痛みを感じた時、俺は芹に頬を張られたのだと理解した。
「痛い……」
「当たり前でしょ……痛くなるように叩いたんだから……!」
芹は、俺を睨むでもなく、責めるようでもない、今にも泣きそうな顔をしていた。
俺は、こいつにビンタされたことよりも、こんな顔をさせてしまったことのほうにより強い痛みを感じた。
俺は自分自身の覚悟……いや、そんな高尚なものじゃない。
これはただの自己満足だ、俺は自分の自己満足のために人を、家族を傷付けるようなことをした。
思いも、手段も、言い方も、どれをとっても最低だ。
そして芹にも嫌な思いをさせてしまった。
殴られても、俺に文句の言える余地など欠片もなかった。
「どうして、絵梨さんにあんな酷い事…!」
「無理矢理にでも納得してもらうには、あぁするしかなかった、他に思い付かなかった………ごめん」
「私に謝ったって仕方ないでしょ……!」
本当に、優しいやつだと……俺は芹を見て心からそう思った。
確かに、俺が芹に謝ったところで何の意味もない、謝る相手は姉ちゃん以外いないだろう。
けど、俺がファフナーに乗ることへの反対を押し切るには、言葉でねじ伏せるような手段しか取れなかった。
偉そうに高説ぶって話してはいたが、その実、逆に同じことを芹に尋ねられた時、俺は姉ちゃんと同じく答えなど出せないだろう。
そう、俺は自分でも答えられないことを、姉ちゃんに質問したんだ。
自分でも分かりっこないことを、他人に押し付けた。
俺が自分の行動を最低だと感じている最大の焦点はそこだった。
「絵梨さんのことだけじゃない……どうして自分をそこまで追い詰めるの? この前から、ちょっと変だよ……」
「ファフナーに乗る、戦うんだ。もう、姉ちゃんに甘えてなんていられない、それは弱さだ。だから、捨てないといけない」
「嘘」
「嘘じゃない、本心だ」
「だったら、何でそんな辛そうな顔してるの?」
……表情に出るようじゃ、俺もまだまだ弱い、甘い、情けない。
真っ直ぐ、俺の目を見据えながら俺の言葉を嘘だと断じる芹に、俺は自身の甘さを自覚させられた。
そして、芹の目に少しずつ、じわりじわりと涙が滲んでいるのが見えてしまった。
だが、それでも俺から目を離すことはせず、俺の言葉を受け止めようとしてくれる。
もう、もうやめてくれ芹……お前のそんな顔を見せられると……なにもかもお前にぶち撒けて、楽になりたいなんて……そんな卑怯な俺が出てきそうになる。
「なんだか……シュウがいなくなっちゃいそうで……私も怖いよ……」
「俺は……死なないよ、いなくなったりもしない」
その言葉を……果たせるかどうかも分からない、いや俺にその気があるかも定かではない言葉を聞いて、芹は何を思ったのだろう。
信じてくれたのだろうか、疑問を感じることもなく、安心してくれたのだろうか。
いや、そんなバカ話はないだろう。
芹は鋭い、よく気が付くし、俺の嘘を見破ることにかけてはどういう訳か一級品だ。
そして、芹の目に溜まった涙が頬を伝い、雫となって地面に落ちていく。
ダムが決壊したかのように、芹の瞳から涙が流れていき、やや小さく嗚咽を含んだ弱々しい声が聞こえてくる。
「お、おい……」
「あれ…? あれ…? う…うぅ……ごめ…ごめん、なんか…急に……」
「芹……」
ダメだ……またこいつを泣かせてしまった。
自分自身を殴りつけてやりたい気持ちをどうにか押さえつけながら、俺は芹に掛ける言葉を探すが見つからない。
と、俺が迷っている間に、体に『トン…』と柔らかい衝撃が加わった。
見れば、芹が俺に抱きつくような形で体を預けていた。
さっきまで見えていた顔が見えなくなったが、嗚咽と体の震えから泣いていることだけははっきりと分かる。
「ごめん……でも、私も戦うって、ファフナーに乗るんだって言われて、昨日からずっと不安で……でも、シュウもなんかおかしくて……絵梨さんと喧嘩するし……」
「……芹」
「ほんと……ごめん…私が弱音を言う気なんて……泣くつもりなんて…なかったのに……でも、もう色々怖くて、分かんなくなって……」
「…芹は何も悪くない……お前のこと、全然考えてやれてなかった……ごめんな……」
俺は、言葉を探すことさえ出来なくなった。
考えて見れば当然じゃないか、芹だって一緒に戦うんだ、俺と同じで命を危険に晒して。
怖くないはずがない、こいつだって不安だったんだ、怖かったんだ……それでいて俺の心配までして……
きっと、今日一日必死にその不安を抑えこんでいたんだろう。
なのに、俺ときたらどうだ、さっきも芹の前で『命を削る』だとか、『同化現象は皆に振りかかる』だとか……!
俺は大馬鹿だ、自分のエゴを通すために、芹まで不安にさせて。
耐えられなくなったんだろう、決壊したダムみたいにこうして流れだしてしまった。
芹は泣きながら謝るけど、お前が謝る必要なんてこれっぽっちも無いんだ……お前を泣かせたのも、悩ませてしまったのも俺なんだ。
「シュウ……いなくなっちゃ嫌だよ……戦うのも…いなくなるのも…嫌だよ……怖いよ……」
「大丈夫……俺はどこにも行かない…芹のことは俺が守るよ、何があっても」
俺には芹を抱き返してやることくらいしか出来なかった。
それと同時に、腕の中で震える芹の体の華奢さ、小ささに驚きもした。
こんなか細い体をした奴が、いつも笑っている、虫マニアでお節介で優しい奴が、震えながら泣いている、自分と、自分以外の誰かがいなくなることを恐れている。
守りたい、守らなければと、頭に真っ先に浮かんだのは、そんなシンプルな気持ちだけだった。
ーーいなくなるために、ファフナーに乗ろうと、戦おうと、命を使おうと思った。
島を守るなんて、俺にとってはただの建前で、口実なのかもしれない。
でも、芹のことは、芹のことを守るという気持ちだけは、建前でも何でもない。
今の自分の生き方が酷く矛盾していて、デタラメで、身勝手だということを自覚しつつも、その気持ちだけは本物にしたかった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
模擬戦という形でファフナー初搭乗を終え、検査を受けた帰り道。
俺、堂馬広登の心の中は酷く荒れていた……いや、というよりも自信の黒い感情を沈めようとする自分と、それをさらに強くしようとする自分がひしめき合い、グチャグチャになっていると言ったほうが正しい。
二律背反する感情の波に、心の中がざわめいていた。
理由は、明確だった。
「(負けた……ファフナーで…いやファフナーでも……俺は修哉に負けた……)」
模擬戦後、コクピットブロックから顔を出し、外の空気を吸い込んで安堵を覚えていた矢先に聞こえてきたファフナーのメカニックを務める大人たちの声。
『今回の新人、最初はどうなるかと思ったが、最後は形になってたな…』
『最初はなぁ……ま、初搭乗ならあんなもんだろ?』
『いやいや、でもあの滝瀬さんとこの弟さん。彼だけは別格だったよ、まるで真壁一騎の再来だ』
『そう言えば、一人だけ動きが違ってましたね……。新しい世代のエースパイロットってやつですか?』
『なんにしても、頼もしい限りだねぇ。……っと、さぁさぁ、頑張ったパイロットたちの噂はそこまでにして、俺達は俺達の仕事をするぞ』
修哉だけは別格。
真壁一騎の再来。
新しい世代のエースパイロット。
彼ら自身、思ったことを言っているだけであって、そこに悪意など欠片もありはしない。
純粋に良い動きをするパイロットが出てきて嬉しいだけなんだろう。
でも、その評価の中心にいるのが俺ではなく、修哉だという事実が、まるで俺に敗北という二文字を突き付けているように感じてしまった。
シミュレーターでの成績は、俺達5人でそう変わらなかった、負けてすらいなかったのに……シミュレーターと本物では、こうも違うのか?
これが俺と修哉の才能の違いで……俺が負けた原因だっていうのか…?
「(勘違いするな、堂馬広登……! ファフナーに乗るってことは、島を守るってことは勝ち負けじゃねーんだぞ!)」
そう心の中で自分に言い聞かせても、波打つ心は全く静まってくれない。
ファフナーのパイロットに選ばれた、これで修哉に勝てる!
ーー修哉もパイロットに選ばれた
パイロットとしての腕で勝負だ、健康体で、日頃から体を動かしてる俺が勝つに決まってる!
ーー修哉は体が弱いのに、俺達の中の誰よりもファフナーを上手く動かしてみせた
エースパイロットは俺だ、俺がエースになるんだ……
ーー大人たちが言っていた、エースパイロットは修哉だと
頭の中で、相反する言葉が次々と浮かんでは消え、浮かんでは消えていく。
勝ち負けじゃないと、優劣ではないと、どっちが上で下かではないと、考えれば考えるほど、膨らみ、押さえつけておけなくなる。
修哉に対して、考えてはいけないような、どす黒い感情が存在感を増していく。
「(あいつは関係ねぇだろうが!! 修哉がパイロットになろうがファフナーに乗ろうが、操縦が上手かろうが……島は、芹は俺が守るって決めたんだろうが、堂馬広登!!)」
そうだ……島と芹を守るんだって、朝決めたじゃないか。
その気持ちに、修哉のことは何も関係がないだろ。だったら、何を迷うことがあるんだ!
心の葛藤は、全く解消はされていない……けど、そう考えることで、俺は自分自身を保てる。
いつものお調子者、ムードメーカー、竜宮島のジャーナリズムの第一人者、堂馬広登を保っていられるんだ。
ーーでも、俺は帰り道の途中で見てしまった。
そんな俺の心の葛藤を、自分を保とうとしていた意思を、どす黒い感情を押さえつけていたものを、叩き折るような光景を。
「シュウ……いなくなっちゃ嫌だよ……戦うのも…いなくなるのも…嫌だよ……怖いよ……」
「大丈夫……俺はどこにも行かない…芹のことは俺が守るよ、何があっても」
それは、第三者から見ても綺麗な光景だった。
涙を流しながら、修哉に抱きつく芹と、抱き返す修哉。
修哉に弱音を吐く芹と、それを受け止め安心を与える修哉。
誰が見ても、どう見ても、二人の間に入り込む余地がないと確信させるような、決定的な光景だった。
ギリっと、歯を噛み締める音と、拳を考えられないような力で握っている自分がいた。
親友に、幼馴染に抱いてはいけない黒い感情を押さえつけるのをやめた堂馬広登が、そこにはいた。
芹は、俺が守るんだ!!
ーー芹が頼りにしているのは修哉だ
誤解のないように言いますと、私は広登というキャラは結構好きです。
ゴウバインですし、二期では剣司のような先輩パイロットとして頼もしいですし、ゴウバインですし。
フェストゥムの『あたなはそこにいますか?』といういつもの問に対して、『見りゃ分かんだろうがぁ!!』と答えてた辺りはシビレました。
今回は、お姉ちゃんとの決別?というか、亀裂を生むようなお話から始まりました。
シュウとしては、嫌な言い方をしていますが、姉に切り捨てられようとしているのです。
そんなことなかなか出来るもんじゃないと分かっちゃいるんですが、色々と追い詰められてますからね。
で、続けて芹ちゃんを泣かせた不届き者、シュウでございますよ・・・
やってしまいましたなぁ…(憤怒)
このシーンについては、ファフナーに乗るということ、戦うことへの恐怖を補完した形になります。
あんなの恐いに決まってますからね、そこにシュウの悩み事が重なれば色々こんがらがって不安定にもなります。
劇中ではあまり戦う前の、実戦前の恐怖が書かれていないので、ちょこっと…
で、最後の広登視点になる訳です。
この2人は、近いうちに衝突すること必至です。
最終的にどうなってしまうのか、芹との関係もそうですが、シュウと広登の関係にも注目頂ければと思います。
今、『お、ホモスレやんけ!』とか思った方、廊下に立っててください。
次回は一転して癒やし回です。それが終わればフェストゥムとの初戦闘ですね。
今回は泣いてしまった芹ちゃんが活躍(いい意味で)してくれます。
書いてる途中ですが、『こいつら……イチャツイてやがる…!』とやや戦慄してます。
ではでは~