色々なIF集   作:超人類DX

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ぶちこむぜ。

色々と……


開戦前の赤き龍帝の系譜

 

 

 

『テメーみたいな良い子ぶった言葉垂れ流して勝手に酔ってるだけのカスごときに何がわかる』

 

 

 元々私に対して特に興味も無さそうな男の人が私に向けて言い放った言葉は、私の心に深々と突き刺さった。

 生きていてくれた私の生徒一人である南雲君の仲間の一人であり、私達とは違う方法でこの世界に召喚されたと思われる謎の男性。

 

 その容姿から私はてっきり南雲君達と同年代と思われたその方は、聞けば私よりも年上だとの事。

 

 そんな不可思議な男性が私に対して嫌悪に歪めた顔をしながら言い放った言葉が頭から離れない。

 

 

『大事な人以外が死のうがどうでも良い。ふん、結構な事だろう?

どうでも良い赤の他人の為に命張ったあげく、大事な人が傷ついたら本末転倒だしな?』

 

 

 私の考え方を真っ向から否定し、私の考え方を心底『反吐が出るほどに甘い』と切り伏せた。

 

 

『俺は少なくともそうやって生きてきた。

大事な人の為なら邪魔な奴等は皆殺しにしてやった。

テメーがイカれた異常者なんてのは自覚してたけど、それでもあの二人はそんな俺を受け入れて、そして愛してくれた』

 

 

 まるで私が南雲君に願った生き方とは正反対の生き方をしてきたような言葉。

 

 

『俺はそうした生き方に後悔なんてしちゃいないし、幸せだったからな。

けっ、何が幸せになれないだ。テメーの物差しで勝手に人の幸せを測るなよ』

 

 

 私はまだ彼の事は何も知らない。

 どこから来たのか。これまでどうやって生きてきたのかの全てを知らない。

 わからないけど、私を否定するその目の奥に揺らめく――黒い炎のようなものだけはなんとなく見えた気がした。

 

 きっと、私が南雲君に願った生き方とは正反対の――大切な人達以外の全てを切り捨て続けた生き方をしてきたのだと。

 

 

 だから私の言葉に彼は反応をしたのかもしれない。

 だから私の考え方を甘くて反吐が出ると嫌悪に顔を歪めたのかもしれない。

 

 

「ほんと器用な事をする。

地面に錬成の力を使って即席の城壁を作るなんてな……」

 

「被害はなるべく最小限に抑えたいからな。

それよりお前こそ大丈夫なのか? ドライグとの戦いの傷は――」

 

「残念ながら、精神を基本(ニュートラル)に戻したせいで、とっくに絶好調だよ……」

 

「……。そうか」

 

 

 

 あれ以降、彼が私に声を掛けることも、そして見ることも無い。

 まるで私の事はそこら辺に落ちた石ころと同じだと言わんばかりに……。

 いえ、私だけでなくこの町の人々の命なんてどうだって良いのだろう。

 

「ハジメさん、イッセーさん。

そろそろ見えてくる頃ですね?」

 

「ああ」

 

「だな……てか頭数が明らかに増えてね?」

 

 

 彼にとって、赤の他人でしかない私達の命なんてこれから倒す魔物達となんら変わらないのだから……。

 

 

 

 

 

 

 自分の言葉の全てを――なんなら信じてきた人の光そのものを否定された畑山愛子は、本当の意味でものついでに魔物の群れを撃退する気になったハジメ達を手伝うつもりで町の住人達を可能な限り避難させる。

 

 

「愛子、少し休んだらどうだ? もう丸一日以上動いているじゃないか……」

 

「大丈夫です…!」

 

 

 戦闘能力の無い愛子に魔物を撃退するだけの力は無い。

 無いからこそ自分に出来ることを可能な限りやった愛子はハジメが魔物を群れの侵入を防ぐ為に町の四方を取り囲むように錬成して作り上げた壁の上から町の外の様子を確認しているハジメ達に女性と子供の避難だけはなんとかさせたと報告する。

 

 

「南雲君! 女性と子供な避難はなんとか完了しました!」

 

 

 そのハジメの傍にはあのイッセーも居るのだが、ハジメが返答をするのとは対照的にイッセーの反応は皆無だ。

 

 

「可能な限りの住人の退避は出来ただとよ」

 

「そりゃあご苦労な事だな」

 

 

 最早畑山愛子という存在そものに興味が無いとばかりなイッセーの淡白な態度に対してハジメ達は苦笑いだ。

 

 

「そこまで毛嫌いする事も無いのではないか?」

 

「毛嫌い? 別に毛嫌いなんてしちゃいないよ。

細胞レベルであのチビには興味が無いだけだ」

 

「それはそれでどうなのでしょうか……?」

 

「今のイッセーの一言が聞こえてたみたい……。

下でプルプルしながら泣いてる……」

 

「知るか。勝手に泣かせとけ」

 

 

 素っ気なさこそあれど、他人に対してこうまで攻撃的なイッセーは初めて見るとハジメはユエの言うとおり壁の下でプルプルしながら泣いている愛子を見ながらため息を吐く。

 

 

 

「別に否定するつもりもないさ。

そういう考えもあるってのも理解はするさ。

けど、俺とは一生涯相容れないってだけの話だし、別に良いんじゃないか? 優しさとやらで世界平和を目指したいなら勝手にやれば良い。…………俺とは関係ない所でね」

 

(うわぁ……)

 

(ここまで辛辣なイッセーって初めて見るかも……)

 

(線引きが極端すぎる人ですからね……)

 

(虐められはしたいが、拒絶されるのは嫌じゃなぁ……)

 

 

 こりゃ駄目かもわからんね……とハジメ達が、イッセーの完全拒否反応を見つつ思う。

 そう考えれば、先程強引にティオが攻め行っても拒絶はしなかったので、少なくとも確実に愛子達よりはティオへの好感度は高いようだ。

 

 

「そんな事よりもだ。

この件について南雲君の意見を聞いてみたいと思うんだけど……」

 

「? なんだ」

 

「この魔物の大群をけしかけて来たのと、ドライグを操ってた奴は同一人物だと思うか?」

 

 

 その上、今のイッセーは愛子の事よりもこの魔物の大群を仕掛けてきた存在がドライグを無理矢理操っていた存在と同一の者かについてである。

 

 

「どうだろう。

確かにこの件は自然的なものではなく人為的なものである筈だが……」

 

「?」

 

「正直、魔物10万体以上よりもドライグ一人の方が圧倒的に強さだけで言ったら上だと思うし、イッセーとしてもあのドライグがそんじょそこらの奴に操られるなんて思ってないだろ?」

 

「そりゃあね。

ただ、ドライグは『本来のパワー』を失っていたからな……」

 

「どちらにしても、この魔物の大群をけしかけてきた奴を取っ捕まえて色々と吐かせる必要はありそうだ」

 

 

 

 いくら本来のパワーを失っていたとはいえ、かつては自分と共に数多のドラゴンを粉砕し、一時は龍の頂点にすら君臨したドライグがそう易々と操られるものなのか、だとするならその者の洗脳能力は下手をすればかつて殺した男以上のものなのかもしれない。

 

 

(もしあのゲスを越えた精神支配能力を持つのだとしたら、南雲君達に気付かれずに秘密裏に消す必要がありそうだな。

………もっとも、思考回路までもあのゲスと同じたとは思いたくもないが)

 

 

 

 全てをハジメ達に語って下手に不安を煽る真似はしないものの、イッセーにとって脅威であることに間違いはない。

 それが神なのか、それともこの世界に蔓延る誰かなのかは今のところ不明にしてもだ。

 

 

(どちらにせよドライグの誇りを土足で踏みつけたゴミは見付け次第確実にブチ殺す。

いや、ただブチ殺すだけじゃあ済まさない――考えうる手を総動員してそいつには苦痛を与えてからぼろ屑のように殺す……!)

 

 

 どちらにしてもイッセーの心はその何者を確実に――それも考えうる全ての手を駆使して苦しみを与えてから殺すと決めている。

 皮肉な事に、封印を解いた精神の異常がかつての頃に近い炎を灯している事にまだ気付かず。

 

 

「のうイッセー。

戦いが始まる前に聞いておきたいのじゃが……」

 

「んぁ?」

 

 

 そんな心の炎に気付いているのは今はティオだけなのかもしれない。

 

 

「お前様が精神(アブノーマル)の封印を解いた際……えと……」

 

「あんだよ?」

 

「わ、妾に接吻をした意味はなんでなのじゃ?」

 

 

 

 寧ろ色々な意味で現在進行形で火照っているのがティオなので。

 

 

 

「そういえばそう。気になる……」

 

「こ、今後の参考に私も気になります……!」

 

「あれは単にティオに預けただけで、別にそういう意図はまるで皆無――」

 

「皆無!? い、いきなり奪っておきながらっ!? 妾の初めてをそんな曖昧な理由で奪ったのか!?」

 

「え、初めてだったの? ………なんかごめん」

 

「ごめんじゃないわー!!!」

 

 

 

 ティオにリアスの精神を預けた理由でわざわざ口移しをしたのもそれが理由で深い意味はないと真顔で言うせいで怒り出すティオ。

 

 

「それは普通に最低だよイッセー……」

 

「女性の唇をいきなり奪っておきながら……」

 

「そ、そうじゃそうじゃ! 妾は今の言葉でかなり傷ついた! だから―――むちゅー!!」

 

「ぬぉ!? な、なにしやが――うおっ!?」

 

「背中は抑えました!」

 

「重力の魔法を使った……今がチャンス……!」

 

「恩に着るぞ……! イッセーよ……覚悟ー!!」

 

「んむむむーーーー!?!?? ぷは!? や、やめろ……し、舌を入れるんじゃ……むむむむーーー!?!?」

 

 

「緊張感の無い奴だな……」

 

 

 

 ほぼ不意打ち同然に今度は強引に奪われていく様を見ていたハジメは呆れながらもイッセーに手助けするつもりはなく、南無南無と手を合わせるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「来たぞ……」

 

 

 とにかくこの戦いはイッセーにとっての宣戦布告。

 かつての世界で世界と神そのものに中指を立てた時と同じ……。

 

 

「六万どころじゃないな……15万も居やがる」

 

「数が増えようが同じだな。

15万だろうが、0.1ドライグにもなりゃしねぇ……」

 

 

 

 押し寄せる総勢15万の軍勢を前に、首筋のあちこちに虫刺されのような跡だらけのイッセーが無意識に己の右胸を親指で押し、精神に燃料をくべるのだが、どうにも格好がついていない。

 ちなみにティオはといえば傍でニヘラニヘラしながら、協力者であるシアとユエにお礼を言っている。

 

 

「まずは数を減らす!!」

 

 

 どこか突っ込みたい顔をしているハジメに見られてつつも、今さっきまでのやり取りなんて無かったとばかりに、押し寄せる軍勢を前に獰猛な狩人のような笑みを浮かべたイッセーが挨拶代わりとばかりに両手にリアスから託された消滅の魔力を生成し、溜め込んだ消滅の魔力を腰に構えて一つの球体へにする。

 

 

「消滅・10倍――――」

 

 

 

 流石に15万の軍勢相手にチマチマとハジメ達に力の扱い方を教えながら戦うのは時間が掛かるので、まずは半分ほど消し飛ばす。

 それがリアスから託された、バアル家特有の魔力性質と自身の必殺技を融合させし奥義。

 

 

「ドラゴン―――「南雲!!!」――んが!?」

 

 

 

 消滅魔力・10倍ドラゴン波、相手は消え去る。

 下手すれば大陸全土を一瞬で消し去る規模のものをぶちかまそうとしたその瞬間、壁の下からハジメを呼ぶ声が割り込んできてしまい、思わず撃つのを止めてハジメと共に壁の下を覗いてみると……。

 

 

「ご、ごめん。私達は止めたんだけどさ……」

 

 

 そこには申し訳なさそうな顔をしているハジメの元クラスメートの女子と、武器を手に持った町の男達が……。

 

 

「それなりにキメてやろうとしたのに……」

 

「いや、妾的に止まってくれた方が良かったかもしれぬ。

今イッセーが放とうとしたドラゴン波は、ただのドラゴン波ではないだろう?」

 

「え? あぁ……リアスちゃんの消滅魔力を混ぜ込んでた」

 

「………そのまま撃っていたら目の前の土地の全てが消え去るのではないのか?」

 

「いや、加減はしてたよ。

ちょっと地図の書き換えが必要になるだけで……」

 

 

 何やら俺達も戦うと言い出している男達を前に困った顔をしているハジメの後ろで、水を刺されて軽く萎えた顔をしていたイッセーとティオが話をしている。

 

 

「この町は観光地でもあるのじゃぞ? 消し飛ばしたら完全に寂れてしまうではないか」

 

「え? あー……言われてみればそうか」

 

 すっかりその後の町の住人の生活のことを忘れていたイッセーにティオは呆れた顔だ。

 

 

「つーか、何を揉めてんだよ?」

 

「どうやら町の人達が私達と戦うと言ってるみたいで……」

 

「はぁ? …………流石に無理っつーか余裕で邪魔なんですけど」

 

「自分達の住む場所くらい自分達で守りたいのじゃろう」

 

「それが無理だからわざわざ南雲君に頼ったんじゃねーのかい……」

 

 

 

 仮にこのまま町の連中まで戦いに参加したら、ますますドラゴン波といった広域殲滅技が使いにくくなると、鬱陶しそうな顔をするイッセーは、ハジメとその傍で『どうする?』と聞くユエを見ていると……。

 

 

「聞け! ウルの町の勇敢なる者達よ!!」

 

 

 突然ハジメが町の人々に向かって、仰々しい口調で声を張り上げた。

 

 

「この戦いは既に勝利も同然だ! 何故なら我々には女神の加護のもとにあるのだ!!!」

 

 

 急に変な事を言い出すハジメに、町の住人のみならず後ろで聞いていたイッセー達も首を傾げる。

 

 

「急にどうしたんだ南雲くんは?」

 

「ふむ、何か考えがあるのじゃろう」

 

「女神とは……?」

 

 

 一応近づいてくる魔物達に向かって然り気無く拾った石ころを投げつけ、弾丸のような速度と共に何体か打ち落としながら耳を傾けるイッセーとティオとシア。

 すると突然ハジメが壁から飛び降りると、同じくポカンとしていた畑山愛子を指し……。

 

 

「その女神の名は! 豊穣の女神こと愛子様である!!」

 

「んぇ!?」

 

 

 突然名指しで呼ばれた愛子からしたら訳がわからずに混乱するのだが、それをガン無視するハジメは再び壁の上へと飛び乗り、今度は町の人達には見えない角度からユエの肩に手を置き、無言で合図する。

 

 

「我等の傍に愛子様がおられる限り、我等に敗北はありえない!! 我等は愛子様の剣であり盾!!」

 

「あ……うん」

 

 

 その意図に気付いたユエが小さな声で詠唱を開始し、ハジメは天に向かって指を指せば、若干ながら竜の形をした魔力が天から降り注ぎ……。

 

 

「これこそ、愛子様より教え導かれた女神の剣の力である!!!」

 

 

 

 大地を軽く焼き焦がした。

 一見すればあまり大したものには見えないかもしれない。

 しかしあくまでも普通(ノーマル)である町の人々達にすれば、奇跡のスピリチュアル的なパワーに見えてしまうものであるし、その証拠とばかりに呆然としている町の住人達に向かってハジメは間髪入れずに畳み掛ける。

 

 

「愛子様……万歳!!」

 

 

 その瞬間、町の住人達は雄叫びを上げながら女神に祭り上げられた愛子のもとへと走り出す。

 

 

「ちょ!? ちょっと南雲君!?」

 

 

 当然勝手に祭り上げられた愛子は抗議しようとするが、ハジメはニヤリと笑いながら言う。

 

 

「豊穣の女神だなんて呼ばれてるんだ、いっそ本当の女神になったら良いだろう?」

 

「い、良いわけ無いですよっ!? こんなの――」

 

「じゃあ先生もイッセーと戦うか?」

 

「う……そ、それは」

 

 

 要するにお前が足手まといになる住人達を抑えるための偶像になれと言われてるも同義であり、勿論そんなものになるつもりもない愛子だったが、ハジメのその一言で声が詰まってしまう。

 

 

「一応聞いてやろうか? おいイッセー」

 

「これがシロえ◯んの必殺投球! WWW(ワンダーホワイト)ボール!!! え、どうした?」

 

「先生がもし戦闘に参加した場合、危なくなったらどうする?」

 

「は? あー……うん、残念でした、来世に期待してください」

 

 

 挙げ句の果てにもし自分が戦闘に参加し、危なくなってもイッセーは間違っても助けはしないと断言されてしまう始末。

 そのあまりの躊躇いのない言い方に、またしても涙目になる愛子。

 

 

「お、おざなりに見捨てる発言されたァ……」

 

「えーと、だからアレだ。適材適所って奴だよ先生。

取り敢えず先生には町の連中のことを頼んだ」

 

 

 イッセーとシアとティオ……そして途中からユエも一緒になって迫り来る魔物の軍勢に向かって石を投げつけており、妙な投球フォームまで披露する辺り、中々に余裕がありそうなのにも関わらず平然とお前は知らん発言をされる愛子の明日は誰にもわからない。

 

 

「ふぅ、これで存分にやれる……って、お前ら何してんだよ?」

 

「ハジメさんの準備が整うまで取り敢えず皆で石を投げてある程度数を減らそうかなって……」

 

「見ればわかるが、なんで揃ってドラ◯ースみたいな事してんだよ……?」

 

「イッセーが投げ方を教えてくれるからつい……」

 

「意外と投げ方を教わって投げてみると面白くての。

それに見てみろ、ざっと二百匹程は倒せたぞ?」

 

「……………オレにも教えろよイッセー」

 

「ん、良いぞ。

じゃあまずは無難にW(ホワイト)ボールの投げ方を……」

 

 

 

 こうして軍勢との戦いが厳かに始まるのだった(嘘)




補足

ティオさんにリーアたんから明け渡されていた異常を仕込ん出たりする。

それを使いこなせるかは今後のティオさん次第。


最近徒党を組始めた娘さんに初めてしてやられたとしても、多分この件はイッセーが悪い。




多分イッセーと愛ちゃん先生は性格から考え方に至るまでが完全に水と油ですね。
………あれ、もしかしなくても勇者君ともか?

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