色々なIF集   作:超人類DX

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続き

後半は茶番


疑惑の男

 

 

 

 最近、寝るのが少しだけ怖い。

 

 ティオという竜人族の娘さんによってこの世界で目覚める以前は見ることの無かった夢を見てしまうから。

 

 

 過去の――良いも悪いも含めた幸せだった夢。

 

 もう二度と戻ることが出来ない夢。

 

 何度も死にかけたり、心が折れそうになったり、辛いこともあったけど、確かに幸せだったあの頃の夢。

 

 俺にとって生きる動機であり、全てであった――大好きな人達と一緒に抗い続けた夢。

 

 

 そんな夢を眠る度に見てしまうからこそ、俺は眠る事を苦痛に感じてしまう。

 どうあがいても、あの頃には戻ることは出来ないという現実を叩きつけられていくから……。

 

 イッセーは決して今と先を見ようとはせず、過去しか見ていない。か……。

 

 ちょっと前にあのティオという娘さんに言われた時に、 何も言い返せなかったのはまさにその通りだよ。

 

 そうさ、『進化』を否定した時から俺の中での時間は止まったままだ。

 ドライグとリアスと生きていたあの頃から……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 結局一睡もすることなく、ブレーキの壊れたダンプカーのような勢いでティオに迫られ続けたイッセーは、ハジメがフューレンの街のギルドにて依頼された仕事の手伝いをするべく、早朝の時点で準備を整えていたハジメ達と合流し、ウルの町の出入り口なた続く通りに居た。

 

 

「えーと、確かどこぞの冒険者一行に同行したどこぞの貴族の坊っちゃんを探すんだっけか?」

 

「そうだ。生きていたらそのまま連れ戻し、死んでいれば適当にソイツが身に付けているものを証拠として持ち帰るんだ」

 

 

 何かしらの条件があっての仕事らしいのだが、実の所イッセーはその条件についてはよく解っていない。

 

 

「お前達のステータスプレートを『一切こちらの事情を聞かず』、『他言無用』で作成させる事と、ギルド関連を含めた全てのコネクションを用いて俺たちの要求を通させることだ。

特にコネに関してはこの先教会側から指名手配をされても、それに対抗しやすくなる」

 

 

 改めて聞いてみると、どうやらハジメなりの考えがあったらしい。

 

 

「その教会ってのがウザいなら消してきてやろうか?」

 

「あのな、いくらお前でも――――――なんか普通に出来そうだから困るが、なんでもかんでも消してばかりじゃ解決にならんだろう? それにお前にそんな事はして貰いたくないんだよ」

 

「んにゃ、ガキの頃にリアスちゃんを滅するってほざいた教会の悪魔祓い共をぶち殺した後、そのまま天界に乗り込んで天使共を皆殺しにしてやったぞ?」

 

「それはそのリアスって女の為だろう? ……正直、オレ達がリアス・グレモリーと比較されるまでもなくお前にとって大事じゃないと思われてるくらい自覚はしてる……。

だからそこまでしなくて良い」

 

 

 一々やることが大雑把なイッセーの提案を断るハジメの表情は少し苦々しいものを感じさせる。

 

 

「これ以上お前に借りっぱなしは嫌なんだよ、オレがな」

 

「ふーん……? キミがそれで良いってんならそれで良いけど――って、よくよく考えたら教会の総本山がどこなのか俺知らんかったわ」

 

「大雑把な奴だお前は……」

 

 

 

 

 

「本当に極端ですねイッセーさんって……?」

 

「きっと私達がリアス・グレモリーだったら、聞くこともせず即座に殺しに行ってたかも……」

 

「その情熱をもう少しだけ妾に向けて欲しいのじゃが……」

 

 

 こうして、人知れず世界が詰み直前まで追い込まれようとしていた会話は終わり、気を取り直して仕事の目的地へと出発しようとすると……。

 

 

 

「待ってください南雲君!」

 

 

 先日、無意識に殺る気スイッチが入りかけたイッセーのせいでゲロまみれになってしまった畑山愛子と同行者である数人の生徒達が妙に堂々とした出で立ちで呼び止める。

 

 

「南雲君達はお仕事でここに来たのでしょう?

それなら人数は多い方が良い筈です。

したがって、私たちも同行します!」

 

「……………」

 

 

 宣言する愛子達。

 だが、その視線は嫌そうな顔を隠さなかったハジメの隣で『つーか、そろそろ髪切りてーな』と少し伸びた焦げ茶の髪をいじっているイッセーに向けられており、若干引け腰だった。

 

 

「昨日話した清水の情報もこれ以上得られないし、俺達的にも同行した方が都合が良いんだよ」

 

 

 そう続ける男性生徒だが、ハジメの横で『んがぁ、ティオのせいで微妙に肩が凝ってらぁ』と首回りの関節をバキバキ鳴らすイッセーの挙動ひとつひとつにビクビクしている。

 

 

「あのな……言ってることと態度が真逆すぎんだよアンタ等。

どこからどう見ても邪魔にしかならねーし、要らねー―――」

 

 

 当然そんな連中に着いてこられても寧ろ邪魔にしかならないと断ろうとするハジメだが、愛子が被せるように言う。

 

 

「お願いします南雲君……!

私は教師として生徒を元の世界に還す責任があります。

これだけはどうしても譲れません……!」

 

 

 教師として、大人としての責任だと訴える愛子にハジメはむっと言葉に詰まらせると、愛子の視線はイッセーに向けられる。

 

 

「それに、昨日は……色々ありましたが、そちらの――えと、男性の方」

 

「イッセーだ」

 

「あ、はい、イッセーさんに確認したいことがあります」

 

「……確認だと?」

 

 

 愛子の言葉にハジメは隣に居たイッセーに視線を移す。

 どうやら本人はまったく聞いてないようだが、愛子はそれを知ってか知らずかイッセーに向かって言った。

 

 

「イッセーさん……アナタは私たちと同じ『召喚された方』ではございませんか?」

 

「……………………」

 

 

 その愛子の言葉にハジメ達の目付きは変わり、愛子の同行者であるクラスメート達もまた初耳だとどよめく。

 

 

「ど、どういうこと愛ちゃん先生?」

 

「そ、そいつが俺達と同じだって……?」

 

「はい。

昨日はその、取り乱してしまったので気付けませんでした。

けれどよくよく思い返せば、昨日の食事の時の会話はおかしかったです。

例えば、ニルシッシルという料理を私たちの世界と同じ『カレー』と呼んでいましたし、福神漬けの事も知っていました」

 

「…………オレが元の世界について教えただけだとは思わないのか?」

 

 

 別に隠す必要は本人のこのあっけらかんとした態度を見れば無いが、あまりイッセーの事は知られたくはなかったハジメが愛子にそう話すが、愛子は首を横に振る。

 

 

「召喚者はこの世界の人々より何十倍の力を持っている。

ともなれば、その方のあの威圧感にも納得できますし、何と言いますか、普通に私達の世界でしか聞かない流行り言葉とかも使ってたので……」

 

「…………」

 

「だ、だけどこんな奴クラスに居なかったぞ?」

 

「そもそも同じ学校に居たのかも怪しいし……」

 

「それは、あの方が私達とは違う場所で召喚されたのかと

王宮の報告によれば、オルクスの迷宮で遭遇した際、そちらの竜人族の女性と共に居た……。

つまりそれは、私達より前に召喚された方という事では?」

 

 

 『違いますか?』と少しだけ震えながらも強い目付きでイッセーを見据える愛子に、生徒達も一緒になってイッセーを見る。

 それに対して、全く話を聞いていなかったように見えていたイッセーは……。

 

 

「半分は正解だお嬢ちゃん。

確かに俺は、違う世界からこの世界に呼び出された存在だ」

 

『!!?』

 

「ま、マジかよ……」

 

 

 ヘラヘラと笑うイッセーの言葉にクラスメート達が驚き、愛子もまた当たってしまった推察に驚く。

 

 

「い、一体アナタは……」

 

「さぁ? 別に俺は君達が頼まれてる代理戦争の駒として呼び出された訳じゃない。

ただ、ここに居る南雲くんのサポートみたいな仕事をしてるってだけのそこら辺の男だよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 自分達とは違う場所で召喚された異世界人という事実を改めて本人の口から聞かされた愛子達は、そのまま押しきる形でハジメ達に同行し、今はハジメの錬成師としての力で作成されたジープに乗って山道を走っている。

 

 当然その道中は、自分達とは違う場所で召喚された男ことイッセーへの疑問ばかりだった。

 

 

「これだけの人数が乗ると狭いのぅ? じゃから仕方ないので妾はイッセーと密着しよう。仕方ないからな!」

 

「あーもう! 南雲くんよ! これ動かしながら拡張工事とか出来ないの!?」

 

「悪いが、オレの技術不足で不可能だから我慢しろ」

 

「イッセ~♪」

 

「もがががっ!? い、息……でき……!?」

 

『………………………』

 

 

 

 だが本人に聞こうにも空気的に聞けなかった。

 なにせ、本人は竜人族の少女のメロンに押し潰されているので。

 

 

「な、南雲君はしってたのですか? 彼の事を……?」

 

「ある程度はな。

で、アンタ等はイッセーの事を知ってどうするつもりだ? 王宮に報告でもするつもりか?」

 

 

 ジープを運転するハジメの冷ややかな声の問いに愛子達は一方的にティオからじゃれつかれているイッセーを横目に首を横に振る。

 

 

「いえ、報告はしません。

オルクスの迷宮の件により、王宮からは召喚者達を排除せんとする者と認識されてしまっています」

 

「多分言えば、確実に世界に向けて指名手配されるだろう」

 

「でも、昨日のその……あの人のヤバさみたいなのはわかったつもりだし、下手につつくより見なかった事にした方が良いかなって……」

 

「……。そうかい。

ま、見ての通り本人はああだからな。指名手配されて命狙われようが関係ないだろうよ。

そもそも、アイツを殺せる奴なんてこの世界に居るとはオレも思えねぇし」

 

 

 なるほど、どうやらバカではないらしい。

 しかし教会の騎士で愛子達に同行したデビットとかいう男にもイッセーの事は知られてしまっているので、あまり楽観視はできないとハジメは考える。

 

 

「や、やっぱそんなに強いのかアイツ?」

 

「巨乳さんに思いきり押し倒されまくってるけど……」

 

「さぁな、オレも色々あって組んでるが、アイツが本気を出した所を見たことは無い」

 

 

 その気になれば、単独で簡単に世界征服可能な戦闘力だと言った所で信じるわけもないだろうと、実力については逢えて伏せたハジメ。

 

 

「ふむふむ、ティオの行動は参考になる」

 

「ああやって時には強引に行くと……」

 

「……………」

 

 

 というか、ユエとシアがどんどん要らん事を覚えるから、自分も軽く煽ってるとはいえ少し自重して欲しいとハジメはジープを運転しながら思うのだった。

 

 

「はむ……あぅ、イッセーの味がするのじゃ……」

 

「ゆ、指を噛むんじゃねぇ……!」

 

「ちょ、ちょっとお二人さん!? せ、生徒が見ているので控えていただけませんか!?」

 

 

 

 

続く

 

 

 

 

 

 男の時間は止まり続けていた。

 

 異世界で目を覚ましても尚、止まり続けていた。

 

 

 

「っ!? こ、コイツは……!」

 

 

 

 かつて男の心に灯り続けた情熱の炎は燃え尽きたままだ。

 いや、もしかしたら微かにまだ燃えているのかもしれない……過去の思い出という名の灰の中で。

 

 

「竜……!?」

 

「ティオ! お前の同族か!?」

 

「そのようじゃ……だが、少し様子がおかし――――逃げろっ!!!」

 

 

 何故己は生きているのか。

 何故自分だけが生き残ってしまったのか。

 

 死んでいないだけの無意味な生になんの意味があるのだろうか。

 

 

 その答えを知るものはもう居ない。

 

 

 

「ぐっ!? こ、この竜……!? 強い……!」

 

「わ、妾の同族なのは間違いない。

じゃが……コイツは……!」

 

「ま、魔法が効いていない……!」

 

「重力の魔法すら全く効いてません……!」

 

 

 

 男の心は後悔の二文字で覆い尽くされている。

 故に男の時間は止まり続けている。

 

 

 だが――

 

 

「っ!? 鱗の色が変化しただと……?」

 

「赤い……竜……?」

 

 

 男の止まった時はこの戦いにより――

 

 

 

「皆は下がれ……」

 

「い、イッセー……?」

 

「ち、血を流して……」

 

「お、お前にすらダメージを負わせるのかあの竜は……!? 冗談キツいぜ……。

そんな奴とお前一人でなんて――」

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや、俺一人でなければダメだ……誰にも渡さねぇ……!!」

 

 

 

 

 再び時を刻み始める。

 

 

 

「は、ははは……! わかってる。ああ、正気じゃないんだろ? 俺が誰かも忘れてるんだろ? けど俺は知ってるんだぞ? この感覚、この気配だけは寸分たがわず間違えるわけもない!」

 

「ま、まさかイッセー……! この竜は――いや、龍は……!?」

 

「ああ……生きてくれていたんだな―――ドライグゥ!!」

 

 

 

 失ったと思い続けた過去との再会により。

 

 

「ぐ……! なんだよドライグ? 昔より超強いじゃねーか!」

 

【グォォォォォッ!!!】

 

「ああ、俺が憎いんだろ? 記憶の無いお前からしたら、俺は偽物みてーなもんだもんなァ!!」

 

 

 男の心の炎は再び灼熱を纏う。

 

 

「ぜぇ、ぜぇ……!

ふ、ははは……! まるで今まで進化をサボってたことを怒られてる気分だぜ」

 

(こ、ここまで追い込まれるイッセーを見るのは初めてだ……)

 

(イッセーさんが負ければ、こ、この世界は……)

 

(………)

 

 

 だがその灼熱により少しだけ向けられていた今と未来への道は再び背けられた。

 

 

「オレ達もやる! お前一人で―――うっ!?」

 

「邪魔すんなよ……? 俺とドライグの間に入る奴は殺すぞ……?」

 

「イッセー……! なんで……!」

 

「私達だって一緒に戦う仲間なのに……!」

 

「仲間? ふ……悪いが、俺にとっての仲間は今も昔もドライグとリアス――――」

 

 

 

 だが、再び過去へと戻ろうとする男を今度は止めようとする者もまた居た。

 

 

「ぐっ……!?」

 

「て、ティオ……?」

 

「今の赤い龍(ウェルシュ・ドラゴン)は正気ではない。

恐らく力の全てを失い、記憶も無くして赤い竜として存在して迷っていた所で何者かに精神を支配されている」

 

「……。だったらなんだよ? 俺が戻して、それをやったクソをぶっ殺す! それだけだ……。

誰にもその役目は渡さねぇ……ドライグは誰にも渡さねぇ……!」

 

「…………。今までドライグの存在にすら気付けなかったお前がそれを言う資格なぞありはせん!

腑抜けになって力を落とし、一欠片以下となった赤い竜相手にその様であるお前なぞ、もしドライグが正気に戻ったところで愛想を尽かすのがオチじゃ!」

 

 

 赤い竜の猛攻に手こずり、血を流す男が、今の繋がりを自ら切り落とさんとするのを止めようとする竜の少女。

 

 

「過去を見るなとは言わん! 過去の思い出を忘れろとは願わぬ! だが……今のお前を受け入れてくれる者が居ることを忘れるでない!」

 

「…………………………」

 

「……。ああ、ティオの言うとおりだ。

オレ達はお前の過去に入り込めやしない。

お前がどう思ってようが、オレ達はお前の仲間だ」

 

「うん……」

 

「当然です……!」

 

「…………………………………………………………………………………――――――――――――――――ハァ――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――ごめん皆。

俺はドライグを止めたい……力を貸してくれ」

 

 

 

 

 

 

 その少女の真っ直ぐすぎて猪な想いにより、過去だけに向けられた男の心はやっと今へと向く。

 

 

「イッセーの昔の最強の相棒と戦うんだ……。

相手にとって不足はねぇ……!」

 

「止めることができたら、この先どんな敵を相手にしても余裕……!」

 

「仲間として……そしてトモダチとしてイッセーさんのお手伝いをします!」

「ふふふ、ふははは! イッセーの父ということはつまり妾のお義父様ということじゃからな! イッセーとの仲を認めて貰う為の戦いじゃ!!」

 

「まったく……変な子達だ」

 

 

 

 次章・過去から現在(イマ)へ。

 

 

「イッセーさん! ティオさん!!」

 

「今の内に……!」

 

「一発ぶちかませぇぇぇっ!!」

 

 

 

「片腕の修復に時間がかかる……! だから俺の力をお前に渡す……頼む、止めてくれティオ!!」

 

「あぅ……! こ、これがイッセーの……な、なんか変なのじゃ……! お腹の下が熱いのじゃ……! イッセーが欲しい――あいた!?」

 

「こんな時にボケかましてないで早くやれっての!!!」

 

「わ、わかったのじゃ……! いくぞ義父よ! これが妾の――ドラゴン波ァァァァっー!!!!」

 

 

 

 嘘です




簡易人物紹介


イッセー

燃え尽き男。
基本的に他人への関心も無関心に近いので、例え目の前で殺され掛かってたとしてもスンとした目で見ているだけで助けない不親切な男。

畑山愛子の見た目がちんまいけど大人で教師だと聞いたところで、過去に似たような連中を見たことがあるので別にそこまで驚かない。

ちっさいなとは思うけど。

 実はあまり寝ない理由は、この世界に来てから寝ると昔の夢を見てしまうので、辛くて寝たくないからという。

それと、寝てるとリアスに間違えてティオを抱き枕にしてしまうから。



ティオ・クラルス

 イッセーに関してはブレーキのぶち壊れたダンプカーとなっている竜族の娘さん。

原作と違って別に『操られて』ないし、そんなフラグもとうにぶち壊れている。
イッセーに猪特攻する様を愛子先生に咎められるが、止まる気はない。

 地味にイッセーに鍛えられてるせいで、無自覚で種族としての限界を突破し始めているせいで、不意を突けばイッセーに飛びかかって押し倒せる。





……後半の茶番は気にせんでください。

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