色々なIF集   作:超人類DX

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後日談。

最初からだけど原作の流れをドラゴン波してるよ。


悪役令嬢さんと主人公さんは彼のトラウマを知る。

 

 

 大分昔の話。

 俺の尊厳はクソッタレな悪魔の女とその下僕共のせいで壊された。

 

 親にすら怯えられ、そして捨てられる程の異常性――そして神器ら奴等にとってすれば有用だったらしい。

 だが当時の時点で俺はドライグと共に『生き続ける』事を目的にその力を可能な限り高めていた。

 

 その為、本当なら既に奴等程度では俺を下僕にすることなんてできなかった。

 そう……出来なかった筈なのだ。

 

 

 今となっては俺にもその理由はわからない。

 

 

 だがあの時奴――あの忌々しい赤髪のクソッタレなリアス・グレモリーは言っていた。

 

 

『信用なんてしていなかったけど、まさか本当にアナタを御せるまでに力を押さえ込んだ上で私の眷属に出来るなんてね。

ふふ、たった一度しか使えない力だったけど、最早どうでも良いわ。

やっとアナタを手に入れられたのだからね……?』

 

 

 リアス・グレモリーごときでは御せない筈だった俺を、力を大幅に封じた上で眷属に転生させたなにか。

 何者かが奴に与えたたった一度だけの力によって俺は俺の『意思』を奪われた。

 

 当然俺はドライグと共に抗おうとした。

 あんな奴等の言いなりになんてなってたまるかと逆らい続けようとした。

 

 けれど抗いきれるだけの力すら奪い取られた俺を奴等は、玩具を弄ぶかのように踏みにじり、そして俺の異常性の特性を寄生虫のように吸い付かんとした。

 

 

『もうそろそろ心を開いてよ? 別に私はアナタの自由を奪うつもりはないの。

ただ私の管理下に入ればそれで良いのよ?』

 

 

 聞こえの良い言葉ばかりを並べるあのクソッタレには反吐が出るし、奴等の言葉を聞くだけで燃えたぎるような怒りだけが蓄積されていった。

 

 やがて奴等は俺がそう簡単には言いなりにはならないと悟ったのか……俺の心を折ろうとし始めた。

 

 

『ふふ、いたた……まだ中に入っている感覚がするわ。

でも不思議な程に清々しい気持ちよ……。

ああ……もう何があろうとアナタは逃がさない、どこにも行かせない……! イッセー、アナタは私のモノよ? ふふっ、ふふふ!』

 

 

 思い出すだけでも吐き気がする。

 思い出すだけでも途方もない怒りがこみ上げる。

 

 奴等を皆殺しにした今でも残る、俺の汚れされた時間が…。

 

 

『イリナとゼノヴィアのお陰で取り戻せた。

そして貴様等だけは許さない……!』

 

 

 それはイリナとゼノヴィアという二人の女の子によって全てを取り戻した後でも残り続ける。

 

 

『認めてやる。一時期だろうと俺を追い詰めたテメー等を。

認めてやる……俺の進化が足りなかったことを……!

認めてやるからこそテメー等だけは俺がこの手で直接殺す!!』

 

『そう……。はぁ、あの悪魔祓いに奪われちゃった、か。

良いわ、抵抗なんてしないし好きにしなさい。

ここでアナタの手で殺されるのも悪くないわ。

けどねイッセー? 私たちを殺した所で私達とアナタがした事は永遠にアナタの記憶に残り続ける。

ふふ、宣言してあげるわ。アナタはこの先途方もなく強くなり続ける。

でもそんなアナタは私たちと獣のように交わったのよ? この、アナタに寄生するだけしか能のないこの悪魔の女――リアスとね……? あはははは!』

 

『…………………っ!? 黙れぇ! その場所(メイカイ)ごと……消えてなくなれぇぇぇぇぇっ!!!』

 

『あはははははっ! あははははははははははは!! 愛してるわよイッセェェェッ!!』

 

 

 どれだけ進化の壁を乗り越えても残る……汚されたという真実だけは。

 それは、イリナとゼノヴィアの二人に慰められても俺の記憶から消え去ることのない――――

 

 

「ぐおぁっ!?」

 

 

 俺の何時終わるかわからない人生の―――トラウマだ。

 

 

「は……! はっ……! はぁっ……!!」

 

 

 どこまでも忌々しい。

 殺してやっても尚俺の中から消えやしない。

 

 

「クソ……10年は見なかったのにまたあの時の……」

 

 

 全てを殺しても、別世界に飛ばされても、色々と複雑な事情を持つ女と10数年行動をしていても俺の中に残り続けるあの悪魔女共のせいで最悪の目覚めとなった俺は、敢えて俺に言葉を掛けないでいるドライグの気配を感じつつ、ベッドから降りようとすると、俺を挟み込むようにさも当たり前な顔してすやすや寝ている黒髪の女とピンク髪の女が目に入る。

 

 

「コイツ等また……」

 

 

 

 凡ミスによりやらかしてから妙に距離感を詰めてくるようになったこの二人だが、当然それ以降こんな真似をするような事は無かったのに、何故ここで寝てるのか……。

 

 

『先に寝たお前が魘されている事に気づいて心配していてな。

取り敢えずオレがそうやってやれと提案した』

 

 

 俺のそんな疑問にそれまで無言だったドライグが説明してくれたので、俺は舌打ちをついしてしまう。

 

 

「見られたのか……」

 

『ああ。

まあ、コイツ等なら特に気にせんだろう』

 

「…………イリナとゼノヴィアじゃあるまいし、頼んでねーってんだ」

 

 

 一応起こさないようにベッドから降りた俺は、頭を冷やす必要があると思い、軽装に着替えてから窓を開ける。

 

 

「……チッ」

 

 

 思いきり暴れてやりたい衝動と共に、いっそこの世界と魔王とやらを殺しに行こうかと一瞬考えるも、俺が殺るよりはこの二人に殺らせた方が経験になると衝動を押さえ込みながら窓から外へと跳ぶ俺は、ちょっと頭に血が昇り気味だった。

 

 

 

「イッセー……」

 

「ずっと魘されてたね……」

 

 

 既に起きていた事に気づかない程にな……。

 

 

 

 

 

 

 

『ああ、これは食堂からかっぱらってきたブドウのジュースだ』

 

 

 色々な意味での始まりはイッセーの凡ミスからだった。

 常に食堂から食料を失敬していたイッセーが今回はフルーツの盛り合わせを持って帰ってきてそれをアリシアと私とで食べていた時に不意に取り出し、そして飲み始めた。

 

 

『ぶほぇあっ!?!?』

 

『キャアッ!? い、イッセーさん!?』

 

『どうしたのよ!?』

 

『お、おぇぇ……な、なんだこのジュース……の、喉が焼ける……!』

 

 

 所謂ラッパ飲みという飲み方で瓶に入ったジュースらしきものを飲んだその瞬間、イッセーが椅子から派手に転げ落ちながら喉を抑え、そのジュースを変な味だと訴えた。

 その時点で私は嫌な予感というかひっくり返った際に床に落ちて流れ出る赤い液体から発する匂いでそれがジュースではないことを察知した。

 

 

『これはジュースではなくワインだわ』

 

『確かにお酒の匂いですね……』

 

『……………』

 

 

 ジュースと勘違いしてワインを飲んだらしいと理解した私とアリシアだったが、それ以上に驚いたのは……。

 

 

『………意識がないですよ』

 

『お酒に弱かったのねイッセーって……。考えてみたら飲んでる姿を見たことがなかったわ。

まあ年齢的に当たり前なんだけど……』

 

 

 イッセーが驚く程にお酒に弱かった事だろう。

 顔を真っ赤にして床の上で目を回すイッセーの意外なる弱点……それはお酒だったのだ。

 そんな事を考えながら取り敢えずアリシアと協力してイッセーをベッドに運ぼうかとアリシアに話しかけようとしたその時だったわ。

 

 イッセーの左腕に突如として現れた赤い籠手の意識――つまりドライグが私たちに言ったのは。

 

 

『親切心で言ってやるが、イッセーはそのままにしてお前らは離れた方が良いぞ?』

 

『え?』

 

 

 どういう事かと私とアリシアは互いに顔を見合わせながら首を傾げるも、流石にこのまま放置はよくないと思っていると……。

 

 

 

『………………』

 

『へ?』

 

 

 ムクリと、ちょっとびっくりする程不気味な動作と共に突然イッセーが起き上がった。

 その目は完璧に据わって居て、私とアリシアが戸惑う中、床に落ちたままだったワインを引っ付かんで残りを一気に飲み始めたのよ。

 

 流石に私とアリシアも止めたわ。

 けれど完璧に目が据わりまくっていたイッセーは私達と目が合った瞬間…………………。

 

 

 

 まあその……その後の事はプライベートなので語るのは自重するわ。

 揃ってベッドに放り投げられた後の事は私とアリシアだけが覚えていればそれで良いもの。

 

 

 つまるところ、思わぬタイミングで前世でも無かった経験をすることになってしまった私は、その日からとても幸せな気分で、アリシアとウキウキしながら学院生活を送っていたわ。

 エドウィンのファンだか追っかけやってるエレノーラにしつこくエドウィン絡みの事でギャーギャー言われてもまったく気にすらしなくなったわ。

 

 それはどうやらアリシアも同じだったみたいで……。

 

 

『ふふ……ふふふ♪』

 

 

 急激に……なんというか人妻みたいなオーラを放つようになったわ。

 誰とは言わないけど、そんなアリシアを見た男子生徒数人が前屈みになってしまうくらいに。

 

 アリシアが言うには私も似たような雰囲気が出てるようだけど、それはきっと大人になった証だと思うことにするわ。

 

 とにかく私とアリシアにしたことへの記憶はないけど、状況的に理解はしたらしいイッセーとの距離はこれで一気に縮まれた筈だわ。

 

 その証拠にほんのちょっぴりだけイッセーは私達のことを気遣うようになったし。

 

 ただ、そんなイッセーが最近眠るとなにかに魘されるようになった。

 悪夢を見ているように魘されるその姿にどうした良いのかからなかった。

 

 けれどドライグが言ったのよ。

 

 

 かつてイリナとゼノヴィアがしていた方法を使えばある程度落ち着かせられる……って。

 

 前世の記憶を含めて既にイリナとゼノヴィアの事は知っているし、あのイッセーとの関係性も知っていた私は、逆に初めてその名を知ったアリシアにある程度の説明をしつつその『方法』を実践したわ。

 

 イリナとゼノヴィアという女性とイッセーの関係を聞いたアリシアは少しショックを受けていたけど、それでもアリシアは協力してくれたわ。

 なんというか、警戒していた頃の自分が今思えばアホだったのかと思うくらい、アリシアは仲良くなればなるほど気が合うわ。

 

 とはいえ、あの二人のように上手くはいかなかったわ。

 

 恐らくイリナとゼノヴィアと違って私達はまだ本当の意味でイッセーの立つ領域に到達できていないから。

 なにより、女としての魅力が足りないから……。

 

 

「あ、アリシア!? まさかとは思うがキミはあのユミエラ嬢の不届き使用人に変な事をされていないだろうね!?」

 

「変な事って? 私は私の意思でユミエラちゃんとイッセーくんと仲良くなりたいと思っているだけ。

だって私、ユミエラちゃんとイッセーくんが大好きだから……」

 

「なっ……!? き、貴様ァ!」

 

「ちょ……私に八つ当たりされても―――」

 

「やめて……。

私のお友だちを傷つける人は誰であろうと許さない……!」

 

 

 まだまだ私達は修行不足なんだろう。

 

 

 

 

 

 

 ある意味で精神的な進化を先に果たしたユミエラとアリシアが妙な人妻オーラを搭載し始めている頃、忌々しい悪夢を見てしまったイッセーはそれを振り払うかのように筋力トレーニングに没頭していた。

 

 

「…………」

 

 

 どれだけの進化を果たしても拭えぬトラウマが今になって再び壁として立ちはだかってきた。

 その事実がイッセーを苛立たせ、過剰なトレーニングへと走らせる。

 

 

「はぁ……」

 

 

 どうしても乗り越えられぬ過去。

 過去をバラバラに消し飛ばしても、石の下から出てくるミミズのように這い出てくる。

 思っていたよりも脆い自分の精神に思わず自嘲めいた笑みが溢れてしまう。

 

 

「ドライグ、アイツ等に余計な事は教えるなよな……まったく」

 

『オレはそうは思わなかったぞ? イリナとゼノヴィアとの日々ですら乗り越えられなかったお前のトラウマを今度こそ乗り越えさせるにはアイツ等の意思が必要だとオレは感じた』

 

「…………」

 

 

 ドライグの言葉に複雑な表情となるイッセー

 確かに頭がおかしいとはいえ、あの意思の強さだけは認めても良いとは思う。

 

 

「イリナとゼノヴィアとアイツ等は違うんだよ……」

 

 

 だがそれでも過去の事はあの二人には関係ない事なのだと、イッセーは寂しそうに呟くのだった。

 

 

 

 

 最早生徒のみならず教師達からですら陰で怪物コンビと揶揄され始めていたユミエラとアリシアの白黒コンビは、エレノーラをびびらせる程の人妻オーラを放って撃退すると、イッセーを探しに学院内を歩いている。

 

 

「すんすん……イッセーくんの匂いが近い」

 

「すんすん……ええ、きっと近くに居るわ」

 

『……………』

 

 

 既に犬のような嗅覚だけでイッセーの位置を把握できてしまうまでに二人して成長を遂げてしまっているユミエラとアリシアは、周囲のなんとも言えない視線をものともせず匂いを頼りにイッセーの位置を特定し、そして発見する。

 

 

「…………」

 

 

 一応立場的には使用人なので、生徒達や教師達の目の届かぬ場所に居るイッセーは、学院の校舎から少し離れた寂れた広場にてぬぼーっとした顔をしながら座り込んでおり、それこそ飼い主でも見つけたかの如くユミエラとアリシアは99の脚力を存分に発揮した速力でイッセーのもとへと走る。

 

 

「イッセー」

 

「匂いを頼りに探したよ……!」

 

「………………ああ、お前らか」

 

 

 早朝に別れたっきり一度も会わなかったイッセーの様子は何時もの暴君さが感じられず、よく見たらその周辺の地面が少し抉れている。

 

 

「ずっとトレーニングしていたの?」

 

「ああ」

 

「そんなに長い時間を……疲れたでしょう?」

 

「いや、大丈夫」

 

 

 そう言うイッセーの手の甲に誰かしらの血がべったりと付いていたり、よくよく周りを見渡すと見知らぬ男子生徒が頭から地面の中に埋まっている。

 

 

「この人は?」

 

「筋トレしてたら絡んできたんだよ。

なんか知らんけどユミエラ、お前について聞いてきた」

 

「え、私? なんで? 私こんな人知らないけど……」

 

「だと思ってお前を探る変な輩と判断して記憶をシェイクする程度に黙らせたよ。

殺しちゃいないし、起きてもこの事は覚えてない筈だ」

 

 

 そう言いながら覇気のない目で空を見ているイッセーに、ユミエラは首を傾げながら犬◯家状態の男子生徒を数秒見るも、さほど興味も沸かなかったのですぐさま視線を切り、アリシアとイッセーを挟むように腰かける。

 

 

「なんだよ……?」

 

「いや、暇だし……。

一応トレーニングもバストアップも今日の分はもうやっちゃってるし……ね、アリシア?」

 

「うん。だからこうしてイッセーくんと一緒に、ね?」

 

「あっそ。

てかアリシアお前、喋り方が……」

 

「何時までもよそよそしい喋り方はやめようって。

ユミエラちゃんが言ってくれたから……」

 

「……。お前らどんだけ仲良くなってんだよ?」

 

「いやー……ここまで気が合うとは思わなかったし、普通に素でもアリシアは変わらないからつい……」

 

「私も二人の前だと素というか、気張らなくても良いんだって思えて……」

 

「「ねー♪」」

 

「……………」

 

 

 よそよそしい話し方を辞めたと言うアリシアとユミエラは声を揃える。

 

 

「二年後に魔王が復活しても余裕でぶっ飛ばせる気がしてならないくらい色々と充実しているわ」

 

「私も! 来るなら来いって気分だよ!」

 

「…………」

 

 

 そんな二人に挟まれているイッセーは微妙に呆れたものの、その能天気さにちょっとだけセンチになっていた気分が晴れた気がした。

 

 

「戻るか……」

 

「そうね。

肉体的には強くなったけど、まだ自分を知る事は完全にはできてないし」

 

「うん。早くイッセーくんに追い付かないとね!」

 

「アホか、オメー等とは年季がちげーんだよ。

んな簡単に俺に近づけるとは思うんじゃねーぞ」

 

 

 過去のトラウマはまだ払拭できない。

 だが必ず乗り越えていく。

 

 それが何時になるかはわからないけど、必ず……。

 

 

「それよりそこで埋まっている彼は……」

 

「ほっとけ。

それよりお前ら、確かめたいことがあるから並んで立て」

 

「え? うん……」

 

「確かめるって何を?」

 

 

 その時こそ、本当の進化を果たせると信じて……。

 

 

「背筋を伸ばせ」

 

「? こう?」

 

「一体なにを――」

 

 

 

 

 

 

 

 もにゅん

 

 

 

 

「「……………………へ?」」

 

「うーん……アリシア、オメーは下の中。

ユミエラは下の上か……」

 

「にゃ、にゃにを……ひゃん!?」

 

「しょ、しょんな! こ、こんなお外で……ひんっ!?」

 

「うっせ、変な声出すな。

はん、やっぱオメー等、イリナとゼノヴィアの半分以下の戦闘力だわ」

 

「「……」」

 

「一応それを確かめたかっただけで他意はねーよ。

おら、とっとと戻るぞ、ケケケケ!」

 

 

 と、悪戯小僧よろしくな顔で二人の戦闘力をセクハラ大王のように確かめたイッセーは、顔を真っ赤にしながら飛びかかってきたユミエラとアリシアをひょいひょいと避けながら笑うだった。

 

 

「い、一々その二人と比較しないでくれる!?」

「そ、そうだそうだ! それに半分以下じゃないもん! 下の中じゃないもん! 私もユミエラちゃんも中の下だもん!」

 

「そうよ! そもそもそんな下の中と下の上の胸を痕だらけにしたくせに! 『出ない』って言ってるのに、あ、赤ちゃんみたいに――」

 

「あ、あんな敏感な所をイッセーくんはずーっと――」

 

「あー、残念だね。そんな記憶はございまっせーん!」

 

「「スケベ! おっぱい好き!」」

 

「言ってろ貧乳共! カーッカッカッカッ!」

 

 

終了

 




補足

簡易人物紹介

ユミエラ・ドルクネス

ご存知な悪役令嬢(笑い)キャラ。

レベル99の限界突破の修行により本来の物語とは遠く離れたことを知らない。
ナイチチ同盟にて親友となったアリシアとの戦闘力(おっぱい)向上によりこの度下の中から下の上に昇格したらしい。

……と、鬼畜赤龍帝に素面の状態で揉まれながら言われて赤面まっしぐらだけど、ちょっと嬉しいかったらしい。

 朝チュンデビューにより人妻みたいな雰囲気を醸し出すようになったとかならんとか。


イッセー

 ハイパーアルティメット鬼畜赤龍帝。

凡ミスによりいたいけな乙女二人と朝チュンしてしまって困惑しつつ、過去のトラウマが蘇って少しナーバス気味。

どうやらこの世界の彼にとってのトラウマは白音たんではなく、覚悟が悪い方向に振り切れていたリアスな模様。

そのトラウマはイリナとゼノヴィアとの日々ですら乗り越えられずに居るとか。

ちなみに、やらかした事により少しユミエラとアリシアに対するセクハラ度が上昇した模様。


 アリシア・エンライト

 この世界の主人公になる筈だった少女。

 最初は警戒していたユミエラとはイッセーとのいざこざによりナイチチ同盟を組み、そして親友へとなり、レベルも鬼畜トレーニングにより99へと到達してしまう。
ただし、戦闘経験の差でユミエラとはレベルこそ同じだが劣るらしい。

そしてそこから更なる限界突破とおっぱいサイズのパワーアップをユミエラと誓っていたらまさかの朝チュンデビューを果たすことに……。

それにより喋り方も砕けたものへと変化し、ますます二人にべったりするようになった。

朝チュンデビュー以降、ユミエラ共々イッセーから結構なセクハラをされるけど、本人は寧ろウェルカムなので色々と隙はない。

……貧乳呼ばわりされるのは嫌だけど。




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