限界というものがあるとするなら、今の私はまさにその限界地点に立っているのかもしれない。
つまりはそこが私にとっての頂点であり、最高峰である。
けれどイッセーはそんな私の遥か彼方の頂きに君臨し、私を赤子のように捻ってくる。
それは何故か。私にとっての『限界』がイッセーにとっての『限界』等ではなく、そしてとっくに通りすぎた地点であるからだ。
個人差ではとても片付けられない程の差。
始めはイッセーが別の世界の存在であるからだと思っていたけど、事実はそうじゃない。
『お前の知識とやらの俺にはあるのか無いのか。
まー多分無いんだろうが、俺がここまで来れたのはドライグだけの力なんかでもなければ、ましてや転生悪魔だからでもねぇ。
元々俺に仕込まれた悪魔の駒はとっくの昔に破壊したし、俺は悪魔ではない』
私の知るイッセーの世界の『原作』とは違うある事実。
『俺にこれを自覚させた妖怪みてーな女はかつて俺のコレを『
そして俺の異常は――――――』
イッセーが何故原作とは違った人生を歩んだのかへの答え。
『永遠に成長し、そして進化する。
お前のそのレベルとかいう概念に乗っ取って説明するとするなら、俺にはレベルの限界が存在しない』
99だろうがであろうが、押し並べて平等にしてしまう………まさに異常者。
それが私に戦う術ではなく、敵を確実に殺す術を叩き込んでくれたイッセーの強さの理由。
『昔、俺を殺そうとした畜生共は言ってたな。
俺のコレは『あってはならない』ものだってな……』
そして修羅へと至らせてしまった……。
神器使いとは別に異常なるものを持って生まれたことで原作とは違う人生を歩むしかなかった。
やっとイッセーという青年の過去の一端を知ることになったユミエラは考えた。
(普通にイッセーに付いていった方が確実に生き残れそうな気がしないでもないわね……)
このゲームであった世界に偶発的に現れた、所謂チートバグのような存在こそがイッセーだとするなら、やはりこのまま彼の傍に居るべきだと考えるのと同時に、最初に出会ったのが自分で良かったと心底ホッとする。
もし自分ではなくてこの世界の主人公であるアリシアと出会い、そして自分のように傍に居るようだったらまず間違いなく何をどうしようと殺されてしまう。
何十、何百とイッセーからシゴかれてきたユミエラだからこそ、イッセーの強さが異次元のそれであり、そしてこの世界の全てが束になっても勝てる気がしないと理解している。
(だとするなら卒業を待たずして、イッセーに国外への逃亡を提案してみるべきかしら? いやでもイッセーが私の傍にいる理由ってタダ飯が食えるからだし、もし私が無一文になったら用済みだとばかりに行ってしまいそうね……)
殆どユミエラの資金力のヒモ状態となっているのが今のイッセーで、そもそも衣食住の保証を対価に今まで敵の殺し方を教わってきた。
ともなれば、その衣食住の保証が国外逃亡により切れたらイッセーが自分の前から消える可能性も捨てきれない。
そう考えれば今の段階で国外逃亡プランは早計か……と、相も変わらずクラスメートどころか教師にすら腫れ物扱いされているユミエラはぼんやりと、上手くイッセーが居なくならない方法を考える。
(原作の一誠とは似ても似つかない性格なんだけど……あの破天荒通り越してただの鬼畜で理不尽な性格にも慣れちゃったしなぁ……。
何より顔がタイプ過ぎるのよイッセーって……)
今の段階なら、よっぽどの事が無い限りはそう簡単に殺されるような事は無いし、当初の目的はほぼ達成している。
が、それ以上に今度はどうすればイッセーがこの先も傍に居てくれるかがユミエラにとっての最大の課題だ。
ここ十数年の間にイッセーが兵藤一誠とはあまりにも中身が違いすぎているのは嫌でも理解しているし、そうなってしまった理由もある程度は把握している。
しかしそれでもユミエラにとってのイッセーとは、怒りと憎悪で本来は仲間や深い関係となる筈だった悪魔達やその他の種族――果てには神ですら破壊した彼なのだ。
親友でありそして恐らくは恋人でもあっただろう紫藤イリナとゼノヴィアと共に生きた彼なのだ。
………実はその二人とそこまでの関係になっていて非童貞だったりする彼こそがユミエラにとってのイッセーであるのだ。
どれだけ理不尽で、教え方が基本的に鬼畜で、加減はするけど一々尊厳をめっちゃくちゃにされるやり方だったとしてもユミエラは彼のあり方に一種の尊敬を抱いているし、なによりそんな人生を歩んだ事を想像させるその顔や目付きが、ユミエラ的にはストライクも良いところなのだ。
「………ふぅ」
これぞ所謂『恋煩い』というものなのか……と、前世含めて体験が無かったユミエラは、周りが魔王でもみるように怯えていても、その実は年頃らしい少女なのだった。
『おいガキ。
オメーがコイツをどう見てるのかなんぞどうでも良いがな、テメー一人で勝手に舞い上がってんじゃねーぞコラ? あ?』
ただの思い込みだった。
ただの独り善がりだった。
そしてその独り善がりのせいで、自分は彼から地を這う虫けらでも見るような顔をされた。
頑張れば周りが誉めてくれたから頑張れた今までの人生において会うことの無かった未知のタイプ。
頑張ったからという理由だけでは決して認めもしなければ、それに持て囃されている自分を徹底的に見下す。
この学園の男子には居なかった……荒くれもののような人。
魔王の生まれ変わりだと思って警戒していたユミエラですらビクビクとする―――怪物めいた男性。
「はぁ……」
そんな男性に先日初めて勇気を出して話しかけた。
そして此方の勘違いで捲し立てた事でほぼ間違いなく嫌われた。
顔からなにから……今までの人生で他に例なんてあり得ぬ程にストライクな男性から。
「どうかしたのかアリシア?」
あの日以降、アリシアはイッセーという名前だった彼の姿を見つけられなかった。
当然その行方を知るであろうユミエラに聞けば知ることは出来そうだが、ユミエラは既にクラスどころか学園全体から見ても腫れ物として扱われていて遠巻きにされてしまっているので簡単に話しかけることもできない。
アリシアの性格上なら別に不可能ではないのだが、クラスの友人達が挙ってユミエラに近寄らせてはくれないのだ?
故に最近のアリシアは皮肉も教室の隅っこの席で何かを想いながらため息を吐くユミエラと同じようなため息を何度も吐くのだ。
「な、なんでもありませんよ? あはは……」
クラスの友人であり、入学当初から親切にしてくれた王子様やら貴族の子息達には話せる事ではないと判断して適当にはぐらかすアリシアだが、その頭の中は彼の――自分を虫けらのような眼差しで見下していたイッセーの事で一杯だ。
(こうなったらユミエラさんの後をこっそりついていこうかな、
そうしたらあの人に――イッセーさんに会えるかもしれない)
蔑まれた目。
そこら辺に落ちた糸屑でも見ているような目。
思っていた以上に耳心地の良い声での罵倒。
そんな目にあったというのに、皮肉にもアリシアの執着はあらゆる意味で増幅している。
(………主人公にガン見されてるわ、私)
下手な事を言ったらそれこそ躊躇無く蹴り飛ばされるかもと思いつつ、何故かそれを期待してしまっている――という意味で。
こうしてアリシア・エンライトは、これもまた皮肉なことに生まれながらにして薄かった何かへの『執着心』をここに来て強めることになるのだった。
そしてアリシアは放課後になるとさっさと教室から出ていくユミエラを、周りには『体調不良』と言って一人になるように仕込みつつユミエラの尾行を開始するのであった。
(な、何故かついてくる……?)
普通にユミエラにはバレバレな尾行を……。
タダ飯にありつけるという理由で十数年をユミエラのレベルアップに使っていたイッセーは最近微妙に迷う。
「この世界とやらで壁を越えるには俺に近い領域の誰かが他に必要だな」
実はこの世界に迷い込んでからのイッセーは進化が停滞している。
それは張り合いのある敵がこの世界でまだ会っては無いからに他ならないわけであり、自身の持つ欲求と異常性が直結しているイッセーにとって進化の停滞は所謂欲求不満の状態だ。
「ただ、この世界の連中を見てきた限り、俺達側のそれを持ってそうなのは居ない。
………唯一ユミエラは引き込もうと思えば不可能ではないところまでは来ているが……」
『引き込めば最後、ユミエラは本当の意味で人を辞めるから躊躇っている……という所か?』
「まぁな。
紛いなりにもアイツは『普通』に誰にも殺されずに生きたいと言っていたからな。
そんな奴をこっちに引き込んだらそれこそ本末転倒ってやつになる」
体重を支えられるだけの強度はある木の枝に両足を引っ掛け、蝙蝠のようにぶら下がった状態から腹筋のトレーニングをかれこれ半日は一瞬たりともペースを乱さずに続けていたイッセーにも、それなりに相手の心情を考える事ができるようで、己の進化の為に普通に生きたいと言っているユミエラを引き込むのは流石に躊躇いがあるらしい。
『試しに聞いてみれば良いだろう? オレの予想では案外すんなりと了承しそうなものだとは思うぞ?』
「何時死ねるかわからん状態になって俺の進化の糧になれなんて言われて喜ぶ奴なんていねーだろ。
人間辞めろって言われてんだぞ?」
レベル99であろうが、イッセー的にはユミエラはそれでも人間の範疇らしい。
その99の壁を超えた時こそ、『ようこそ、こちらの世界へ』となるのだが、流石に普通に生きたいと思っているような者を無理に引き込みたくはないし、それこそあと数年経てばありえるであろう結婚相手が見つかった場合、その男に『自分のせいでおたくの嫁さんは人外です』なんて言えるわけもない。
まあ、本人に結婚願望なんて欠片もないようだが。
……等と、ドライグを相手にユミエラを今後どうするかについて話ながらトレーニングを続けていると、そのユミエラの気配がこちらに近づいていることに気づく。
「授業が終わったか。
一応アイツ相手に運動くらいはして―――ん?」
ユミエラが99となった時点で加減はしつつの運動相手にはさせているイッセーがそんな事を考えなら木から飛び降りつつピクリと何かに気づく。
『ユミエラの近くに別の気配を感じる』
「だよな? やっぱり気のせいじゃねーか。
つーかアイツ、自分でボッチだとか言ってたけど、やっとダチでもできたんか?」
等と考えながら、もしこの気配と一緒に此方に来た場合は一応取り繕う必要があると考えたイッセーは急いで用意していたタオルで可能な限り全身を拭き取りつつ髪を整え、使用人の制服に袖を通し、向こうから歩いてくるユミエラを視界に捉えるのだが……。
「…………あ?」
『あれは確か……』
そのユミエラは何故か例のピンク髪の――曰く主人公の少女と歩いてくるではないか。
しかもよくよく見てみればユミエラが困っている様子で。
「なにをやってんだアイツ……?」
こっちを見ている事にユミエラも気づいたのか、何やら本気で申し訳なさそうな顔をしていて、反対に例の主人公少女――というかアリシアは先日脅しをくれられたくせに何故か――イッセー目線では気色悪さを覚える程の笑顔だ。
「……………お前、なんでこれと?」
何からなにまで意味がわからないので、気まずそうな顔をしながらやって来たユミエラに説明を求める。
「それがその……」
他人から見れば何時でもどこでも表情の変化が乏しく見られるユミエラだけど、イッセーはその変化を完全に見分けられるようで、今のユミエラはどうやら想定外な展開を迎えて困惑しているといった様子だとイッセーは察したので、あまり威圧せず事情を聞こうとしたその時……。
「イッセーさん!」
その困惑の元凶でまず間違いないアリシアが、これでもかという程の花咲いた笑顔を向けながら、何をトチ狂ったのか、突然イッセーに飛び付こうとしてきたのだ。
「あ!?」
これにはユミエラも驚きの声を出すのだが……。
「ふぎゃ!?」
相手はあのイッセーであり、飛び付いてきたアリシアに合わせる様に頭を掴むと、そのまま地面とキスさせてやる。
そしてとても低い声でアリシアの頭を掴んだまま口を開く。
「おいクソガキ、なんのつもりだ? あ?」
形容しがたい嫌な音と共にアリシアの顔面を地面に叩きつけたイッセーが取り繕う必要なしとばかりに殺気を向けながら顔面を縫い付けているアリシアに問う。
そんな様子を見ていてユミエラは『イッセーって女の子顔すら容赦なく壊しにかかるのよね……』と、過去に何度も顔の形が変わるまでシバキ倒された事を思い返して身震いをする。
「えへ、えへへへ……い、痛いなぁ……」
それだというのに、アリシアはといえば地面にキスをした体制のまま薄気味悪く笑っているので、イッセーは『覚えなんて無いのに、何かしらのデジャビュ』を感じてしまう。
「ユミエラ、これはなんだ?」
「そ、それがその……いきなりエンライトさんが私と友達になりたいって」
「………」
「や、絶対に何か打算的な臭いしかしなかったから断ったけど、見ての通り首を縦に振るまで離れないって言い出して……」
『多分イッセーに会うつもりだったからだと思うけど……』とどこか悔しげに言うユミエラに、イッセーは意味がわからないと不気味に笑うアリシアを見下ろしつつ一応頭を掴んでいた手を放す。
「まだこのガキは俺に用があるってのか?」
「用というよりは単純にイッセーに会うのが目的だと思うけど……」
「あ? なんだそりゃ?」
「し、知らないわ! 自分で考えてよ!」
「????」
珍しく急にヒステリーを起こすユミエラはぷいっとしてしまうのだけど、イッセーにしたら余計に意味がわからないので、何故かにやけながら顔を上げるアリシアを見る。
「おいクソガキ、テメーの目的はなんだ?」
「えと、まずはイッセーさんに謝りたいなって。
勝手な想像でユミエラさんに酷いことを言ってしまったと……」
「…………………………」
どうやら単に謝りたかったらしい。
とはいえ、興味の無い他人から別にそこまで腹を立てていた訳でもない事について謝られた所でどうとも思うことなんてできないイッセーは適当『あ、そう』と流す。
「理由はわかったからこれで終わりだろ? ならとっとと失せ――」
どうにもキャラ的にアリシアが苦手なイッセーなりに角の立たない言い方をしようとした。
しかしそんなイッセーの言葉を待たずしてアリシアは――
「そ、それと好きです!」
「―――――――――――――――――――は?」
「あー!?」
何か色々と過程をすっ飛ばした事を割りと大声で言ってきた。
そして何故かその言葉に慌て始めるユミエラ。
「ちょ、ちょっとエンライトさん!? な、何を言っているの!?」
最早表情込みで焦りまくるユミエラがガクンガクンと加減を忘れてアリシアの肩を掴んでいた揺さぶるが、変な補正でも入ったのかとばかりに揺れまくりなアリシアは返す。
「だって私、庶民ですし。
イッセーさんも庶民ですよね? なら別に問題なんてありませんよね?」
「問題だらけよ!」
さっきから目がガン決まりしているアリシアは物怖じすらせずに居る。
ある意味一番恐れていた展開にユミエラも本気で………『状況が理解できずに固まっているイッセー』を気にしながら阻止に全力だ。
(ぎゃ、逆!? まさかの告白される側にイッセー!? ま、まさかイッセーが居るせいで乙女ゲーじゃなくてギャルゲー化!?)
イッセーの根っこのフラグ体質を侮っていたとユミエラは、このままアリシアの記憶をシェイクしてやらんとばかりに揺さぶりまくるのだが、何故かアリシアは動じることもなくこうも言う。
「そ、そして! そして毎日私のことを『ゴミを見るような目』で詰って欲しいです! 今私を地面に叩きつけたように!」
「ダメよ!? そ、そっちの扉は私が先に開けてるのによりにもよって貴女が来たらいけないわ!」
「良いじゃないですか! ユミエラさんはどうせ毎日イッセーさんに虐められてるんでしょう!? 私だって虐められたいんです!」
あらゆる意味で醜さ全開の攻防を他の生徒達に聞かれたらドン引きされても文句なんて言えない程、主人公と裏ボス候補の少女のやり取りはアレだった。
が、悲しいかな端的に見るだけと微妙に仲が良いようにも見える………と、イッセーの中からドライグだけは思ったそうな。
「そ、それにアナタの攻略対象――じゃなくてご友人達はどうするのよ!?」
「??? え、何か問題でも? あの方々はとても親切なお友達ですけど、それとイッセーさんが好きなのとは関係ないですよね?」
嘘だろ!? 自分からルート潰した!? と、アリシアの皮肉的すぎる前向きさにちょっとした恐怖を抱いたユミエラ。
「い、イイイ、イッセーのばか! 鬼畜! 私の事を散々尊厳を無視して色々やってきたくせに!」
最早パニックになりすぎてイッセーに詰め寄る事しかできなかったユミエラは本気で泣き出す始末。
それに対して無言だったイッセーはといえば……。
「………お前、アリシアだったな」
すがりついてきたユミエラを無視し、どういう訳か何かを期待するような眼差しで頬まで紅潮させているアリシアをじーっと見る。
「あ、ちゃ、ちゃんと名前で――はう!?」
その声に何故かビクンビクンし始めるアリシアだが、それを無視して暫くじーっと見ていたイッセーは―――
「
「「…………」」
アリシアの胸元を見やりながら鼻で笑うのだった。
「あ、え、お、おっぱい?」
いきなり言われたアリシアもちょっと恥ずかしそうに復唱する。
「そ、その性癖はちゃんとそのままなのね……」
そして本人の口からまさかの原作通りのそれを初めて聞いたユミエラも、無意識に自分の胸の戦闘力を確かめ―――ちょっと凹む。
「………いやでもエンライトさんよりは」
「お前、何張り合ってんだよ?」
「む、胸が小さいのはだめなんですか……?」
「そうでなくてもテメー自体に興味ねーわ」
そう言いながら犬でも追い払うようにしっしっと手を振るイッセー。
こうしてアリシア・エンライトは二度目の挫折を知るのであった。
「あの、一応聞くけど私ってそんなに小さくないわよね?」
「中の下だな」
「そ、それはアリなの? ナシなの?」
「…………………」
「ちょ、こ、答えてよ!? 急に憐れんだ目をしないで!?」
終了
補足
人物紹介
ユミエラ・ドルクネス
一応裏ボス候補少女。
レベル99だからこそイッセーの異次元さを理解しており、正直そっちの領域に進んではみたいと思うものの、最近の主人公ことアリシアが別の意味で警戒しないといけなくなっていて涙目になりやすくなっている。
師でもあり推しでもあるイッセーが普通におっぱいドラゴンだったので、最近ちょっぴりサイズを気にし始める。
イッセー
レベル換算で2100くらいではある青年。
進化の壁が一人では越えられないので、同等の存在が実はちょっと欲しいと思っている。
最有力候補はユミエラだが、彼女の目的を考えると流石に引き込むこは躊躇う程度には彼女を気にかけている。
ちゃんとおっぱいへの情熱は持つ。
アリシア・エンライト
主人公(笑)になってしまった悲劇のヒロイン(笑)
とにかくイッセーに罵倒されたくて仕方なく、この為なら何でもやると決意する程度にの漆黒の意思を持ち始めた。
しかしおっぱいドラゴンに戦闘力の足り無さを指摘されたせいか割りと凹む。