とことん憑依系とは真逆の関係性
宇宙人の存在を知り、なんだかんだで居候することになったララから始まった縁もそうだけど、オレはそれと同じくらいの奇妙な縁を持った。
それが宇宙ではなくて並行世界から偶発的に迷い込んだと言う、日之影イッセーさんとヴェネラナさんだ。
保険医でこれまた実は宇宙人の御門先生が気を失って倒れていたヴェネラナさんと、そのヴェネラナさんを庇うように血まみれになって倒れていたイッセーさんを発見してから始まった縁であり、オレ自身は過去二回留年している転校生という触れ込みでクラスに先輩が転校してきた事で知り合った。
最初は二回留年した理由がドの付く不良ゆえにという噂もあってオレも敬遠がちだった訳だけど、ララを取り巻く宇宙人たちとの小競り合いの際に、顔色ひとつ変えずに襲いかかってきた宇宙人を――『通行の邪魔だから』という理由だけでぶっ飛ばしてから。
そして妹の美柑を助けてくれた事でオレは先輩を知る事になり、そして交流をしていくことになった。
「いっちー! ちゃんと学校に来たってことは立ち直れたんだよね?」
「…………まあ、ババァと御門にも交互に説教されまくったってのもあるかな」
「日之影は一々深く考え過ぎなのよ。
もっと気楽に構えたらいいんじゃない?」
「………ッス」
「む、未央には普通に返すくせに未だに私にはそんな態度なの? 割りと傷つくわー」
「ッス」
不良というよりは、単に他人とのコミュニケーション能力がとても低いということ。
低すぎて実は話そうとするだけで具合が悪くなるレベルであること。
そのフィルターを越えた場合、ぶっきらぼうだけど律儀な人であるということ。
まあ、人当たりが決して良いという訳ではないのは変わらないし、一旦スイッチが入ると宇宙の殺し屋ことヤミよりも物騒な真似をやらかしたりするけど、そんな先輩にオレは何度も助けられたからな。
……前にヴェネラナさんにやらかしてしまった時は本気で人生の終わりを覚悟させられたけど、あれはオレが悪いし。
「これで美柑もいつも通りに戻ってくれますよ」
「? どういう意味だ?」
「いえ、先輩が引きこもりして来なくなってからの美柑はモモと一緒に自分のせいじゃないかと落ち込んでましたので……」
「……寧ろ殺されても文句言えないことをしたのは俺の方なんだぞ」
「ま、まあ……同じ男としての立場から言われて貰うと確かにそうだし、先輩って今19ですよね? ………は、犯罪の臭いしかしないでもないのは否めませんね」
「だろ? 冷静に考えなくても俺のクズ度がカンストしまくってるとしか思えないぞ……」
オレは女の子に対する耐性が情けない程にない。
逆に先輩は耐性がカンストし過ぎてどんな美女や美少女を前にしても眉ひとつすら動かさない。
だけどどういうわけかオレと先輩は同じ『トラブル』に遭遇しやすい。
――周りはそんな状況を羨ましがったりするけど、この苦労はオレと先輩にしか分からない………という意味ではちょっと似てる気がするんだ。
…………喧嘩の強さは蟻と恐竜以上の開きがあるけど。
「それよりキミの所にも例のデビルークのオヤジから連絡があったらしいが……」
「いやその……オレが次期デビルーク王になって先輩と義兄弟になったら将来は明るいって言ってましたね……」
「……あのボケ、やっぱりもっと殴り倒してやりゃあ良かったわ」
「どんどんと外堀ばかりが埋められてる気がしてなりませんよね……」
コミュ障でキレるとヤバイけど、どこか生真面目というか生真面目過ぎて逆にギャグみたいな人。
それがオレにとっての日之影イッセー先輩だ。
黒崎芽亜という生徒が何気に転校してきたナナ&モモとクラスメートとして地味に溶け込んでいるのだが、彼女は分類上は主であるネメシスが計画を事実上凍結させたせいで暇だった。
たまに『姉』である金色の闇をからかって遊ぶ事はあるし、なんなら最近はナナと普通に仲良くもなれてしまったりもするが、芽亜はとにかく余計なことはしないようにしていた。
「わ、私の
「…………ver.セラフォルー―――
何せ芽亜は一度、それこそ絶命寸前まで殺されかけたのだ。
どういう訳か突然喧嘩を売り、そして全身を一瞬で凍り付けにされた金色の闇を『屠殺場に並ぶ豚』でも見るような目で見下す――異常な地球人によって。
「す、すげぇ……ヤミがカチコチに――こ、これ大丈夫なんすか?」
「細胞が死ぬ前に解凍すれば死にはしない。
おい、そこの覗き趣味のガキ」
「い、いや覗きが決して趣味って訳じゃあ……」
「黙れ、とっととその金髪のガキ連れて解凍でもするんだな」
生体兵器を息をするかのように叩き潰す圧倒的なパワー。
宇宙の覇者たるデビルーク王であるギドと真正面からの殴り合いを可能にする異常なる肉体強度。
何より己の得意とする精神干渉すらはね除ける異質な精神性。
「そ、それに誓って私が焚き付けた訳じゃないといいますか、何でか先輩さんに『姉さん』が対抗意識燃やしてたといいますか……」
「先輩はヤミに無関心だからなぁ……」
「へ、へぇ……?」
一度その地雷を踏んだせいで間抜けな格好でカチコチに凍っているヤミと同等に毛嫌いされてしまっている芽亜にとって、日之影イッセーという異質な地球人は過去に垣間見た彼の途方もない強大で凶悪な精神性もあって、恐怖の象徴そのものだった。
「と、取り敢えず溶かしてあげよ……」
結局一瞥すらないまま後を追いかけるリトと共に去っていく姿を見送り、ホッとする芽亜は白目を剥いて荒ぶる鷹的なポーズをするヤミを解凍する為に、真生徒会なる組織を勝手に発足していたマスターことネメシスの居る生徒会室まで運び、事情を説明する。
「懲りない奴だなお前も」
「よ、余計なお世話です……!」
「いい加減アイツに絡んだ所で相手にもならんと理解したほうが良いんじゃないのか?」
「そうは言ってもだよネメちゃん? 私と姉さんだけ妙に毛嫌いされてるのはどういうことなのって思うし……」
「そんなものお前の自業自得だろ。
命じてもないのにアイツの精神の中に入り込んだせいだ」
寒さと悔しさに震えてうつむくヤミに同情する芽亜の言葉に、すっかり生徒会を征服してしまったネメシスは呆れた顔をすれば、芽亜とヤミがムッとした顔をする。
「アナタは良いですよね。
凶悪鬼畜地球人と何故か仲良くなっているのですから」
「そうだよそうだよ! 私たちがダメでネメちゃんが良いって意味がわからないよ!」
「……………」
ヤミに続く形でぶーたれる芽亜にますますネメシスの顔が『アホでも見るような』それに変わる。
「私なりの努力とやらだ。
寧ろ悉くアイツの地雷を踏み続けられるお前らの方が一種の才能すら感じるくらいだ」
「「………」」
「まあ、アイツ自身、他の地球人達と比べるまでもなく好き嫌いがハッキリとしすぎていて面倒な性格をしているのもあるけどな」
実は校長すらも奴隷化しているネメシスが今現在もっとも下僕にしたい存在がイッセーであり、その為にわざわざ遠回りな真似をしているのも、地雷を踏むのを避ける為だ。
一度地雷を踏めば最後……彼は確実に殺しにかかるし、ギドと真正面からやりあえるだけのスペックと言葉にはできない異質ななにかを持つイッセーを敵に回すのは頂けないのだ。
なにより敵になってしまったらイッセーの作る料理が食べられない。
「アイツの作ったみたらし団子を食ったせいで余計他の物が食えなくなってしまったしな……」
「な、なんで普通にあの鬼畜野蛮地球人の料理を食べてるのですか…」
「や、やっぱり理不尽だ」
微妙にネメシス自体が丸くなっているのも含めて、黒崎芽亜にとって日之影イッセーは理不尽の権化なのだった。
「ところで、ヤミお姉ちゃんが
「アゼンダだ。
かつて暴虐だなどと呼ばれていた殺し屋の事だろう? 奴ならそいつではなくてイッセーを倒した方が堕ちた名前を戻せると考えて挑んだようでな。
結果は――例えるならミンチよりひでぇって奴にされた挙げ句汚水の川に叩き落とされていたぞ」
「うっわぁ……それって私みたいな?」
「私の知らないところでそんな事が……」
(一応忠告はしたというのに、挑発の為にヴェネラナ・グレモリーと御門凉子の名前を出した次の瞬間にはアゼンダの手足を消し飛ばした後、原型がなくなるまで殴り続けていたからな……。
アイツにとっての特大の地雷をわざわざ踏む辺り、所詮は当時の金色の闇にすら劣る程度だったな)
どうにかしてイッセーを配下にしてやりたいし、なんなら足のひとつでも舐めさせてやりたいと、S全開な事を考えるネメシスは、配下である芽亜とイッセーに憎しがあるせいか関係性がマイルドになりつつあるヤミから『納得できない』と言いたげな視線をスルーしながらちょうど昼休みの時間ということもあって、何時もの様に昼御飯でも集りに行こうと、平気な顔してイッセー達の居る教室に行ってみれば、そうはさせんとばかりにデビルークの末っ子が先客として既に居た。
「ふふん、ネメシスよりも先に来れましたので今日は私の勝ちです……!」
「何を張り合ってるんだキミは」
「それよりヤミは大丈夫かなぁ……」
「? ヤミがどうかしたのリト?」
「や、例の如く先輩に喧嘩売って返り討ちにされてよ……」
「喧嘩ですって!? 日之影君!?」
「売られたんだよ俺が。
どうしろってんだ? 黙って殴られろってのかよ?」
「そ、そうは言わないけど……! 喧嘩なんてよくないことなのよ!」
「…………」
地球人基準としてはあらゆる意味で社会府適合者である筈のイッセーの周りに人が集まっているという光景を、モモに懐かれているイッセーを見てぐぬぬしてる男子達と共に見るネメシスは何となく面白くない気分になる。
特に吹けば飛びそうな地球人の女にガミガミ言われて圧されている姿――というかガミガミ言ってる方がなんとなく腹が立つし、何気に真後ろに立ってやっているのに全く気づく素振りがない。
「………ふっ」
「………」
イッセーは気づかないのにモモは気づき、何故か勝ち誇った顔と共に鼻で笑われたのも無性に腹が立ったネメシスは、腹いせとばかりにイッセーとモモの間に割り込み、奪い取る形でイッセーと弁当をぺろりと平らげてやるのであった。
「て、テメェこの乞食チビが! 俺はまだ一口も食ってねぇのに全部食ったのか!?」
「そこの喧しそうな女とくだらん真似をしているものだからいらないと思ったのさ」
「こ、この……っ! ―――――チッ! もう良い。一食抜かした程度で死ぬ訳じゃあるまいし、勝手にしやがれ……!」
敵意と殺意を持たれなければ寧ろ子供じみているのだとネメシスはちゃんと知っているので。
ドの付く危険人物かつ不良という噂そのままに当初は規律を重んじる身としてきちんと監視と注意をしようと決めていた古手川唯だが、口調こそ乱暴だし粗暴な面もあるが周りに迷惑をかけるといった行動は余りしないというのが分かったと同時に、気づけば雑談程度は可能な関係になっていた。
が、イッセー本人はともかく唯的には実の所非常に困っていた。
それは別にイッセーを嫌悪しているというわけではなく、初めてイッセーの義母であるヴェネラナと会った時に言われた一言のせいで妙に意識させられてしまったという意味だ。
曰く、イッセーは気の強い異性に弱く、寧ろ好ましく思っている。
その一言と、その場に居たイッセーが肯定こそしなかったものの否定もしなかったせいで変に意識をするようになってしまった。
(最近の日之影君は前よりは体調も良さそうだわ。
けど、何故かは知らないけど納得できない気分ね……)
その意識の自覚を無意識に誤魔化すようにガミガミと注意してしまう古手川唯は、以前のような吐血をしなくなってきたイッセーに少し安心はするものの、並行して広がる微妙な人間関係に少々モヤモヤしているようだ。
何せリト以外の全員が女性なのだ。
そして写真でしか見たことはないが、イッセーとヴェネラナにとって家族同然の人たちと写っていた者達を見てからはある意味で絶望的なまでの差と敗北感すら感じさせられたのと同時に納得もできた。
イッセーはこんな美人や美少女に囲まれた生活をしてきたせいで、一種の慣れがあり、ララやらモモやらといった美少女達を前にしても平然としていられるのだと。
それはある意味リトとは違う意味で信用できるのかもしれないが、裏を返せば日之影イッセーから異性として見られるのは並大抵ではないのだ。
そうでなければ妙に距離感の近い御門凉子に対してああも鬱陶しそうにはしないのだから。
「あのネメシスって見るからに子供は何者なのかしら? 妙に日之影君の仲が良さそうだったけど……」
そんなモヤモヤを一人抱えながら、放課後となって帰宅する為に外履きに履き替えようとしていた唯は最近やって来ては気安くイッセーに絡むネメシスなる謎の人物について考えていると、ちょうど昇降口から出ていこうとするイッセーの姿を発見する。
「あ、日之影君……」
つい今までそのイッセーについて考えていた事もあり、少しだけ声に緊張したものが含まれてしまった唯の声はとても小さいものだったが、普通に聞こえたのかイッセーは気だるげな顔をしながら振り返る。
「ああ、古手川か」
「………」
とてもどうでも良さそうなものでも見るような顔をするイッセーに少しムッとなる唯だが、ぐっと堪えて質問をする。
「今帰るの? 珍しく一人みたいだけど……」
「ああ、なんか結城君はデビルークさん達と似非セラフォルーの着ぐるみショーだかに連れていかれてね。
俺は興味ないからそのまま帰ろうかなって。
ちょうどババァと御門の夕飯の準備も早めにしたかったし」
「ふ、ふーん…?」
そう言ってさっさと帰ろうとするイッセーに慌てつつつい着いていく唯。
唯の自宅とイッセーの住む自宅とは実のところ方向が全くの逆なのだが、ついつい気になってついていってしまう。
「キミの家は反対方向だろ? なんでこっちに来るんだよ? それとも何かあるのか?」
「あ、い、いえ……き、気分転換! そう、気分転換よ! 他意は無いわ!」
「? あっそ…変なやつ」
「ひ、非常識の塊である日之影君にだけは言われたくないわ!」
「はっ、そりゃそうだ」
勢いでついて来てしまったものの、何気に他愛の無い会話が続くのもあってか、やがて唯は少しだけ楽しいと思えてきた。
「にゃーん♪」
「ぐあっ!? こ、このくそ猫! 寄るな! へばりつくな! 毛がうっとうしい!」
「「「みゃーん♪」」」
「す、凄いわね、野良猫たちが挙って日之影君に懐いているわ……。
前もこんな事があったけど、どうしてなのかしら?」
「ぐっ……俺が知りたいくらいだっての」
「しかもよく見たら集まってくる猫達の全部がメス……」
「ふしゃー!!」
「きゃっ!? わ、私に敵意向けるし! ど、どうなっているのよ!?」
「だから俺が知りたい――おい猫共、彼女は一応世話になってる子なんだ。
引っ掻いたり噛みついたりして傷つけたら許さんぞ」
「「「「「にゃーん………」」」」」
「………。気のせいかしら、猫達の鳴き声に納得のいかなさを感じるわね」
何故か異様に猫に好かれるイッセーの全身に猫達が貼り付くというシュールな絵面のまま歩を進める内に、保険医の御門宅に到着してしまう。
(も、もう着いてしまったわ……なんでこんなに早く感じてしまうのかしら)
ポストの中身をチェックし、自宅の鍵を取り出そうとするイッセーの背中を見つめながら、妙な寂しさを覚える唯。
「じゃ、じゃあ私はこの辺りで……」
「は?」
考えてみれば久々に二人だけで話が出来た唯は、名残惜しそうに別れを告げようとするのだが、どういう訳なのかイッセーの目が不思議そうに丸くなる。
「え、そのまま帰るのか?」
「へ?」
「いや、ついて来たって事はヴェネラナのババァに用事でもあるのかと思ったんだが、違ったのか? 今ババァ出掛けてるけど……」
どうやらイッセーは自分がヴェネラナに用があると思っていたらしい。
その瞬間、唯はつい言ってしまう。
「そ、そそそ! そうよ! ヴェネラナさんに勉強を見て貰おうと思ったのよ! 実は約束をしていて……!」
「勉強? ……とことん堅物だなキミは」
勢い任せに出鱈目を言ってしまった唯に苦笑いを浮かべるイッセーはドアの鍵を開けると、突然執事のように入るように促す。
「ではキミは―――失礼、貴女様は奥様のお客様として歓迎致します。どうぞ中へ……古手川様?」
「うぇ……?」
急に使用人モードに切り替わるイッセーの無駄にキリッとした表情にドキッとさせられてしまった唯。
こうして古手川唯は個人として初めて自宅に招いてもらうのであった。
「ゆ、唯さんが入っちゃったね……」
「しかもドクター御門もヴェネラナさんも留守。
つ、つまりイッセーさんと古手川さんの二人きり……」
「だ、大丈夫だよモモさん! イッセーさんの性格とか考えなくても変なことには―――」
実は物陰から見ていたイッセーの被害者の子達だったり。
「あら、イッセーが人を家に招くなんて初めてじゃないかしら?」
「「ヴェ、ヴェネラナさん!?」」
実に面白そうな状況を前にワクワクしてるママンだったり。
「やっぱりあの子って気の強い子に弱いのよねぇ……。
そう考えると唯さんはうちの娘達に引けを取らないから……」
「「………」」
「それと結構押しにも弱いから、もし唯さんが覚悟を決めた場合……ありえなくもない展開に――」
「「!!」」
「………ふふふ、リアス達のアドバンテージが奪えちゃうかも?」
変に煽り始めたせいでまたしてもトラブルならぬTo loveるになるか―――
「どうぞ」
「あ、ありがと……あ、お、美味しい……。
で、でもその日之影君? できれば何時もの調子で話して欲しいわ……」
「………………。おう、わかった。
正直俺もなんか違う気がしてたから……」
「あ、あの……ヴェネラナさんが帰ってくるまで一緒に宿題をしない?」
「え? ああ、そうだな。
つかババァのやつ、どこほっつき歩いてんだ? 約束忘れてやしねーだろうな? あのババァ、割りと年だからボケでも入ったのか……」
「そ、そんな言い方は失礼よ? そもそもババァと呼ぶにはあまりにも若いし」
「ありゃ見た目と種族柄―――あー、なんでもない」
―――かはまだ誰もわからない。
補足
ある意味じゃ元の世界よりコミュ障が緩和され始めてる模様。
その2
ママン、なんかワクワクしてる模様