色々なIF集   作:超人類DX

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続き。

そして異次元展開発動


不確定となる未来

 

 グラサンをかけ刀奈にガラガラボイスで説教されて訓練場から出されてしまったせいで肝心な事が言えなかったマコトだったが、後日イッセーの方から話しかけられた際、彼からこんな事を言われた。

 

 

『刀奈に言われて俺も気づかされたんだけどさ、キミのその知識? それとも記憶? それってさ、あくまで俺とキミが存在しない世界での話なんだろ? てことは俺達が存在している時点でその未来とやらが確実に訪れるって訳じゃあないと思わないか?』

 

『………あ』

 

 

 イッセーの言葉にマコトはハッとなった。

 確かに自分とイッセーという異物が存在し、あまつさえ原作に殆ど近い立ち位置に居る時点で未来に関する知識はあまりにも宛にならない。

 これがもし二人がIS学園に入ることもなく一般人として生きていたのなら話は違ってくるのだろうけど、自分達はガッツリ関わってしまっている。

 

 

『関わるべきじゃないと思ってても、こうして関わってしまっているんですよね……オレは』

 

『キミの場合は軽く巻き込まれているってのもあるが、何というか良く言えばお人好し、悪く言えば流されやすいって事だな。

まあ、俺が今でも殺してやりたいと思うゲス野郎とは違うってのはわかってるつもりではあるし、キミは彼に――えーっとなんだろうな、懐れてるし……うん』

 

 

 確かにある程度の知識を元に備えるのは大事だが、それでは想定外の未来になった時の対応が後手に回る可能性もあるし、時には無意味に手を出さずに成り行きを静観すべき所もある。

 イッセーとの話し合いでその結論を掴んだマコトは、ほんの少しだけ気持ちが楽になれた気がした。

 

 

『しかしなんだ……織斑君は、相当キミに対してアレというか、そっちの意味で大丈夫なのか?』

 

『……。どうにかする方法を先輩はわかりますか?』

 

『いやー……ごめんだけど、俺には皆無な引き出しだからちょっと役には立てないかなー』

 

 

 それよりも一夏の拗れに拗れた性癖の方が問題なのだから。

 

 

『あのさ、彼に好意のある女の子達が彼を落とせば色々とまともになれると思うんだけど……それとなく女の子達に言ってみたりとかしてみたら?』

 

『……何度かありました。

『嫌味』だと思われて全部失敗しましたけど……』

 

『あー……マジかぁ。

難儀な奴だなキミも……』

 

 一夏の性癖をフラットに戻すべきだと言う意見にはマコトも大いに同意なのだが、過去にそういった立ち回りをしたところ全部失敗したらしく、それを聞いたイッセーは微妙な納得してしまう。

 

 

(聞いてる感じじゃあ、その女の子達の性格が短気っつーか電子レンジみたいにすぐキレるっつーか。

そらそんな女の子に囲まれてる中、男とはいえ見た目が完全に女で性格も穏やかな側な彼は――きっと菩薩に見えるんだろうよ)

 

 

 もう少しこう、女の子達の気性が穏やかになってくれたら良いのだが……と思うイッセーは肩を落としながらチビチビとイッセーに買って貰ったジュースを飲んで居る銀髪碧眼の美少女然な男子を見るのだった。

 

 

 

 

 

 

 更識簪は姉に対するコンプレックスにより、一時期かなり卑屈となっていた。

 あらゆる面で天才的な結果を残す姉と、結果を残せぬ自分。

 

 暗部の家系においても期待されている姉と、そうではない自分。

 

 そしてその最たるものがISすらデータを元に己自身で組み上げる。

 

 全てにおいて姉よりも劣る自分が恨めしかったし、全てにおいて負けている現実が悔しくて、いつしか簪の心はコンプレックスに支配されていた。

 

 

 恐らくあのままでは今頃自分は姉と疎遠になっていただろう……。

 だが今は違った。自分の才能と姉の才能の差を自分の中で割り切るという選択をすることでコンプレックスを克服したのだ。

 そう、三年前の夜……文字通り空から落ちてきた傷だらけの少年との出会いによって。

 

 

 少年は驚くことに異世界人だった。

 勿論誰もがそんな話を信じておらず、どうせやばい少年犯罪でもやらかしたのだろうと思った。

 だけどその少年は異世界人はともかくとしてあらゆる意味で異常者だった。

 全身に受けた重度の火傷、最早原型すらわからなくなるほど痛め付けられた顔といったあらゆる傷が僅か三日で全快したのだ。

 

 その様はまるで早回し映像でも見ているかのようであり、全快した少年の瞳は恨みという概念を突き詰めたかのように憎悪に滾った暗い眼だった。

 

 この異常な結果には流石の両親も姉も目を剥く他無く、なにより驚いたのは彼の左腕に現れるISのような赤い装甲であり、なんと意思があるかのようにペラペラとしゃべるのだ。

 

 渋いけどなんかダメそうなオッサンの声で。

 

 勿論それは単なるAIなのだろうと疑ったが、その声の主はあまりにも人間らし過ぎた。

 それでもやはり異世界人と信じるには材料が足りないのだが、息をするように手からビームを出して山を消し飛ばすし、世界で暗躍する組織の一部を簡単に殲滅したり、なにより姉を――簪にとっては手を伸ばしても届かぬ領域に君臨していたあの姉の刀奈を簡単に赤子の手を捻るかのように降してみせたのだ。

 

 それはまさに異常であり、この日から少年は野放しにしたら危険過ぎるという事もあって、監視をするつもりで保護することになった。

 

 しかしその危険なパワーを持つのとは裏腹に少年は実に子供っぽく、どうやら親を殺された事で愛情に餓えていた様だった。

 だから妙に人懐っこく、最初は鬱陶しい存在だと思って敬遠気味だった簪にも犬のように懐いてきたり、その内姉へのコンプレックスすらアホらしく思える異常なる領域に、あの姉と共に情景するようになった。

 

 彼もまたそんな自分達に対して、未知の領域への扉の開け方を惜しげもなく教えてくれた。

 結果、簪は姉へのコンプレックスを克服し、姉や従者である友と共に、天才の先――常人には決して理解されぬ未知の領域へと至る道を歩み始める。

 

 そして現在、更識簪は姉へのコンプレックスを克服した勢いなのか、ある理由に関しては寧ろ姉を弄るようになるまでの余裕を持つようになったのだ。

 

 

「だーー!! また負けたぁ!」

 

「ふふん、まだまだだねイッセー?」

 

「ぐぐ、強すぎるだろ簪……」

 

「という訳で負けた罰として今すぐお姉ちゃんに、若干スケベな言い回しをしながら抱きついてね。

そうだね、無駄に古風な言い回しで」

 

「ぐ……ひっぱたかれやしないだろうな?」

 

「それは無いのだけは保証できるね。

……全く、どっちも肝心な所でヘタレになるのってどうなのさ?」

 

 

 簡単な話、更識簪は今が楽しいのだ。

 

 

「お前こそどうなんだよ簪?」

 

「私? 私はそういうのはあまり興味ないかな。

あるとしても理想は私より強くてイッセーくらい強い人……とか?」

 

『じゃあほぼ無理だろ』

 

「そうなるかな。

まあでもドライグがもしも神器状態から実体化できたら……」

 

『は? 俺をおちょくってるのかお前は?』

 

「半分はマジだけど?」

 

『……………』

 

 

 親友であり従者の本音と共に、イッセーに宿る龍の意思をおちょくるのが楽しい的な意味合いで。

 

 

 

 学年別クラス対抗の代表戦の当日となった。

 学年がそもそも違うイッセーは一応モニター越しから例の織斑一夏の試合を観戦するのだが、早速の一回戦の試合は彼の幼馴染みの一人である中国の代表候補生の凰鈴音だった。

 

 だがその鈴音とは全くもって接点もないので特に気にもならず一夏の試合を観戦していると、恐らくマコトの言っていた未来とやらが唐突に現れる事に……。

 

「なるほど、これが神崎くんの言っていた話か……」

 

 

 突如として試合会場へと襲来してきた謎の機体。

 そして試合をしていた一夏と鈴音への攻撃。

 

 間違いなく、それはマコトが教えようとした未来であるだろうと、周囲が騒然とする中ぼんやりと考えつつ謎の機体の全身から放たれるビーム兵器を必死に避ける一夏と鈴音を見つめていると、隣に居た刀奈が虚、本音に指示を送る。

 

 

「二人は先生方と共に生徒達の避難の先導を。

簪ちゃんはあの機体のデータ照合をお願い」

 

「「はっ……!」」

「もうやってるよお姉ちゃん。

けど残念だけどあの機体はデータに無い。

恐らくは――」

 

「篠ノ之束の玩具……かしら?」

「もしくは二年前にイッセーが半壊させた例の組織の残党かのどっちかだね。

……けど可能性として高いのは篠ノ之束の方かな。

残党だとしたらイッセーが試合かなにかをしている時に仕掛けてくる筈だし」

 

 

 状況からあの機体は篠ノ之束がなんからの理由で寄越してきた木偶人形であると推察する簪に刀奈も頷く。

 

 

「となればすぐにでも鎮圧すべきなのでしょうけど……」

 

「いや、織斑君達だけでたぶん何とかなる。

……神崎君の話した通りの奴だったらな」

 

 

 モニターを見上げるイッセー達の目には、鈴音と途中で駆けつけたセシリア――そして訓練機に乗って来たマコトのアシストにより放つ一夏の機体の単一仕様能力によって切り裂かれる様が映る。

 

 その映像は他の生徒達にも見えており、一夏が機体を撃破する映像を見て歓喜の声を上げている。

 

 

「……あれは」

 

 

 切り裂かれ、スクラップと化した機体の装甲がひび割れ、そして砕け散り、そこで終わる筈であった未来の続きが始まるとは知らずに……。

 

 

「な、なに……あれ?」

 

「機体の中からまた新しい機体が……」

 

「今度は……全身が真っ白な機体?」

 

「え、まさか伝説の白騎士……?」

 

 

 そして始まるは不確定となる未来。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 マコトはホッとしていた。

 未来は不確定というイッセーの言葉を胸に、想定外な展開が起きても対応できるように、そしてなるべく一夏の成長の邪魔にならないようにと密かに準備をしてきた。

 その結果一夏は専用機・白式の単一仕様能力こと零落白夜により無人機ことゴーレムの撃破をしてくれた。

 

 だからマコトは気を抜いてしまった。

 

 そして一夏達もこれで終わったと気を緩めてしまった。

 

 

「な、なんだよ……機体の中から更に別の機体が……」

 

「白い、全身装甲……ですって?」

 

 

 破壊された機体からまるで脱皮をするかのように。

 まるで拘束具から解き放たれたかのように姿を現すは、純白の装甲に包まれし白き機体。

 その背にあるのはまるで翼……。

 

 

「う、嘘だろ……? まだ終わってない―――」

 

「っ!? 避けろ一夏!!」

 

「うおっ!?」

 

 

 その神々しさすら感じさせる純白の鎧騎士に目を奪われかけた一夏は、マコトの声により意識を戻され、咄嗟に避ける。

 

 

「なっ!? さっきのビーム兵器より破壊力が……」

 

 

 鎧騎士の掌から放たれた光線をギリギリで避けた一夏だが、その一撃でアリーナの半分が消し飛んだ事に鈴音やセシリア、そして一夏に激を飛ばすつもりでその場に来ていた箒達が絶句する中、本気の焦りの表情を浮かべていたマコトが叫ぶ。

 

 

「今すぐ全員この場から逃げるんだ!!!」

 

「ま、マコト? な、なんで……もう一度俺達全員でかかれば――」

 

「そいつはさっきまでの無人機とは訳が違うんだ!!! 俺達だけじゃあどうにもならない!!」

 

 

 何時になく感情的になっているマコトに動揺する一夏達だが、まるであの機体が何なのか知っているような様子に違和感を覚えようとしたその時だった。

 

 

 

『……!』

 

 

 

 突如それまで沈黙をしていた白い機体に向かって赤い光弾が襲い掛かる。

 

 

「え?」

 

 

 誰でもない攻撃に驚く一夏達は、その方向に視線を向ける。

 するとそこには――

 

 

「赤い機体……?」

 

「ぁ……」

 

 

 白い機体に似た、されど背に翼はない。

 全身が赤き装甲に覆われた何者かが君臨していた。

 そしてその姿を白き騎士が見たその瞬間……。

 

 

『見つけたぞ……赤龍帝……!!』

 

 

 それまで一切なかった白い騎士から――男性の声が。

 それもまるで待ち焦がれたかのような歓喜の声が放たれる。

 それに対して赤き騎士は――

 

 

『ちっ……本物かお前? 流石にコイツとなれば彼等じゃ無理だよな』

 

 

 逆に会いたくは無かったかのような、これまたどこかで聞いた気がする男性の声と共に臨戦体制へと入るのだった。

 

 

「早くこっちに来るんだ!」

 

「ま、待てよマコト! な、なんなんだよアイツ等は!?」

 

「そうですわ! まるであの二機の機体を知っているような……」

 

「説明しなさいよ!」

 

「あれは機体なんかじゃないんだ! そしてオレ達がどうこうできる代物でもない!」

 

「なんだと? どういう―――」

 

 

 

 

『ふははは!! やっとだ! あの腐りきった世界から消えた宿敵とここでようやく出会えた! さぁ、俺が誰かなぞどうでも良いしお前も俺が誰かなど関係ないだろう!? あるのはひとつ――宿敵同士の戦いだ!!』

 

『チッ……!!』

 

 

 

 そして始まるは、世界を、時を越えた宿命の戦い。

 

 

『アイツに良い土産話ができそうだぁぁっ!!!』

 

『! コイツ……! 並の奴じゃねぇ……!?』

 

 

終わり。

 

 

 

 

 自分がそうであったのなら、他の例だって存在しうる。

 

 

 

「ごふっ……が……ぁ……!」

 

「ふっ、まずは俺の勝ちだな赤龍帝? なに、命までは取らんさ。

キミはきっと俺達のように抗ってきた者なのだろうからな――むっ!?」

 

「これ以上、イッセー君をやらせはしないわ……!」

 

 

 

 だが白き龍の皇は赤き龍の帝王よりも更に修羅場を潜り抜けた経験があり、その実力はイッセーを越えていた。

 それを承知で、今こそイッセーのパートナーとして参戦する刀奈を白き龍の皇は愉快そうに見つめる。

 

 

「そうか、お前は見つけたのか……信じるにたる者を。

なるほど、そして彼女は俺達の領域に近づかんとしている。

ふふ、ますます気に入ったぞ赤龍帝――いやイッセーだったか?」

 

「……ぐ……ぐ……ぎ……!!」

 

「無理をするな。

本気で叩き込んだのだ、暫くはまともに動けんだろう。

さっきも言ったが命までは取らないさ―――キミは、いやキミ達は更に強くなってくれそうだからな」

 

「……殺すつもりはないの?」

 

「その通り。

今回来たのも、偶々彼の気配のする場所にISとやらが向かっているのを見つけ、それを破壊して皮だけ被って潜入するだけのつもりだったからな。

もっとも、彼が俺と同等に覚醒していると感じたものだからついつまみ食いをしてしまったわけだが……ふふふ」

 

「目的はなに……?」

 

「目的? そんなものは無い。

が、強いて言うなら誰よりも自由に、誰よりも狂った生き方をしたい……かな?」

 

「………」

 

「俺の名はヴァーリ。

彼の宿す赤い龍と対をなす白き龍を宿す白龍皇だ」

 

 

 暗い銀髪に蒼い眼をした少年はそう名乗ると去っていく。

 

 

「白龍皇……」

 

 

 そんな少年を刀奈は追うことはできなかった。

 それはあまりにも強すぎて、自分ではどうにもならないと悟らされたから。

 

 これが不確定となった未来の始まり。

 

 

 

 

 

「ヴァーリ!! お前、何を勝手な……! け、怪我までしてるじゃないか!?」

 

「なんだ騒々しい。

ちょっと赤龍帝とバトルしてきただけだ。ふふふ、経験の差があったといえ、俺と同等の異常者だったぞ」

 

「そんな事なんてどうでも良い! ほら治療をするから……!」

 

「わかったわかった。

まったく、一々大袈裟な奴だな」

「大袈裟なくらいでちょうど良いくらいだ! お前に居なくなられたら私は……!」

 

「居なくはならないよ。

俺は障子や襖や紙は破るが約束は破らないつもりだからな」

「本当だろうな? 空っぽな私にはヴァーリしかいないんだ……。だから――」

 

「空っぽ? お前はもう空っぽではない。

確かにお前は奪われていくだけだった、けどお前はそこから抜け出そうともがいていた。

だから俺はお前を拾って面倒を見た……そして俺が教えられる事は全て教えてきた。

もうお前の自由を奪えるものはいない……」

 

「……」

 

「それに、俺の背中を任せられるパートナーだろう――マドカ?」

「……うん」

 

 

 赤き龍帝と出会う事で先の領域へと到達した刀奈のように、白き龍皇との出会いにより『自由』を掴み取りし少女。

 

 

「しかし俺と彼は相当似ている部分があったようだ。

俺にマドカというパートナーが居るように彼にもパートナーが居るようだった……」

 

「む……そいつは女なのか? 強いのか?」

 

「ああ、見た限り更に強くなれるぞ。

くくく……次の戦いが楽しみ……いたたたっ!? な、なにをする!?」

 

「………ヴァーリのばか」

 

 

 運命の呪縛から解き放たれし少女(マドカ)

 

 パッシブスキル『サイレント・ゼルフィス』

 

 自身のATK,DEF150%UP

 超高確率で追加攻撃を行い、攻撃をする度に気力+1(最大7)ATK,DEFを20%UP(最大100%)

 

 

アクティブスキル『母性愛』

 

同チームにヴァーリ・ルシファーが居る場合のみ発動可能

 

効果・解放した領域を全開させ、ヴァーリが参戦する。

 

 

 

 

 自由を掴み取りし半人半魔と造られし少女(ヴァーリ&マドカ)

 

 

パッシブスキル『白き龍皇と黒騎士』

 

自身のATK,DEF300%upし全属性効果抜群で攻撃

登場から5ターン必ず5回追加攻撃を行い高確率で必殺技が追加発動。

敵の攻撃を受ける度にDEF5%、攻撃をする度にATKを5%UP(無限)、気力+2(最大8)し、全ての攻撃をガードする。

 

敵の必殺技を見極め、超高確率無効化し、無効化してから3ターンは更にATK,DEFを100%UP

 

 

6ターン以降、必ず3回攻撃を行い、気力18以上で必殺技が追加発動する。 

 

一度だけ戦闘不能になった場合、体力を全快させて復帰する。

 

 

 

必殺技 『ブラック&ホワイトタイム』

 

 1ターンATK,DEFを超大幅上昇させ、敵に超極大ダメージを与える。

 

 

超必殺技 『Wスピリッツ・ブレード』

 

3ターンATK,DEFを超大幅上昇させ、敵に超壊滅的ダメージを与える。

 

 

アクティブ『ソウル・ディストラクション』

 

一時的にATKが超上昇し、敵に究極大ダメージを与える。

 

 

 

「よかった、傷は浅かったみたいだ……」

 

「一々心配性なんだよマドカは。元の世界の時なんて何度も手足がちぎれ飛ばされたりしたし、この程度なんて唾でもつけれてば治るぞ」

 

「何度も聞いたさ。

でもちっぽけだった頃の私なんかの為に傷だらけになっていたヴァーリを見ているだけしかできなかったせいか、心配で心配で……。

ほら、取り敢えず膝を貸すから一眠りしよう?」

 

「……俺より年下なのに、何故こんな子供扱いされなくてはならないんだ俺は?」

 

 

途中から殆ど嘘です




補足

 ゴーレムまでは同じだった。

 しかしその中身はゴーレムを襲撃して皮の装甲だけ被ってた彼だった。


その2
こうなるとするなら、現状の実力差はヴァーリきゅんに相当分があります。

修羅場の経験が雲泥の差ですし、そもそも本家ベリーハードの経験があって互角でしたから。


そしてそんなヴァーリきゅんにもパートナーが……。

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