色々なIF集   作:超人類DX

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続き。

一夏はその夢の為に時おりこんな事をする。


一夏の夢

 

 

 

 初めてアイツの『根の部分』を見た時、その目はどこまでも暗くて、どこまでも冷たかった。

 

 そしてその目の奥に映るのは決して私達ではない。

 

 

『何故知りもしない他人に気安く名前を呼ばれるのかはこの際どうでも良い。

俺の気は長くは無いから一度しか聞かねぇぞガキ共――――――セラフォルーはどこだ?』

 

 

 兵藤ではなく日之影。

 文字通り日の当たらぬ場所から影のように生きる男こそがヴェネラナ先生の言っていた本当のアイツ。

 

 

『答えないか……。

そうかそうか―――まあ、状況を見るに貴様等はあのクソ共の手のものだろうしな。

答える気がないのなら用はない―――死ね』

 

 

 他を殺める事になんの躊躇いもない。

 決して笑うことはしない。

 自分の中にあるコミュニティに入る者以外は全て敵と見なす。

 

 そして私達は、日之影としてのアイツにとっては外敵。

 

 その事実が――ヴェネラナ先生を含めた悪魔と呼ばれる嘘みたいな存在達との絶望的な差。

 

 

『…………??? あれ、俺は一体……って、なんじゃあこりゃあ!? ご、強盗が来たのか!?』

 

 

 アイツが全てを本当の意味で思い出してしまったその時、私達は――私達の思い出は全て崩れ去ってしまう。

 

 

『お、おい千冬さん!? け、怪我してるじゃんか!? 大丈夫か!? 誰にやられた!? 俺が仇を取ってきてやるよ!』

 

 

 それが私は――心底恐ろしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 双方の話を其々聞いてみたり、一夏の訓練についてそれとなく言ってみた結果、セシリアも箒も己と同等レベルに『我』の強い子なのだと鈴音は改めて理解したし、それほどまでに一夏が好きなのだとも納得はした。

 

 なので、このまま二人がいがみ合ってままでは何時まで経っても一夏は成長できないのではと言ってみれば二人はちゃんと聞いてはくれた。

 

 

「手を貸すのはここまでよ一夏。

碌に訓練できないままのアンタと戦って勝っても勝った気になれないと思ったからではあって負けるつもりはないわ」

 

「おう、わかってる。助かったよ鈴」

 

「お礼を言って貰える程、私はまだ二人に借りを返せてはいないわ。だから気にしないで早く行きなさい」

 

 

 

 試合の日まで僅かとなってしまったが、ここからはちゃんと訓練が出来る筈だと鈴音から話を聞いた一夏は素直にお礼を言うと、訓練場で待っているセシリアと箒のもとへと向かう。

 

 

「まったく、世話の焼ける幼馴染みだわ」

 

 

 去っていく一夏の背を見ながら苦笑いを浮かべる鈴音。

 

 

「何時までもいじめられっ子のちみっこ鈴じゃないってわかって貰うには、対等な戦いにならないと意味がないのよ……。

そうじゃないと、私は何時までも一夏と一誠にとってのちみっこのままだもの」

 

 

 二人に手を差し伸べられてばかりであったからこそ、鈴音は証明したいのだ。

 一夏と……そして一誠に肩を並べられるのだと。

 

 

「さてと! 久しぶりに見せて貰うわよ二人とも?」

 

 

 シスコンとマザコンの幼馴染みとこの先も共に走る為に。

 

 

 

 

 

 俺は一誠と言い合いになったり喧嘩をしたことはない。

 だけど小さい時に出会ってから今に至るまで『戦う』事はよくしていた。

 

 

 

「は? 訓練の前にしたいことがあるですって?」

 

「それはなんだ?」

 

 

 アイツは――一誠は強い。

 義母であるヴェネラナさんを守る為に強くなるとずっと言っていた通りアイツは強い。

 近くで見ていた俺がよくわかっている。

 

 だから俺はアイツの様に強くなろうと追い掛けて続けた。

 そして定期的にその『証明』をする。

 

 

「セシリアは初めてかもしれないが、箒は知ってるだろ? ………ちょっとした運動だよ」

 

「?」

 

「…………お前達、まだあんな事をしていたのか?」

 

「俺が一方的に一誠に頼み込んでる事だけどな」

 

「なんのことですの?」

 

「それは―――ああ、これから教えるよ」

 

 

 運動という言葉に身に覚えのある箒は呆れた顔をするが、こればかりは俺の目標のようなものだし、ちょうどアイツも来たからセシリアには今から見て意味を知って貰おう。

 

 

「よう一誠? 急で悪いな?」

 

「本当に急だし、まさか学校でもやるとは思わなかったぞ?」

 

「ははは、大丈夫だよ。

一応千冬姉には許可取った」

 

「いや、あの人は基本許可しちゃうじゃねぇか。

その証拠にあの制御室っぽい部屋から鈴と見下ろしてるぜ? そもそも試合近いのに良いのか?」

 

「おう、試合前の気合い入れのつもりだし、だからって手加減は要らんぜ?」

 

「………そうかい」

 

 

 本当はもっと人が居ない時にやろうと思っていたんだけど、この際周りに見られるのは仕方ないと割りきる事にする。

 渋い顔の箒とキョトンとしているセシリア……そしてまだ俺達男子の存在が珍しい学園の女子達がなんだなんだと注目する中、俺は一誠と共に訓練場のど真ん中まで移動する。

 

 

「ブラコン大魔王の前で恥かかせることになるが、後悔すんなよ?」

 

「ふっ、お前こそ千冬姉と鈴の前で恥かかせてやるぜ?」

 

 

 ああ、ISを動かしてこの学園に通う事になってから感じた事だけど、やっぱりISで戦うことよりも俺は『この戦い方』の方が気持ちが高揚してしまう。

 まったく、平和主義者の俺がこうなっちまったのはお前のせいなんだぜ一誠?

 

 

 そう思いながら俺は着ていた制服の上着を脱ぎ捨てる。

 

 

「っ!?」

 

「な、なになに!? 織斑君が脱いだ……!?」

 

 

 うーん……思いの外人が多かったか? 上半身裸になった途端、キャーキャーと変態を目の前にしたリアクションが周りから聞こえる中、俺に応じるように一誠も上着を脱いで上半身を露にする。

 

 

「っ!?」

 

「な、なに……あの傷?」

 

 

 俺とは正反対に一誠が脱いだ際、一誠を後ろから見ていた女子達はわかるくらいに息を飲んでいた。

 何度も見てきた……一誠の背中の傷跡に。

 

「…………。お前に倣ってみたけど、ちょっと後悔したぜ」

 

「まあ、その傷跡を初見で見て驚かない人は居ないだろうしな?」

 

「………。俺自身、何でこんな跡があるのかは全く覚えちゃいねぇんだけどな。

母さんはなんか知ってるみたいだけど、今でも教えてはくれないし」

 

「でも自分から聞こうとはしないだろ?」

 

「そりゃあな……。

ま、この跡がなんであるのかなんて俺にはどうでも良い事だからな。

もっと小さい頃の記憶に関係していたとしても、肝心なのは今とこれからだ」

 

「………………」

 

 

 その傷跡はまるで、色の入っていない入れ墨のようであり……『上を見上げて喰らう龍』。

 一誠自身は何故自分の背中に傷跡があるのかを覚えていないし、深く考えるつもりはないとばかりにヘラヘラ笑っている。

 

 

 

「………ずっとそのままの一誠で良いのに」

 

「あん? なんか言ったか?」

 

「なんでも……それよりそろそろ始めようぜ? 流石にこんなに人に見られながらってもの恥ずかしいだろ?」

 

「おーそうだな? 俺にやられてピーピー泣いたら恥ずかしいもんな?」

 

「違うな、お前が俺に負けて泣くんだよ……!!」

 

 

 

 だけど俺は――俺と千冬姉と束さんと鈴と箒は知っている。

 昔、ヴェネラナさんに聞いた嘘みたいな一誠の真実を。

 

 

「一誠ェェェェッ!!!!」

 

「ふっ、来いよ……一夏ァァァァッ!!!」

 

 

 その真実が一誠の中に戻ってしまった時、俺達はきっと一誠の中から捨てられる。

 そうなれば俺も、そして千冬姉と束さんと鈴は――

 

 そうならない為に……そんな未来を防ぐ為に。

 

 

「な、なにをしているんですかあのお二人は!?」

 

「………一夏の覚悟だ」

 

「か、覚悟? 一体なにを……」

 

「黙って見ていろ……。

まったく、相変わらず時代遅れのような事を……」

 

 

 

 俺は強くならないといけないんだ。

 

 

 

 

 クラス対抗戦も近いというのに、生徒としてではなく弟として頭を下げに来た時、千冬は仕方ないとつい了承してしまった。

 

 

「始まりましたね」

 

「ああ」

 

 

 弟と弟分である一夏と一誠が正面から肩をぶつけ合い、そして弾かれて距離を取って構える光景を訓練場の制御室の窓から見ていた千冬は、普段は苦手意識を自分に持っている癖に、一誠のことに関しては一切引かない小娘――つまり鈴音が横にやって来たのを横目で確認しつつ、事情を知らずに引いている生徒達に囲まれながら殴り合い喧嘩を開始する姿を見下ろす。

 

 

「一夏の訓練の件はお前がオルコットと篠ノ之を説得したらしいな?」

 

「ええ、まだISに乗って日が浅いとはいえ、訓練に身も入れられないままとでは質が違いますから」

 

「良いのか? 適切な訓練を受ければ一夏はお前に肉薄するやもしれんぞ?」

 

「構いませんよ。それでこそ私がもう『足手まとい』じゃないと知って貰えますから」

 

 

 

 毅然と返してくる鈴音に千冬はそれ以上言うのを止め、一誠の左ストレートを避けながらジャブで牽制していく一夏を見る。

 

 

「織斑先生はどう見ますか?」

 

「まともにやり合えば一誠の方が上だが……一夏は一誠という明確な目標があるからな――この前より更に成長している」

 

「私は二年ぶりに見ますけど、確かに一夏はその頃より強くなっていますね。………一誠は更に成長しているみたいですが」

 

 

 鈴音の言葉に、千冬は頷きはしなかったが心の中では肯定した。

 その証拠に一誠の攻撃を避けていた一夏が徐々に攻撃を貰い始めていた。

 

 

「本当、どうやってもほんの一瞬だけ追い付くのが精一杯なんてどこまで強くなる気よ……」

 

「…………」

 

 

 少し悔しそうに呟く鈴音を横に千冬はフックで身体がぐらついた一夏の顔面めがけてにすかさず飛び膝蹴りを叩き込んで吹き飛ばす一誠を見る。

 

 

(……オルコットの時のように戻る気配はないか)

 

 

 見ていた女子が悲鳴のような声を上げているのが聞こえていないとばかりにふらつきながらも立ち上がった一夏にお返しとばかりに顔を殴られた一誠がもし戻れば直ぐ様止めに入るつもりの千冬。

 

 一夏がもし一誠を追い込めばありえる事かもしれないけど、もう一度殴ろうとした一夏の顔面にカウンターを叩き込んでいる姿を見る限りは大丈夫そうだ。

 

 

『中々やるじゃねぇか……また強くなりやがって』

 

『ぐふっ……! へ、へへへ……ま、まだまだァ……!』

 

 

 少しふらつきながらも膝をつかない一誠とは逆に既に何時倒れてもおかしくないダメージを受けている一夏は、それでも闘志を燃やしている。

 

 

「もし先生が一夏の立場で一誠と戦うとしたらどうします?」

 

「どちらにも言える事だが、アイツ等の戦い方は読みやすい。

だから最小限の動きで封殺する。例えば――今一誠が一夏に叩き込んだ蹴りにしても、私なら軸足のバランスを崩してから一気に追い込むな」

 

「……織斑先生なら今の一誠を相手に可能でしょうね」

 

「まぁな……だが、戻った場合はそうはいかない。

かつて私は戻ったアイツと相対したが――なにも出来ずに殺されかけた。

その時はヴェネラナ先生が咄嗟に庇ってくれたから命だけは助かったが……」

 

「……。やっぱり今の一誠とあの一誠は別人だと先生も思いますか?」

 

「ああ、気配からして全く違う。

戻った時の一誠は戦い方から何から全てな……なにより放つ殺意は、今でも私と束のトラウマになるほど凶悪だ」

 

 

 流石に見ていられなくなったのか、セシリアが止めようとしたり、周りの女子達が教師を呼ぼうとし始めている光景を制御室から見ていた鈴音と千冬は『別人レベルで違う一誠』についてを話している。

 

 兵藤ではなく日之影という苗字を名乗った一誠を……。

 

 だがその話は、騒ぎを聞き付けてやって来た山田真耶が悲鳴半分で殴り合っていた一誠と一夏を止めようとするのを見て中断となる。

 

 

「許可してしまったとはいえ、流石に止めんとマズイな」

 

 

 泣きながら止めようとしても止まる気ゼロの二人を止める為に制御室を出ていく千冬。

 こうして定期的に行われる二人の喧嘩は一誠に軍配が上がる事になるのであった。

 

 

終わり。

 

 

 

 

 

 

 

 そんなこんなで時には喧嘩をしたりといった『青春』めいた事をしながら過ごしていく内に、二人ほどの転校生がやって来た。

 一人はまさかの男子で、フランスから来た模様。

 

 そしてもう一人は眼帯をつけた銀髪の狂犬――ではなく女子だった。

 

 

「でっ!? な、なんだよ急に!?」

 

「私は認めない、貴様があの人の弟であることを」

 

「は、はぁ?」

 

 

 本来と同じくビンタされる一夏。

 

 

「ぐげ!?」

 

「そして貴様は死ねば良い」

 

「ぐ、グーで殴られた挙げ句存在を全否定された!?」

 

 

 本来には無いが、思いきりグーパンされる元執事。

 

 

「だ、第一なんだねチミは? てか、よく見たらちみっこの鈴よりもっとちみっこ――ほげぇ!?」

 

「ちょ、おいお前!? 一誠になんの恨みがあるんだよ!?」

 

 

 何か言おうとすれば即座にグーが飛んで来るせいで、鼻から血が出てしまう一誠を見て、腹を立てた一夏が銀髪の転校生に詰め寄ろうとする。

 しかしそんな一夏に全く臆する事がなかった少女は、隣の席の女子から首をトントンして貰っている一誠を『とてつもなく嫉妬した目』で言う。

 

 

「貴様にはわかるまい……! 教官が我が隊で教官だった頃、弟の貴様の話やらこの男の話を聞かされてきた辛さをな!

百歩譲って弟である貴様の話なら腹は立つが理解はしてやる! だがこいつは教官の恩師の子というだけだろう!? それなのに私がどれだけ敬愛しても教官は楽しそうにコイツの思い出話ばかり!!」

 

「お、おぉ……」

 

 

 要するに凄まじい嫉妬心を爆発させているらしい転校生その2の勢いに、ちょっと勢いが削がれてしまった一夏。

 最近すっかり千冬の一誠に対する扱いに慣れ、それの意図が何となくわかったクラスメートの者達も微妙に生暖かい目をしているのはご愛敬。

 

 

「け、けどいきなり殴るのはよくない……」

 

「教官から聞かされた話の意味がわからないから、部下に聞いたら、この男は紛れもない変態だ! コイツは以前寝ぼけて教官に抱きついた挙げ句、胸をあれこれしていたと聞いたぞ!!」

 

『え?』

 

 

 鼻血ぶーな一誠を憎らしげに指差しながら言う転校生その2に、クラスの空気が凍った。

 

 

「ばっ!? お、おいアンタ! 一体このちびに何をベラベラ喋った!?」

 

「事実をそのままだが? それとも何だ? 私がラウラに嘘を言ってると? 当事者のお前なら記憶にあるだろう?」

 

「ぅ……」

 

「それにだ、この前のオルコットとの試合で気を失ったお前を運んでいた際、お前は全く遠慮せず私の胸をあれこれしていたんだぞ?」

 

「なっ!? 嘘言え! それなら理不尽大魔王がそのネタで俺を強請らない訳がねーだろ!?」

 

「強請らんでもお前は頼んだらやってくれるだろう? あーそれにしても困ったなぁ? ついこんな所で恥ずかしいことを言ってしまい、こうして知られてしまったせいでお嫁に行けなくなってしまったぞ? これはお前にキチンと責任を取って貰わないと……」

 

「ふざけんな! 誰がオメーみたいな怪力ゴリラ女なんぞ――」

 

「その怪力ゴリラ女に、お前は小一の頃に学校の花壇から引っこ抜いてきた花を渡しながら、『おれのかーさんの次に好きだからこれあげる』と―――」

 

『きゃー! 告白してるんだ兵藤くん!?』

 

「してねー!! してねーー!! そ、それは俺のドッペルゲンガー――」

 

「貴様ァ!! 貴様はやはりこの場で殺すっっ!!」

 

「も、もちつけ――じゃなくて落ち着け眼帯ちゃん!!? わざとじゃない! わざとじゃないんだ! そもそも正気だったら多分束さんの方行くわ!!」

 

「あ、そう言えば姉さんも同じような事を小一の一誠にされてたと、かなり珍しく嬉しそうに言ってたな……」

 

「それ聞いて鈴がすんげぇ悔しがってたし」

 

『きゃー! 兵藤くんのおませさん!!』

 

「微妙にノリが良いなこのクラス!? そ、そうじゃなくてあの時は思考からなにからただのガキだったし、ノーカン――」

「寧ろ死ねぇぇぇっ!!」

 

「ぎょえー!?!?」

 

 

 こうして悪事をバラされた一誠は、千冬ファンの一定の女子に冷たい目をされたり、単純にセクハラ男として距離を置かれたりするのであった。

 

 

「む、胸がお好きなんですね、兵藤くんは……。

はっ!? も、もしかしてその内私も!?」

 

「心配しなくても山田先生はアイツのタイプに入らないので全く心配いりませんから」

 

「そ、そうですか………。

あ、あの織斑先生? な、なんでそんな怖い顔をしながら私の胸を……?」

 

「いえ別に……。

私の恩師といい、束といいふざけたサイズの方と縁があるせいで微妙に惨めな気分になるとかではありませんから」

 

 

 そして千冬は、周りが戦闘力53万ばかりなせいか、決して小さくないのに地味なコンプレックスを実は抱いていたのだった。

 

 

「………あの、僕は?」

 

 

 悲しいことに、すっかり転校生その2さんの濃さに押し潰されてしまった男子(仮)さんが空気になってしまって……。

 

 

終了

 




補足

記憶を失っているせいで生身でもちょっとした喧嘩自慢程度の力にまで落ちている。

具体的には千冬さんとのタイマンでは色々な意味で負けるし、一夏には僅かに勝るくらい。

ちなみにこの時点ではまだスタイルを閃いてない――所謂『フリーター』状態です。一夏も。


その2
千冬さん達側は日之影一誠に戻ることを恐れています。

数度程ほんの少し戻った際に向けられた事がトラウマで。


その3

まだ学生だった千冬さんと束さんにやらかした。
それをドイツ行った際に嬉々として教え子達に語るせいで、崇拝者のとある眼帯ちゃんの嫉妬度は魔王少女レヴィアたん――じゃなくて嫉妬のレヴィアタンに……。

お陰で相対的に一夏にも嫉妬はしているけど、本来よりは嫉妬度は低くなってる模様。

そして哀しいかなフランス娘さんの影がヤバイ薄く…。

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