色々なIF集   作:超人類DX

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前回の続きというかなんというか……殆どふざけてます。


三人娘の日常と大人になれない大人達の日常

 

 

 

 身内がISに携わっていたからといって、決してISに詳しいという訳ではなかったりするのがオレだ。

 

 なので姉のようにISで頂点(テッペン)を取れるような器量も無く、オレはあの時まではあくまで織斑千冬の普通なる妹として生きてきた。

 

 それは千冬姉が過去にオレの身に起きた事件の事もあってなるべくIS自体に関わらせようとしなかったからのもあるのだけど、一番の理由はあの事件によって小さい時からの親友とそのお兄さんの事を、本当の意味で知ることになったから……。

 

 千冬姉が世間から世界最強と呼ばるようになってからも、千冬姉をして『先輩とミリキャスは文字通り次元が違う』と言わしめる程の―――ISという存在が世に出て世の中の常識が変わっても尚密かに君臨する『最強』を知ったから。

 

 オレも幼馴染みの箒も目指す――枠を越えた存在。

 

 

 お伽噺のような二人。

 

 

 

 

 そんな理由もあり、ISに関しては本当に素人であるオレが何でIS学園に入学したのかについては、やっぱり職業柄家に頻繁には帰れない千冬姉の心配性が発動してしまったからに他ならない。

 

 IS学園に入れさえすれば教師をしている千冬姉の目の届く場所に居ることになって、なにかあれば直ぐに守れるから――って千冬姉は言っていた。

 

 そりゃあ確かにそうなのかもしれないけど、それまで完全な素人だったオレとしては必死になって合格する為に猛勉強をしなければならなくなってしまった訳で……。

 急遽IS学園に進路を変更すると同じ中学だったミリキャスに話したあとに別の学校だった箒に連絡した時は、二人も直ぐ様IS学園に進路を変更してくれて一緒になって勉強をしてくれたから頑張れたけど、これが一人だったら多分どこかで折れてたかもしれない。

 

 まあ、前期試験の時点で三人揃って内定を貰ったご褒美がとても良かったので、今にして思えば頑張って良かったなぁと思うんだけど……。

 

 

「ご、ごめん……オ――じゃなくて私って確かに織斑先生の妹だけど、全然ISに詳しくないんだ……。

勉強したもの半年くらい前からで……」

 

「え、そうなんだ……? てっきり何でも知ってるのかと……」

 

「期待に添えなくてごめんね?」

 

 

 そんなオレは今現在こうしてIS学園の新入生として新たな生活に慣れようと割りと必死だった。

 というのも最初の自己紹介の時点で名前を言った瞬間、顔が似てるというのもあってオレが千冬姉の妹であることがクラスメート達に知られた後、織斑千冬の妹ならば当然ISにも詳しいのだと勘違いをされてしまっている。

 

 詳しくないのに詳しいと言うわけにもいかないので、正直に言えばクラスメートの殆どはわかってくれたけど、何人かは織斑千冬の妹であるオレに利用価値が無いとわかったのか、素人とわかった途端話しかけにも来なくなってしまった。

 

 まあ、これは千冬姉が世間で有名になってからはよくあった事。

 最初こそ地味に傷ついたけど、同じく世間的に有名な姉を持つ箒や我が道を行くミリキャス―――何よりミリキャスのお兄さんこと一誠さんの存在のお陰で今ではあまり気にならないようにはなった。

 

 

「はぁ……」

 

「大丈夫イチカ?」

 

「おぅ……。やっぱり千冬姉の妹ってだけでISに詳しいって思われてるんだなって改めてわかったよ」

 

「一夏は千冬さんに似ているからな。

まあでも気にするな。知らないものは知らないし、これから学べば良いだろう?」

 

「そうそう。

それにそんな事で離れるような連中なんてどうでも良いでしょう?」

 

 

 目を引く真っ赤な髪のミリキャスと長くて綺麗な黒髪の箒がため息を吐いたオレにそう言う。

 

 

「一誠兄さまもきっと『雑魚共の戯言なんてどうでも良いだろ?』って言うに決まってるしね?」

 

「そ、そうだな……!」

 

「いや、その前に師匠の場合他人に見られるだけで吐きそうになるだけなのでは……?」

 

 

 ミリキャスの言うとおり、一誠さんだって気にするなって言う筈だと考えれば自然と気分が晴れてきた。

 オレは確かにISに関してはポンコツなのかもしれない。

 でもオレは織斑千冬の妹だと胸張って言えるようにやって来たつもりだ。

 

 あの時みたいに拐われてなにも出来なかった自分から抜け出す為に。

 

 

(ミリキャス、気付いているか? 例の男子がずっと一夏を見ていることを)

 

(勿論だよ。また例によってイチカのストーカーにならなければ良いけどね)

 

(ああ、昔から一夏はおかしな男に好かれるからな……)

 

 

 よーし、今日も頑張るぞ!!

 

 

 

 

 

 

 男のIS起動者となってIS学園に入る事は予定事項であった。

 だがどういう訳か彼の知識には在るべき主人公(ソンザイ)が居なくて、知識に存在しない女子二人(イレギュラー)が居た。

 

 

「…………」

 

 

 

 彼は当然驚いた。

 特に驚いたのは本来の主人公であり、本来の男性起動者である織斑一夏が男ではなく女である事に。

 

 顔立ちは織斑千冬の妹というだけあって似ている――いや寧ろこの一夏は『もう一人』の方に酷似していた。

 

 当初は一夏の位置が彼女に変わったのかと思った。

 だがそうではないし、同性同士というのもあってか篠ノ之箒との仲は極自然に良い。

 

 どうすれば良いかわからないので、取り敢えず代わりにクラス代表の件をやりつつ然り気無く一夏を推薦しようとしたけど、何やら理由をつけて千冬自身が取り下げさせた。

 

 しかも女性ということもあって専用機を渡すという話も出てこない。

 もしかして本来の一夏の役割が全て自分に変わるのではとこの時点で彼は考えている。

 それならそれでも構わない。

 

 だが問題はそんな一夏と箒の二人と親しげに話す女子。

 

 嫌でも目を引く赤い髪をした名前からして外人の女子。

 

 彼の知識には間違いなく存在しない何者か。

 

 

 一体彼女は何者なのだろうか。

 ひょっとして彼女は自分と同じ存在なのか。

 

 様々な展開が一気に押し寄せてきた転生者の男はひたすら彼女達を観察するようになる。

 

 

「ちょっと!? 私の話を聞いておりますの!?」

 

「……………」

 

 

 色々と忘れて。

 

 

 

 

 

 

 そういった各々の思惑が潜む中、学園生活が本格的に始まる。

 副担任であり、童顔で胸の戦闘力が危険過ぎる教師に対してつい一夏とミリキャスがジト目になってしまって困惑させてしまったり、その間も転生者の男が一夏とミリキャスを見ていたり、それに気づいてセシリア・オルコットが内心怒りの炎を燃えたぎらせていたりとあった。

 

 

「えっ、授業中ずっとオレを見てた? きょ、今日もかよ?」

 

「ああ、まるでなにかを探らんとしようとしていた目だったぞ」

 

「な、何でオレが……」

 

「単に千冬さんの妹だからなのか……それとも前みたいに一目惚れされちゃったとか」

 

「や、やめろよミリキャス! そ、その展開だと絶対にろくでもないオチになるじゃないか!」

 

 

 無論、当初から気づいていた箒とミリキャスは、その手には逆に鈍い一夏に話をすれば、一夏は本気で嫌そうな顔をする。

 

 というのも彼女はどういう訳か変な男に付きまとわれる事が多く、割りと男性不信の気があった――一誠以外。

 

 

「一応ミリキャスにも同じような目を向けてはいたが……」

 

「そ、そうなのか?」

 

「僕はどうでも良いよ。

兄さまとお父さんとお祖父様以外の男に触れさせる気なんてないし」

 

「……ミリキャスの場合は、何かあったらすぐに一誠さんが来るから良いじゃんか」

 

 

 同じような視線を向けられていたと箒がミリキャスに言うも、ミリキャス自身はどうでも良さそうなリアクションであり、一夏はちょっと拗ねたような顔をする。

 数年前、幼かったミリキャスにちょっとした変態の不審者がちょっかいをかけようとした際、一誠が命乞いも無視してその不審者を『行方不明』にさせた事がある。

 

 それを知っていて、尚且つ一誠に対して憧れ以上の感情を持つ一夏からしたら羨ましいのだ。

 

 

「心配しなくても一誠兄さまに昨日『何かあったらすぐに言え』って言われたでしょ?」

 

「ま、まあそうだけど……」

 

「これが知り合いでもない他人だったら、一誠兄さまはまず助けようとはしないもん。

だから大丈夫だよイチカ」

 

「お、おう……へへっ♪」

 

 

 が、根がチョロいせいかあっさりミリキャスの言葉に釣られてしまった一夏はニコニコと嬉しそうに笑う。

 箒はそんなチョロい幼馴染みの一人の将来が地味に心配だったりするが、箒も箒であまり一夏の事は言えない。

 

 というか織斑姉妹も篠ノ之姉妹も大体そんなものだった。

 

 

「そろそろ兄さまがお仕事を終えて戻る頃だね」

 

「そうだな。

今日は稽古をつけてくれないか聞いてみようか……」

 

「あ、それは賛成だぜ箒! 教えてくれる時の一誠さんって凄い丁寧だし!」

 

 

 寮のお部屋も一緒である三人娘の行動は常に一緒であり、向かう場所も一緒なのであった。

 

 

「流石に部屋の前とか張られてないよな……?」

 

「それは大丈夫だ」

 

「でも念の為に警戒しながら行こう」

 

 

「それにしても箒ってなんでそんな成長したんだよ?」

 

「え? さ、さぁ? 気づいたらこのサイズになったとしか……」

 

「特になにもしてないのにそんなに大きいって嫌味なの? リアスお姉ちゃんとかお母さんとかお祖母様みたいな事言うんだ?」

 

「そ、そういう訳ではないし、お前達ももう少ししたら――あ、でも小学生の頃からそんなに変わってない気がする……」

 

「「あ?」」

 

「………………なんでもない」

 

 

 

 

 道中、一夏とミリキャスが絶賛成長中である箒の胸に対して嫉妬している頃、ミリキャスの予想通りに人目に一切触れることなく仕事を終えた一誠が用務員室に戻っていた。

 

 

「21時以降ならば、第3アリーナが使える筈です」

 

「強度は?」

 

「流石に先輩が全力でのトレーニングを行えば瓦礫と化してしまいますが、ある程度は耐えられる筈です」

 

「………わかった、贅沢は言えんし、手を回してくれただけマシだ。助かる」

 

 

 世間から追われている筈の篠ノ之束が呑気に寛いでいたりという他人からしたら突っ込みどころが満載な空間となっていて、これまたそんな空間に当たり前のような顔をして居座る千冬も居る。

 

 

「無理にここで働いて頂いていますからね。この程度の根回しくらいはさせて貰わないと。それにこうする事で先輩から稽古をつけてもらえますし」

 

「………」

 

「それにこの束さんがこっそり改造して強度を上げれば、いーちゃんも思う存分トレーニングができるぜ?」

 

「ああ……」

 

 

 年齢的にも先輩と後輩の関係である一誠と千冬と束。

 今でこそ気軽に話をしているが、出会った当初は酷いものだった。

 一誠の持ち前のコミュ障だったり、束の我の強さだったり、千冬の頑固さだったりがしょっちゅう衝突しまくっていた。

 

 

「それでいーちゃんとみーちゃん(ミリキャス)の言ってる『元の世界』についてだけど、当たり前に前例が無いからどうやって戻れるかはまだわからない」

 

「………ああ」

 

「悪いとは思ってるし、こらからも協力もするからもう少し時間をちょうだい?」

 

「………無理はするなよ」

 

「ん、そこについて大丈夫だぜ☆」

 

 

 ヘラヘラとVサインをする束に一誠なりのお礼を言う。

 

 20代半ばを過ぎる事で10代の頃と比べたら精神的に落ち着きを持ち、ほんの少しだけ大人になれたからなのかもしれない。

 いや、元々彼の場合、一度『身内』と判定した相手には不器用ながらも彼なりに誠意を尽くすタイプであった。

 その気持ちが少しは素直に示せるようになった――それが今の日之影一誠なのである。

 

 

「む……束にはあって私には無いのですか?」

 

 

 が、そんな束への態度を見ていた千冬が、普段の織斑千冬が嘘であるように拗ねだした。

 その拗ねかたは妹の一夏によーく似ている。

 

 

「前から思ってましたけど、先輩ってミリキャスを抜かせば一番束に対して優しいですよね? 不公平だと思います」

 

「あ? なんの事だよ……」

 

 

 そんな千冬の抗議に対して一誠はダルそうな顔をする。

 

 

「私だって一誠先輩の後輩なんですから、もっと平等に扱って欲しいんですよ」

 

「扱ってんだろうが」

 

「いーえ、総合的に判断すると大体束には甘いです! 二年くらい前だって、束がちょっと黒めの組織に追われてると聞いたら、何も言わずに単身で壊滅させたじゃないですか」

 

「あれは単に身体が鈍ると思ったから……」

 

「まー確かにあの時はびっくりしたね。

まさか愚痴のつもりで話した次の日にはその組織が消し飛んでるんだもん」

 

「オメーが下手打って捕まったら面倒な事になると思ったまでだっての」

 

「束がセラフォルーという女にちょっと似てるからですか?」

 

「なんでそこでセラフォルーが出るんだよ。

確かにテンションはあのアホと被るが、中身は全く違うっつーの」

 

「え? つまりいーちゃん的にはこの束さんとセラフォルーってのとは別人として見てくれてるって事?」

 

「当たり前だろ。いくら馬鹿な俺だって失礼だってわかるわ。

さっきも言ったが、お前とセラフォルーは絶対に違う」

 

 

 と、ちょっと真面目な顔で言う一誠。

 

 

「ふーん……そっかー、へー?」

 

「んだよ?」

 

「べっつにー? ふふふっ……♪」

 

 

 そんな一誠に束は珍しく本気で嬉しそうに笑っていた。

 

 

「ぐ、ぐぬぬ! ほらやっぱり! 束とセラフォルーという女を同一視していないのはわかりましたが、それでも絶対に私よりは甘いじゃないですか!」

 

「うっせーな、じゃあどうしろってんだよ……」

 

 

 悔しすぎて子供のように騒ぐ千冬に、一誠は再び面倒そうな顔をし、束はちょっと泣きに入っている千冬の姿を然り気無く写真に撮る。

 

 

 

(素のちーちゃんがこんな感じだって知ったら驚かれるというか、このちーちゃん写真とかファンに高値で売れそう。ま、絶対に売らないけど)

 

 

 千冬の素がこっちであることを知っている者からすれば特に珍しくもない光景。

 先輩こと一誠から構って貰えなくなると拗ねるし、千冬以外に軽く一誠がデレると犬のように自分もと自己主張し始めるし、それも無視されると泣き出す。

 

 本来とは違い、弟ではなく妹。

 そして頼れる年上が居たことで、一応普段はしっかりはしているものの、素になれる場所では途端にポンコツと化す――それが織斑千冬であった。

 

 

「猫耳ですかっ!? 搭城小猫みたいに猫耳つけて先輩と呼べば良いんですかっ!?」

 

「またミリキャスが要らん事を吹き込んだのかよ……。

つーか、別に彼女とはそこまで親しくなかったわ」

 

「では眼鏡ですかっ!? ソーナ・シトリーのようになれば良いんですかっ!?」

 

「アイツは俺の1個上だっての……! ったく、わかったよ!! 何をすれば良いんだよっ!?」

 

 

 いい加減子供のような駄々にうんざりしてきた一誠がそう問えば、千冬はふんすとしながら言う。

 

 

「ではこう、労うように頭を撫でて貰いましょうか!」

 

「………犬かお前は」

 

「はは、してあげたら? 最近いーちゃんから全く褒めて貰えないって言ってたし」

 

「………」

 

 

 撫でろと言わんばかりに頭を差し出してくる千冬に、逆に意地でもやりたくなくなってきた一誠だが、流石に苦笑いをしていた束に言われ、仕方なく言われた通りにしてあげることにした。

 

 

「ほらよ」

 

「ぁ……」

 

「ったく、俺も大概だが、お前もまだガキだな」

 

「む……む、こ、後輩だから良いんですよ私は」

 

「そーかい……………色々と根回ししてくれてありがとうよ、犬みたいな後輩よ?」

 

「ぬ………く、ふ、ふ、ふふふ……と、当然ですよ。

私は一誠先輩の1の後輩なんですからっ!」

 

「いや、その持論だと後輩一号はギャスパーか搭城様――」

 

「……………………ぐすっ」

 

「…………。へーへー、こるからも精々頼むぞ、手間の掛かる後輩一号?」

 

 

 これが彼等の見えるようで見えない繋がり。

 

 

 

 

 

 

 

「あーっ!? な、なにしてもらってるんだよ千冬姉!?」

 

「む、なんだ一夏か。なにって、見ての通り、先輩からのご褒美さ」

 

「ご、ご褒美だって!? ず、ずるいぞ!!」

 

「ふっふっふっ! まだまだ修行が足りないなぁ我が妹よ!」

 

「ぐぬぬ……!」

 

 

 

 

 

「また癇癪でも起こされたの?」

 

「ああ、ガキの頃のお前だよまるで……」

 

「えぇ? 僕はあそこまで酷くないと思うんだけど?」

 

「普通だったらいーちゃんみたいなコミュ障さんはモテない筈なんだけど、ここに居る人達って漏れなく全員変人だもんねぇ?」

 

「………。姉さんにだけは言われたくない筈なのに、微妙に否定ができないですね」

 

 

終わり

 

 

 

 

「それよりも一夏とミリキャスよ。

今日の授業中はずっと『兵藤』の奴から見られていたが、大丈夫だったか? 私も何度か注意はしたつもりだが……」

 

「あまり気にしない事にしたよ……ミリキャスも言ってたし」

 

「何がそんなに気になるかは知りたいもないけど、仕掛けて来たら僕が対抗しますよ」

 

「勿論私も一夏とミリキャスの傍になるべく居て警戒はします」

 

 

 

 

 

 

 

「………………兵藤、ねぇ」

 

「? どうしたのいーちゃん?」

 

「………………いや、皮肉だなってね」

 

「なにが?」

 

 

 

日之影一誠

 

グレモリー家副使用人長兼シトリー家使用人長。

 

現在・IS学園警備員兼用務員

 

 

無神臓

 

 

戦闘スタイル

 

破壊(クラッシャー)スタイル

 

攻撃こそ最大の防御を素で行くスタイル。

相手の攻撃を破壊しながら敵を粉砕せよ。

 

 

武器(ウェポン)スタイル

 

ありふれた物を使って敵を叩きのすスタイル。

周囲の環境すらも戦闘の味方につけよ。

 

 

悪魔(デビル)スタイル

 

 悪魔が持つ魔力を駆使して戦うスタイル。

 敵を凍てつかせ、消滅させよ。

 

 

 

 

 

 

 

伝説スタイル(悪魔の執事)

 

 三つのスタイルを複合、洗練させた過去を捨て、本来あるべき赤龍帝(すがた)を完全に振り切った事で目覚めし執事・日之影一誠のスタイル。

 

クールに、フォーマルに、スタイリッシュに無尽蔵の進化を重ねて敵をねじ伏せよ。

 

 

 

 織斑一夏(女)

 

IS学園新入生。

 

 

異常・???

 

 

ミリキャス――そして日之影一誠というあり得ぬ出会いにより扉を開けし『壁を越えし者』

 

 

戦闘スタイル

 

 蝶

 

ミリキャス、箒との幼き頃からの高め合いにより目覚めしスタイル。

 蝶のように舞いながら敵の攻撃を往なして反撃の機会をつかめ。

 

 蜂

 

避けるだけでは前には進めないと心で理解することで目覚めしスタイル。

 

蜂のような鋭き一閃で敵を刺せ。

 

 剣

 

 姉と共に学んだ剣術スタイル。

 我流という名の無限の可能性がある剣技で敵を斬り伏せろ。

 

 

 

 

 

伝説スタイル(稲妻)

 

自分を助けてくれた口下手で不器用なヒーローへの想いと覚悟によって目覚めし織斑一夏自身が決めた生き方を体現せしスタイル。

 

蝶の様に舞い、蜂のように刺し、時には苛烈な剣技で己の道を切り開け。

 

 

 

 

篠ノ之箒

 

IS学園新入生

 

異常性・???

 

 

戦闘スタイル

 

 陸

 

剣だけでは限界があることを理解したことで目覚めしスタイル。

地に足をつけた力強い一撃で敵を粉砕せよ

 

 海

 

 ミリキャスという人の限界を越えた存在を知り、力技だけでは届かないと知ったことで目覚めしスタイル

 大海の波のように敵の力を利用して戦え。

 

 空

 

日之影一誠からの一言で目覚めしスタイル。

 

 空を翔ぶかの如く速度で華麗に戦え。

 

 

 

 

伝説スタイル(暴風)

 陸・海・空を極めた事で覚醒せし剣のスタイル。

 

 暴風のような剣で守り、そして斬り抜けよ。

 

 

 

 

織斑千冬

 

IS学園教師

 

異常・???

 

戦闘スタイル

 

 天

 学生時代に容赦ない先輩に返り討ちにされ、鍛え直した際に覚醒せしスタイル。

 

 天を自由に翔び、獲物を一撃で狩る鷹の様な一閃で敵を仕留めよ。

 

 

 地

 

 やっぱり容赦ない先輩に構って貰いたくて更なる鍛練を経て目覚めしスタイル。

 地を自由にを駆ける犬ような俊敏さで相手の喉元に食らい付くような一撃を与えよ。

 

 

 人

 人間の限界を越えた領域に君臨する先輩との時間が彼女に与えしスタイル。

 

 武芸百般、徒手空拳とオールラウンドに戦え。

 

 

 

 

 

 

伝説スタイル(戦乙女(ブリュンヒルデ))

 

 ISで世界最強になったその日の夜、普通にIS状態の自分をぶちのめしてきた先輩への想いにて覚醒せしスタイル。

 

 天、地、人を超越し、その領域に到達せよ。

 

 

 

 

篠ノ之束

 

IS開発者(ニート)

 

 

異常・???

 

戦闘スタイル

 

狡猾

 

あらゆる状況を前にしても勝ちを拾う俊敏さと判断力が研ぎ澄まされるスタイル。

 

 敵を翻弄し、撹乱させよ。

 

 

規格外

 

 人の世が生み出してしまった天然の規格外が『戦う』事を選択せしスタイル

 

 圧倒的なパワーで真正面から敵を叩きのめせ

 

 

小悪魔

日之影一誠直々に実は叩き込まれたスタイル

 

 悪魔のような領域の一撃で相手を捻り潰せ

 

 

 

 

伝説スタイル(お伽噺(アリス))

 

 日之影一誠という最初にて最後の『壁』を乗り越える覚悟をすることで目覚めしスタイル。

 

あらゆる概念を吸収し、その領域へと辿り着け

 

 

 

ミリキャス・グレモリー

 

IS学園新入生

 

異常性・絶対愛

 

 

戦闘スタイル

 

消滅

 

 祖母の血筋であるバアル家の魔力を父から受け継ぎしスタイル。

 

叔母のリアスと同じ戦い方で敵を消し飛ばせ。

 

 

滅殺

 

 滅殺女王と呼ばれる母から叩き込まれしスタイル

 

母であるグレイフィアの様に、スタイリッシュに敵を蹴散らせ。

 

 

一誠

 

 文字通り幼き頃より変わらぬ愛を抱く一誠から直々に戦い方を叩き込まれた事で目覚めしスタイル。

 

 苛烈に、激しく、暴力的なまでの力で敵を血祭りにあげよ。

 

 

 

伝説スタイル(魔王)

 

 三つのスタイルを複合させた、次代の幕開けを思わせるスタイル。

 

 尽きぬ一誠への想いによりもたらされる異常性による永遠なる成長と共に全てを超越せよ。

 

 

 

終了




補足

20代半ばにまでなったお陰か、コミュ障はそのままながらある程度は柔らかい対応が可能にはなった。

ただし、知り合い相手にだけ。



その2
何でか知りませんが、執事は妙に天災さんに甘いらしい。

本人は全く自覚してませんけど。


その3
この千冬さんは基本的に先輩こと執事の前だと大体精神年齢が下がります。

というか、構って欲しい柴犬みたいになります。



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