色々なIF集   作:超人類DX

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ちょっと気分転換気味に682話のネタで遊んでみた


執事の憂鬱
※変な繋がり


 

 

 少女にとって彼は、この世に生を受けた時から今現在に至るまで傍に居てくれるという意味でも絶対的な存在だ。

 

 血の繋がりも無いし、魔である少女とは違って非力な人間という種族だったとしても、彼はその人という限界を血反吐を吐く狂気的な鍛練を経て超越し、父に食らい付かんとする姿を見続けていた。

 

 それ故に少女にとって人である彼は兄でもあるし、敬愛すべき存在である。

 

 だから魔の王の一人娘である少女は己の生まれや地位なぞに何の意味も抱かない。

 その胸に秘めるものは、無愛想で無口……されど極限なまでに負けず嫌いである彼への絶対なる愛。

 

 今はまだ彼から子供としてしか見られていなくとも、何時の日か必ず彼を……。

 そんな想いを抱いた日から今日まで一度も揺れる事なく持ち続けるのである。

 

 

 彼と共に異なる世界に飛ばされたとしても……。

 

 

 

 そんな少女の名はミリキャスといった。

 

 

 

 

 

 

 本来ならば男児として『少々特殊な生』を受ける筈であることも含めて『知らず』に姉と二人で生きていた『少女』は、風変わりな親友を経て、これまた変な青年を知る。

 

 聞けば自分と姉のような家族構成で生きていたらしいその親友と、親友が『兄さま』と呼ぶ青年はあまり似ていなかったと最初に出会った時に少女は思ったが、後にそれは当たっていたと親友から聞くことで知る。

 

 そしてその青年はどうやら姉の先輩に当たる人物らしく、普段はちょっぴり厳しいというか威厳のある態度をする姉も、その青年を前にすると――なんというか実に後輩らしいキャラになってしまう。

 

 どちらにせよ、少女にとってその青年は無口で無愛想で気むずかしそうな雰囲気を常に感じるので、当初は寧ろ苦手意識があった。

 

 けれど、常にその親友が言っていた通り、無口で無愛想な青年は少し不器用なだけなのだと知ったのは、自分か何者かに拐われた時だ。

 

 その時助けてくれたのが親友と彼であり、その時初めてまともに声を聞き、不器用な優しさを知った時から少女の中で彼の存在が大きくなっていった。

 

 それは心も身体も成長していく内につれてより大きくなっていき……。

 

 

 そんな少女の名は一夏といった。

 

 

 

 

 

 冥界が存在しない地球という全くの異世界にミリキャスと共に迷い込んでしまってから何年も経ってしまった現在。

 

 とっくに成人男性となってしまった悪魔の執事であった青年こと日之影一誠は、結局は誰かの世話になってしまっていた事を含めた意味もあって、その借りを返す為に、当初は本気で拒否した筈の『仕事』を受ける事になった。

 

 それは仕事の斡旋をしてくれた後輩の職場であり、その後輩の妹とミリキャスがこの春から入学することとなった学校の用務員的な仕事であった。

 

 後輩曰く、『先輩の力量ならば生徒達と鉢合わせすることなく仕事ができる筈』等と宣うものの、本人もそのつもりだ。

 

 成人を迎えて5年弱。この世界に飛ばされてしまって8年近く経ってもコミュ障はまるで改善されることが無かった日之影一誠としても、聞けば教師含めても女しかいない学校でわざわざ姿を晒すなんて真似は死んでもしたくないし、所詮単なる用務員でしかない。

 

 ミリキャスにどうしてもと言われてしまったから仕方なく引き受けてしまったとはいえ、本来ならばこういった手合いの仕事は引き受ける訳がないのだ。

 

 

「…………………」

 

 

 

 その学園で教師をする後輩が最大限のフォローを約束するから渋々と引き受けた日之影一誠は現在その学校――名をIS学園にて用務員として働いている。

 かつてグレモリー家の使用人副長兼シトリー家使用人長であった頃とは違い、燕尾服ではなく地味な作業着に身を包み、帽子は顔を隠す為に目深く被り、他の誰にも悟られる事なく作業をほぼ完璧にこなしていく。

 

 嫌々とはいえ一度引き受けたからには仕事に関しては妥協を一切しない辺りが実に彼らしい律儀さというべきなのか。

 

 兎も角日之影一誠は学園の用務員生活はまずまずのスタートを切ったと言えよう。

 

 

「…………」

 

 

 日報の作成作業を終え、一息ついた一誠はちらりと用務員室として用意された部屋の壁に掛けてある時計を見ると、時刻は夕方の17時を回ったばかりだ。

 

 ちょうど学園としての授業が終わった時刻だなと何抜き無しに考えつつ少し冷めたお茶を飲んでいると、不意に部屋の扉が開いた。

 

 

「兄さまー!」

 

 

 この場所を知る者は学園でもかなり限られている。

 それこそ学園の教師達ですら存在を知られていないことを踏まえれば、ここに来る存在は簡単に予想がつく。

 

 

 扉が開いたと同時に飛び込んでくるように入ってくる赤髪の少女だったり……。

 

 

「おじゃましまーす……」

 

 

 赤髪の少女とは逆に少し遠慮しがちに入ってくる黒髪の少女だったり。

 

 

「朝振りですね師匠」

 

 

 その赤髪の少女と黒髪の少女の共通の友人のこれまた黒髪の少女だったり。

 簡単に言えば、彼の存在を知る者達の来訪である。

 

 

「……………」

 

 

 そんな少女達の来訪に対して、日之影一誠は赤髪の少女―つまりミリキャスに飛び付かれた状態のまま立ち上がると、黒髪少女その1こと一夏とその2こと箒を適当な席に案内し、慣れた手つきでお茶の準備する。

 

 

「おお……!」

 

「異次元の速さというべきか……さすがは一誠師匠だな」

 

 

 そのあまりの準備の速さと正確さに一夏も箒もキラキラと目を輝かせている。

 

 一夏と箒は二人の後輩の妹であり、顔見知りでもある。

 故に例のコミュ障が発動する事は無い。

 

 

「……できたからちゃんと座れミリキャス」

 

「はぁい」

 

 

 背中に飛び付いたまま離れないミリキャスに座れと言いながら一誠は一夏と箒にお茶を出す。

 この三人が学園に入学してからというもの、毎日のように放課後はやって来る。

 

 ミリキャスの友人という事なので一誠としても無下にはできない。

 

 

「それでね兄さま、今日危うくイチカがクラス代表ってのに推薦されかけたんだ」

 

「ふーん?」

 

「最初は同じクラスのオルコットって子が世界で最初の男性起動者の人が周りから推薦されてることに腹を立てて異議を唱えてたら、何故かその男子がオレ――じゃなくて私を推薦しようとして……」

 

「…………」

 

 

 最初はミリキャスの話を適当に聞いていた一誠だったが、続くように一夏が話した途端、僅かに目付きが鋭くなった。

 

 

「何で私なんだろうって思ったというか、正直あのピリピリしていた空気に巻き込むのはやめてくれと思ったというか……」

 

「あの男子は妙に一夏を気にする素振りがありましてね。

もっとも、千冬さん――じゃなくて織斑先生が上手いこと言って一夏の推薦をなかったことにしてくれたので大丈夫だったのですが……」

 

「…………」

 

 

 世間では、ISというものは女性しか扱えないという事で浸透していた中彗星のごとく現れ、世界で最初の男性操縦者としてこのIS学園に唯一の男子生徒として入学した存在。

 聞けばこのISの開発者である後輩その2も『普通ならありえない』と言っていた時点で、かつて日之影一誠となる原因となった記憶がある者としては微妙に怪しいと思うし、聞けばどうしても一夏が気になるらしい。

 

 

「ミリキャスから聞いてる限り、キミはどうも変な輩に好かれやすいようだな」

 

「そ、そんなの全然嬉しくないです……!」

 

「以前も一夏にストーカーのようにつきまとった男が居たな……」

 

「話を聞いた一誠兄さまの『説得』で二度と現れなくなったけどね?」

 

 

 何でもかんでもソレと結び付ける気は毛頭ないにしても、やはり疑ってしまう一誠としては過去にも変態的な男子に付きまとわれていた事を知っているだけに、警戒はしておけとだけ三人に言っておく。

 

 

「何かされたら直ぐに織斑か俺に言え」

 

「え………」

 

 

 無論、何かされたのならばその時点で消すと決めている訳で、その旨を一夏に話した一誠は、何故か驚かれてしまった。

 

 

「え、えっと……もしなにかされたら、守ってくれるのですか?」

 

「は? ああ……まあ、知らない相手じゃないからなキミは」

 

「………………」

 

 

 これが赤の他人ならガン無視だったが、相手は厚かましい後輩の妹であり、ミリキャスの友人だ。

 その時点で一誠的には知り合いの範疇に入っているし、何かあれば手を貸すぐらいはする………という事を話せば一夏は俯いてしまい、もじもじとしてしまった。

 

 

「???」

 

 

 そんな一夏のリアクションの意味を察していない一誠ははてと首を傾げ、様子を見ていたミリキャスと箒は苦笑いをするのであったとか。

 

 

 さて、そんな一誠が例によって年下殺しを発動している内に夕飯の時間帯となった。

 

 通常学園の生徒も教師も学園にある食堂で食事を済ませる事が通例となるのだけど、ミリキャス、一夏、箒は入学してからただの一度も学園の食堂で食事を取った事がなかった。

 理由は単純に学園の食事よりも美味しい料理が食べられる場所を知っているからだ。

 

 

「はい兄さま!」

 

「ただ飯作るだけなんだが……」

 

「でも僕にとって兄さまの本当の姿は燕尾服(この)姿だもん」

 

「お、オレもそっちの方がイッセーさんらしいと思います」

 

「私もですね。

なんというか、燕尾服(そのすがた)の師匠は気合いの入れ方が違います」

 

 

 そんな三人娘にせがまれる形で燕尾服を渡された一誠は、仕方ないとひとつため息をつくと………。

 

 

「……………」

 

 

 目にも止まらぬ速度……それこそ一瞬時が止まったのではと錯覚する速度で作業着姿から燕尾服の姿へと着替え、手早く髪をセットし、つい最近後輩から無理矢理渡されたプレゼントことモノクルを右目に装着。

 

 これこそが日之影一誠の完全体だ。

 

 

「ふふん、やっぱり兄さまはこの格好じゃないとね!」

 

「カ,カッコイイ……」

 

「ふむ、やはりそのお姿の師匠は普段よりもよりキリッと凛々しいですね」

 

「…………」

 

 

 満足そうな顔をする三人娘のリアクションに対して微妙に恥ずかしい気分になってきた一誠は、そんな視線を誤魔化すように用務員室に設置してあった簡易的な台所の前に立ち、食事の準備を始めた。

 

 

「…………」

 

 

 悪魔の執事をやることになってからは、ずっとミリキャスの母であるグレイフィアやら祖母であるヴェネナラやらシトリー家夫人だのといった貴婦人達から手取り足取りと仕込まれてきた事もあり、使用人としてのスキルは高度な領域だ。

 

 無論、育ち盛りの三人娘の為に栄養のバランスもきちんと考えている。

 その淀みの一切ない動きで料理をする姿を前に特にイチカは見慣れている筈なのにキラキラとした視線だ。

 

 

「………」

 

 

 そんな視線を背に黙々と料理を完成させた一誠は既にテーブルについている三人娘に盛り付けた料理を運ぶのだが……。

 

 

「おお、今日は魚料理か……流石は先輩だ」

 

「お腹さえ膨れたらなんでも良いと思ってた束さんも、毎日タダでこのクオリティのご飯を食べさせられてきたせいで、もういーちゃんのご飯じゃないとダメな身体に調教されちまったぜ☆」

 

 

 台所に立つ前は居なかった筈の存在か約二名程、当たり前のような顔をしながら三人娘と共に座っていた。

 一人は一夏に良く似た黒髪の女性で、もう一人は箒に面影が重なる女性で……。

 

 

「またお前等か……」

 

「またなんて酷いですね? 折角こうして可愛い後輩が来て上げたというのに、なぁ束?」

 

「まったくだぜ、今のいーちゃんの立場からしたらハーレム状態だしね?」

 

 

 どちらも一誠的には後輩にあたる女性二人はヘラヘラとした面持ちだ。

 

 

「最早驚くのはやめましたが、世間ではお尋ね者同然だというのに……」

 

「なんで学園の人たちって千冬姉が怖い人みたいに思ってるのかがわかんねぇ……」

 

 

 そんな姉二人の態度に、妹二人は微妙な顔だ。特に一夏からしたらしょっちゅう一誠からひっぱたかれてる千冬が世間的には威厳のあるキャラで通っているのが不可思議でしかない。

 

 

「心配しなくても、ダミー人形を世界のあちこちにばら蒔いてるから、本物の束さんの行方なんて誰も掴めないぜ?」

 

「そんな真似をしなくても姉さんは簡単に捕まらないでしょうに……」

 

「やっだなー? いくら箒ちゃんのお姉ちゃんといえど、限界ってのはあるんだよ? もっとも、その限界も最近になっていーちゃんのせいで越えちゃったんだけどー」

 

 

 箒の呆れた態度に対して、にこやかな笑顔をした束という女性が面倒そうな顔を全面に出しつつも想定内だったのか、既に用意していた料理二人分を運んできた一誠を見る。

 

 

「まあそういう事だ。

心配しなくても先輩の存在は私達以外では学園長にしか知られていないし、束に至っては先輩やお前達の前にしか姿を現さないと約束させている。

だから見つかって大騒ぎになる心配もない」

 

「それ、教師としてどうなんだよ千冬姉?」

 

「教師以前に私は一誠先輩の後輩であり、お前の姉だからな。

それに先輩の料理を食べる事でこの教師生活のモチベーションを保てているようなものだ」

 

「…………」

 

「本当にどんどんと厚かましくなっていくねこの二人は……」

 

 

 なっはっはっといっそ清々しく笑う千冬と束に、ミリキャスがぽつりと呟く。

 こうして不法侵入者一人を交えた密かなる夕飯は幕を開ける。

 本来ならば使用人モードになっている一誠は彼女達の後ろに控えて共に食べることは絶対にしないのだが、『燕尾服を着替えればただのイッセー先輩です』という千冬の理屈により、最近では共に食べる事が多くなった。

 

 

 

「そうだ、いーちゃんに言う事があるんだけど」

 

「あ?」

 

 

 当初『いーちゃん』と呼ばれる事を拒否していたが、それでも束が呼ぶのを止めなかったせいでほぼ諦めた一誠が話しかけられた事で食べる手を止めて束を見る。

 

 

「世界中に私のダミー人形をばら蒔いてカモフラージュした事だし、今後は暫くここを私の活動拠点にするからよろしくね?」

 

「………ああ」

 

 

 そんな一誠に束が『さも当たり前』のように言うものだから、一誠を含めた全員がほぼ聞き流した。

 

 だが10秒程経ってからやっと意味を理解したのか、全員の視線がハムスターのように食べている束に向けられた。

 

 

「ちょ、待て束? 今お前、ここを活動拠点にすると言ったのか?」

 

「うん」

 

「それってつまりここで寝泊まりするって事ですか?」

 

「そーだよ」

 

「「「「…………」」」」

 

 

 コイツ……と一誠を抜かした全員が満場一致で束の出し抜くような行動に危機感を抱いた。

 というのも、普段なら間違いなく断るであろう一誠も束の性格を知っているせいか、言っても無駄だと拒否しようとはしないのだ。

 決して広くはない部屋に年頃の男と女が二人きり――まあ、一誠の性格的に間違いなくなにもしないのは分かりきってはいるが、面白くはない。

 

 

「という訳で暫くよろしくねいーちゃん?」

 

「チッ、嫌だと言ってもお前はどうせ聞きはしないんだろう?」

 

「せいかーい! でもちゃんといーちゃんにもメリットはあるんだよ?」

 

「メリット?」

 

「うん、それはご飯の後に教えるから楽しみにしててね?」

 

『…………』

 

 

 そう言いながらミリキャス達にニタニタとした顔をする束は明らかに挑発をしていた。

 故にそんな束からの挑発に対してミリキャス達の行動はひとつだった。

 

 こうして異常な人間と悪魔の少女とのあり得ぬ出会いのせいで本来よりも倍は仲の良い二組の姉妹は生きていくのである。

 

 

終了

 




補足
簡易人物紹介。


日之影一誠

※執事一誠時空の兵藤一誠であった青年。

相変わらずコミュ障のまま異世界で成人を迎えてしまった。
今現在の目標は何としてでもミリキャスだけでも親元に返すこと。

後輩二人の図々しさにはほぼ慣れた。


 ミリキャス・グレモリー
 執事時空では女児として生を受け、執事一誠に対して強烈な愛情を向ける少女。

共に異世界で暮らす内に高校生の年齢になってまったもののその想いはまったくブレがない。

最近のお悩み……母や祖母や叔母と違って、全然胸が育ってない。



織斑一夏

 これまた本来の世界と違って女児としてこの世に生まれ落ちた。
幼少期にミリキャスと知り合い、そのまま親友となり、一誠とも知り合い、憧れまくる。

最近の悩み……やっぱり胸が少ない。


織斑千冬
 文字通り自分を指一本で叩きのめす先輩と知り合った事で普段はちゃんとする癖に、その先輩や妹達の前になると途端にポンコツ化する。

しかしそれでもIS界隈では生ける伝説として名を馳せているとか。


最近の悩み……先輩からシバかれる頻度が少なくて欲求不満。
後その先輩の過去には綺麗所な女性ばかり居て、そのせいで異性に無関心なのだと理解して寂しい。



篠ノ之箒

ミリキャスの叔母に声が似ている少女。
当初は姉へのコンプレックス等を拗らせて気難しい少女だったのだが、そんな姉を文字通り力でねじ伏せる事が可能な親友の保護者を知り、弟子を自称するようになり、彼から色々と学ぶ内に人としての器の底が物凄く深くなった模様。


最近の悩み……何故かミリキャスと一夏から自分の胸を怨めしそうに睨まれる。


篠ノ之束

 天然の規格外を越えた異常者を知ってしまった事で壁を更に越えてしまった規格外。
 彼をいーちゃんと呼ぶということは、同じく彼をそう呼ぶ魔王少女との対決フラグがヒシヒシと立ちまくるが果たして……。


 


最近の悩み……その魔王少女の写真を見たことで彼が何故他の女性に対して無関心なのかを理解して微妙に寂しい。







続くかは未定

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