蛇足感満載だぜ
前回までのあらすじ。
三馬鹿というイレギュラーの出現によって、色々な企みが緩い感じで阻止されまくって来たフィーネさんは、三馬鹿対策に頭を悩ませていく内に、ちょっとだけ本人も緩い感じになってしまい、雪音クリスという少女への風当たりが無風と化していた。
しかしフィーネに何があったのか、ある日突然三馬鹿の出現する前の冷酷無比さに戻ったかと思えば、クリスに解雇通知を一方的に告げ、しかも情報漏洩防止と称して消そうとまでした。
いきなりすぎて訳がわからないし、そもそもいくらフィーネに従っていたとはいえ、死ねと言われてハイそうですかと言うつもりもなかったクリスは必死で逃げ、響のトレーニングに付き合う形で一誠式トレーニングを重ねた結果、某宇宙の王女様に近いフィジカルまで進化してしまった未来に発見され、そのまま一時的に保護される事に。
未来から一誠へと話が届き、なんやかんやで腐れ縁になっていたクリスはこれまでの事を話すと、一誠はフィーネからの解雇通知を一方的な不当解雇だと主張。
友人であるヴァーリと神牙を呼び寄せ、クリスの不当解雇を取り消せとカチコミをかけることを決める。
フィーネが宅内では基本全裸生活をしているというクリスからの話を聞いて途端にやる気を出したとかではなく、ただただクリスの為――とアホみたいなだらしない顔で……。
こうしてクリスの案内により、二課の人達や響や翼には内緒でフィーネのアジトへとカチコミをかけた三馬鹿と不安でしかない気分でついていくクリスだったのだが……………。
「誰もいない」
「もぬけの殻だな」
「恐らく逃れた雪音が一誠に接触すると見越していたのだろうな」
フィーネもなにもそこには存在しなかった。
「諦めるな! きっとかくれんぼをしているに違いない! フィーネさーん!」
生物の気配がひとつも感じられず、間違いなく誰もいないのだが、一誠はそんな現実を受け入れたくでもないのか、全裸姿のフィーネを網膜に焼き付けんとアジトの中を探し回る。
「……………………」
「いや、アレが一誠なんだよ」
「悪気は無いんだ。
壊滅的に女にだらしないだけで」
「…………別になんとも思ってねーし」
そんな一誠の段々と必死こいてる表情に、クリスは背中に蹴りでも入れたくなるし、それを察したのか、ヴァーリと神牙がほぼフォローになっていないフォローでクリスを宥める。
こうして結局はただの骨折り損というオチとなり、全裸フィーネとの邂逅も幻に終わってしまう。
「ちくしょぉぉぉう!!!」
「…………」
「いい加減うるさいぞ一誠」
「そうだぞ。第一、よくも知らん女の裸なんて見て何が面白いんだ?」
「うるせーED疑惑共が! 男のロマンの問題なんだよ!!」
ギャーギャー騒ぐ一誠を半分無視し、すっかりプチ秘密基地化した廃工場へと戻った四人。
一応その頃には一誠も落ち着いており、これまた一転してクリスに今後についてを訊ねる。
「まあ、確実にそのフィーネって人を探し出すにしても、それまでどうするんだ? 実家とかは……?」
「…………無い、親も誰もアタシには居ない」
どこにも行く宛が無いと軽く俯きながら言うクリスに、一誠はふと自分の過去を思い出す。
何もかもが突然消えてしまい、独りになってしまったあの頃の弱かった自分を……。
「保証人無しで借りれるアパートでも探すか……?」
「流石に俺達のバイト先が用意してくれた部屋に紛れさせるのはリスクが大きすぎるからな」
「というか、そもそも雪音自身が嫌だろ。
よくも知らん野郎と同じ部屋とか」
それは神牙とヴァーリも同じ事をクリスを見て感じたのだろう、気付けばただただ真面目にクリスの今後の衣食住についてを考えていた。
「一応、出た給料の半分は貯金に回してたから、それを使えば暫く時間は稼げる」
「俺達も出そうか?」
「大丈夫だ。
お前等はお前等で必要になるだろうから取っておけ。
俺は金なんか持っててもエロビデオかナンパ資金にしか使わんし、それを我慢すりゃあ良い話だぜ」
「……………」
ナッハッハッハと笑う一誠。
(な、何でアタシなんかにそこまで……?)
(驚いたな……。
根は人間不信を拗らせているあの一誠が……)
(言えば否定するとは思うが、この雪音という女は不思議な女だ……)
「んぁ? なんだよ三人して俺を変な目で見て?」
クリス本人からしたら、何故そこまで自分にしようとしてくるのかがわからないし、神牙とヴァーリは一誠がその過去のせいで根本的には他人を疑っていることを知っているので、クリスに対してそこまでしようとする事にただただ驚く。
「おい……別にお前の世話になる気なんてねーぞアタシは」
「? 宛でもあんのか?」
「いや、あろうが無かろうがお前に借りなんて作りたくないだけだ」
「は? 借りィ? 別にキミに貸しを作る気ねーけど」
「アタシはそう思うんだよ! 何なんだよお前は!? ヘラヘラしてるかと思ったら今みたいにっ……!
アタシとアンタは元は敵同士だろうが!?」
「そうだけど、キミの場合ってその敵の俺に高頻度で飯を集りに来てたじゃん?」
「そ、それはっ! ふぃ、フィーネに命令されたんだよ! あ、アンタがそこの二人と比べたらわかりやすいくらい女にだらしないから……! そ、その……色仕掛けしてこいって……」
そんな一誠の読めない行動に我慢ができなくなり、ついクリスは今までの行動の理由を話してしまった。
そう、元を辿れば三人の中ではある意味で一番わかりやすく本能的に生きている一誠を少しでも押さえ込む為にとフィーネに命令されて渋々嫌々で始めた事であった。
「だ、だから一々アタシに対して余計な事するなよ……!」
色々な感情がごちゃ混ぜになり、爆発させてしまったクリス。
(まあ、そんな所だろうとは思っていたし、一誠も察してはいただろうが)
(一誠の真骨頂その3・並行進化をが目的で、猫撫で声で近寄ってきた連中共に比べたらまだマシだが……)
そんなクリスと、目を丸くしながら固まる一誠を其々物を食べながら見ていた神牙とヴァーリは、一誠の持つ進化の異常目的で近寄ってきた連中と比べたら、傷が浅い内に正直に吐いたクリスはまだマシだと思う。
もっとも、そんな経験があったせい捨てられた野良犬のような警戒心を常に根に抱いている一誠はクリスが何でわざわざ敵である自分に近づいてきたのかは察してるので、今更ダメージなんて無い……。
「……………………………………………あ、うん。まあ、うん……それはわかってたし」
「あ……」
訳ではなく、あからさまに凹んでいて、ショックを受けていた。
(おい、一誠がショックを受けているぞ)
(アイツの経験上、今更特に気にしないと思ったが……)
だからこそクリスから顔を背ける一誠のリアクションは意外な反応であり、どうせヘラヘラと笑う等といった反応をしてくると思ったクリスも、困惑をしてしまう。
「あ、あの……」
「まあまあまあ、ガキの頃から似たような事ばっかりあったし? そりゃあ訳もなく俺なんぞに近寄るわけもないし? 救い様の無いアホだもんな俺。そらそうだわな……」
「い、いやその……」
思っていた反応とは違っていて、途端に悪いことをしてしまった気分になってしまうクリスは、背を向けてチビチビと麦茶を飲み始める一誠を前に、どうしようとヴァーリと神牙に無言のヘルプをする。
「おい一誠、今更何を凹んでいるんだ?」
「そうだぞ? 普通に考えたらわかる事だろうに?」
「は? 別に凹んでねーけど? お前等に一々言われなくてもわかってたけど? 俺がさもまるでこの俺と色丸被り女に拒否られて落ち込んでますな体でものを言うなよ?」
「………」
ヴァーリと神牙のフォローに対して、らしくない返しをする一誠はクリスを初期の呼び方で呼んでいる。
「つーか別に俺もどうとも思ってねーし、寧ろ互いにどうでも良いってわかって清々したわ。
所詮そんなもんだってわかってたし」
「いや、さっきから普通に泣いているじゃないか?」
「うーむ、わかりやすく現実から目を背けてきたが、改めて突きつけられてしまったからという所か? そんなに彼女を気にしていたんだな?」
「な、泣いてねーよ!! 勝手言ってんじゃ……グスッ……言ってんじゃねーよ!!」
「……………」
だがそこで黙る程ヴァーリと神牙の性格が良いわけではなく、普通に泣き始めた一誠を見て自分の言ったことに後悔し閉めてる表情のクリスをフォローせんと追い討ちをかけ始めてた――ニヤケ顔で。
「あ、アタシ……」
「ああ、別に気にしなくて良いぞ。
こいつが女にフラれるなんて何時もの事だ」
「フラれ慣れ過ぎて何時もならヘラヘラしているが、どうもキミには色々と思うところがあったらしくて、本当の事を言われて凹んでしまっただけだ」
「ち、ちがわい!!」
オロオロとするクリスに気にするなと言う二人と、とにかく否定しようと必死な一誠。
そんなやり取りが続いていく内に、結構多めのノイズが発生したという連絡が入る。
「クソが、こうなったらあの謎生物共を一匹残らずバラバラにしてやる……!」
連絡を受け、個人的なストレス解消をかねて出撃しようとする一誠。
しかしそんな一誠をヴァーリと神牙が止める。
「お前は彼女を見ていろ」
「もしかしたらこれが陽動で、俺達が居ない間に彼女に対して何かを仕掛けてくる可能性があるだろう?」
「は? 嫌だよ、そうだとしたら俺の何の関係が――ごほっ!? ぐえっ!?」
聞く耳持たないとばかりに左腕に赤龍帝の籠手を纏った一誠は外へ出ようとした。
しかしそんな一誠をヴァーリと神牙が其々ボディと顔面に一発ずつ入れて黙らせる。
「イラついた今のお前が出た所で、無駄に地形を破壊しかねないからな」
「ああ、仕事は何事もスマートにするものだ」
「て、テメェ等……!」
「という訳で一誠を頼むぞ?」
「まあ、よーく話すんだな」
「あ、ああ……すまねぇ」
無駄に揃って爽やかな笑みを浮かべながら、其々の神器を展開させ、クリスに一誠を頼むと言うと……。
「多く退治した方が明日の飯の金を出すでどうだ?」
「乗った。俺はド◯ド◯バーガー」
「なら俺は支那そば屋だな」
発生源に向かって飛翔、もしくは跳び立った。
「ごほっ!? あ、あの馬鹿二人……! ま、マジで殴りやがって……!」
「だ、大丈夫か……?」
ぶっ飛ばされ、工場の機械が集められて投棄された山へとしこたま身体を打ち付けてしまった一誠は、ダメージによっておぼつかない足で立ち上がろとしても出来ず……壁に背を預けてずるずると腰を下ろした。
そんな一誠に、先程自分が言ってしまった事もあってか、ややおどおどとおっかなびっくりに近寄ろうとするクリス。
「さっきの話……」
「あぁ? ……ああ、別に良いよ。
流石に俺もそこまで馬鹿なつもりはないし、お前が何か企んで飯を集りに来たくらい察してたよ」
「……………」
「そういう事にはガキの頃から慣れてるしな……。
今更そんな程度の事を引きずる程俺も暇じゃねぇし」
わかってはいたが、何となくその事から目を逸らしていた。
その理由は自分でもわからなかったし、改めて言われた時、ショックを受けていた自分に驚いた。
「なぁ、本当に行く宛が無いのか?」
「………無い。親も死んじまったし、フィーネにも捨てられちまった今は」
「そうか、親御さんは好きだったか?」
「うん。
アンタはさ、あの二人と仲良いけど、親は居ないのか……?」
「へっ、ガキの頃からこんな力を持ってるからな。化け物なんて言われた挙げ句捨てられちまったよ」
「力って神器って奴だよな……?」
「それもあったが…………」
「……?」
「いや……。どっちにしろ、誰かにビクビクしながら生きるのなんてごめんだ」
大好きだった両親を失ったクリス。
その異常性故に両親に見捨てられる形で失った一誠。
似ているようで違う、両者の過去の欠片。
「誰の指図も受けずに跳ね返す為に強くなる……。
そうすればもう怯える事もなくなる……」
そして一誠が抱える大きなトラウマ。
そのトラウマが何なのかはクリスにはわからない。
だが、何時もはヘラヘラとしている一誠の素はこちらなのかもしれないとクリスは思った。
「本当の化け物になれれば、誰も俺を縛れねぇ……」
「…………」
何かに怯えるように力を求めるこの一誠が……。
「っ!?」
「……………どうやら馬鹿二人の予感が当たったみてーだな」
貪欲なまでの進化欲。
「ちょうど良い。殺戮ショーの始まりだぜ」
『絶滅タイムだ、ありがたく思え』
「あ、アタシも……!」
血を連想させる程にその両目を赤く輝かせながら、取り囲むように出現するノイズ達に一誠は獰猛に嗤い、始めて見る――いや、始めとは違うと感じた一誠の『殺意』にクリスは反射的に己の力であるイチイバルを展開し、寒気のする殺意を放つ一誠の横に近づく。
「あ? 別にバックアップは要らねぇんだが……」
「……。今のアンタ一人に任せたら滅茶苦茶になっちまうと思っただけだ」
そう一歩も退かんとばかりな目で告げるクリスと、鮮血を思わせる赤い両眼で暫し見つめ合う。
「………………勝手にしなよ」
やがて根負けしたように目を逸らした一誠は、小さく深呼吸をする。
『ほう、一誠の殺意を……』
「は?」
その時一誠に自覚は無かったが、一誠に宿る龍ことドライグだけは察知した。
目の前のものを破壊し尽くすまで収まらん程の殺意を解放し始めていた一誠の殺意が、クリスとの短いやり取りで霧散したのを。
『なんでもない、それより目の前に集中しろ一誠。
それと小娘、コイツが取りこぼしたノイズとやらをやれ』
「へ? あ、う、うん……ま、任せろ!」
「キミに出番があるかね……果たして」
「なけりゃあ作るまでだ!!」
それがどういう意味かはまだわからない。
『Boost!!』
「よーし、いっちょやるぜ!!」
初めて二つの赤き閃光がひとつになる……。
終了
オマケ・少し先の話。
歌でどうのこうのという話を聞いていく内に、実験的な意味であるプロジェクトが二課において発足された。
それは――
「はぁ? 男オンリーのアイドルグループだぁ?」
「ああ、翼は歌手だろ? それでこの前のテロじみたライブを見てなんとなく思ったんだ」
「待て待てお前具合悪いのか? そもそも俺達が歌った所でパワーアップしないじゃん」
テロじみたライブという言葉の通り、つい先日大型ライブが行われた際、フィーネを名乗る組織の者達が宣戦布告をした。
その際、一誠が異常なまでに嫌そうな顔をしながら、その宣戦布告を行った世界でも割りと有名な歌手に向かって指を指して………
『俺、あの女の声が超嫌い』
なんて普通に聞こえる距離で言ってしまい、実は内心割りとその歌手が傷ついたなんて一幕があったりするのだが、それは今は置いておこう。
つまりそんな事があったのと、何を思ったのか、突然ヴァーリが言い出したのだ。
アイドルグループ結成しようぜ的な……。
「メンバーはよ?」
「お前と俺と神牙は確定だ。
後は司令と、二課所属の男を二人くらいかな?」
「ちょ、待て。
千歩譲って俺と神牙を巻き込むのは良いが、司令さんは何の枠だよ?」
「リーダー枠」
ヴァーリからこんな事を言ってくるのが珍し過ぎてつい乗ってしまい、こうして誰を対象にしているのかもわからないアイドルグループが密かに結成される。
「まさかこの年になってローラースケートで走り回りながら歌を歌うなんて思わなかったぞ」
「ヴァーリがすんません」
「いや、何事も経験だと思うし構わんよ。意外と体幹を鍛えるのに良い」
何故かセンスがいちいち古く、全員がローラースケートで滑りながらキラキラした笑顔で歌わなければならない。
そんなこんなでとある理由で軽く女性不信になりかけている神牙やら弦十郎等といったメンツでローラースケートの練習をし、取り敢えず感想を聞いてみたいので、翼や響……そして紆余曲折あって二課に属することになったクリス達の目の前でローラースケートで滑って躍りながら歌ってみた。
…………80年代にありそうな曲やら、某嶋野の狂犬が若かりし頃にカラオケで熱唱したあの曲やらで。
『……………』
「ふぅ、こんな所だ」
「あ、改めて人前でやると死ぬほどはずい。
これなら俺が作詞作曲したおっぱいドラゴンの歌を女子高で歌う方が全然……」
正直死ぬほど恥ずかしかったと思ったのは意外にも一誠だけだった。
そして気になる翼達の評価は……。
「意外と良いかも……」
「うん、最初は古さを感じたけど……」
「アリなんじゃねぇ?」
「嘘だろ!?」
三馬鹿と其々関わったせいで変な影響でも受けてしまったのか、少女達の反応は割りと悪くはなかった。
「まあまあね……。けど、神牙があまり目立っていないのが気にくわないわ」
しれっと居座ってる前章ラスボスも……。
「今度結成ライブとコラボを……」
「うむ、奴等に思う存分対抗できるな」
「ま、待て待て!? こんなの身内ネタだろ!? 今のネット社会でこんなアホな姿晒したら一生ネットの玩具じゃねーか!?」
「いや、F.I.Sへの牽制に……」
「おい司令さん!? 冷静になりましょうよ!? こんな半袖短パン姿でローラースケート滑りながら歌うとかアホ丸出しじゃん!? 翼さんが炎上しちまうよ!」
「その時はセンターを神牙にしなさい」
「い、いや俺は……」
ここに来てまともな羞恥心を持ち始めた一誠だった。
そして……。
「い、嫌すぎる……」
「学院の放送室をジャックして、あんなスケベな歌を熱唱した一誠君にも恥ずかしいって気持ちがあるんだね……?」
「だってそれは恥ずかしくないし……」
「基準が滅茶苦茶じゃねーか。どうするんだよ? ヴァーリと鳴風さんがすっかりその気じゃんか」
「あ、あの天然馬鹿に思いきり影響されちゃって……」
「あははは……最近ほとんど一緒に居て、新しいマネージャーさんか何かだと思われてるもんね、ヴァーリ君」
……………嘘です。
「………! いや待て! ネガティブに考えるな! センスが古いって事はもしかしたら主婦層に人気が出るのか!? そ、そうなったら俺は夢の人妻との危ない恋愛ができるのか!?」
「ねーよ」
「無いと思うよ?」
「お笑い枠じゃないですか?」
「お笑い枠は神牙だ! ぬひひひ! そうかぁ、俺も遂にお姉さんにキャーキャー言われる日が……うへへへぇ!」
「「「………」」」
本当に嘘です。
補足
自分でも全く自覚しないまんまクリスさんと絡んできたのと、ある程度察してたけど気づかないフリを無意識にしてきたらしい。
お陰で微妙にへこんだ。
それがドライグやヴァーリや神牙は驚いたし、クリスさんに軽く一目置き始めた。
その2
まあその……これはただのおふざけなんで気にせずに。
ちなみにイメージとしては80年代の男性アイドルグループで、曲イメージはパラダイスしてる銀河さんだったり、若き頃の真島の兄さんがカラオケしてた24時間してるシンデレラさんとか……あんな感じ。