色々なIF集   作:超人類DX

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一応続き。

しれっと色々な方が既に地球に住み着いてたり


イヴとオリジナルとドライグ

 いっそ頑固とも取れる程の徹底的な自我の強さというものを知らなかった金色の闇――イヴにとって、複雑で奇妙で肉親すら知らない生い立ちである結城リトの存在はまさに『岐路』であった。

 

 一般的な地球人の持つ力から外れた強大なパワーと、内に宿す龍。

 

 それでいて常に『この世界』ではない何かを見ているような目。

 

 当初とある宇宙人から殺しの依頼をされる形でその存在を知った訳だが、直接対峙した事で彼女は知ったのだ。

 

 自分を文字通り赤子扱いする圧倒的なパワー

 それでいて一切の興味を示さぬ態度。

 

 依頼人を彼に消された事で自動的に殺す必要が無くなった後でも、意固地となって彼に挑みかかっても、彼から絶望的に届かぬ壁という名の現実を叩き込まれた。

 

 一体どうしてそれほどまでの力を持ったのか、その時のイヴには到底理解できないものであったが、ある時知ってしまった結城リトの内に秘める『過去』を知った事でイヴは生体兵器というだけの殻を破る事になった。

 

 自我を力にする異常性というものを。

 

 

 そして何よりも、結城リトの……もう二度と取り戻せぬ過去を。

 その二つを知った時から少しずつ、イヴの目標は変わり始めた。

 

 歩みを止める事の無い彼に追い付くという……自分自身の決めた『自由』の為に強くなるという『自我』を獲て。

 

 かつて結城リト――否、兵藤イッセーとして今も尚彼の心の中に残り続けている悪魔の少女、リアス・グレモリーが抱いた覚悟と同じ色の炎を……。

 

 

 

 

 

 

 ギドとの二度目の戦いにおいて、ギリギリの極限の状態まで追い詰められたことで本当の意味での『自我(アブノーマル)』を取り戻し相討ちにまで持ち込んだ事で、宇宙全土的な意味ではますますその名が知られてしまう形となってしまったリト。

 

 その地球人から大きく逸脱した力を持つ者――という意味でもそうなのだが、何よりギドが要らぬ真似をしたせいで、デビルーク王の次女の婿的扱いとして大きく広まってしまったのが痛すぎる。

 

 お陰で元から長女のララとの婚約の条件に結城リトに力で勝る者という条件が加えられた事もあったので、ますますリトは宇宙人達にその悪名を知られる事になってしまったのだ。

 

 ……ララに加えて次女にまで手を出した地球人的な意味で。

 

 

 とはいえ、ギド・ルシオン・デビルークと真正面から戦って、勝ちはしなかったが引き分けたという事実は搦め手でも何でも使ってララとの婚約の座を取りたかった数多の惑星の王子達への最高峰の抑止力にもなった。

 とどのつまり、リト本人には全く相手にされてはいないものの、ララとしても悪い事では無いのだ。

 

 三女のモモは母親のセフィ共々リトの『顔見ただけで九分殺しにしてやりたくなる奴ランキング』にて堂々の1-2フィニッシュを決めているのと、先日のとある一件で女としてのプライドをへし折られてしまったようだが。

 

 

「まさか本当にプリンセス・モモが全裸になるとは思いませんでした。

そして、わかっては居ましたが……本当にアナタも無反応でしたね」

 

「おめでたい脳みそをしていたあのガキもこれでわかりゃあ良いんだけどな」

 

「どうでしょうかね。

今は真っ暗にしている自室の隅で体育座りをして引きこもっているようですが、私は悪い意味であれほどポジティブな方を見たことがありません」

 

「違う、あれはただの現実逃避ってんだよ」

 

「リトと会う前のモモはあんなんじゃなかったんだけどなー……」

 

 

 ギドとの死闘は不完全燃焼で終わり、受けた傷も癒えたリトは、いつの間にか彩南高校に『転校』する形で通い始めていた金色の闇ことイヴとナナ……リトの隣を其々歩くナナとイヴを羨ましそうな、それでいて複雑そうに見ながらすぐ後ろをついているララと登校中であった。

 

 

「母上も普通に凹まされてたし、何でよりにもよって二人してリトに意固地になろうとするんだろうな?」

 

「お二人にとって――これはプリンセス・ララにも言えますが、結城リトは見たことが無いタイプだから――では?」

 

「う、うん……私はそうかな。

その、リトって私達をデビルーク星の王女としては一切見ないから」

 

 

 本日モモは、本当に全裸になってリトを誘惑したのに、そのリトが本当に無反応なばかりか『気はすんだか? クソガキ』と一撃で消し飛ばす様な一言まで言われてしまったせいで、今度ばかりはリトが本当の意味で自分には何の関心も興味も無いと理解させられた事で全ての自信を失い、引きこもりになってしまったので、学校も休みである。

 

 その学校では気づけば宇宙人がそこそこ増えたりしているのだが、あまりリトには関係の無い話だった。

 あるとするなら……。

 

 

「見つけたぞ結城リト! 今日こそ僕を強くして貰おう!!」

 

 

 そういえばいつの間にか紛れ込んでいた、ララの婚約者候補を自称する宇宙人少年ことレン・エルシ・ジュエリアからの絡みが前より多くなったことぐらいだった。

 

 

「言われた通り、腕立て伏せをしたぞ!」

 

「………………何回?」

 

「100回だ! 100回もした!」

 

 

 最近まで化け物でも見るような目をして、ララを割りとぞんざいに扱うリトを敵視していたのに、二度目のギドとの戦いが『全宇宙にライブ中継』されたせいか、ギドを相手に戦い抜いたその強さを知りたいと絡むようになったのだ――ちょっと偉そうに。

 

 

「100回ね……」

 

「今の私でも500回は出来るのに、あんなやりきった顔をされると少し同情してきます」

 

「レンちゃんって昔から貧弱だかなぁ……」

 

 

 あまりに絡むものだから、適当に『腕立てくらい平気でこなせたら考えても良い』なんて煙に巻いたリトだが、100回程度でやりきった感を出されると微妙な気分にしかならない。

 横でぼそりと呟いたヤミも今の時点でウォーミングアップ感覚で500はこなせるのに。

 

 

「なら腹筋もやれ」

 

「むっ! 僕が強くなってキミの脅威になるのがそんなに怖いのか? まあ良いさ、お望み通り腹筋もこなしてみせよう! 見ていてくれよララちゃん! 僕は絶対に彼より強くなってキミを迎えに行くからね!!」

 

「え、えっとー……頑張ってね?」

 

 

 宇宙人はよくわからない。

 ララに歯の浮きそうな台詞を吐いてから一足早く学校へと爆走していくレンを見送りながら、リトは『あの宇宙人オヤジ、今度はぜってーぶちのめす』と、余計なオプションをつけてくれたギドに対して恨み言を内心呟くのであった。

 

 

 

 

 さて、そんなこんなで本来の歴史とは違って『よからぬ計画を立てる輩』が既にリトによって破壊させられたので、ある意味で実に平和な学校生活になる彩南高校。

 

 相変わらずロリコンな校長は変態だし、ララは人気者だし、ひとつ下の学年としてちゃっかり転校しているナナやモモといった子も実に男子達に大人気だ。

 

 お陰で、そんな美少女達と大概は居るリトがまあまあなやっかみを受けているのだが――本人の性格がこんな調子なのと、猿山ケンイチや西連寺春菜といった者達のおかげで上手く中和されている。

 

 つまり、割りとリトとしての人間関係には恵まれているのである。

 

 

「最近、殺し屋稼業を廃業しようかなとか考えています」

 

 

 そんな美少女の中の一人であるヤミ。

 金色の闇等と呼ばれた凄腕の殺し屋である彼女は現在この地球に降りてリトという存在を知ってからは殺し屋稼業をやっておらず、なんなら廃業しようかとも考えていた。

 

 

『お前、まだ殺し屋のつもりだったのか?』

 

 

 そんなヤミの声に、本来はリトに宿っていて――ある事が原因でリトとヤミの間になら行き交い可能になった赤い龍ことドライグが声を出す。

 

 ある程度自分の力を扱えるヤミの事を個人的に気に入っているドライグの声にヤミは屋上で本を読みながら頷く。

 

 

「それで生きてきましたからね、ですが最近は目標ができてしまったので……」

 

『イッセーか……』

 

「ええ……今はまだ届きませんが、必ず勝つという目標の前には殺し屋をやっている暇等ありませんから」

 

『………。アイツも罪な奴だ』

 

 

 出会った頃と比べて随分と感情豊かになったヤミを見てきたドライグは、そうさせた相棒の罪作りさに軽く笑ってしまう。

 

 

『ナナといいお前といい、俺が言う事ではないが、趣味が悪いぞ?』

 

「では趣味が悪いで構いませんよ。

それを言うなら、アナタは人間よりも人間らしいですよドライグ?」

 

『アイツと修羅場を生きていく内にこうなっただけだ……』

 

「ふっ、私も似たようなものですよ」

 

 

 リトを知り、ドライグに鍛えて貰ってからのヤミは親しい者には割りと素直になっていた。

 というか、リトを相手にする時は本音でないと後々困る事が多いのだ。

 

 

「それに、結城リトは――いえ、イッセーは私を決してリアス・グレモリーと重ねませんからね」

 

『まあ、色々とお前とリアスは違うからな……』

 

「………胸の大きさと言ったら怒りますからねドライグ?」

 

『お、おう……』

 

 

 その点ナナは常に本音でリトと接している。

 だからリトとしてもナナには好意を抱いているのだろう……勿論、リアスに向けていたものとは少しだけ違う意味で。

 そういう意味ではヤミはナナを羨ましいと思う。

 ナナがヤミのリアスやリトに近しい力を持っている事を羨ましいと思うように……。

 

 

『……。しかしお前のオリジナルとやらに当たる女はなんとかならんのか?』

 

 

 そんな、ナナとは互いに足りないものを羨ましがる間柄であるヤミは不意にドライグの言葉に首を傾げる。

 

 

「ティアの事ですか? 一体……?」

 

 

 最近リトのクラスの副担の教師として赴任してきた女性。

 名をティアーユ・ルナティークという……お察しの通りの宇宙人にて、なんとヤミの遺伝子上のオリジナルに相当する人物が居る。

 

 当初予期せぬ再会にヤミ自身も驚いたし、思っていたよりもずっと地球で人らしく生活していたヤミにティアーユも驚きつつも安心した様だが、どうにもティアーユ自身はヤミが宇宙で殺し屋をやっていた事を知ったせいで色々と後悔ばかりの人生を送っていたらしく、地球にてリト相手に生体兵器の特性を明らかに超越している鍛練をしているのを知った時は、リト……そしてリトに宿るとされる龍がヤミに無理強いをさせているのではと勘違いし、ちょっとした小競り合いがあったのだ。

 

 

『あの女は俺がお前に修行を付けている時に限って現れてはごちゃごちゃとやかましくて敵わん……』

 

「レン・エルシ・ジュエリアの『特性』を学習した結果、アナタと結城リトの意識を入れ換える事が出来てからでしたね、ティアが絡み始めたのは」

 

『ああ、イッセーはあの女を大概無視するから関係ないだろうが、絡まれている時は決まってアイツと入れ替わって居る時だからな……』

 

「自分の意思で強くなろうとしているとティアにはちゃんと説明しているのですがね……」

 

『お前を人として育てられなかった事を後悔してきたからこそだというのは俺もわからんでもないしな……困った女だ』

 

 

 一応誤解は解けたものの、今尚ティアーユからしたらヤミが異質な力を高めていくのを見るのはかなり複雑らしい。

 根が過保護なドライグも、そんなティアーユの気持ちはわからないでもないのであまり強くは言えない。

 

 反対にリトはそんなティアーユにはなんの興味も関心も無いようだが……。

 

 

 

終わり

 

 

 

 さて、そんな心配性なティアーユ・ルナティークは所謂ドジっ娘属性である。

 意図せずやらかしてしまう回数は多い程度のドジっ娘属性な彼女は、案外地球の生活に順応しているヤミ――否、イヴの姿に安心はしている。

 だが、ティアーユ自身も知らぬ未知の力……それこそイヴより後に創られてしまった生体兵器達とは全く異なる次元の力を体得していることにはかなり複雑だ。

 

 

「くっ……! 結城リトのみならず、やはりアナタ自身も強いですねドライグ……!」

 

「これでも昔は全てのドラゴンの頂点に一度は到達したからな……。まあ、イッセーありきではあったが」

 

 

 

 

「あ、ああ……! イヴが手から謎のビームを……」

 

 

 デビルーク王と正面切っての決闘で互角の戦いを繰り広げた地球人の傍に居るのは知っていたが、まさかその地球人から力を得ていた事は知らなかったティアーユにしてみれば、変身能力(トランス)とは全く違う力を扱うようになったイヴが心配で仕方ない。

 

 

「消滅の魔力も大分ものにできました」

 

「そうだな。しかしオリジナルであるリアスに比べたらまだまだだ」

 

「む……わかっています。必ず結城リトとリアス・グレモリーと同等――いえ、それ以上の使い手になってみせます」

 

「ふっ、それで良い……」

 

「…………」

 

 

 

 けれど見ている限りイヴは強要されている訳ではなく、進んで力を求めている様子。

 曰く、結城リトに宿る龍の人格が表層化している結城リトと軽い肉弾戦をしている時の顔も楽しそうだ。

 

 だからこそティアーユは複雑なのだ。

 

 

『ところでドライグ、また見てんぞ例の女が』

 

「またですか……ティアは心配性過ぎます」

 

「放っておけ……」

 

 

 悪いことを教えやしないか、不良みたいな事を教えやしないかとか――どこにでもある肉親を心配する者のように。

 

おわり

 

 

 

 

 

 

 かつて二天龍と呼ばれ、龍の頂点に一度は到達した赤い龍ことドライグは、リトと精神間の入れ替わりを実現することで、稀にリトの身体で外に出ることがある。

 

 

「えーっとあの……結城君ではなく、確かあの子が言っていたドライグさん――でしたっけ?」

 

「……………」

 

 

 しかし困ったトラブルが最近ドライグにも発生するようになってしまう。

 そう、イヴのオリジナルことティアーユ・ルナティーク関連の。

 

 

「チッ」

 

「し、舌打ち!? な、何故!?」

 

「イヴのオリジナルの小娘か……。イッセー――じゃなくてリトではないが、会いたくない女に会うと自然と舌打ちというものが出るみたいだな」

 

「そ、そんな! だ、大体アナタ達があの子に悪いことを教えてるからであって……」

 

「強さを求める事が悪いことなのか?」

 

「そ、そうは言わないけど……」

 

 

 ドライグがリトと入れ替わると、爬虫類を思わせる赤い眼となり、あたふたするティアーユをジッと見据える。

 

 

「イヴの出生はある程度知っている。

知っているからこそ、アイツを狙う輩から自衛する手段くらいは覚えておいたほうが良いだろう?」

 

「ま、まあ……」

 

「尤も、イヴが俺達側の『適正』があったからあそこまでの進化を果たした訳だがな」

 

「適正……?」

 

「む、そう考えるとオリジナルである貴様ももしかしたら適正があるのか……?」

 

 

 リトとは違い低くて渋いが、どこか『まるでダメなおっさん』のような愛嬌を感じるドライグの適正という言葉にティアーユは眉をひそめる。

 

 

「ふむ……?」

 

「へ?」

 

 

 そんなティアーユにおかまいなしとばかりに、一度気になったら確かめたくなってしまったのか、いきなりティアーユの目の前に近づいたリト(ドライグ)は、驚いて固まるティアーユの目をジーっと見つめ始める。

 

 物凄い至近距離で。

 

 

「な、なにを……」

 

「…………」

 

「あ、あの……」

 

「……………………」

 

「う、うぅ……」

 

 

 赤く輝く縦長に開いた眼に吸い込まれそうな感覚を覚えたティアーユはもじもじと居心地の悪そうに身体を揺らすが、ドライグはただ黙って二分程観察をすると、漸く離れる。

 

 

「微妙にあるな……オリジナルなだけはあるか」

 

「うぅ……」

 

「まあ、教える気はないが」

 

 

 結果、どうやらティアーユも適正持ちだったらしい。

 固まっているティアーユがそれを聞いていたのかは定かではないが、ドライグからは教える気は無いらしく、そのまま彼女の横を通りすぎてお散歩の続きをする。

 

 これが後々面倒な事になるとは知らず。

 

 

 

 そして――

 

 

「皮肉だな、人型としてお前から離れた俺の姿が――イッセーだとは」

 

「た、確かに夢で何度か見たイッセーとしてのリトの姿にそっくりだ……」

 

「目と髪の色はまさに赤い龍といわんばかりですが、顔立ちはそのままですね……」

 

「声もまんまドライグだ……」

 

 

 レンの特性を学習し、進化させた結果ドライグは己自身の器を手に入れる。

 

 

「本当に不思議ねアナタは? 器そのものは地球人に似ているけど……」

 

「おい、ベタベタ触るな……」

 

「あらごめんなさい? 龍を宿した地球人というだけでも未知なものだからつい……。

ほらティアも見てみなさい?」

 

「わ、私はいいわ……」

 

 

 しかしそのせいで科学者の炎に火がついちゃったりする者に絡まれるとかもあった。

 

 

「ドライグと鍛練できるなんて夢みたいだ……!」

 

「加減してくれよ? この姿では本来の姿よりも大分弱いからな……」

 

「わかってるって!!」

 

 

 龍として止まった時間が再び動きだのかもしれないし……。

 

 

「はっ!? い、いつの間に服が……!? あ、アナタが脱がせたの!?」

 

「勝手に服だけが吹き飛んだだけだろ! 第一オレじゃない! な、なんなんだお前は!」

 

 

 ドジっ娘属性に振り回されるのかもしれないし……。

 

 

「やはり実体化など二度としないでイッセーかイヴの中に居るぞ! 実体化する度にあの女の間抜けさに巻き込まれてたまるか!!」

 

「お、落ち着けよドライグ……」

 

「珍しく荒れてるなぁドライグ……」

 

「なんでもついさっき転びそうになっていたティアを助けようとしたら―――こう、えっちぃことになったらしくて……」

 

 

 

 

 

 

「良いか、俺もお前には近寄らん! だからお前も俺には近寄るな! お互いにあんな馬鹿げた姿を晒したくないだろう!?」

 

「そ、そんな……。でもわざとじゃないってわかるし……」

 

「お、お前は馬鹿か!? 当初は俺達を死ぬほど警戒していたくせになんなんだ!?」

 

「そ、そんな事言われても……」

 

 

 

「凄い、ティアが近寄ろうとすると本気でドライグが逃げようとしてます……」

 

「ドライグがあんな面白キャラになるなんてなぁ……」

 

「リアスちゃんが見てたら笑ってただろうな……」

 

 

 

「何で逃げるの!?」

 

「逆にお前は事故とはいえオレにああされて何で近寄れるんだ! アホか! いやアホだお前は!」

 

「あ、アホだアホだって言わないで! 私はアホじゃない!!」

 

 

 赤い龍のTo LOVEる……始まらない。




補足

案の定全裸で迫ろうが無反応だった。

あげくに『話にならねぇなクソガキ』と言われてトドメ刺されて暫くモモさんは体育座りの日々に…。


その2
意外とドライグはヤミたそと仲が良い。

しかしそのオリジナルさんは微妙に苦手らしい。


その3
このシリーズではおなじみの実体化をした場合、ドラゴ故に―それとこの世界故に変なトラブルに巻き込まれる……のかはわからない。

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