色々なIF集   作:超人類DX

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えっと、ね。
どーせ500話突破記念と託つけるなら世界観とか、人間関係も少し突っ切ろうかなと……。


ちなみに、前回の話と似てはいるけど、設定と世界観は違います。



※その後の世界

 醜い下等生物と同じ見た目になってしまい、しかも本来のボディと比べるまでもない程に劣化した性能。

 

 メタルクウラは勿論のこと、生身のクウラとしての力すらも発揮出来ず、その戦闘力の殆どを喪った。

 

 サイヤ人に敗れた挙げ句にこんな屈辱まで受けなければならないのかと、クウラは怒りと憎悪を募らせていく。

 

 だからこそ、だからこそ彼を苦渋という木の実を口の中に無理矢理放り込まれ続ける今の状態から這い戻る事を決意した。

 

 醜い姿となってしまったのならば、その醜い姿のまま全てを取り戻す。

 戦闘力、プライド、自信……己が持っていたその全てを取り戻してみせる。

 

 

 宇宙で一番強い男に必ずなる。

 その自信を確実に取り戻す。

 

 何年掛かっても、途方の無い道であっても、不可能なのかもしれぬ道であろうとも。

 

 人となることで遥かに遅い成長速度に苛立ちながらも、一歩一歩確実に頂を目指して昇り続ける。

 

 

 宇宙最強。

 ずっと昔から持ち続けたその夢の為に……。

 

 

 ただひたすら……それだけの為に。

 

 

 

 

 

 

 

 『この星の者ではない』

 

 

 あの方のお側に仕えてから、まさに死んだ方がマシというくらいの厳しい―――されど辛いと思った事はなかった日々を送っていた私に、ある日絶滅させた強い力を持った勢力の使っていた城の玉座に腰掛け、その勢力の者が備蓄していたお酒を飲みながら、彼は珍しくご自身の過去を語った。

 

 

『本来の俺のボディはこんな醜い姿では無いし、貧弱でもない。

……まあ、太陽に焼かれて生身の身体は当時から喪っていはいたがな』

 

『醜い?』

 

 

 玉座の間の周辺には先程クウラ様と私で殺した者達の屍が散らばっていて、血もあちこちに壁や床に広がっている。

 そんな地獄絵図ともいえる状況の中、平然とお酒を飲みながら語る彼の姿は地上で繁栄しつつある人間という種族に近い。

 

 しかし、この方に遣えてもう80年程経っていたが、最近の調査で人間という種族はせいぜい生きても80年くらいの短命な種族で、老化も早いというのに、彼はずっと初めて見た頃と変わらぬ容姿を保ち続けている。

 

 それは恐らく、人間にそっくりではあるが、人間とは違うものが彼にはあるという意味であり、退屈そうにお酒を飲みながら私に語ってくれるお話に信憑性を持たせる証拠。

 

 

『この星の文明は原始レベルで低い。

お陰で宇宙船の調達も不可能。故にお前を暇潰しに側に置いてやってるに過ぎん』

 

『うちゅうせんとは?』

 

『宇宙船も知らんのか……。

チッ、一体後何年待てば良いのか、これでは検討もつけられんな』

 

 

 クウラ様曰く、本来のお姿は別であり、宇宙船という乗り物で様々な星に出向いては、そこの原住民を絶滅させて星そのものをコレクションにするか、他の民族に売り飛ばすという商売をしていたらしい。

 

 夜空を見上げたら見える星達を自分達の物にする……。

 この世界を巡って争いばかりを起こす事ばかりしか見てこなかった私にとってはあまりにも壮大過ぎるお話だったが、クウラ様の異質な力を考えればきっと嘘ではないのだろう。

 

 空になったグラスにお酒を注ぎながら、私は気付けばクウラ様の事をもっと知りたいと近寄っていた。

 

 

『お、弟が居られたのですか?』

 

『ああ、甘さが原因で殺された。もっとも、俺の甘さも弟とそう大差なかったがな』

 

『私にも弟が居ましたが……』

 

 

 お酒を飲んでいるせいなのか、本当に珍しく今日はクウラ様の事が聞ける。

 まさか弟さんが居たとは知らなくて、つい私も驚きつつ……今にして思えばあのしょうもない私の弟の事を思い出す。

 

 ……もっとも、クウラ様の弟さんと同じくもう死んでいるのでしょうが。

 

 ――そんな事を思いながら、クウラ様の弟さんとなればさぞ冷酷で残忍で強かったのだろうと思いながら、自然ともっと色々な事が聞きたいと私は耳を傾けていた。

 

 

『もしフリーザと父のコルドが今の俺を見たら、笑いながら殺すだろうよ』

 

『悪魔よりも殺伐としてますね……』

 

『一族の顔に泥を塗ったのは俺も同じだったという事だ』

 

 

 うん、ホント、聞いてる限り弟さんもお父上もクウラ様によく似ている様で。

 クウラ様曰く、元の身体であった時と今居るこの世界が別世界だし、そもそもそのお二人も超サイヤ人なる生物に殺された様なので会うことはなくてホッとする。

 

 

『つまり俺は厳密には地球人ではない。

宇宙船さえ手に入れられれば、即座にこの星の連中を全滅させてしまうつもりだったが、この低レベルな文明では今のところ不可能だろう。

だから絶滅はさせてない……でなければ食いぶちに困るからな』

 

『その宇宙船とやらが無くて心底ホッとしましたわ』

 

 

 クウラ様は人の姿でありながら人とは違う。

 その話を聞かされた私は、こうして彼を深く知っていく。

 

 他の勢力へと出向き、その勢力の者達を全滅させては力を更に成長させていく背中を必死に追い掛け続け、今ではクウラ様から側近であることをお許し頂けた。

 

 数多の勢力の者達が神々をも含めてクウラ様に平伏し、現在は仮初め平穏の日々となっても、クウラ様はご自身と私の成長に手は抜かない。

 

 抜かなすぎるのと、元々が宇宙人だったせいで私を一切そんな目で見てないというのが最近のちょっとした不満……。

 

 

 後になって聞いたけど、実は最初の邂逅以降はわざと生かしていたらしいサーゼクス・グレモリー………いえ、今はサーゼクス・ルシファーでしたか? 現悪魔政府の者達から献上された屋敷に居を構える事になって少し落ち着いても、クウラ様は一切私に何かをしてはこない。

 

 あるとするなら、訓練時にボコボコに容赦なくしてくるくらい。

 

 

「………………」

 

「クウラ様、朝でございますよ」

 

「……………………ああ」

 

 

 こんな風に二十年くらい前から物凄く拝み倒した事で就寝を共にすることができたのに、未だになーんにもされない。

 裸同然で一緒に眠っても寧ろ邪魔そうな顔されるし……。

 

 

「部屋なら他にもあるだろう。

何故わざわざ同じ部屋で仮眠を取らなければならん」

 

「地球人流のコミュニケーションです。

……………ふぅ、良いクウラ様? 女が衣服を脱いだ時は合図なのよ?」

 

「前に言ってた生殖行動のか? くだらん」

 

「生殖行動だけではなく、肌を重ね合う事で愛情を確かめ合うという意味もあるの。

アナタは全く何にもしてくれないけど」

 

「俺がお前に愛情とやらを持ってると思ってるのか?」

 

「アナタは自覚してないだけで、思ってると思ってるわよ? でなれけば私を側に置かないでしょう?」

 

「馬鹿め、それはお前の戦闘力が俺がまともに訓練できる――」

 

「訓練相手に事足りる戦闘力を持ったから……でしょ? それもそうだけど、私は少しだけアナタにそんな気持ちがあると―――まあ、思いたいわ」

 

「……。フン、心底くだらん」

 

 

 宇宙人だからとか云々よりも、この人の性格の問題なんじゃないかしら……と最近の私は、軽く舌打ちしながら無言でベッドを降りて首の関節を鳴らす主の背中を、一糸纏わぬ姿で見ながら思うのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 この世には決して喧嘩を売ってはならない絶対的な存在が居る。

 敵と見なされたら最後、どんなに泣き叫んで命乞いをしても八つ裂きにされ、そして破滅する。

 

 幼き頃から兄にそう教えられ、そして鍛えられてきたリアス・グレモリーは教えを守ってきた。

 

 悪魔という種族は決して他の種族よりも優れている訳ではない。

 兄や両親達にそう教えられてきたお陰か、リアス・グレモリーという少女は同世代の悪魔達に比べてもその実力は既に抜きん出たものがあった。

 

 だから2年程前に一時期増長というか、丁度年齢も年齢だったので軽い中二病に掛かりそうになっていた。

 

 自分は他の者達と違うとか、そんな感じで。

 

 

 が、そんな自信は――

 

 

『その赤い髪は恐らくグレモリー家の者だと思いますが、私が相手で運が良かったですね。

我が主であるクウラ様でしたらアナタは今頃肉片となって床に散らばってましたよ?』

 

 

 そんな増長なんて等しくゴミ扱いする正真正銘の化け物によって完膚なきまでに壊された。

 一人の悪魔と帝王によって。

 

 

『見逃して上げますから、この場から去りなさい。

今ので力の差が理解できないほどアナタもお馬鹿さんではないでしょう?』

 

『甘い、例え餓鬼でも牙を向けたのだ。今すぐ殺せ』

 

『そうはしたいのですが、一応同族であり、この屋敷を提供してくれたグレモリーの者ですから。

一度だけ見逃してあげて頂きたいのですよクウラ様』

 

『……』

 

 

 アホだった。調子に乗っていた。

 

 

 ギリギリの所で見逃されたリアスは、両親や兄に死ぬほど怒られながら、身をもって知った。

 

 この世には冗談半分で踏み込んではいけない領域(ライン)があるのだと。

 

 それから二年。

 人間界の学園に通う事となったリアスは、同時にその町の管理を任される事になり、当然ながら、町外れの屋敷に住むクウラとグレイフィアという、たった二人で世界を平伏させる事のできる者達への挨拶をした。

 

 特にクウラの存在感には怯えた。

 グレイフィアが間に入って色々と中和してくれなかったら吐いていただろう凶悪なプレッシャーを受けながらもなんとか挨拶を済ませたリアスは、この日から人間界で生活することになった。

 

 

 人間界の学舎は冥界での生活とは違う新鮮さに溢れてとても楽しく、リアスはその容姿もあって瞬く間に学園の人気者になっていった。

 

 しかも、これが果たして幸運かどうか別にしても、リアスはなんと悪魔でありながら全てを捨ててクウラに仕えた事で半ば伝説化しているグレイフィアと顔見知りになることに成功した。

 

 たまたま買い物をしている時に、目が軽く死んでるクウラと腕組みしながら、カップルの様に歩いているおめかししたグレイフィアと出会したというのが事の始まりだった。

 

 本人曰くデートのつもりらしいが、明らかにクウラの目が死んでて嫌がってる様に見えてなからなかった事に突っ込む勇気もなく、愛想笑いで誤魔化したリアスだが、家事のスキルが凄まじいグレイフィアから家事やら料理を教えて貰っている内に、それなりの仲へとなったのだ。

 

 アホな真似さえしなければ、クウラはともかくグレイフィアの人当たりは結構良く、わからない事を質問すれば丁寧に教えてくれる。

 

 故に兄と同世代の悪魔だったというのもあって、割りと懐いてしまったリアスは、屋敷に遊びに行くまでになっていた。

 

 

『グレイフィアさーん、遊びに来ちゃいましたー!』

 

『あらようこそ。

ちょっとお待ちくださいね、今別のお客様が見えてますので』

 

『え? お客様……?』

 

 

 リアスが高校生になってから一年が経とうとしたある日の事だった。

 雑誌を読んでいたら偶々目に入ったカップケーキを一緒に作ろうとクウラ邸にやって来たリアスは、珍しい事を言われてキョトンとした。

 

 このクウラ邸に客が来るなんてほぼありえないという意味で。

 

 一体誰なのだろう? そんな疑問を持ちながらも中へと通されたリアスが広間で目にしたのは……。

 

 

『た、頼むぜ師匠! 俺にも必殺のスーパーノヴァを教えてくれよー!』

 

『黙れクソ餓鬼、誰が師匠だ。俺の気が変わらぬ内にとっとと失せろ』

 

『そ、そこをなんとか! お願いします! 俺も『この星ごと、消えて無くなれー!!!』とか言いたいっす!』

 

『………。グレイフィア! この餓鬼をさっさとこの部屋から叩き出せ! 俺が八つ裂きにする前にな!!』

 

 

 歳は自分とそう変わらない、母のヴェネラナよりは少し濃いめの茶髪の少年が、あの――自分ですら未だに殆ど喋った事の無いクウラの足元にしがみつきながら駄々っ子みたいに騒いでいた。

 

 

『………彼は?』

 

『この町に住む子です。

少し事情があって暫くこの屋敷に置いているのです』

 

 この町に住む人間らしい。

 グレイフィアの説明を聞いたリアスは、首根っこを掴まれて投げ飛ばされ、壁に激突して潰れた蛙みたいな声を出して崩れ落ちる少年の度胸とかよりもただの馬鹿にしか思えない姿を唖然と見ている。

 

 

『うぐぐ……! グレイフィア姉さん! クウラさんが意地悪するっす!』

 

『はいはい、後で私からも頼んでみますから良い子にしましょうね?』

 

『! はーい! ……うへへ!』

 

 

 そして何か……スケベそうだ。

 グレイフィアに微笑まれた途端、死ぬほどだらしない顔をする少年にリアスはそんな印象を抱いていると、その少年が自分に気付いて目が合う。

 

 

『グレイフィア姉さん、この子は?』

 

『私の……うーん、友人……でしょうか? 今から一緒にお菓子作りをしようと思いまして』

 

『ふーん?』

 

 

 グレイフィアに友人と呼ばれてちょっと照れるリアスだが、ジロジロと無遠慮にこちらを見る少年のせいで軽く台無しにされた気分だ。

 

 

『な、なに?』

 

 見られる事には慣れてるが、こんな不躾な視線は不愉快であるリアス。

 だが少年はそれでも無遠慮にジロジロとリアスを見た後……。

 

 

『なんだ、子供か』

 

 

 へっ、と鼻で小バカにされた言い方で子供と言い、興味が失せた様に背を向けた。

 

 

『は?』

 

 

 何だかわからないけど、今完全に馬鹿にされた。

 初対面の分際で失礼な態度をされた気がしたリアスはカチンとして少年を睨みつけていると、少年はちょっと悪かったと思ったのか、すぐに謝ってきた。

 

 

『あ、ごめん。

別に馬鹿にしたつもりじゃないんだ。年上ハーレム王を夢見る俺としては同年代の子供はちょっとね……』

 

『………………………………』

 

 

 いや、馬鹿にしてるだろ。

 しかもなんだ年上のハーレム王って? 一発ビンタでもしたくなってきたリアスは、それ以降この少年……イッセーが嫌いになり、顔を合わせる度に喧嘩する様な仲へとなっていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 筈だったのだが……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヴェネラナ様のプロマイドだと!? よっしゃあ! グレモリー先輩はいい人だ!」

 

 

 更に月日は流れ、高校三年生となったリアスは、一年後輩として同じ学園に入ってきた少年ことイッセーとは腐れ縁みたいな関係になっていた。

 

 というのも、彼はその身に神滅具を宿し、グレイフィアと時々クウラによって鍛えられたせいで既に冥界の並の悪魔達も太刀打ちできぬほどのパワーを持っていて、仕事の手伝いをさせると割りと捗るからだ。

 

 対価を差し出して戦力を貸して貰う。

 まさに五分と五分の関係になったリアスとイッセーだが、イッセーの性癖はどうにもグレイフィアのせいか知らないが、年上――それも一回り以上は上でないと嫌だと抜かす困った少年になってしまっていた。

 

 

「へへへ、グレモリー先輩とは違いすぎる大人の魅力溢れるお姿だぜ……」

 

「本人を目の前にしてよくそこまで言えるわね。

今に始まった事ではないけど」

 

「後輩の軽いジョークくらい受け流して欲しいっすね。

シトリー先輩は軽く笑ってくれますよ?」

 

「アナタが居ない所では凄く落ち込んでるわよ。

『お姉さまと年齢を逆転させたいわ』ってね」

 

「ああ、センパイのおねーさんも良いっすよねー、ちょっと子供っぽいけど、包容力は密かにありそうだもん」

 

 

 実の母にめっちゃ無理を言って撮らせて貰った写真をニヤニヤしながら見ているイッセーの、年上女性以外に対する配慮の無さにため息が溢れる。

 

 それでもあのクウラに比べたらマシだと思えるのがまた悲しい。

 

 

「ソーナの方も今度手伝って欲しいそうよ」

 

「セラフォルーさんの写真集くれたら出撃するって言っといてくださいよ。俺何度も頼んでるのに買ってくれなくて……。

冥界でしか売られてないから入手がムズいし」

 

「そりゃソーナは渡したくないでしょうよ……」

 

「えぇ? なんでですか? 良いじゃないすか写真集くらい。

欲を言うならセラフォルーさんのプライベートな連絡先なんかも……」

 

「…………。ひょっとして、わざと言ってたりしないわよね?」

 

「へ? 何が?」

 

「いえ、良いわ。

アナタがいつか私かソーナに背中を刺されないように精々気を付けるのね」

 

「???」

 

 

 別の意味でイッセーは女泣かせなのだから。

 

 

「……で、冗談はこの辺にして、そっちは大丈夫なんですか? 最近また変な連中が出てきたらしいですよ?」

 

「今の所はね、私とアナタはどうもその連中達から嫌われてるみたいだし」

 

「あー……それもそっすね。反対にセンパイはあんまそうでも無いみたいっすけど」

 

「ストーカーみたいにつけ回された事もあるぐらいだものね。アナタがその男からソーナを守ったから――ソーナの気持ちがそうなったのに、アナタってそれも解ってないみたいだけど」

 

「え、この前躓いて転びそうになったら、目の前にセンパイがいて、めっちゃ抱きついちゃった時はマジギレされそうになった話っすか? あの時は流石に申し訳なかったっすよ。

…………胸に顔突っ込んでしまったし」

 

「いやだから、それが逆にソーナを―――あぁ、腹立ってきたわね、一発ビンタしても良い?」

 

「なんで!?」

 

 

 兵藤イッセー

 

 基本戦闘力・15万

 赤龍帝の籠手

 

 近所に住むグレイフィアおねーさんのせいで年上好きになってしまった……歳の近い年上キラー少年。

 

 

 リアス・グレモリー

 基本戦闘力・9万

 

 クウラ&グレイフィアの強大さを一番良く知る兄や両親によって幼い頃から英才教育を施されて普通に強い悪魔少女。

 

眷属・・無し

 

 

「あ、あのイッセーくん。

昨日変な男にしつこく話し掛けられたのだけど……」

 

「え、またっすか? センパイはその手の輩に人気あるんすかね? 眼鏡か? 眼鏡っ娘萌えか?」

 

「私なんて精々駄肉呼ばわりなのに……ふっ」

 

「それでその、怖いから暫く一緒に――」

 

「セラフォルーさんの! セラフォルーさんの写真集を買ってくれたら地獄の果てまでお守りしましょう!」

 

「…………………………」

 

「ばか……! 本当にアナタって人は……!」

 

「へ? え……ど、どうしたんすかセンパイ? 俺泣くほど変な事言いました?」

 

「くすん……何度もお姉さまの事ばっかり言われると、結構辛いのよ? 我慢してたけど……」

 

 

 ソーナ・シトリー

 基本戦闘力・8万5千

 

 リアスと同じく、クウラ&グレイフィアの強大さを知っている姉のセラフォルーや両親達によって英才教育を施されて普通に強い悪魔眼鏡っ娘なのだが、変な連中にストーカーされやすいらしい。

 

眷属・無し

 

 

 

世界観

 

 クウラの存在により、ここ数百年で一気に全体的な戦闘力のインフレが進行中なので、連中共からしたら転生を後悔する世界。

ていうか、クウラとグレイフィアの進化の餌になる運命の世界。

 

 

連中共の平均戦闘力は5にチート能力が加味されて大体300程度。

 

 ………本来の二人の眷属とはそういう理由で『出会うことすらなかった』。

 

 

 

 




補足

前回はあくまで白音たんじゃなくてグレイフィアさんだったらの話で、対人関係もシビアですが、今回は似てるけど世界観も対人関係も割りとマイルドにしました。


……続きを少しやるならどっちにすべきかは――秘密。


その2
クウラ様の出現と大暴れにより、世界全体のの戦闘力が底上げされて軽いインフレ祭りになってる世界です。

その3
これIF集シリーズの年上好きイッセーの設定やら、ひんぬー会長やらの設定もちょっとぶちこまれてます。

こう、三人四脚で頑張ろうみたいな。

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