オッサンの子と自称しつつも、俺自身の種族は人間だ。
しかしそれでも俺はオッサンの子供だ。
実の両親は今も生きてるが、彼等が俺を俺として『認識』している事はもう無いし、そうなった『原因』の存在が『俺』としてご立派に『子』をやっているのだ。
故に俺は、最早実の両親の苗字を名乗る資格さえ無い只の一誠。
居場所を失い、血の繋がりを喪い、名前すら失った俺を保護した『最初の師匠』が出会わせてくれた『親父』の息子である只の一誠。
地に堕ち、挫折を知り、這い上がる強さを俺に教えてくれた男を尊敬する……只の人間。
それが俺、奪われても尚捨てるつもりが無い名前を持ち続けると違った、現在彼女募集中の男……一誠だ。
「一誠くーん、あっそびましょー」
我が名は一誠・歳は17で、学校には人間としての戸籍を完全抹消されてしまってる為に行ってない。
趣味はオッサンとの修行と最近はおっぱい。
目標はコカビエルのオッサンと同じく、俺にとっては『最初の師匠』である安心院なじみに勝つこと。
「玄関からちゃんとインターホン鳴らして入ろうとは思わないのかね……」
そんな俺には同年代の友達というものが少ない。
いや、これまでの人生にて同年代の男女と出会う頻度が殆ど無かったというべきかな? なのでお外でワイワイお友達と鬼ごっこしたことも無い。
「良いじゃないか、この方が一瞬なんだ」
「効率の問題じゃなくて礼儀の問題なんだけどな……まぁ良いや」
その事自体に寂しいとかいう感情が皆無だった、オッサンが遊んでくれたしね。
けれどオッサン的には『同年代の好敵手の一人や二人居ればより良い刺激に繋がる』らしく、そんな理由とオッサンが持つ縁と偶然が重なり、今の俺には同年代のトモダチと呼べる者が二人ほど居た。
その内の一人が、只今用事があって外に出ているオッサンを待って家で留守番をしていた俺の部屋に、ガブリエルさんとは違う紋章と色の魔方陣とやら共に姿を現した銀髪碧眼の美少年――
「そもそも俺とお前の間に礼儀が必要か一誠?」
ヴァーリくん……であった。
「無いね。逆の事もよくやるし」
「だろう?」
魔方陣と共に登場したヴァーリくんは軽く笑いながらその場に座り、ちょうどベッドでゴロゴロしていた俺もヘラヘラ笑って歓迎する。
ヴァーリくん……正式名ヴァーリ・ルシファーくん。
歳は俺と変わらず、多分初めてまともにお友達と呼べる、女受け最高そうな美少年――というか実際モテてる様子を目の当たりにした事がある。
彼もまた『複雑な』事情と背景を持ち、人間と悪魔のハーフの身として堕天使の総督アザゼルさんの義理の息子をやっている。
つまり彼は、ハーフ悪魔と銀髪碧眼の美少年という点を抜かせばコカビエルのオッサンの義理の息子である俺と似通った所があるのだ――ファック!
「アザゼルが一誠の所に行って遊んで来いと言われてな」
「あぁ、そういや今日、コカビエルがアザゼルさんと飲むって言ってたね」
「あぁ、加えるとバラキエルともらしい」
「ほほーん、これはまた見事にオッサン同士の集まりだ」
「はは、言えてる」
似通った背景を持つもの同士というべきか、何と無くシンパシー的なものを感じるというのか、ヴァーリくんもまた強くなりたがり――いや戦いたがりで、知り合って間も無い頃からよく殴り合って遊んでいた。
ハーフ悪魔としての元々のスペックに加え、人の血を持つが故に宿る『力』も持っており、それがまた強力なのだ。
具体的には神をも殺せる可能性を秘めた二天龍の片割れという反則パワーをな。
まあ、俺も俺で御大層じゃないが、人格と性質ゆえに目覚めさせた『力』で対抗してるのでヴァーリくんの事が言えませんがね。
「という訳だから、多分アイツも来る――――っと、噂をすればだ」
「あ、本当だ」
俺の極少ないお友達にてライバルであるヴァーリくんの説明は以上とし、リビングから聞こえる、インターホンの音を耳にしたヴァーリくんと俺は、コカビエルのおっさんとアザゼルさんの他にもう一人――バラキエルさんという厳つさだけならトップランカーの人の子供……今度は俺達と違って実の子である者の気配を感じ、当然迎える為に二人して玄関へと向かい、扉の鍵を開ける。
するとそこに立っていたのは、俺達のまんま予想通りバラキエルさんの子供である……。
「こんばんわ一誠くん――あら? 既にヴァーリくんが来てましたか……」
「おいーす朱乃ちゃん」
「これで全員集まったな」
長い黒髪を後ろに束ね、ぴょこんと出ているアホ毛が特徴的な子、姫島朱乃ちゃんが出迎えた俺とヴァーリくんににこやかな微笑みを見せながら挨拶をする。
これが俺が唯一堂々と胸張って宣言できるトモダチ二人……である。
一誠・ヴァーリ・朱乃。
一誠とヴァーリは血こそ繋がっては無いものの、この三人の共通点は親同士がよくツルみ、その縁で知り合ったという所であった。
「何するよ? まさか戦うとか言わねぇよな?」
「流石に俺でもそこら辺の空気は読むぞ……」
「お父様達三人が集まると長くなりますからねぇ……」
コカビエルの義息子・一誠
アザゼルの義息子・ヴァーリ
バラキエルの実娘・朱乃
種族は微妙に共通してるようでそうじゃないものの、三人の仲は独特な良さがあり、既に付き合いも短くはなかった。
親同士の集まりがあれば自然とこの三人は集まり、仲を深め、三人が集まる時は戦闘バカとも言える一誠とヴァーリも大人しくするのが暗黙の了解だった。
「まあ、食い物と飲み物用意したし、オッサン達を真似るじゃないが、適当に飲み食いしながら駄弁ろうぜ」
「ふむ、そうだな」
「賛成ですわ。(食べ過ぎて太らないようにしないと……)」
リビングへと移動した三人はそれぞれテーブルを真ん中に座り、一誠が提案した通りに用意した食べ物と飲み物を片手に他愛の無い話を始める。
小さな事から大きな事まで、最近身近で起きた事について三人が言い合う。
戦闘狂のヴァーリも、妙に抜けてる所がある一誠も、この中で一番忙しい身である朱乃もこの時間が密かに好きだった。
「にしてもだけどよ、二人にはアレ居ないの?」
「ん?」
「何が?」
「ほら、彼女・彼氏的な」
そして最近はよくこういった話をよく一誠は振る。
三人の中では年頃らしい成長をしてる一誠だからこそ気になる話題なのだ……特に幼馴染みとも言うべき二人のリア充っぷりが。
「俺が居るように見えるか? そんなものに興味は無いな」
とはいえ、純粋人間たる一誠とは違い、ハーフ悪魔のヴァーリはそういったことに若干疎く、更にいえば一誠以上の戦闘狂と同等の向上心を持っているせいか、決まってドライにオレンジジュースを飲みながら淡々と興味が無い返すのが通例だった。
「お前は聞いてもそればっかだな……」
「事実だし仕方無いだろ、強い奴と闘う……それが俺の生き甲斐なのさ」
コカビエルのオッサンみたいな奴め……と整った容姿を無駄にしてるヴァーリに羨ましいさと、無駄にしつつも実は女の子に不自由してなかったりしてる事実を知る一誠はちょっとだけ妬みつつ、同様に聞いた朱乃へと視線を移す。
ヴァーリがこの態度だから、元ハーフ堕天使の現在転生悪魔である朱乃も同じ返しを――
「私にも居ないわねぇ。そもそも男の子として意識してる相手が一誠くんだし……」
という訳でも無く、寧ろ三人の中で一番年上の朱乃は興味無さげにオレンジジュースを煽るヴァーリを一誠が『ちょっと恨めしそうに見てる』姿を見つめながらハッキリと言い切る。
「あ、俺?
いやいや朱乃ちゃんよ、そこん所はノーカンにして他の――」
「うん、じゃあ確実に居ないわ!」
「Oh……」
「こう言われると分かってて朱乃に聞く一誠が今のは悪いな……ククク」
にこやかに、普段はおっとりとした雰囲気を持つ朱乃が無垢な少女を思わせる笑顔を見せながら、ほんの少しどもる一誠に食い気味に答え、その朱乃の笑顔の背後に立つバラキエルの幻想を見た一誠の表情はこれでもかと引き吊ってしまうのを、横で見ていたヴァーリが意地悪そうに笑う。
「勘弁してよ朱乃ちゃん……。
冗談でも今のをバラキエルさんに知られたら俺がぶちのめされて――」
「もうとっくに言ってるけど?」
「ガッデム!?」
「お、バラキエルVS一誠の三度目のカードって奴か? 是非特等席で見させて貰うぞ」
「冗談じゃねぇや、あの人只でさえ元のスペックでヤバイのに、朱乃ちゃん絡みが入ると体感的にコカビエルのオッサンに勝るとも劣らないレベルになるんだぞ?
前に冗談で『お義父さんと呼んでよろしいか?』と言ってやったら鬼の形相で『いくら君でも娘が欲しくばこの俺を倒せぇぇぇ!!!!』と追いかけ回されたし……」
二人の色恋沙汰の話を聞く筈が、何故か色んな意味で追い詰められた一誠は顔をこれでもかと引き吊らせながら狼狽える。
コカビエルの元同僚にて人間の女性と添い遂げた堕天使・バラキエルにとって娘である朱乃は一誠達から見ても溺愛してると分かる程だ。
風体はまさに厳ついオッサンだというのにだ……ついでに性癖もちょっと歪んでるが、今は関係ないので伏せておく。
「あったなぁ、バラキエルと戦う理由を作るためにわざと煽ったんだよなお前が」
「あぁ……コカビエルのオッサンにも『冗談でもその手の言葉でバラキエルを挑発するな、後が面倒なんだよ』と怒られたし、大失敗だったぜ」
「私はかなりショックだったけどね……一誠くんも私をと思ったのに……」
「あ、い、いや……ホントあの時はごめん」
懐かしむ様に笑うヴァーリの横で、思い出してちょった凹んでる朱乃にペコペコ謝る一誠は、その件から色んな意味でバラキエルを怒らせてはならないと戒める様になったのだが、先程あっけかんと朱乃が告げた言葉が本当だったらと思うと余計に気が重くなってしまう。
成長するに連れ、一誠が趣味とまで言い切る胸も大きくなってるし、女性らしさもちゃんと持っている。
出るところは出て引っ込むところは引っ込む抜群のスタイル。
ちょっとタレ気味な目も愛嬌があるし、それを加えても美人だと誰もが思う容姿だし……言われてみれば色を知り始めた一誠としては意識してないといえば嘘になる。
なるのだが、バラキエルと戦うために嘘言った罪悪感が未だ残ってるので、一誠は朱乃を敢えて意識せずに居たのだ……この幼馴染み同士の集まりが二度と無くなってしまうかもしれないという恐れもあったので。
「まあ、昔の事だし許してあげる……代わりにデートしてくれたらだけど」
「バ、バラキエルさんに内緒でなら……」
「すぐバレるだろうな。
奴の朱乃への溺愛はちょっと引くレベルだ」
「だ、だよなぁ? こ、殺されるぞ俺……?」
「大丈夫よ!その時は私が守ってあげるから!」
「え、えぇ……? 情けなさずきねそれ?」
にっこり微笑む朱乃に一誠は何とも言えない表情を浮かべ、ヴァーリは他人事の様にその姿を楽しむ。
幼き頃から互いに切磋琢磨して昇り続ける……それが三人の絆だった。
終わり
オマケ
割かしリア充・ヴァーリくん。
ヴァーリくん。
コイツは女性に興味が無いずーっと言ってる。
それは確かにヴァーリくんの性格を考えれば本当なんだろうが、その無欲さ故と見た目が美少年故に実のところ……くそ。
「む、だから友達の家に泊まると言った筈だが? あぁ……そうだ……。
は、子作りだと? 馬鹿馬鹿しい、何故俺がそんな事に付き合わなければならん、一人でやってろ」
バラキエルさんに殺戮されるかもしれないというプチ恐怖を味わいつつも、何とか思考を切り変えて別の話をしていた時に掛かってきた電話に、ヴァーリくんが面倒そうな顔で対処してる訳だが……この電話の相手が大体聞いてみると『チクショウ!』と叫びたくなるのだ。
「まったく、うるさい奴め」
「何かトラブルでもあったの? 今凄い言葉が出てたけど……」
「いや全然。喧しい奴から電話されただけだよ」
飲み食いも終わり、ソファに座ってTVを三人で見ていた時に掛かってきた電話について朱乃ちゃんが聞くも、ヴァーリくんは大した事じゃないと再びTVに視線を向けるてしまう。
それは確かに、ヴァーリくんにとってすれば大した事じゃないのかもしれんが……。
「おいヴァーリくん、今の電話誰だよ てか何だよ子作りって……」
芸人番組をボーッと見てるヴァーリくんに俺は今の電話の相手が誰なのかと問う。
そう、俺は知ってるのだ……ヴァーリくんに掛かってくる電話の相手が大概誰なのかを。
「ん? 猫妖怪の黒歌だよ……。
前に一回会ったことあっただろう? 俺をからかいでもしたいのか、冗談でよくこういう事を言われるのさ……馬鹿馬鹿しいだろう?」
「黒歌って……あ、あぁ!? あの凄いおっぱいの猫耳女の子か!?」
「ついでに言うと、私が所属してるグレモリー眷属の仲間である小猫ちゃんのお姉さんね」
あんまりにもシレっと言うヴァーリくんに軽い殺意が沸く。
黒歌……確かに一度だけヴァーリくん経由で会ったことがあるこれまた訳あり転生悪魔の猫妖怪さん。
取りあえず格好がエロくて取りあえずおっぱいがバイーンで、取り敢えずヴァーリくんにくっついてるという……。
「最近は悪戯の度合いが過ぎててな……。
素っ裸で勝手に俺が寝るベッドを占拠していた時は流石に頭に来て窓から放り投げてやったのに、全然堪えてくれないんだ」
「なっ……!」
「あらー……大胆ねぇ」
さも困ってますとため息混じりに、俺からすれば羨ましい話をするヴァーリくん本人は本気でそう思ってるんだろう。
何せ基本的に俺と似て戦闘バカだしな……だけど俺はそれでもヴァーリくんよりはマシだし、何より年相応に女の子に興味あるのだ。
それをコイツは……!
「大胆なものか。
修行中もベタベタと無意味に接触してくるし邪魔でしかないぞ……この前なんて思いきり顔面にダイブされた際、無駄にデカい脂肪の塊のせいで首痛めたし」
「邪魔って……好意を寄せてくれる女の子にそんな言い方しちゃ駄目よヴァーリくん?」
「おいおい、朱乃も見ればわかると思うぞ?
アレはふざけ半分で俺をからかってるだけであって……ん、どうした一誠?」
「ねぇ一発殴っても良いよなぁ?
記憶通りなら、あんなおっぱいバイーンの女の子にご褒美貰っておきながら邪魔扱いしてるクソ贅沢野郎はぶん殴っても良いよなぁ……!?」
無欲だからこそモテるのか……? それともアザゼルさんの義理の息子故か? この野郎、いっそ逆レ〇プでもされて大泣きしちまえとさえ思うぜちきしょう!
「何をそんなに怒ってるのか分からないし、三人で集まる時は戦わないという暗黙の了解を破るのか? 俺は全然構わんが……やるか?」
「上等……! 聖剣・2B式エンピツカリバーの錆びにして――
「やめなさい二人とも!」
余りにもリア充やっとるライバルについつい殺気を向けてしまう俺と、それを受けて少しばかり『待ってましたと』ニヤつくヴァーリくんの両者を朱乃ちゃんが呆れながらも止めに入ったお陰で何とか殴り合いとなる事態は収まる。
だが悔しいことに変わりは無く、ちょっと残念そうにするヴァーリくんに『リア充モゲろ』と念を込めたガンをせめてだと思って飛ばし続ける。
「むぅ、戦えると思ったんだがな……。
まあ、約束は約束だし我慢しよう」
「このリア充め……猫っ娘とイチャイチャしやがって……!」
「ほら一誠くん! ヴァーリくんはちゃんと収めたのだから睨まないの!」
「だ、だって……! う、羨ましいんだもん……」
殺気を引っ込めるヴァーリくんとは違い、まだ睨む俺は朱乃ちゃんに咎められ、悔しさの余りちょっと泣きそうになっちまう。
すると、それを見て何を思ったのか、朱乃ちゃんは俺の肩を掴むと――
「一誠くんもそんなに胸が良いなら私のを好きにしていいから……ね?」
「むびゅ!?」
ヴァーリくんから強制的に朱乃ちゃんへと首を向けられ、『あ』も言う暇もなしに俺の視界はブラックアウトしてしまった。
言うまでも無いが、見かねた朱乃ちゃんからの同情による慰めという意味で、年々大きくなってるその胸に顔を埋ませて貰ってるのだ。
「えへ……どうかな一誠くん?」
「ど、どう……?」
真っ暗だけど暖かくて心なしか……いや確実に良い匂いがしてボーッとする俺に朱乃ちゃんが耳元で囁き、ますます気分が―――――あ!
「あん♪ こら一誠くん? 女の子の身体を乱暴にしないで?」
「い、いやいやいやいや……! こ、こんなん確かに嬉しいけど、バラキエルさんにバレたら殺される……!」
「……。案外もうバレてたりしてな? バラキエルは本当に朱乃の事に関しての勘が異常に鋭いし。まあ、俺としてはバラキエルVS一誠のカード再びも悪く無いと――」
「ひ、他人事だと思ってこのリア充め……!」
これまた心なしか若干頬を紅くしながら微笑む朱乃ちゃん――の後ろに幻視する鬼の形相なバラキエルさんに血の気を引かせてる俺の後ろでソファに悠々座って、楽しそうに言ってくるヴァーリくんの、何処までもリア充で余裕な態度に腹が立ってしょうがない。
なので今度戦う時は絶対ボコボコにしてやろう……そう誓うのであった。
終わり
補足
若干の風紀委員長イッセータイプの朱乃さんと、原作より遥かに義親子やってるヴァーリくんがこの一誠くんの幼馴染みです。
ちなみに風紀委員長イッセーとは違って、若干……いやかなり一誠からも朱乃ちゃんを意識してたり……
当たり前ですが、二人とも親が親なのと一誠と切磋琢磨してるので、特に朱乃ちゃんが原作より遥かに強化されてます。
バラキエルさんとの関係もとっくに修復し、その背景にはアザゼルさんとコカビエルさんがバラキエルさんに渇入れまくったという話があるとかないとか。
ヴァーリくんはリア充です……戦闘狂だけど。