てか400話にもなってたわ
思わぬ状況と、思わぬ展開にどうなるのかがまるで予測できない。
よりにもよって一誠がレイヴェルに特殊な意味で惹かれてしまったのはどうしようもなく厄介なのだ。
「ごふっ!」
「……………」
ギルが――別世界のイッセーがプッツンしてしまうという意味で。
そして何の躊躇も無く別世界の己自身を始末できるという意味でも。
「ぐぐっ! ま、まだ負けてねぇぞ俺は……! お前に勝ってレイヴェルに――」
「もう喋るな。
聞くだけで不愉快だぜお前? ………。本当、今のテメーを見てると心底思うぜ――『あの時壊された事はある意味
「何を言って―――」
ギルの憎悪の炎はより強く燃え上がるのだ。
「オラァッ!!」
「がっ!?」
トラウマ克服修行が、いつの間にかガチの戦いになってしまった。
「うっ!? よ、鎧に皹が……!」
「トラウマの治療だったか?
良いよ、喜んで治療をしてやるぜ……今からな」
一誠はまだ目覚めたばかりで制御があまり上手くない赤龍帝の鎧まで引っ張り出してギルに挑み掛かるし、対してギルは余程気にくわなかったのか、声を出すことすらも躊躇わずに一誠に嫌悪を示し――
「スゥー………」
(何をする気だ……!? そ、それにコイツの声……!)
そして今、夜の炎を纏った亜光速にまで到達している拳で鎧を砕き、全身に皹が広がりながら口から血を吐く一誠に向かって息を大きく吸い込んだギルは―――
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!!」
「ぶげぁぁっ!?!?」
レイヴェルよりも更に速く、一瞬で何百という拳を叩き込んだ。
(な、何だコイツの速さはッ!? れ、レイヴェルの時よりも速すぎるッッ!! ま、まるで時間が止まってるかの様に……!)
夜の炎の特性を利用した一撃は、本気を出せば光速の領域へと到達する。
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァッ!!!」
より速く。
より迅速に振り掛かる火の粉を振り払う。
より素早く敵を始末する。
鎧を破壊し、生身となった一誠の全身を丹念に叩きまくるギルには、例え別世界の己自身であろうとも、レイヴェルやライザーといった大切な者に手を出すのなら許しはしない。
「オラァァッーーーー!!」
「ぐぼぇぇぁぁ!!?!?」
それが、かつてイッセーという名だったギルの今なのだから。
「治療の請求書だ。
少しばかりマケてやったから感謝するんだな」
再び大木をなぎ倒しながらぶっ飛んでいった一誠に、ギルは治療代の請求書をメモ帳に書き、破いてその場に置いた。
この時点でこの世界の自分自身という認識はほぼ消えたらしく、ギルの目はどこまでもクールだった。
「フェニックスの涙です。早くお使いください」
「あ、あぁ……わかった」
「…………」
結局、一誠に関してはある意味そのトラウマを克服出来たが、思っていた克服の方法とはかなり違う展開にアザゼルは頭を抱える事になるのだった。
(あのギルって奴の放つ黒い炎や二人の放つ炎……どうやらただの炎じゃねぇ様だな)
反対に、フェニックス兄妹とギルの持つ炎の特殊さを知ることが出来たという報酬はあったが。
平行世界の一誠に対して、一誠だからという理由でトラウマを乗り越えて貰おうと思っていたライザーだったが、それは間違いだったと思った。
「結論から言うと、もう二度と協力することはない。
心配せずとも俺達は二度とアナタ達とは関わらないからな」
生きた環境の差なのか。
それとも自分達というイレギュラーが生んだ弊害か。
兵藤一誠は自分達と関わる事で更に歪んでいく。
何とか軌道修正させようにも上手くいかないし、よりにもよってギルから完全に『敵』と認識されてしまった。
「思うに、俺達のせいで彼等は不幸になっている気がしてならない。
俺達としても好き好んでリアス・グレモリー達と関わる気は無かったし、お互いの事を考えれば『関わり合う』のはやめておいた方が良い」
「…………」
だからギルによって何十も殺されかけた一誠が最後のフェニックスの涙で回復した時、ライザーはアザゼルに向けてそう宣言した。
「兵藤一誠の事は好ましく思ってはいる。
だが、既に将来を約束するギルが居ると説明してもレイヴェルに対してそういう目をやめないのは見逃せない。
ましてや彼は『ハーレム王』とやらを夢に持つのだろう? 申し訳ないが妹をその中に送り込むだなんて俺は死んでも反対だ」
姫島朱乃が余計ギルに対してトラウマを量産させている事についてはどうでも良い。
問題なのはこの世界のギル――いや、最早別人といっても過言では無い一誠が強くレイヴェルを求めはじめてしまっているのが危険だ。
下手をしたら本当にギルが本気になって一誠を殺害してしまう……。
それだけはギルの為にも阻止しなければならないと思ったライザーは金輪際彼等と関わる事はないと宣言したのだ。
「彼は行動する事で周囲の理解を獲られる『英雄的』素質を感じた。
故に俺達のせいでその素質の成長が阻害されてしまうのは良くないと思って今回は協力したが、これ以上は却って悪化させるだけだ。
ならば二度と関わらなければ良い。幸い、そこの姫島朱乃もギルとさえ関わらなければ戦えるらしいからな」
流石に此処まで断られれば彼も理解するだろう。
フェニックスの涙で傷を癒し、まだ意識の戻らない一誠を見ながら話をしたライザーはそのまま彼等を残し、ギル、レイヴェル、シーグヴァイラを連れてその場を去っていく。
去り際にアザゼルが何かを尋ねたがっていたが、敢えて気づかないフリをした。
「悪かったな。
俺の判断が完全に間違えていたよ。
やはり俺達は彼等に関わるべきじゃあ無かった」
ギルの炎でこっそりと実家の自室までワープして戻ったライザーは、着ていたジャケットをベッドの上に放り投げながら今回の事についてを謝る。
フェニックスの涙による取引により莫大な利益をもたらしている家だけあって、個人の自室だけでも相当な広さを誇り、置いてある家具もそれ相応の値打ちのする物ばかりだ。
しかしそこに価値観を持たないライザーは高そうな椅子にどっかりと座り、Yシャツの胸ボタンを緩めながらテーブルに置いてあった赤いワインをグラスに注いで飲む。
「特にギル。
お前にはすまない事をした。
まさか彼があそこまでレイヴェルに惹かれるとは……」
「少し判断するタイミングが遅かったみたいだな兄貴……。お陰で殺意しか持てなくなったぞ俺は」
ライザーの謝罪に対してギルは不機嫌そうに、レイヴェルに手伝って貰いながら全身に巻いた包帯を外し、猛禽類の様な鋭い眼差しを持った黒髪の一誠そっくりの容姿を露にする。
「あぁ、俺がバカだった。
お前にそっくりだったからと気にかけ過ぎて、それが仇になってしまったよ」
「………」
近くにあったソファに座り、黒いスーツの上着を適当に脱ぎ捨てながらネクタイを緩めるギルの顔は明らかに不愉快そうだった。
横でいそいそとレイヴェルがギルの脱ぎ捨てた上着を畳んでいて、シーグヴァイラは空になったライザーのグラスにいそいそとワインを注いでいる。
「彼等にも言ったが、変に関わると却って彼等に不運が降り注ぐ。
だから二度と彼等とは関わらない事にする」
「次また奴がレイヴェルになにか言ったら殺さない自信はねぇからな」
「わかってる。
レイヴェルもシーグヴァイラもそれで良いか?」
「良いもなにも、私は初めから彼には毛程の関心もございませんからね。
ギルが過敏に気にし過ぎなのですよ」
「そう言うな。
ギルにとってお前はそれほどの女なんだから。なぁギル?」
「まぁね。俺はハーレムだなんぞに興味はねぇよ」
振ってくるライザーに対して即答するギルにレイヴェルは少し呆れるもののちょっと嬉しそうだった。
「シーグヴァイラはどうだ?」
「私はライザー様のご判断に全て従います。
彼等に興味を持つなと仰れば、持ちませんし、殺してこいと言われれば今すぐにでも殺しに行きます」
「…………そうじゃなくて、キミ自身の考えを聞きたいのだがな」
ソファに座ってダラダラし始めるギルに注意をしているレイヴェルを前に、シーグヴァイラは淡々とブレのない答えをする。
今も『キミも飲めよ』と水を渡さないと飲まないし、食べろと言わなかったら何も食べない。
あまりにも忠誠心が強すぎるのだ。
「私は彼等をあまり知りませんので。
ギル様と――赤龍帝でしたか? 彼の容姿が似通っている事も疑問に思うことはありましたが、聞いてはならない事だと思っていますので……。
それに彼自身にはなんの興味もございません」
「そうか……」
出来れば彼女が毒になって成長を促す鍵になってくれたらと思っていたライザーだが、関われば関わるほどに違う方向に歪んでいくのを思えば何もしない方が良いのかもしれない。
取り敢えず彼女を同じテーブルの前に座らせ、ワインを飲ませながらライザーは彼等の事は忘れる事にした。
「彼等との関わりは断つ事にしてだ。
そろそろシーグヴァイラにはある程度の力を持って貰いたいと思うんだが」
「……私ですか?」
それよりもシーグヴァイラを懐に入れてしまった以上、彼女にも戦えるだけの戦力になって貰わないとならない。
忠誠心は見事なものだし、それに絡めた怒りを解放すればサイラオーグ・バアル程度なら殴り飛ばせる火事場の馬鹿力を発揮できるのは初対面の時に知った。
かつての世界でのシーグヴァイラについては、正直それ処では無かったし面識も無かったので知らない。
だからどう彼女を引き上げるべきなのかはわからない。
「キミは今の
「能力を棄てる……?」
「あぁ、己の魔力、魔力の特性、その全てを棄てる『覚悟』はあるかと聞いている」
だから彼女には与えなければならない。
フェニックスとしての力とは違う、ギルとレイヴェルと共に覚醒した『覚悟』の炎を。
その為には彼女の覚悟を試さなければならない。
今持つ己の力を全て棄てても己の傍に居れるかの覚悟を……。
「………………」
ギルとレイヴェルがいつの間にか居ない。
部屋の奥にある浴室から声が聞こえてるからして、一緒に洗いっこでもしてるのだろう。
『あっ……ちょ、ちょっとギル……! お、お兄様やシーグヴァイラさんがすぐ近くに居るのに……!』
『家に帰ったらどうなるかわからないって言っただろ?』
『あぅ……! で、でもこの格好は恥ずかし――やーん!』
「………………」
「えーっと気にするな……」
「い、いえ別に」
「後で注意しておく。
ったく、女性が近くに居るのに……」
「だ、大丈夫です! 意味を知らない訳ではありませんので……」
「……。無理はしなくていい。
取り敢えず話の続きだが……」
時折アレな声とかも聞こえてシリアスさに欠けるのかもしれないけど、ライザーは真面目だったし、浴室から聞こえてくるレイヴェルの艶かしい声に頬を染めて動揺していたシーグヴァイラも、その瞬間だけは持っていたグラスを静かに置いて、掛けていた眼鏡を外し、真剣な眼差しをする。
「あります。
アナタ様に遣える事が出来るのであれば、喜んでこの力を放棄しましょう」
正しいかどうかは解らない。
しかし、 シーグヴァイラはその言葉と共にハッキリとした『覚悟』を示した。
今持つ力をも棄てる。それがどんな未来になろうとも構わないという強烈な『覚悟』を。
「………。アイツ等の中にキミみたいな子が一人でもいたら変わっていたのかもな……」
「え……?」
「いや、なんでもない。
わかった、キミの示した『覚悟』は確かに伝わった。
その覚悟に対して今度は俺がキミに『誠意』を示さなければな」
かつてギルが示した時と同じ総量の覚悟を感じたライザーは、こんな存在がかつての眷属に一人でも居てくれたらと、一瞬だけ考えてしまい――そして頭を振って消した。
「も、もうギルったら! お風呂の中であんな事までするなんて恥ずかしいじゃない!」
「しょうがないだろ、お前が可愛いのが悪い」
「だ、だからってあんな獣みたいに……」
「でも満更でもないような顔じゃないかよ?」
「うぅ~! バカバカ!」
そのタイミングで顔を真っ赤にしながらポカポカとギルを叩きながら出てきたレイヴェルと、真顔で可愛いのが悪いと返してるギルが戻ってきた。
「二人とも、イチャイチャするのは後にしろ」
「え? どうしましたのお兄様?」
「彼女を今から俺達側に引き込むんだ。
二人も協力してくれ」
「………まさか教えるのか?」
「そのまさかだ。
彼女の覚悟は、ギル……お前にある意味匹敵する」
役者は既に揃っている。
成功するかしないかは解らないけど、意地でも成功させてみる。
そう思ったライザーはテーブルを退かし、部屋の真ん中にシーグヴァイラを立たせると、彼女をギルとレイヴェルとライザーが三角形に取り囲む。
「フェニックスの特性は知っているか?」
「はっ、風と炎を操る不死の一族です」
「そうだ。
しかしそれは通常のフェニックスの一族――つまり上の兄二人や両親の事を指す。
俺達はそれとは別の『炎』を持つ亜種の様な存在だ」
「亜種……?」
「そう、様々な特性を宿した炎を扱う、な」
そう言いながら指先に七色の炎を灯すライザーとレイヴェル。
其々が色の違う……更に言えば燃え方までもが特徴的な炎を灯すのを前にシーグヴァイラは虹の様で綺麗だと思った。
「俺自身はこの炎が大地にちなんだ特性を持つので大地の七属性。
レイヴェルは天気にちなんだ特性を持つので大空の七属性の炎と呼んでいる」
「ではギル様の黒い炎は……?」
「ギルは黒い炎だけしか持たない。
しかしその総量は凄まじく、ほぼ無尽蔵に生み出せる。
夜の炎……ギルの炎はそう呼んでいる」
「夜の……炎」
黒い炎を手に灯すギルの黒く燃える炎を見ながらシーグヴァイラは反復するのと同時にライザーの狙いを理解した。
「私にも皆様と同じ炎を宿せ……という事でしょうか?」
「正解だシーグヴァイラ。
キミには今から俺達と同じ炎を宿して貰う」
頷くライザーにシーグヴァイラは身震いした。
それは勿論恐怖等では無く、ライザーと同じものを持てるという――ライザーから与えられるという『歓喜』で。
「し、しかし私はフェニックスではありません。
炎を灯せるとは……」
「言っただろう? これはフェニックスの血筋とは関係のない炎だ。
現にフェニックスの一族では無いギルはああして灯せている。
この炎を灯せる原動力は『強い覚悟』なんだ。
覚悟を炎として力に変える……それが俺達の炎の正体だ」
「………!」
そう返しながら両手と額に大地の七属性全てを混ぜ合わせて七色に輝く炎を灯すライザーにシーグヴァイラは歓喜が行きすぎて下腹部に何故か熱を帯びていく。
自分もライザーと同じ場所に到達し、遣える事ができる。
彼女にとってこれ以上の喜びは無い。
「さぁ、示せシーグヴァイラ、キミの『覚悟』を……!」
「ライザー様……!」
ギルがかつて持っていた精神と覚悟に直結した力――
その力は壊される形で消滅したが、その憎悪と報復心が覚悟と直結して黒い炎を作り出した。
そして今、シーグヴァイラ・アガレスはライザーに遣える為ならば今ある全ての力を棄てる覚悟をしながらその手に力を込めた。
力を、名を捨て、この身の全てをライザーに捧げる。
緑がかったブロンド髪を揺らし、三人から其々炎を分け与えて貰いながらシーグヴァイラは――――
「…………………」
その手に覚悟の炎を灯した。
「ようこそシーグヴァイラ……俺達の世界へ」
絶対で敬愛してやまない主の祝福と共に……。
終わり
シーグヴァイラはアガレスの名を正式に破棄した。
それにより堂々とライザーに遣える事にもなれた。
そして何より……
ガオンッ!!
「ひとりひとり……順番に順番に……このシーグヴァイラの炎で亜空間にばらまくッ……!」
大空でも大地でも夜でも無い……謂わば第9の炎を覚醒させたシーグヴァイラはとても『危険』だった。
そしてとある者はシーグヴァイラについてこう語る。
「こ、このシーグヴァイラは異常だ! まともじゃないッ! か、彼女の精神は炎の色とは真逆に真っ黒だ! 心の中もバリバリ裂けるドス黒いクレバスだッ!!!!」
彼女の忠誠心は留まるところを知らない。
「ライザー様! ロボットアニメを観ましょう!」
「お、おう……意外な趣味だな」
「しょ、少年みたいに目がキラキラしてるわね……」
「ボ○テスVまで揃えてくるとはマジだな……」
「ギルも大概知ってるのに驚きよ……」
「昔
まあ、俺はドラゴソボール派だったけど」
ロボットアニメオタクな面があっても、それはライザー達にしか見せないから余計に。
「ジ・Oって良いよな。
あんな図体なのに機動力重視なのに中々のロマンが……」
「第五世代MSに通じる所が時代の先を読んでる感がありますよねぇ。
……本人は通称・スイカバーで真っ二つにされましたけど」
「身体を通して出る力は反則だわぁ……」
「………。あの二人は何を言っているんだ?」
「意外な所で気が合いましたね……」
しかも妙に人間だったからてのもあってか、ギルが割りとはまり始めたり。
「なぁ兄貴、炎の力を原料にした移動空中船とか作らね!? ホワイトベース的な!」
「無茶言うなよ!?」
「はまりすぎよギル……」
「いえ、時間さえ掛ければ何とかできるかもしれません」
「できんの!?」
宇宙船を作ろうぜと、かつての頃みたいな性格になりつつ無茶言い出したり。
「もし完成できたら独立も可能かと」
「う、ううむ……ちと非現実的な気はするが魅力的ではあるな。
最近レイヴェルに彼から怪文書じみたラブレターが送られてきて鬱陶しいし……」
「アーシア・アルジェントをストーカーしていたディオドラ・アスタロトの電波を受信してしまったようです。
ギルにはまだバレていませんが、知られたら彼は殺されますわ」
「ですので船を作るべきなのです。
思うのですが、やはりライザー様が魔王ごときに偉そうにされるのを見てると亜空間にばらまきたくなる……」
「ま、魔王をごときってシーグヴァイラ……」
「当然です。約二人は身内に贔屓ばかりで役にも立たないですからね。
そりゃあ旧派から文句も言われるってものです」
「別に不満は無いんだがな……」
シーグヴァイラは今日も絶好調なのだった。
……なんてね
補足
夜の炎の特性を最大限に利用した鬼ラッシュ。
それは某無敵のスタンドと呼ばれるそれとなる……。
その2
ライザーは、下手に自分が絡むと却って不幸になると思い、関わるのは辞める事にしました。
……若干その判断が遅かった感はありますが。
その3
覚悟の炎……しかも第9種目の炎。
特性は―――ガオンッ!
ただ、色だのなんだのはまだ決めてない。
その4
流石に男女の色々についてはお年頃故に動揺くらいはします。
ただ、彼への忠誠故に変な方向に興奮してしまうらしいけど。