的な?
未だに信じられないし、きっと明日になったら部屋のベッドの上だった的な夢オチを期待してた。
けれど寝ても覚めても俺達の居る場所は電化製品の欠片も無い、本当かよと疑いたくなる過去の世界で……。
「……。気づいてますか?」
「うん……」
「おう……」
「「「力の殆どが使えない……」」」
理由がさっぱりわからない謎の封印までされている始末。
信じるかはまだ別として、昨日一応寝床を提供してくれた曹操と名乗る女により安眠とまではいかずとも眠れた俺、木場、日之影の三人は、昨日から各々が薄々に感じていた違和感が本当かどうかを確かめる為に、真夜中こっそり古すぎる街の外へと出て軽く手合わせしたんだけど……。
「私はスキルが使えず……」
「僕は聖魔剣どころか、剣一本を呼び出すのが精一杯で……」
「俺は変質させた神器による鎧が呼び出せない……」
重石……いや、鉛? 上手く表現できないが、俺達の心の中にそんなものが置かれてる様な感覚があり、俺達が俺達である証ともいうべき力がほぼ使えなくなってしまっている。
ぶっちゃけこれが一番凹んだ。過去だ別世界だに飛ばされた時よりも正直ダメージがでかい。
何せ俺達が各々持つ力は自分自身と表現できる程に密接したものなのだから。
「消えたというより、封じられてるといった表現がしっくりきますが、何より厄介なのは鍛えた肉体的レベルも相当に落ちてしまってる所です」
「そうだね、昨日の――ええっと、夏侯惇さんが一誠くんに斬りかかった際、匙くんと止めた時はもしやと思ってたけど……」
「あの女が強いのではなく、俺達自身が奴等のレベルにまで落ち込んでいたって訳だな……。
あっはは…………ハァ、これじゃあ三人で合わせて無理矢理次元を抉じ開けて抜け出すって手が使えないぜ……」
普段は何時でも淡々としてる日之影ですら、目に見えて凹んでる。
当たり前だ、日之影にとって力は自分という個を確立させる為に磨いたものだし、なにより日之影はそれしか取り柄がないと思ってるんだ。
無くしてはないものの封じられたに等しい今の状況で発狂しないだけ恐れ入るよ。
「早急に我々は力を取り戻さなければなりません。取り戻せさえすれば強引に次元を抉じ開けてそこから元の時代に帰れる筈ですから」
「うん……でもその間は?」
「あの曹操と名乗ってた女は俺達を下に置きたいらしいが……」
お先真っ暗とはまさにこの事だ。
今頃心配してるだろう会長やグレモリー先輩達に申し訳無いし、恐らくは日之影もその事で焦ってる。
ましてや日之影は転生悪魔では無いけどグレモリー家とソーナ会長ことシトリー家に絶大な信頼を寄せられ、両家の紋章をその身に背負う事を許された男だからな。
今だって日之影の着る執事服の胸元にはソーナ会長の姉であり現レヴィアタンであるセラフォルー様とヴェネラナ・グレモリー様によって金の糸で両家の紋章が刺繍されてる。
口には出さないが、日之影は早くこんな所から帰りたいと思ってる筈だ。素直じゃないので絶対言わないけど。
「奴等の話によると、妙な流れ者の占い師が関係してると踏んでまず間違いはないかと思うのですが、お二人は何か他に引っ掛かる事は?」
「僕も同じだ。けど気になるのはその占いによると僕たちを含めて四人――つまり後一人の誰かがこの世界に来てる筈なんだよね」
「天の御使い――天人だったか? まぁ俺達は間違いなく悪魔――悪鬼であるからその天人ってのが残りの一人なんだろうけどよ」
勿論俺と木場も早く帰りたい。
会長やグレモリー先輩に心配されてるだろうし、なによりこの世界は現代っ子である俺達にしてみればその――古すぎる。
「暫定的に曹操とするあの小娘にその占い師とやらがどうなったかをまずは聞く必要がありますね……」
「だね。けどどうする? あの人達はどうも僕たちを――」
「そんなものは勿論断りますよ―――まぁ、表向きは聞いたフリでもして、占い師とやらの情報を手にしたらトンズラしてしまえば良いですし」
「あ、相変わらず他人に対して思いきるな日之影は?」
だからこそ俺達の第一目標は『無事に帰還する』だ。
その為には、騙す様で悪い気はするけど、あのホントかどうかもわからない曹操を名乗る軍勢を利用することにしよう。
……俺達は悪魔だからな。
「一晩経った訳だけど、考えてくれたかしら?」
「「「……」」」
一誠くんと匙くんの三人で何がなんでも元の時代へと帰ると決意してから時間は過ぎ、宛がわれた部屋に昨日の夏侯惇と名乗る女性と夏侯淵と名乗る女性――つまり三國志的名前の人達に連れられてやって来たのは、玉座の間的な広い部屋であり、そこのど真ん中に立たされた僕たちは、上座から此方を見下ろす金髪に巻き毛という、普通に考えてこの時代にそぐわない容姿をした小柄な女性――曹操と名乗る人に今一度問われていた。
張り詰めた空気が僕達に向けられるけど、慣れってのは怖い。
全盛期状態の一誠くんに殺されるかもしれない修行をしてる時の重苦しさに比べたらマイナスイオンみたいな心地よさだ。
「………」
「もしお断りした場合はどうなりますか?」
「そんな仮定の事を答える必要がある?」
「選択肢無しってか……」
仮称曹操さんのアッサリした返しに匙くんが僕の隣から小さく聞こえないように毒づく。
どうやら仮にここで嫌だと言えば口封じに始末される可能性があるみたい。
逃げようと思えば何とかなるとは思うけど、ここまで三人揃って弱体化してしまってる事を考えると逃げ切れた後のほうが大変だ。
「わかりました、喜んで遣えさせて頂きます」
「よろしい」
内心きっと一誠くんは舌打ちのオンパレードなんだと思う。
今だって決して顔には出さず寧ろ他人からの視線で具合が悪そうだけど、人間不信気味の一誠くんにとって信じるに値もしない人間に従うなんて耐えがたい屈辱だもの。
けれどそうは言ってられない……僕たちは何としてでも元の時代に戻らなければならないし、その為なら本当の主である部長やソーナ様以外に頭を垂れてやる。
力を全盛期に戻すまでは……ね。
「さて早速だけど木場、匙、日之影の三人に問うわ、アナタ達は何ができるの?」
「……………」
「何がと言われましても、元の時代では騎士として働いてましたので……」
「俺は兵士、日之影も大体似た様なものっす」
「つまり闘う経験は持っているのね?」
「「はぁ、まぁ……」」
「………………」
転生悪魔の恩恵でこの時代の文字なんかは直ぐにでもわかったけど、僕達の得意分野はやはり直接的な戦闘だ。
リアス部長の騎士として、ソーナ様の兵士として――そしてお二人の
「華琳様、私は信じられません! どう見てもこ奴等が戦えるとは思えないのです!」
そんな僕たちの答えに対して仮称曹操さんは何かを考える様な顔をしたのだけど、それよりも先に大きな声を出したのは、仮称夏侯惇さんだった。
どうやら彼女的に僕たちは弱く見えるらしい。別にどう見られようが良いんだけど、反射的に反応してしまったらしく、何故か別の名前で呼ばれた曹操さんは言った。
「兵の経験があると言ったなら試すわ。アナタ達の中で一番腕が立つのは誰?」
「「………」」
「…………………………………………………………………………」
曹操さんの質問に僕と匙くんは真っ先に顔色の悪い一誠くんを見た。
いくら封印されてる状態だとはいえ、それでもこの中では間違いなく最強であるのは一誠くんであるのだし、殆どこれも反射的だった。
「なるほど、日之影だったわね? アナタ、この春蘭と戦ってみなさい?」
「………………………」
「おい貴様! さっきから何故何も答えんのだ!!」
「……………………………………」
「……? そういえば人見知りがどうとか言ってたけど……」
「…………………………………………………」
あー……夏侯惇さんと曹操さんに対するこの石像対応、以前の僕達を思い出すなぁ。
今だからこそ割りと自然だけど、前はこんな感じだったもんなぁ。
「おい! 何とか言え!!」
「………………………チッ」
「!? 何だその態度は!?」
そうそう、こんな感じこんな感じ。
匙くんも横で懐かしんだ顔だし、いやぁ……僕達って幸運だよねぇ今にして思えば。
「決まりね、今から日之影と春蘭で模擬戦を行うわ。全員修練場に集めなさい」
けど、そんな態度だから一誠くんは好かれにくい……。
一誠は一刻も早くこんな古びた世界から抜け出したかった。
見知らぬ女にやかましく吠えられ、これまた見知らぬ女からは探るように見られ、見知らぬその他大勢から好奇の視線に晒され。
ストレスで胃がキリキリして仕方なかった。
「勝負が決したと私が判断したら止めるわ。それと殺すのはダメよ?」
「勿論です華琳様! あのような男など一撃でのして見せましょう!!」
「…………………」
「大丈夫か?」
「顔色がものすごく悪いけど……」
「大丈夫です……一応まだ」
勝手に盛り上がる夏侯惇達とは逆にアウェイ感満載な一誠は元士郎と祐斗に気遣われている。
他人が物凄く嫌いなコミュ障を拗らせた男にとって、今の状況は決して歓迎できるものではないのだ。
しかし向こうは既に殺る気満々といった様子で模擬戦故の木製の得物を振り回しながら此方を睨んでおり、受けて立つ他無い空気だけだ。
「では始めるけど、武器は?」
「……………………」
「あ、必要ないです一誠くんは」
「基本的に素手なんで」
「徒手空拳ね……ふーん、ならば改めて――始めっ!!」
やっぱり無言の一誠の代わりに答えた祐斗と元士郎から素手で闘うと聞かされた曹操がサッと手を振り下ろして開戦を宣言した。
「ドリャァァァッ!!!」
その声に呼応し、似もなく夏侯惇が木刀っぽい得物を手に一誠へと肉薄し、模擬戦でも死ぬだろと思う位に鋭い一撃を頭めがけて振り下ろす。
「……………………!」
それに対応し一誠は本来何もせず逆にいるつもりだったが夏侯惇の振り回す力と、何より気配に目の瞳孔を開かせ、咄嗟に捌いて回避する。
「ふん、でくの坊ではない様だな!!」
「…………」
避けられた事に夏侯惇は驚く素振りは無く、寧ろニヤリとしながら得物を振り回す。
「そらそらぁ!! 避けているばかりか軟弱ものが!!」
「………………」
「へぇ、中々やるわね、春蘭の攻撃を避け続けてるわ」
「はい、姉者は我が兵の中で最高峰の力量です。
強ち嘘ではないようですね」
上下左右正面を襲う夏侯惇の攻撃全てを紙一重で避け続ける一誠の動きに『慣れ』を感じた曹操や夏侯惇の妹らしい夏侯淵は、過小評価でもしていたのか少しばかり感心した様な声を出している。
が、その後ろで一誠の様子を見ていた祐斗と元士郎は寧ろ逆で……悉くを見事なまでに捌いている一誠に驚いていた。
「避けるって行動をとるなんて……」
「普段なら何もしなくてもあの女の振り回す得物がへし折れるのに、今の日之影はそこまで弱体化しちまってるのかよ……」
理不尽な領域……それが全盛期の一誠であり、それを嫌という程知り尽くしていた二人にしてみれば、人間の女一人の力に対して避けに回る一誠に驚いてしまう。
それほどまでに力を失っている……という意味で。
「ふん! 逃げ足だけは速いらしいな!」
「………………………」
そしてその枷を一番身に染みている一誠はというと、夏侯惇の猪じみた突進を裁きながら毒づいていた。
(身体が重い、脳から肉体全体に指令を送りきれるまで3秒くらいのラグを感じる。クソ……!)
突進してくる夏侯惇と距離を取ろうとしたいのに、一行に突き放せないせいで反撃すら儘ならないという体たらくに一誠はイライラとストレスが更に蓄積されていく。
スタミナや腕力じたいはまだ平気だが、このままジリ貧を続けていたら恐らく自分は――
「セイヤッ!!」
「……っ!?」
「「あ!?」」
一撃を貰ってしまう……そう考えるのと同時に夏侯惇の一撃が一誠の脳天を砕ける嫌な音と共に叩いた。
「う、嘘だろ……」
「い、一誠くんが……」
地面にそのまま倒れそうになる一誠を見て祐斗と 元士郎はショックが隠せない。
あの一誠が、どんな攻撃だろうが真正面から無傷で受けきる一誠が……過去の偉人の名前を持つだけの女性の一撃で頭から血を流して膝をついたのだから。
「ふん、三人の中では一番に腕が立つと言っても所詮この程度か……」
「これまでですね華琳様」
「そのようね、はぁ……過大評価しすぎたかしら?」
「「……」」
心底がっかりした様子の夏侯惇が勝利を確信して得物を納めたのと同時に、同じ様なため息を吐きながら曹操が勝者の名を口にしながらその右手を上げる。
「勝者、春――」
だが、当たり前の事だが曹操も夏侯惇も夏侯淵も……兵達も知らない。
「…………………して、やる……」
「む? 何だ負け犬、言い訳なら後で――」
日之影一誠はコミュ障で、対人恐怖症で――――
「殺してやる……」
極度の負けず嫌いであることを。
「っ!? やば……」
「そ、曹操さん! 早く夏侯惇さんを避難させてください!!」
「はぁ? 何を言って――――」
弱体化の度合いが思っていた以上に深刻だったのは三人は認める。
しかしだからといってその精神までもが弱体化するのか? 答えは否だ。
頭をカチ割られ、血を流しながらも立ち上がった一誠の放つ殺意をいの一番に感じた元士郎と祐斗は即座に曹操に夏侯惇を隠せと言った。
しかし一誠の実力の底を知った気になってしまった曹操や夏侯惇は呆れてまともに取り合ってくれず、曹操が何かを言おうとしたその瞬間、ようやく全員が気づいた。
「ブチ殺すぞクソがぁぁぁっ!!!!!!」
人形の様な男が今始めて感情を爆発させ、破壊的なまでの殺意を撒き散らしている事に。
「っ!? 貴様、まだやる――」
「ガァァァァッ!!!!」
「気………ぃ……!?」
感情を剥き出しにした瞬間、素早く得物を構え直した夏侯惇は迎え撃たんとした。
が、その気力と気迫は一瞬にして削がれてしまった。
野獣の雄叫びを思わせる咆哮と共に放たれた一誠の拳が夏侯惇の真横を掠め、地面を粉々に破壊したせいで。
「な、なななっ!?」
「じ、地震か!?」
凶悪な破壊音と共に大陸全体が震えるかの如く激しい揺れに夏侯惇達や兵達は大いに動揺するのと同時に、今の一撃をまともに貰ったらと考えた瞬間血の気が完全に引いてしまった。
「きゅ、急にどうしたのよ日之影は?」
「あ、アイツ極度の負けず嫌いなんです実は……」
「それでその、まぁ、あんな感じに」
「あんな感じって……変わりすぎだろう……。あ、姉者は大丈夫なのか?」
「「た、多分……」」
夏侯淵の心配の声に祐斗と元士郎は自信なさげに返す。
それほどまでに今の一誠はブチギレていた。
「ふ、ふん! そんな威圧など怖くないぞ! 寧ろ返り討ちにしてくれよう!! ドリャァァァッ!!!」
一瞬気圧された夏侯惇も意地となって豹変した一誠に再び肉薄しようと得物を構えて飛び掛かる。
だがその一撃は――
「ギャン!?」
「あ、姉者!?」
『髪の色が何故か真っ赤』になっていた一誠のカウンター踵落としにより地面とキスする事になり、まさか過ぎる逆転で幕を閉じた。
「おい」
「しょ、勝者日之影……」
『…………』
そして後に残ったのは微妙過ぎる空気だけだった。
vs夏侯惇
決まり手・乱神モード。
終わり
逆を言うと乱神モードという肉体のリミッターを外す技術を行使しなければ勝てなかった所まで弱体化していた一誠は、取り敢えず曹操から使える認識は貰えた。あんまり嬉しくはないけどというとかの話は別にして。
「日之影ぇ!! 今日こそ再戦するぞ!! 今度は油断なぞせんからな!」
「………………」
オマケに絡まれる頻度も高まってしまったのはご愛敬。
だが…。
「ぐっ……!?」
「ワハハハハ! やはりこの前は偶然だったのだ!」
「(お、おかしいぞこの女……! あきらかに強くなるテンポが速すぎる!?) しゃらくせぇ!! 死ね!!」
「ぎゃふ!?」
無意識に他人を引き上げる性質に晒された第一号……夏侯惇こと春蘭は初戦の敗北を受けても一誠の異常性に屈せず、寧ろアホみたいに挑み掛かり、その力を異常なまでに上げていった。
「ほ、ホントに驚く成長速度だね……」
「やばい……マジで抜かれるかもしれない」
元士郎と祐斗も焦る程の秘めたる才、そしてそれを従えし王の器。
「一誠、アナタは何時も私から目を逸らすけど、それは何故かしら?」
「…………」
「おい! 答えろ一誠!!」
「あ、いやあの……曹操様の容姿がですね……そのー……ね?」
「俺達の時代に居るとある人に何となく似てるからというか……な? そうだろ日之影?」
「レイヴェル・フェニックスは関係ないです……」
「レイヴェル、フェニックス? だれよ?」
しかしその王は何となく自分を越えてる人外の分身に似てるのでちょっとやるせない。
勿論、その潜在能力も……。
「ふーん、己の魂を知ることで得る力ねぇ……? 興味あるわそれ」
「………何故教えたのですか木場様に匙様? お陰で四六時中小うるさいのですが……」
「いや、なんとなく……」
「うん、別に他意は無くてホントなんとなく……」
魏がどんどんと異常性の軍勢と化していくのは自然の流れなのか……。
そして……
「だ、誰よ一誠その子!?」
「突然匙と木場君と一緒に居なくなったと心配してたのに、帰ってくるなり何よ!? どういうことよ!?」
「……………いや、話せばかなり長いというか、色々と手違いがありすぎて本来くるべき筈じゃないというか――」
「あら、アナタ達が一誠達の言ってリアスとソーナという者かしら? ふーん? へー? 聞けばどちらも元士郎と祐斗は配下に置けても一誠は置けなかったらしいわね?」
「う……」
「な、なによ……それが?」
「いえ別に? ただ、私は配下にしたのよ? 一誠を」
「「はぁ!?」」
「ねぇ? そうでしょう一誠?」
「………」
もしかしたらなってしまうかもしれない王同士の修羅場。
「なによ? 私は別にあんなのに興味なんてないわ、ホントよ!」
「そうですか、じゃあ先輩に絡まないでください。先輩はアナタみたいな五月蝿いのは嫌いなんで」
「五月蝿いですって!? ふ、ふふん、別に一誠は一言もそんな事言わなかったわよ! 寧ろ言えば何でもしてくれたわ! 私の言うこともね!」
「…………表出ろこのやろう」
猫耳同士のいがみ合いも……。
終了
補足
乱神モードとほぼ不意打ちっぽくしてやっと勝てた。
しかも春蘭さんはたんこぶで済んだという事なので、乱神モードを引っ張り出さないとダメなくらいまでは弱ってます。
その2
感想を貰ったからじゃないけど、呉軍さん達に妙に好かれる匙きゅんがもしかしたら……(褐色さん的な意味で)
その3
木場きゅんはオーソドックスにモテるっつーか……多分ね。