とはいえ、最初の闘技場でのイベント、からの乱入者と言えば、ね?
皆さんならお判りでしょう!w
・・・
そう、乱入してきたのはいつぞやで戦った、ザギである。右腕に持つ武器を
「こいつほんと、勘弁なんだけど」
「お、奇遇だな。オレもそう思ってたとこだ!」
そんな会話をしつつ、ザギを倒しにかかる飛鳥。しかし、まだ対人戦に慣れているわけでもないので、遠距離から援護――のはずだったのだが。
「死ねぇ!!!」
「アホぬかせ!!だ~れがはい!とか返事すんだよ、こんの戦闘狂が――!!!」
どうしてこうなった。ユーリも狙っているのだが。なぜか飛鳥も狙ってくるのである。原作なら執拗なまでにユーリを狙うのだが(いや、そこは変わってはいない。ともなれば)、そう、ターゲットに飛鳥も入っている、という事である。
「だあああ、もう!!!うちは、お前の求めてるような奴じゃねえっての!!マジでざっけんな!!!」
キレている飛鳥はとんでもなく口が悪い。最近多いような気もするが、気のせいだろう。飛鳥は、ザギに狙われている間は銃ではなく、チャクラムを使っていた。やはり、近距離になってしまえば銃で戦うのは難しいらしい。
そうして、なんとか倒すことができた、のだが。ザギが膝をつく。どうやら
ジュディスはザギの
・・・
その後、魔物を討伐していると、リタの魔術が暴発。周りに被害は出なかったものの、危うく魔物以外も巻き込むところだった。そんな中、どさくさに紛れてラーギィがエステルの持っていた赤い小箱を取っていった。ラピードとジュディスがすぐさま後を追った。ユーリ達も、戦いがひと段落すると、追いかけた。
途中でジュディスと合流。まだラピードが追っているらしいが街の外に逃げられたとのこと。急いでラピードの後を追う。そして無事にラピードとも合流。ラーギィが向かったであろう場所へ向かうことになった。
「アスカ、最近怒ってばかりな気が……」
「!………ごめん、控える。昔から、キレると口悪くなるんよ」
「昔から?」
「そう。あ~、たぶんこんだけ口悪いのもあんのクソ親父どものせいだな」
「いけません!アスカ、女の子でしょう?そのような言葉使いはダメですよ!」
「うううう………女の子女の子してんのは、苦手や~~~」
と、こんな風な会話もあったのだが、無事到着。カロル曰く、カドスの喉笛という洞窟らしい。ここにはプテロプスというかなり危険な魔物が住んでいるだとか。しかし、だからと言ってここで引き返すわけにはいかない。
少し進むと、ラピードが先行し、隠れていたラーギィを捕まえた。だが、追い詰められたラーギィは
話を聞いていると、どうやら
「アスカの記憶は戻ったのか?」
「………」
「アスカ?」
「え?あ、ごめん。聞いてなかった」
「大丈夫か?やっぱ肩がいてえのか?」
「いや、まぁ、痛くないわけじゃないけど大丈夫」
「ふむ、アスカ。記憶は戻ったのかの?」
「あらかた、ね。まだ、“一番最初所に来た時の記憶”はあらへんけど、たぶん思い出しちゃまずいんだろうねぇ……思い出そうとはしてんのやけどね。体が拒否ってるっぽくて、頭痛ぇんだわ」
そう言いながら頬をかく飛鳥。
「そうなのか!」
「まーね。そっちの記憶も、早く戻るといいね」
「なのじゃ」
そんな会話をしつつ、パティを加え、先に進む。しかし、可視化し、赤く変化したエアルによりラーギィとの距離を開けてしまった。濃いエアルのせいで飛鳥は体中――特に心臓部分が痛い。
「っ……」
だが、倒れるわけにはいかない。大丈夫、まだ。そう言い聞かせていると、魔物が現れ、エアルを吸い込み、その場を去っていった。その途端、動けるようにはなる。しかし、かなりの疲労感。飛鳥はその場でたたらを踏む。流石に平然としてられるほど、この高密度のエアルに触れる程の場数は踏んでいない。
―くっそ……めっちゃ心臓痛てぇ……マジふざけんな……!
皆が追いかけ始めるので、飛鳥も遅れずにかけていく。内心ではめちゃくちゃあらぶっていたが。そして、ついにラーギィを追い詰め、ラピードが赤い小箱を取り返す。そこでラーギィが立ち止まった。
「あー、その喋り方。やっぱイエガーやね」
「え?」
「やっぱ?」
飛鳥は、つい、口を滑らせた。だが、すぐにラーギィを正体を現したことでうやむやになり、その上プテロプス襲来、と言った事態に。どうにか倒し、先へ進むと砂漠の入り口にたどり着いた。コゴール砂漠の入り口らしい。ジュディス曰く、砂漠には3つの区域に分かれているとのこと。だが、途中に水場を近場に栄えている街があるらしく、話はそこで、という事になった。
原作、まだ秘奥義習得しないんですかねぇ……
はよはよ……!!
次回は砂漠~になります。