やはり俺に理解者がいるのは間違っている。(未完) 作:remi
グッダグダです。
高校編は結構先になるかもしれないです。
まぁ読んでくれると嬉しいです。
これで一区切りなのでよかったら感想等お待ちしてます。
あんまり尖った言い方だと泣いちゃうかも・・・
「比企谷!なんで!なんで止めたの!?」
「お前の行為は火に油を注ぐようなものなんだよ。ああいうのは無視すればいい」
「でも、悔しくないの?あんなに・・・・」
「・・・・もう、慣れてるからな。嫌でも扱い方がわかってくる」
「・・・扱い方がわかってる・慣れてるじゃなくて___諦めてるだけじゃないの?」
・・・・・・・・そんなことは____
「そんなことは・・・・ないっ」
「!!__こんな空気じゃ勉強できそうにないから今日はいいや。また明日よろしく」
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折本side
また・・・またあの顔だった。すべてを見据えて悟ったようなそしてどことなく辛そうな__あの顔・・・
みんなだって比企谷と話せば比企谷の良さがわかるはずだけど・・・その比企谷があれだから。
「比企谷・・・どうやっても考えは・・・自分は変えないつもりなの?」ボソッ
そんなの見てられない。 私にだってできることがあるはず!
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八幡side
どうなっているだろう。昨日の今日だ、何かしらの行動はしているだろう。その行動が今までのような『物隠し』だったり『机なんかに書かれてる』くらいなら対処できるが・・・
折本へ行動を起こしていたら?それを止める術が俺にあるのか・・・
____おかしい。教室がやけに静かだ。何かしら行動してるということなのか。・・・・確かめる以外ないか。 ガラガラ
「!!___これは・・・・想定外すぎる・・・」ボソ
そこにあったのは机の上に一輪の花。そしてそれを貫くかのように刺されている__ナイフ。
あれ?これ俺より先に先生来てたらどうなってたんだ?
放置で先生が来るまで待つのも手だが・・・それでは『解決に至らない』ならば、やるしかない。
俺なりのやり方で・・・・・
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折本side
「やっばい!寝坊した!!」
昨日遅くまで考えすぎてた!結局大した案は浮かばなかったし・・・間に合うかな? 全速力で漕いだら行ける!
「はぁはぁはぁ・・・全然間に合った。はぁはぁはぁ・・・間に・・合った・・・」
息切れしすぎ?そりゃ死ぬ気で漕いできたからね。昨日の今日だからね、遅れたら何かまた言われそうじゃん?まぁ、なんとか間に合ったからいいけど
あれ?うちのクラス静かだな・・・?集団でインフルにでもかかっちゃったのかな?
「俺は___ほど___じゃないから____________」
あれ?比企谷?比企谷が朝から話すような相手がいたっけ?しかも廊下に聞こえるくらいの声で・・・・・廊下に聞こえる?そんなに大きい声で何を・・・・・!!
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「おい!ヒキタニ!お前みたいな奴が、かおりをたぶらかしてんじゃねぇよっ!ヒキタニみたいな奴は家にでも引きこもってりゃいいんだよっ!」
たぶらかすって・・・お前は折本の親父か何かなのか? それとヒキタニじゃねぇよ。ひきがやだって
「はは、はぁ・・・俺はお前らみたいにバカじゃないからな。多少勉強せずとも高校受かれるくらいの頭は持ってんの。だからこの時期暇でさ!そこで折本が話しかけてきたわけよ。勉強教えてってな」
何も考えるな。ただ、ただ、言えばいい。言葉を・・・全てを壊せる魔法の言葉を・・・
「勉強教えるだけで折本といれるんだぜ?役得以上のなにものでもない。だから俺は折本を使ったやった。元より折本も十分頭がいいからな対して教えずとも受かれるだろうから本当に楽しかったさ」
「ふざけんなよ!ヒキタニ!!」ブゥン
「ぐっ・・・・・」ドスッ ドン!
痛・・・背中打った・・・てか殴ってきたし 暴力反対~!
「てかさぁ、このナイフ先生にでもバレたらどうするつもりなんだろうと思っていてね、まぁおおよそ俺のだとか言い張って俺のせいにでもするつもりだったんだろうけど」
「だったらなんだって言うんだ!」
それ、俺がやったって自供してるしてるようなものだぞ?まぁそれならありがたく
「俺のだってなら・・・いただこうかね」
結構重いんだな。ナイフって・・・ このまま授業受けれそうにないし今日はサボるか。内申も大丈夫だし
「____!!・・・・いつからいたのかな。折本」
「ほとんど聞いてたよ・・・比企谷」
「そうか、ならそういうことだ。結構楽しかったぞ」
「まっ!比企谷!ちょっ____」
「___________」
はぁ、疲れた。帰って寝よ。
「おい?比企谷どうした?HR始まるぞ?」
「すみません。ちょっと調子が優れないので帰ります」
「______そうか。大事にな」
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折本side
何を言ってるの?役得って?使ってやったって?・・・・・それは比企谷の本心なの?そんなわけないよ。あんなに楽しそうに勉強教えてくれてたじゃん。
「____!!・・・・いつからいたのかな。折本」
「ほとんど聞いてたよ・・・比企谷」
「そうか、ならそういうことだ。結構楽しかったぞ」
「まっ!比企谷!ちょっ____」
待って!まだ聞きたいことが・・・・!
「___受かるといいな____」
比企谷・・・・・? なんで!どうしてこんな・・・
「かおり?大丈夫?ヒキタニのせいでこんなことになってねぇ、ホントなんで学校なんか来てんだか・・・」
比企谷のせい?どこがなの?比企谷は悪くな・・・・ 悪くないと言い切れるの? 比企谷だってあんな言い方して悪くないなんてことないよ。__でも・・・・
「___受かるといいな____」
「比企谷は悪くないよ」ボソッ
「かおり?どうかしたの?」
「んーん。なんでもないよ」
「おい、お前らHR始めるぞ~」
それから卒業まで比企谷が誰かと一緒にいた所、話したところを誰も見たことがない。
そのまま、私も比企谷も卒業。私も比企谷も高校に受かって、私たちは別々の道を歩き出す。
また、二人で話せる日を夢見て・・・・・・