『創名の暴走状態』
汚染された聖杯の影響で反転した状態。
聖杯による「反転」は心の負の側面の拡大とその現出。
桜の反転状態、いわゆる黒桜と状況的には同じだが、現れている心の負の面の方向性が違う為性格や行動は異なる。
士郎は人間のふりをしている機械と表現されるが、その例にならうと、創名は人間らしく振舞うことが役割の機械であり、その心の負の面は人間らしさを放棄した機械じみた物である為、反転した姿は淡々と状況を処理する機械となり、殆どの自我を喪失する。
本編でははっきりと「反転」したのはセイバーに深手を負わされた時だが、兆候は言峰と会話している辺りから出ている。
『アンリ・マユの呪詛』
創名の切り札。自分や投影品を媒介にアンリ・マユの呪詛を召喚する。
この呪詛は本来形の無い物だが、創名の認識により炎として認識されるし、似たように作用する。
世界の半分の肯定者、悪を司る神の呪詛である為、属性が悪の生物には影響を与えない。中庸の属性の持ち主には通常ダメージ、属性が善だと大ダメージ+追加ダメージが入る。
反転中に放ったのは、辺りに撒いた投影の砂を媒介にした物であり、砂一粒一粒から呪いが溢れる呪詛の粉塵爆発の様な物。膨大な魔力を使う為、正気の時にはほぼ使わない。
『天よ我が罪を裁け』
反転中に使用しかけた術式。聖人の遺髪から作ったダイヤモンドを衛宮邸を中心に半径1キロな様々な場所に設置、聖属性のダイヤに呪詛の魔力を注ぎ、反発させ爆発させる儀式魔術。使ってる物が物だけにバレたら代行者の方々が死徒よりも優先して狙ってきてくれるシロモノ。
創名が聖杯の呪いによって呪詛の魔力を持っているからこの効果になっているが、本来は広範囲に洗礼詠唱に似た効果の魔術を放つ為の物。その場合、『天よ我が敵を許せ』と名前も変わる。
実は、桜を初手で撃破出来ずにHFのルートに入りそうになった時の為に準備して、回収を忘れてしまっていた。創名痛恨のミスという裏設定。
『起源覚醒:輪廻』
転生などをしても変わらない魂の属性とでも言うべきものである起源を覚醒させ、戦闘に利用する物。創名の起源は輪廻であり、何度転生しても人間以外には生まれ変わらない。その事を利用し、魂の発生から蓄積された輪廻の記憶を使用する。戦で散った剣士の剣術などを限定使用できる様になるが、戦闘に耐えうる力を持った前世の数がそう多くない上に、前世の記憶、人格の侵食による自我崩壊の可能性が高く、反転して自我が殆ど無い状況でなければ使用は不可能。
本編で言ってるのは年代であり、それぞれ戊辰戦争とカムランの丘の戦いがあったと予想される年代。
『断絶する幻想』
創名版壊れた幻想。投影品ではなく、自分の肉体を媒介に呪詛を召喚する。物理的な干渉力は弱いが、呪いの密度が高く、至近で受けた者は呪いで燃え上がる。アーチャーが致命傷を負わなかったのは抗魔力と外套の防御力によるもの。それでも治療無しでは魔術が使えない程のダメージを与えている。
切り落とした腕などは固有結界を発動すれば元通りになるので、固有結界中の自爆コンボと言う意味不明な使い方も出来る。
本編では固有結界を発動させず、投影した人形の腕をつける事で補っている。
今日は本編の方も更新します。