もし青銅が黄金だったら   作:377

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第十五話 磨羯宮の聖剣

 段々と空が暗さを増し、夜が近付いている。

 薄暗くなった十二宮を、四人の黄金聖闘士達が駆け抜けていった。

 胸に刺さった矢を抜き、アテナを救う力を持つという教皇の元に辿り着くまでに通過しなければならない宮は残り三つ。

 しかし、もう少しで夜になるということからも分かるように、火時計は既に人馬宮に達している。

 刻一刻と、アテナの死は迫っているのだ。

 

 道を塞いでいた氷壁を砕いて、なんとか人馬宮を抜けた一行。

 残り時間が徐々に少なくなっていく中で、段々と疲労と焦燥とが見え隠れし始めていた。

 修業を積み重ねてきた聖闘士と言えど、ここまで来るのににくぐり抜けてきた激戦や、突破してきた宮のことを考えれば、それも無理からぬことだろう。

 しかし、それでも次の宮を、そして教皇の間を目指して駆ける四人の中に、足を緩める者は一人としていなかった。

 そして、ようやく次の宮に到着する。

 

 「見えた、磨羯宮だ!」

 

 先頭を走るアイオロスが、十番目の宮である磨羯宮を真っ先に捉えた。

 続いて後ろを行く三人も、日が沈んで薄暗い中、行く手を遮る宮の存在に気付く。

 しかし、もはや宮の中で待ち受ける相手のことを考えている余裕など無い。

 アイオロス達は、全員がそれまでの速度を保ったまま、脇目も振らずに磨羯宮へ一直線に飛び込んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 彼らはアイオロスを先頭にして、次にミロ、そしてムウ、アイオリアの順に宮の内部を駆け抜けていった。

 静寂に包まれた宮の中にその足音が反響する。

 周囲から気配や小宇宙は感じられない。

 もちろん、だからといって警戒を怠ることは無い。

 四人は慎重に進んでいく。

 

 しかし、奇妙なことに行けども行けども一向に宮の守護者は姿を見せないばかりか、その気配も感じられないままだった。

 

 果たして宮の奥で待ち構えているのか。

 それとも奥まで誘い込んで罠にでも嵌める気なのだろうか。

 出口を目指して走りつつも、そんな考えに囚われる黄金聖闘士達。

 

 だが、四人が相手が仕掛けてきそうなありとあらゆる出方、手段とそれへの対応を考えながら進む内に、なんとそのまま磨羯宮の出口を駆け抜けてしまった。

 

 「バカな……誰もいないとはどういうことだ!」

 

 思わずミロが声を荒げたが、それに対してムウが冷静に応じる。

 

 「あなたがそれを言いますか。しかし確かに妙ですね。磨羯宮はシュラの管轄。彼がそう簡単に自らの役目を放棄するとは思えませんが……」

 

 シュラ、磨羯宮を守る山羊座(カプリコーン)の黄金聖闘士にして、十三年前アイオロスがアテナを連れて聖域を脱走した折、教皇に成り済ましたサガの命を受けて追手となった聖闘士。

 教皇の命令とはいえ、突然仲間が謀反したから追えと言われて迷うこと無くそれを実行したシュラ。

 そんな男がみすみす自分の宮を素通りさせるだろうか。

 どこか腑に落ちないものを感じつつも、先の宮へと進むアイオロス達だったが、次の瞬間彼らの目に大地を裂いて突き進む衝撃波が飛び込んできた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 地を裂く轟音が止み、一人の黄金聖闘士がたった今抜けてきたばかりの磨羯宮の方向を睨み付けている。

 

 「コソコソと隠れていないでさっさと姿を現したらどうだ。不意討ち程度でこの俺を倒せるとでも思ったか」

 

 その声に反応したのか、宮を支える柱の陰から一人の男が姿を現した。

 

 「フッ……よくぞ止めた。だが二度目は無いぞ!」

 

 磨羯宮から宝瓶宮へと続く道の上で対峙する二人の男。

 シュラとアイオリア。

 

 シュラの一撃によって大地は裂け、アイオリアの足元まで一直線に深い亀裂が走っている。

 先程攻撃を受けた瞬間、最後尾にいたアイオリアは地面の裂け目が自分達に真っ直ぐ向かってきているのを見て、咄嗟にその直線上に身を置くことで地割れの進行を止め、全員がそれに呑み込まれるのを防いだのだ。

 

 先を進んでいた三人は、一瞬立ち止まって振り返ったが、アイオリアが攻撃を防いでいるのを知ると、すぐに次の宮を目指して走り出した。

 もう彼らに残された時間は僅か。

 ここは誰か一人に託して先に進むしか方法は無い。

 だからこそアイオリアも、シュラがこれ以上先を行くアイオロス達に攻撃を加えないよう一人留まったのだ。

 

 そしてアイオリアが立ちはだかったことで、シュラは三人に手出し出来なかった。

 結果的に先へ行ったアイオロス達を見送る形になる。

 

 「俺の相手はお前か、アイオリア」

 

 「無論」

 

 シュラとアイオリア、二つの膨れ上がった小宇宙が二人の間で衝突する。

 

 「俺はかつてお前の兄アイオロスを半殺しにした男。教皇に刃向かう以上はアイオリア、兄同様、お前も葬り去るだけだ!」

 

 「ならば俺は、お前を倒すことで聖域を逐われた兄の無念を晴らそう!」

 

 アイオリアがそう言うと、シュラは更に視線を鋭くして、口元に薄い笑いを浮かべながら言った。

 

 「フッ……大きく出たな。だがそれが自分の実力以上の思い上がりと教えてやろう!」

 

 その刹那、光の速さに加速したシュラが真っ正面から一気にアイオリアに肉薄し、高々と掲げた手刀をアイオリア目掛けて振り下ろした。

 

 「クッ!」

 

 アイオリアは黄金聖衣に覆われた腕でシュラの手刀を受け止める。

 金属同士がぶつかり合う音が響き渡り、しばし二人は動きを止めた。

 

 しかし攻撃を止められたはずのシュラがニヤリと笑う。

 次の瞬間――――黄金聖衣に亀裂が走った。

 

 「なにぃ!?」

 

 完璧な防御力と言われた黄金聖衣に、亀裂。

 神話の時代から一度たりとも破壊されたことが無いと言われる黄金聖衣が傷付くとは。

 

 アイオリアは瞬時に光速拳を展開してシュラを振り払った。

 そして改めて確認すると、手刀を受けた聖衣の籠手に当たる部分には確かに亀裂が入り、その下の腕にも薄く血が滲んでいる。

 

 「この傷は、まさに斬撃……! だがなんという威力だ……!」

 

 驚愕するアイオリアにシュラが再び手刀を構える。

 

 「お前も知っていよう。この俺の四肢は鋼のように研ぎ澄まされ、黄金聖闘士の中でも最強の攻撃力を持つのだ! そして、その鋭さ故にこう呼ばれる…………聖剣(エクスカリバー)とな!」

 

 そのエクスカリバーがアイオリアに向けて振り下ろされる。

 

 「チィッ!」

 

 究極の切れ味を持つ聖剣と化したシュラの手刀を、横に跳ぶことによって間一髪で回避する。

 が、シュラは攻撃の手を緩めない。

 

 「どうした! 逃げ回るだけか!」

 

 本物の剣を振るうような風切り音と共に、またしても地面がアイオリアに向かって一直線に切り裂かれる。

 

 「クッ!!」

 

 至近距離からの一撃に、回避が間に合わなかった。

 すぐさま腕を十字にクロスさせて衝撃を受け止める。

 聖衣の上から強烈な威力が伝わってきたが、聖衣に傷は付いていない。

 

 「どうやら直接手刀に触れさえしなければ、黄金聖衣で防御は可能……という訳か」

 

 アイオリアはそう判断し、更に一歩退いて手刀の間合いから逃れた。

 

 しかしそれを見たシュラが、距離を潰そうとアイオリアに接近する。

 

 「フッ……愚かな! そんな逃げ腰では俺を倒すことなどできんぞ!」

 

 シュラはそう叫ぶと更に近付き、必殺のエクスカリバーを振りかぶる。

 

 「くらえ!」

 

 だがそれを振り降ろすよりも早く、視界の端に何かを捉えた。

 

 「むうっ! こ……これは!?」

 

 全方位からシュラを取り囲むように黄金の軌跡が向かってくる。

 突如膨れ上がるアイオリアの小宇宙と、その背後に浮かぶ獅子のオーラ。

 

 「受けよ!」

 

 「なにっ!?」

 

 「ライトニングプラズマ!!!!」

 

 その身を引き裂く光速拳!

 張り巡らされた光速の拳が、四方八方からシュラの身体を貫いた。

 

 「うおぁぁぁぁぁ!」

 

 拳の威力に吹き飛ばされ、宙を舞うシュラ。

 

 だがシュラもさるもの、空中で体勢を立て直すと、頭から地面に激突することも無く綺麗に着地した。

 だが流石にその額にはうっすらと汗が浮かぶ。

 

 その隙を見逃すアイオリアではなかった。

 すかさずシュラに細い筋のような拳閃が迫る。

 

 威力も手数も更に増した無数の拳の軌跡が、シュラの視界を覆い尽くした。

 

 「ぬうっ!」

 

 受けに回ったら、いずれ押し切られて潰される。

 シュラは凄まじい数と勢いで繰り出される拳の弾幕を打ち破るべく手刀を構えた。

 

 「エクスカリバー!!!!」

 

 全身に叩き込まれる光速の拳。

 拳の弾幕を切り裂く一振りの聖剣。

 中間でくすぶる二人の小宇宙。

 激突する互いの拳と剣。

 

 その衝撃は凄まじく、小宇宙の奔流、そして拳圧と剣圧が真っ向からぶつかり合い、生じた衝撃波が二人に等しく押し寄せる。

 そして遂に、くすぶっていた小宇宙が炸裂した。

 双方その場に留まることも出来ないような大爆発に、二人は大きく後退する。

 その衝撃の余波によって、大地はひび割れ至る所に地割れやクレーターが刻まれた。

 

 しかし黄金聖闘士同士の闘いで、この程度の状況は驚くにも値しない。

 息つく間も無くアイオリアの肩口から先が光と消える。

 目にも止まらぬ速さで跳躍したシュラの背後の岩山が一瞬の内に弾け飛んで粉砕された。

 アイオリアを掠めるように振り抜かれた手刀の威力が底も見えない巨大な地割れを作り出す。

 

 とてつもないレベルで拮抗する二人の力。

 一撃でも相手の攻撃をまともにくらえば勝負がつくのはどちらも同じだ。

 

 一通りの攻防の末、両者は一旦距離を取った。

 僅かに息が乱れているが、闘いはまだまだこれからである。

 態勢を整え再びシュラに攻撃を仕掛けようと拳を構えるアイオリア。

 だが、次の瞬間ことは起こった。

 

 ピシィッ!!

 

 聖衣の肘の辺りに走る先程よりも深い亀裂。

 

 「なにっ!?」

 

 「フッ……俺のエクスカリバーに斬れぬものは無い。そう、黄金聖衣でさえもな!」

 

 アイオリアも気付かぬ内にエクスカリバーを受けていた。

 しかも、最強である黄金聖衣を破る程の一撃を。

 黄金聖衣に刻まれた傷を目にしたアイオリアの背に冷たい汗が流れた。

 

 「黄金聖衣をこうも容易く切り裂くとは……奴の手刀はまさしく聖剣!」

 

 神話の時代より不可侵とされてきた最強の聖衣がここまで傷付けられている。

 これ程の攻撃力を持つ者など、黄金聖闘士の中でもそうはいない。

 

 「ようやく思い知ったようだな。エクスカリバーの前には黄金聖衣すら身を守るには足りぬということを!」

 

 「クッ……!」

 

 握り締めた拳に必要以上に力が入るのをアイオリアは感じていた。

 シュラの放つ手刀は殆ど斬撃に近い。

 つまり同じ光速とはいえ、拳による打撃と比べると遥かに一撃の威力が高く、まるで剣を持った相手と素手で闘うようなものだ。

 正面から足を止めての打ち合いになれば勝機は薄い。

 

 もっと拳の回転を上げていけば手数では勝るかもしれないが、ダメージという点では遠く及ばない。

 一撃の威力を重視するなら与えるダメージは大きくなるだろうが、その分相手の攻撃を受ける危険性も増す。

 防御に回ったとしても、じり貧は確実だ。

 いずれにせよ、あの手刀を封じなければ。

 だが――――

 

 「フッ……臆したかアイオリア!!」

 

 一瞬の思考の隙を衝いて、シュラが迫る。

 

 「その腕切り落としてやろう!」

 

 その言葉と同時に振り下ろされる、極限まで研ぎ澄まされた必殺の剣!

 

 唸りを上げて迫るエクスカリバーを、アイオリアは傷の付いていない方の腕で辛うじて受け止める。

 

 「無駄だ!」

 

 「むうっ……!」

 

 パキィ、と聖衣が悲鳴を上げる。

 斬撃の威力は遂に肉を切り裂き骨にまで達した。

 下手に動けば腕が両断される。

 しかし――――

 

 「うおおぉっっ!」

 

 「なにい!?」

 

 なんと!

 アイオリアは半分切れかかっている腕で、シュラを押し返した!

 

 「バカな!? 腕が落ちるぞ!」

 

 腕を手刀で斬られたまま反撃しようとするまさかのアイオリアに、思わずシュラは一歩退いてしまっていた。

 

 だがそう言った瞬間に気付く。

 アイオリアのもう片方の腕が、自分に向けられていることに。

 

 咄嗟に身の危険を感じたシュラは、一旦アイオリアの傍から離れようと跳躍する。

 しかしアイオリアの腕に食い込んだ手刀が――――抜けない!

 

 「なっ!?」

 

 「唸れ! 獅子の牙よ!」

 

 瞬間、アイオリアの小宇宙が爆発し、一本の腕に集中する。

 浮かび上がる百獣の王の咆哮が、シュラを貫く閃光と化す。

 

 「ライトニングボルト!!!!」

 

 渾身の小宇宙を乗せた光の拳が、シュラを撃ち抜き吹き飛ばす!

 

 拳の威力を至近距離からまともに受けたシュラは、凄まじい勢いで自らの宮の柱に強烈に叩きつけられた。

 

 「グハァッ……!」

 

 更に、その激突によって石柱が崩壊してシュラの頭上に崩れ落ちる。

 だが次の瞬間瓦礫が吹き飛び、シュラは崩壊した柱の下から脱出した。

 既に息も荒く、ぐらつく身体が大きなダメージを負っていることを窺わせる。

 しかし、それでもまだシュラは闘いの構えを崩そうとはせず、気迫も失ってはいない。

 対峙するアイオリアもまた、一分の気の緩みさえ見せずに拳を構える。

 

 だがその時、突然アイオリアの脚の大腿部から血が吹き出した。

 

 「なにっ!?」

 

 黄金聖衣はほぼ全身を覆っているため、本来黄金聖闘士は滅多なことでは自分の身体を傷つけられたりはしない。

 しかし殆どとは言っても、わずかに聖衣に守られていない箇所は存在する。

 

 「一体いつの間に……そんな隙があったとは思えん……!」

 

 一方の手刀は封じていた。

 もう片方の腕で切り裂いたとでも言うのか。

 思わず膝を付くアイオリアに立ち上がったシュラが言った。

 

 「フッ……忘れたか。エクスカリバーとは、この俺の研ぎ澄まされた四肢から繰り出される一撃をいう」

 

 「そ……そうか!」

 

 「聖剣とはなにも手刀だけではない! 俺は脚を使い斬撃を放っていたのだ!」

 

 それまでずっと手刀による攻撃のみだったために、足での攻撃は想定外だった。

 更に悪いことに、アイオリアが足に力を入れても立ち上がることが出来ない。

 攻撃の瞬間だったので警戒していなかったことと、聖衣に守られている箇所でなかったために相当深く斬られたのだろう。

 この闘いの最中はおろか、しばらくは立ち上がれそうになかった。

 

 そこに手刀を構えながらゆっくりと近付いてくるシュラ。

 

 「これで終りだ! その首、一刀の元に刎ね飛ばす!」

 

 足が動かない以上回避は不可能。

 ならばアイオリアに残された道は迎撃あるのみ。

 

 振り降ろされる聖剣に合わせるように拳が加速し光と消える。

 

 「エクスカリバー!!!!」

 

 「ライトニングボルト!!!!」

 

 唸りを上げる聖剣一刀!

 咆哮と共に貫き穿つ光速拳!

 

 黄金聖衣をも切り裂く究極の手刀と閃光の速さで突き抜ける渾身の拳撃。

 火花散る両雄の一撃が刹那の瞬間に激突した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 振り降ろされたエクスカリバーがアイオリアの目前で静止している。

 

 「な……なにい!?」

 

 アイオリアの拳がシュラの手刀を止めていた。

 撃ち抜いたのは手ではなく、肘。

 

 エクスカリバーの範囲は狭い。

 触れて切り裂くことができるのは、手刀の部分に過ぎない。

 故にそれ以外の位置では、エクスカリバーの切れ味は発揮できないのだ。

 結果、アイオリアの放ったライトニングボルトによって――――シュラの腕は折れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 折れた腕をだらりと下げたシュラは、苦虫を噛み潰したような表情でアイオリアを睨み付けている。

 腕の痛みなどまるで意に介さず、臨戦態勢を解いてはいない。

 

 「自らの命を囮にして俺の腕を折るとはな……だが俺にはまだ片腕と両足が残っている! こんどは外さん!」

 

 「それはこのアイオリアとて同じこと! 我が拳は獅子の牙を失ってはいない!」

 

 飛び掛かるシュラと迎え撃つアイオリア。

 再び荒れ狂う小宇宙の嵐。

 そして乱れ飛ぶ拳と剣。

 シュラの片腕は折れ、アイオリアは両足を斬られ立つことができない。

 終わりの見えない闘いの中、戦場に木霊する二人の雄叫びが尽きることは無かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 シュラをアイオリアに任せて先へと進んだアイオロス達は、十一番目の宮である宝瓶宮の入口に辿り着いていた。

 そこには既に一人の黄金聖闘士が立ちはだかっている。

 長く伸ばした赤髪と、その周囲にチラチラと見え隠れする雪の華。

 底冷えするような強烈な冷気がこの男から発せられている。

 そう、この男こそ、人馬宮に堅固な氷壁を作り出しアイオロス達を足止めしようとした張本人。

 宝瓶宮の守護者――――水瓶座(アクエリアス)のカミュ!

 

 

 

 

 


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